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現代数学の系譜11 ガロア理論を読む27 [無断転載禁止]©2ch.net (517レス)
現代数学の系譜11 ガロア理論を読む27 [無断転載禁止]©2ch.net http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1483075581/
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291: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [sage] 2017/01/02(月) 21:39:37.14 ID:MUXssChK つづき (google翻訳ベース微修正) Bourbakiの本の重大な批判は、スタイルではなくコンテンツに対する嫌悪感に基づいている。 Bourbakiの論文は明らかに不完全です。 多くの重要な数学的理論は不在であるか、または不十分にカバーされている。 いくつかのボリュームは、豊かな理論の行き詰まりを示しています。 これらの欠点はすべて、EuclidとBourbakiの本の主要な区別と結びついています。 彼の要素でユークリッドは、彼の時代にはほぼ完成した理論、いわゆる「ユークリッド」平面と空間幾何を描いた。 ユークリッドの時代には、科学のこのセクションのほとんどが一度も永遠に明らかにされました。 つづく http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1483075581/291
292: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [sage] 2017/01/02(月) 21:40:14.28 ID:MUXssChK つづき The Bourbaki project was implemented in the period of very rapid progress in mathematics. Many books of the treatise became obsolete at the exact moment of publication. In particular, functional analysis had been developing contrary to what one might imagine reading the book Topological Vector Spaces. But to a failure was doomed the heroic and ambitions plan of Bourbaki to present the elements of the whole mathematics of the twentieth century in a single treatise along the methodological lines of Euclid. Mathematics renews and enriches itself with outstanding brilliant achievements much faster than the books of Bourbaki’s treatise were compiled. There is no wonder that the mathematical heroes who create the twentieth century mathematics have distinctly and immediately scented the shortcomings of Bourbaki. The treatise encountered severe criticism and even condemnation since it omits many important topics. As usual, this serious criticism convened all sorts of educationists, would-be specialists in “propaedeutics” and “methodology” who are hardly aware of what is going on in the real mathematics. Everyone knows that to criticize a book for incompleteness is a weak argument since it is strange to judge an article for what is absent in this article. Grudges against the content of the treatise transform by necessity to the criticism of its form. The terseness, conciseness, and lapidary of the style of exposition fall victim to criticism and even ostracism by the adversaries of the malicious “bourbakism” in education. つづく http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1483075581/292
