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野々村元県議の今後を考える3 (944レス)
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651
: 2023/01/15(日)13:16
ID:BbJHgk8U0(2/10)
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651: [sage] 2023/01/15(日) 13:16:47.60 ID:BbJHgk8U0 寺田 寅彦 日常生活の世界と詩歌の世界の境界は、ただ一枚のガラス板で仕切られている」という書き出しで(不粋な言葉になってしまうが)実生活と文学との関係について語られている。 そのガラス板には小さな狭い穴があいていて、始終その二つの世界を出入りしていると、その穴は大きくなっていくのだが、ある人たちはその穴の存在さえ知らない。ガラス板があまりにも曇っていて、反対側の世界が見えないのだと寺田寅彦は言う。 「穴を見つけても通れない人もある。それは、あまりからだが肥り過ぎているために……」と続くのが、おかしい。まったくその通りだ。世間的な打算や分別や強欲などで頭の中に厚着している人間は、 永遠に文学=曇ったガラス板の向こう側の世界とは無縁である 具体的な手ざわりのある事柄から、ある法則性を発見し、そこからヒョイと、まったく別の世界の事柄を連想し、類推し、抽象化していく。この「ヒョイ」というところが、寺田寅彦の随筆の刺激的なところだ しかも、その「ヒョイ」に、頭の曲芸的なこれ見よがしのあざとさがなくて、あくまでもつつましく、さりげないのが好もしい(時に――ほんの二、三編、芥川龍之介のアフォリズムめいたものもあるけれど、それはあんまり面白くない) 情報」と「知識」とは別のものだ、ということがハッキリとわかる。「情報」は「技術」とは結びついても、そのままでは「知識」にはならない。 「宇宙の秘密」にたいする豊かな感受性によって練りあげられなければ「知識」にはならないと私は思う。「おたく」と「知識人」は、決定的に違う。 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/mayor/1663226803/651
寺田 寅彦 日常生活の世界と詩歌の世界の境界はただ一枚のガラス板で仕切られているという書き出しで不粋な言葉になってしまうが実生活と文学との関係について語られている そのガラス板には小さな狭い穴があいていて始終その二つの世界を出入りしているとその穴は大きくなっていくのだがある人たちはその穴の存在さえ知らないガラス板があまりにも曇っていて反対側の世界が見えないのだと寺田寅彦は言う 穴を見つけても通れない人もあるそれはあまりからだが肥り過ぎているためにと続くのがおかしいまったくその通りだ世間的な打算や分別や強欲などで頭の中に厚着している人間は 永遠に文学曇ったガラス板の向こう側の世界とは無縁である 具体的な手ざわりのある事柄からある法則性を発見しそこからヒョイとまったく別の世界の事柄を連想し類推し抽象化していくこのヒョイというところが寺田寅彦の随筆の刺激的なところだ しかもそのヒョイに頭の曲芸的なこれ見よがしのあざとさがなくてあくまでもつつましくさりげないのが好もしい時にほんの二三編芥川龍之介のアフォリズムめいたものもあるけれどそれはあんまり面白くない 情報と知識とは別のものだということがハッキリとわかる情報は技術とは結びついてもそのままでは知識にはならない 宇宙の秘密にたいする豊かな感受性によって練りあげられなければ知識にはならないと私は思うおたくと知識人は決定的に違う
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