[過去ログ] 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む30 [無断転載禁止]©2ch.net (653レス)
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155(2): 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む 2017/04/24(月)16:06 ID:1RdECzzL(16/25) AAS
>>152 関連
練習問題 1: Z/nZ の単元の満たすべき必要十分条件
n を 2 以上の自然数とし、a を整数とする。 このとき a?b=b?a≡1mod n となる b が存在するための必要かつ十分な条件は a と n が互いに素であること、
すなわち gcd(a,n)=1 であることを示せ。
外部リンク[pdf]:nakano.math.gakushuin.ac.jp
11/29 「8 剰余類の演算」 「代数入門」(2011)の資料 学習院大 中野伸 研究室
(抜粋)
8.3 既約剰余類群
法m に関する逆元や零因子の概念も,剰余類のもつ性質ととらえることで簡明になる.
剰余類R ∈ Z/mZ のある元r が法m に関する逆元s ∈ Z をもつとする.
このとき,剰余類S = s の任意の元は法m に関するr の逆元であり,さらにR の任意の元はS の任意の元を法m に関する逆元として持つ.
すなわちa ∈ R, b ∈ S ならばab ≡ 1 (mod m),あるいはRS = 1 と書くこともできる(ああ,ややこしい).
このようなとき,S はR の逆元であると定義しR?1 で表す. この定義のもとで次が成り立つ.
? 法m に関する剰余類の逆元は,もし存在するならば一意的である.
実際,剰余類S, T ∈ Z/mZ がともに剰余類R ∈ Z/mZ の逆元ならば,それぞれの元r ∈ R, s ∈ S, t ∈ T をとるとき,
rs ≡ rt ≡ 1 (mod m) だから,t ≡ t(rs) ≡ (rt)s ≡ s (mod m),
ゆえにT = t = s = S が成り立ち,一意性がいえた.
一方,剰余類R ∈ Z/mZ のある元が法m に関する零因子ならば,R に属するすべての元は法m に関する零因子となる.
そこで,このような剰余類を零因子とよぶことにする.
つまり,剰余類R ∈ Z/mZ が零因子であるための必要十分条件は,RS = 0 をみたす剰余類S ?= 0 が存在することである.
次の命題は定理5.6 からの直接の帰結である.
命題8.3 m を2 以上の自然数とする. 法m に関する剰余類が逆元もつためには,零因子でないことが必要十分である.
また,このような剰余類はm と互いに素な整数a によってa と表される.
定義8.4 m を1 でない自然数とする. 法m に関する逆元をもつ剰余類(同じことだが,零因子でない剰余類)を,法m に関する既約剰余類という.
また,それら全体のなす集合を,法m に関する既約剰余類群といい(Z/mZ)× で表す.
(引用終り)
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