293: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [sage] 2017/01/02(月) 21:40:47.54 ID:MUXssChK つづき (google翻訳ベース微修正) Bourbakiプロジェクトは、数学の非常に急速な進歩の期間に導入されました。論文の多くの書籍は出版の瞬間に時代遅れになった。 特に、関数解析は、(Bourbakiの)本「位相学的ベクトル空間(Topological Vector Spaces)」のイメージとは反対に発展していった。 しかし、Bourbakiの英雄的で野心的な計画は、ユークリッドの方法論的な線に沿って、一冊の論文で20世紀の数学全体の要素を提示することに失敗しました。 数学は、Bourbakiの論文集よりもはるかに速く、傑出した優れた業績で更新し、豊かになった。 20世紀の数学を生み出す数学の英雄たちは、Bourbakiの欠点をはっきりと即座に味わいました。この論文は、多くの重要な話題を省略しているため、深刻な批判や非難に遭った。 いつものように、この深刻な批判は、「準備」と「方法論」について、あらゆる種類の教育者や専門家を集めたが、彼らは実際の数学で何が起こっているのかほとんど気づいていないのである。 ある項目が欠けていることを判断するのは奇妙なので、不完全さについて本を批判することは、弱い議論であることは誰もが知っています。 論文の内容に対する恨みは、必然的に形の批判に変わる。 表現様式の簡潔さ、コンパクトさ、そして磨き抜かれた表現の部分は、教育における悪意のある「ブルバキズム」の敵対者による批判や追放の犠牲者になります。 つづく http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1483075581/293
294: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [sage] 2017/01/02(月) 21:41:04.08 ID:MUXssChK つづき There are no royal ways to mathematics; the road to mathematics was paved by Euclid. The style of Euclid not only lives in the books by Bourbaki but also proliferates in hundreds of thousands of students' notes throughout the world. This style is an achievement and article of pride of our ancient science. (google翻訳ベース微修正) 数学には王道はありません。 ユークリッドによって数学への道が舗装されました。 ユークリッドのスタイルは、Bourbakiの本に収められているだけでなく、世界中の数十万の学生ノートにも広まっています。 このスタイルは、私たちの古代科学の誇りである成果である。 (引用終り) http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1483075581/294
295: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [sage] 2017/01/02(月) 21:48:56.17 ID:MUXssChK >>166 補足 >あと、時枝記事以外で、>>47のSergiu Hart 氏のPDFに、game1とgame2が載っているよ >game2は、選択公理を使わないバージョンで、有理数の無限小数展開を基本にした数当てgameだ。これは正に、上記の超重い分布が当てはまる。game1も、時枝の記事とは微妙に違っている。Sergiu Hart 氏の方が記述がすっきりしている まあ、まずgame2で考えてみれば、時枝>>2-4が成立しない理由が一つ見つかるだろう それに加え、game1ではさらなる困難が加わり 時枝記事では、並べ変えという要素が加わり、さらに難しく・・・という難しさの順だと思う だから、game2から考えることをお薦めしておくよ(^^; http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1483075581/295
296: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [sage] 2017/01/03(火) 00:13:05.72 ID:trvSnYCN >>295 補足 戻る >>39 より https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%AA%E7%92%B0%E5%B0%8F%E6%95%B0 循環小数 ロバートソン(J.Robertson,1712-1776)の方法 循環小数 a + b ( 10^ n /(10^ n - 1) ) b ( 10^ n /(10^ n - 1) )が、循環節 aが、冒頭の循環していない有限小数部分 (引用終り) >>42など過去なんども書いてきたが、再度書く 循環節b ( 10^ n /(10^ n - 1) )が、数列のしっぽとして同値類を決定する。ここで、便宜のため、b'=b ( 10^ n /(10^ n - 1) ) と書くことにする で、代表元をb'として、話を単純にしよう(こうしても一般性を失わない) いま、ミニモデルとして、区間[0,1)内の有限小数で、少数第5位までの数として考えよう a=0.a1a2a3a4a5 と書ける つづく http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1483075581/296
297: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [sage] 2017/01/03(火) 00:15:51.79 ID:trvSnYCN つづき a5 ≠ 0 なら、少数第6位から数列は一致する。整数部分の0を無視すると、決定番号d=6となる さて確率を考えよう。ここで、場合の数を計算することで確率が求まることに注意しよう a5 = 0 の場合の数は、10^4通りある。一方、a1a2a3a4a5の全ての順列は、10^5通りある。 従って、a5 = 0 の場合の確率は、10^4/10^5=1/10。 a5 ≠ 0の確率は、(10^5 - 10^4)/10^5=9/10。つまり、決定番号d<=5の確率0.1,決定番号d=6の確率0.9。 さて、いま数列を2つ a+ b', a'+ b'' あるとして、b'≠b''で、b''は別の循環小数とする a'=0.a'1a'2a'3a'4a'5 とする 同様に、a'5 = 0 の場合の確率は、10^4/10^5=1/10。 a'5 ≠ 0の確率は、(10^5 - 10^4)/10^5=9/10。決定番号d<=5の確率0.1,決定番号d=6の確率0.9。 a'+ b''の決定番号が他の列の決定番号よりも大きい確率は、 a'+ b''の決定番号d=6で、かつa+ b'の決定番号d<=5を考えて、確率0.09 (=0.9*0.1) となる。この場合が、ほぼ支配的だ。だから、a+ b'の決定番号が他の数列より大きくない確率は、ほぼ9割。 この場合、時枝記事>>3の類推からすれば、2列なので確率は1/2=0.5にすぎないというべきところなのだが・・ さて、3列で、a+ b'、a'+ b''、a''+ b''' を考える。 同様にして、a''+ b'''が、他の二つより大きい確率は、a''+ b'''の決定番号d=6で、かつ他の二つの決定番号d<=5を考えて、確率0.009 (=0.9*0.1*0.1) となる。この場合が、ほぼ支配的だ。だから、a''+ b'''の決定番号が他の数列より大きくない確率は、ほぼ99%。 この場合、時枝記事>>3の類推からすれば、3列なので確率は1/3=0.33・・・にすぎないというべきところなのだが・・ つづく http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1483075581/297
298: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [sage] 2017/01/03(火) 00:17:00.46 ID:trvSnYCN つづき ところで、a''+ b'''の決定番号が他の数列より大きくない確率は、ほぼ99%で、結構な話だが、決定番号d=6が問題で、d+1=7 以降の箱を開けて、b'''の循環節は分かるが、d=6も循環節なのだ。 だから、真にランダムなa''の部分は当てられない。 ミニモデルとして、少数5位を考えたが、一般化して少数n位を考えても同じ まとめると 1.2列で1/2、3列で1/3、・・・という単純な確率計算には、ならない! 2.当てられるのは、循環節にすぎない http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1483075581/298
299: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [sage] 2017/01/03(火) 00:21:13.77 ID:trvSnYCN >>298 つづき ここでは、10進法を考えたが、P進法を考えることができ、Pはもっと大きく取れる そうなると、>>298はもっと極端なことになる P→∞の極限も考えることができる つまり、a1a2a3a4a5にいろんな数を当てはめることができる。結論は言わずもがなだろう http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1483075581/299
300: 132人目の素数さん [] 2017/01/03(火) 01:08:24.07 ID:56XTT4pn >>289 > 介入しないで見てますよ ご配慮感謝。有言実行よろしくどうぞ。 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1483075581/300
301: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [sage] 2017/01/03(火) 07:24:42.44 ID:trvSnYCN >>300 どうぞ 健闘をいのります http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1483075581/301
302: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [sage] 2017/01/03(火) 07:44:21.74 ID:trvSnYCN >>298-299 補足 要するに 1.Sergiu Hart 氏のgame2(game1や時枝記事におなじ)では、確率分布が、裾の超重い分布になり、裾が全体を支配することになる 2.そのような、確率分布では、単純に100列で確率99/100は導けない(ミニモデルで>>297に示した通り) 3.だから、100列で確率99/100は、要証明事項だ 4.かつ、裾の超重い分布では、生じる事象はほとんど全てが、超重い裾の部分で生じることになる つまり、列の長さL→∞にすると、有限のL内で起こる事象の発生確率は0だ 即ち、有限の範囲の箱は当てられない 5.この結論は、時枝>>4の 「n番目の箱にXnのランダムな値を入れられて,ある箱の中身を当てようとしたって, その箱のX と他のX1,X2,X3,・・・がまるまる無限族として独立なら, 当てられっこないではないか−−他の箱から情報は一切もらえないのだから. 勝つ戦略なんかある筈ない,と感じた私たちの直観」 と一致するのだ http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1483075581/302
303: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [sage] 2017/01/03(火) 10:05:10.38 ID:trvSnYCN >>294 関連 再録 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む24 http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/math/1475822875/ 654 自分返信:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む[sage] 投稿日:2016/10/29(土) 13:43:22.34 ID:vwUy6eEC [25/46] あなたのまったく逆を渕野先生が書いている。>>361だ ”厳密性を数学と取りちがえるという勘違い” https://www.amazon.co.jp/dp/4480095470 数とは何かそして何であるべきか デデキント 訳解説 渕野昌 筑摩書房 2013 数学的直観と数学の基礎付け 抜粋(ああ、文字化けがあるので、修正した) 数学の基礎付けの研究は,数学が厳密 でありさえすればよい, という価値観を確立しようとして いるものではない.これは自明のことのようにも思える が,厳密性を数学と取りちがえるという勘違いは,たとえ ば数学教育などで蔓延している可能性もあるので,ここに 明言しておく必要があるように思える. 多くの数学の研究者にとっては,数学は,記号列として 記述された「死んだ」数学ではなく,思考のプロセスとし ての脳髄の生理現象そのものであろうしたがって,数学 はその意味での実存として数学者の生の隣り合わせにある もの,と意識されることになるだろうそのような「生き た」「実存としての」(existentialな)数学で問題になるの は,アイデアの飛翔をうながす(可能性を持つ)数学的直 観」とよばれるもので,これは, ときには,意識的に厳密 には間違っている議論すら含んでいたり,寓話的であった りすることですらあるような,かなり得体の知れないもの である. >>505より 数とは何かそして何であるべきか デデキント 訳解説 渕野昌 筑摩書房 2013 数学的直観と数学の基礎付け 訳者による解説とあとがき P314 だ (引用終り) 再度 "厳密性を数学と取りちがえるという勘違いは,たとえ ば数学教育などで蔓延している可能性もあるので,ここに 明言しておく必要があるように思える." http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1483075581/303
304: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [sage] 2017/01/03(火) 10:13:47.89 ID:trvSnYCN (再録) >>223-224 天才 セドリック・ヴィラニのひらめきが、下記。まさに、 渕野先生「アイデアの飛翔をうながす(可能性を持つ)数学的直 観」とよばれるもので,これは, ときには,意識的に厳密 には間違っている議論すら含んでいたり,寓話的であった りすることですらあるような,かなり得体の知れないもの である.」の実例 223 自分:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む[sage] 投稿日:2017/01/02(月) 07:33:23.56 ID:MUXssChK [7/59] つづき 12:53 この矛盾する現象は 「ランダウ減衰」と呼ばれ プラズマ物理における 最も重要な事象の1つで その存在は数学で証明されました とはいっても この現象は完全には 数学的に理解されていませんでした かつての私の教え子であり 主要共同研究者のクレマン・ムーオと共に? その時パリにいたのですが? 何ヶ月もその証明に 取り組んでいました 実は 私は 解けたと勘違いして 公表してしまっていたのですが 実際には その証明は成り立っていなかったのです 百ページ以上の複雑な数学的論理 多くの発見や 膨大な計算にも拘らず うまく行きませんでした プリンストンでの その夜は 証明を構築する過程の論理が うまく繋がらなく気がどうかなりそうでした エネルギーと経験 そしてあらゆる手法を 駆使していたのに 何もうまく行きませんでした 夜中の1時 2時 3時になっても 同じ状態でした 4時頃になり 落ち込んだまま就寝し その数時間後 目覚め 「子供たちを学校に連れて行く時間だ」 とその時 何だ これは? 頭の中で こう言う声が 確かに聞こえたのです 「第2項目を 式の反対側に持って行き フーリエ変換して L2空間で逆変換せよ」 略 14:21 これだ! それが解決への第一歩でした つづく 224 自分:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む[sage] 投稿日:2017/01/02(月) 07:35:11.40 ID:MUXssChK [8/59] つづき 14:26 このように 休息していたと思っていたのに 実は私の脳は働き続けていたのです そんな時には 野心も同僚の事も頭にはありません 取り組んでいる問題と自分だけです (引用終り) http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1483075581/304
305: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [sage] 2017/01/03(火) 10:21:26.28 ID:trvSnYCN 人の直観、それはゲーデルの加速定理(下記)の例かもしれない ディラックのデルタ関数。デルタ関数なしでも、同じことは古い関数論で可能かもしれない・・。が、デルタ関数を導入することで、議論がすっきり見通しよくなるのだ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%87%E3%83%AB%E3%81%AE%E5%8A%A0%E9%80%9F%E5%AE%9A%E7%90%86 ゲーデルの加速定理 (抜粋) ゲーデルの加速定理(ゲーデルのかそくていり、英: Godel's speedup theorem)は ゲーデル (1936)で証明された。この定理によれば、弱い形式的体系では非常に長い形式的証明しか存在しないが、より強い形式的体系では極めて短い形式的証明が存在する、というような文が存在する。 クルト・ゲーデルはそのような性質を持つ文を具体的に構成した。それはn階算術の体系で証明可能な命題であってn+1階算術ではより短い証明を持つものが存在するというものである。 ハービー・フリードマンは上の性質を満たすような明示的で自然な例をいくつか見つけた。それはペアノ算術やほかの形式的体系における文であり、その最短の証明は非常に長い(Smory?ski 1982)。 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1483075581/305
306: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [sage] 2017/01/03(火) 10:26:22.61 ID:trvSnYCN 数学はつねに未完成(不完全性定理) http://www.h5.dion.ne.jp/~terun/doc/fukanzen.html 不完全性定理 - 哲学的な何か、あと科学とか: 日付不詳 (抜粋) 不完全性定理 1930年頃 一般的に言って、 「数学的に証明された」ことについては、もう議論の余地はない。 どんなに年月が経とうと、決して反論されることもなければ、 科学理論のように、よりすぐれた理論に取って代わられることもない。 主義主張にも善悪にも関係なく、また、どんな嫌なヤツが言ったとしても、 数学的に証明されたことは常に正しい。 まさに絶対的な正しさ。 「数学的証明」こそ、永遠不変の真理なのである。 だからこそ、数学を基盤にし、証明を積み重ねていけば、 いつかは「世界のすべての問題を解決するひとつの理論体系」 「世界の真理」 に到達できるのではないかと信じられていた。 さて、1930年頃のこと。 数学界の巨匠ヒルベルトは 「数学理論には矛盾は一切無く、 どんな問題でも真偽の判定が可能であること」 を完全に証明しようと、全数学者に一致協力するように呼びかけた。 これは「ヒルベルトプログラム」と呼ばれ、 数学の論理的な完成を目指す一大プロジェクトとして、 当時世界中から注目を集めた。 そこへ、若きゲーテルがやってきて、 「数学理論は不完全であり、決して完全にはなりえないこと」 を数学的に証明してしまったから、さあ大変。 ゲーデルの不完全性定理とは以下のようなものだった。 1)第1不完全性原理 「ある矛盾の無い理論体系の中に、 肯定も否定もできない証明不可能な命題が、必ず存在する」 2)第2不完全性原理 「ある理論体系に矛盾が無いとしても、 その理論体系は自分自身に矛盾が無いことを、 その理論体系の中で証明できない」 不完全性定理は述べる。 「どんな理論体系にも、証明不可能な命題(パラドックス)が必ず存在する。 それは、その理論体系に矛盾がないことを その理論体系の中で決して証明できないということであり、 つまり、おのれ自身で完結する理論体系は構造的にありえない」 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1483075581/306
307: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [sage] 2017/01/03(火) 10:57:52.14 ID:trvSnYCN >>303-306 どこかで渕野先生が書いていたように思うが 数学はつねに未完成(不完全性定理)だから、豊かなのだと で、数学の厳密性は、数学を使う他の分野から見れば、安心なのだ。数学的な証明が与えられると、あとはそれを基礎にどんどん進んでいける安心感 一方で、これだけ数学の内容が豊富になって、各分野のレベルが高くなると、なんらかの加速装置(加速定理)が求められているように思う それが、マクレーンの圏論であったり、グロタン先生の代数幾何の仕事だったように思う。加速装置を作ったという視点 だが、もう全てを追い切れないのかもしれない Bourbakiに欠けているのは、天才 セドリック・ヴィラニのひらめき(=渕野先生「アイデアの飛翔をうながす(可能性を持つ)数学的直観」)や、加速装置(加速定理)という視点 加速装置を作るべし(創造)という視点 まあ、いわば、Bourbakiは、山に登るのに一歩一歩。「数学には王道はありません」と だが、物理系のウィッテン>>103( 受賞者記念講演録 | 京都賞)や、立川ら >>78(AGT 対応の数学と物理)が、やったことは、取りあえずドローン飛ばして、山の地形を調べますと そうすると、数学者がふもとから見ている風景とは違うランドスケープが見える それが、20世紀後半から頻繁になってきた。それも、Bourbakiのスコープ外だろうと。王道は、(作らないと)ないかも知れないが、ランドスケープ( 直観的理解(渕野かな))は重要だねと そこは忘れないようにしたい 追伸 余談だが、 積分の順序を云々するまえに、やるべきこと(ランドスケープを得るべし)があるだろうと リーマンは、まさにリーマン球で一変数複素関数論のランドスケープを与え、リーマン球は非ユークリッド幾何の1例となった http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1483075581/307
308: 132人目の素数さん [sage] 2017/01/03(火) 11:54:55.58 ID:r+v/8wFp >>254 おっちゃんです。 厳密でない数学を否定してはいない。 だが、ZFCの公理系に含まれる選択公理と相反する公理を付け加えた公理体系の中では偽になり、 かつZFCの中では真になるような、公理体系によって真偽が変わる命題は存在する。 例えば、決定性公理や確率論のソロヴェイの公理など。 そのような命題は、いつでも自由に応用出来るとは限らない。 ZFCと、ZFCとは相反する公理系とをごちゃ混ぜにしたような公理系の構成は出来ないから、 そのような命題を下手に現実社会で応用すると、論理的には正しいが、数学的には間違いになることがある。 決定性公理が前提となる1つの公理になっているゲーム理論も、そのような理論である。 ゲーム理論の公理系に反するような、ZFCで証明出来る命題は存在する。 選択公理を使わないと証明出来ない命題はそうなる。 選択公理を前提にしたZFCの数学の体系と決定性公理を前提にしたゲーム理論の数学の体系とは矛盾する。 多くの人にとって、数学的に1番身近な公理体系がZFCだから、ZFCの中で時枝問題を考えましょうということ。 そうすると、時枝問題は正しくなる。少なくともこのことを、スレ主は否定していることになる。 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1483075581/308
309: 132人目の素数さん [] 2017/01/03(火) 12:10:41.20 ID:FPvZOdpu こら、運営のおっさん、さっさと焼かんかい http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1483075581/309
310: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [sage] 2017/01/03(火) 12:43:51.30 ID:trvSnYCN >>308 おっちゃん、どうも。スレ主です。 このスレで証明を書かないのはありがたい!(^^ >多くの人にとって、数学的に1番身近な公理体系がZFCだから、ZFCの中で時枝問題を考えましょうということ。 >そうすると、時枝問題は正しくなる。少なくともこのことを、スレ主は否定していることになる。 時枝自身>>4が書いている 「もうちょっと面白いのは,独立性に関する反省だと思う. 確率の中心的対象は,独立な確率変数の無限族 X1,X2,X3,…である. いったい無限を扱うには, (1)無限を直接扱う, (2)有限の極限として間接に扱う, 二つの方針が可能である. 確率変数の無限族は,任意の有限部分族が独立のとき,独立,と定義されるから,(2)の扱いだ. しかし,素朴に,無限族を直接扱えないのか? 扱えるとすると私たちの戦略は頓挫してしまう. n番目の箱にXnのランダムな値を入れられて,ある箱の中身を当てようとしたって, その箱のX と他のX1,X2,X3,・・・がまるまる無限族として独立なら, 当てられっこないではないか−−他の箱から情報は一切もらえないのだから. 勝つ戦略なんかある筈ない,と感じた私たちの直観は,無意識に(1)に根ざしていた,といえる.」だ つまり、”その箱のX と他のX1,X2,X3,・・・がまるまる無限族として独立”を否定している 本当にそうなか? ”まるまる無限族として独立”なる無定義用語を使っていませんか? ”確率変数の無限族は,任意の有限部分族が独立のとき,独立,と定義される”から、「その箱のXは、−−他の箱から情報は一切もらえない」が導かれると思うよ 証明を書くには、”他の箱から情報をもらう”とは? という定義が必要だろうし でも、”勝つ戦略なんかある筈ない,と感じた私たちの直観は,無意識に(1)に根ざしていた”というから ともかく、ある無限数列のしっぽから、その数列のどれかの箱Xが情報を貰うということだから、箱Xは独立でなく、なんらかの関連が付くということだろ? それは、「任意の有限部分族が独立のとき,独立」を破り、矛盾を生じると思うよ それは時枝も矛盾を感じているから、”私たちの直観は,無意識に(1)に根ざしていた”という言い訳1行で済ませているが、本来要証明だ(証明できないだろうが) http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1483075581/310
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