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【伝奇】東京ブリーチャーズ【TRPG】 [無断転載禁止]©2ch.net (285レス)
【伝奇】東京ブリーチャーズ【TRPG】 [無断転載禁止]©2ch.net http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1480066401/
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16: ノエル ◆4fQkd8JTfc [sage] 2016/11/27(日) 16:58:32.15 ID:W4C27UYA 「Snow White」――雑居ビルの通りに面した1階にその店はあった。 雑居ビルの中にあってこの店名では一見怪しい店に見えてしまうが、なんのことはない、喫茶店風のかき氷屋である。 かき氷しか出さないにも関わらず、粉雪のような氷のクオリティが半端ないということで知る人ぞ知る隠れた人気店だ。 製法は門外不出……というか出すに出せない。 ちなみに売上の何割かは北極のシロクマさんのために地球環境保護団体に寄付されるそうな……。 「ねぇねぇ、八尺様って知ってる〜? 最近噂になってるんだよね〜」 「そうそう、うちのクラスの男子がもう1週間来てなくってさ〜」 「まっさかー、ズル休みでしょー。あんなの作り話に決まってるじゃ〜ん、ねえ店主さん?」 「そうだよ、お化けや妖怪なんてこの世に存在しないんだよあんなのは全部ネットのデマさハハハ」 客の世間話に引きつった笑顔で答える店主の青年の正体は、日本古来の妖怪、雪女である。 雪女、というだけあって基本的に女性だけの種族であるが、オスの三毛猫程度の割合でごくたまに男性型も存在する。 女の集団の中に男がいるとパシリにされるのがありがちな展開であり、雪女の業界もその例に漏れなかった。 彼もまた近年の急速な地球温暖化を憂いた“雪の女王”と呼ばれる一族の王の命により、諜報員として派遣されたうちの一人だった。 するとたまたま同じビルにきつねの探偵事務所が入っており、いつの間にか東京漂白計画に巻き込まれていた。 本当にたまたまなのだろうか、という疑問はとりあえず置いておく。 今回のターゲットは「八尺様」。きつねをして手強いと言わしめるほどの妖壊であるが、 君はストライクゾーン外れてるから大丈夫とか何とか言いくるめられて参加と相成った。 しかしターゲットの性質上おびき出すには囮が必要になりそうだが、メンバーに丁度いい感じの少年型妖怪はいただろうか。 「……はっ、まさかきつねが……!?」 人間(妖怪)心理として、仮面で隠されると物凄い美少年か美少女ではないかと勝手な想像を巡らせるもので、囮としては適任かもしれない。 しかし彼(女)は戦闘能力皆無だ。雌狐だったらまだしも雄狐だったらそこからいけない事態にハッテンしかねない。 そこで客の小学生男子を見て名(迷)案を思いついた。 「そうだ、ランドセルを背負えば誰でも少年に変身できるぞ!」 そう、ランドセルとは背負うだけで誰しも小学生になれてしまう究極の記号的表現なのである。 「ちょっと借りるね」と言ってランドセルを背負って鏡を見た。クールな顔をした変態がそこにいた。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1480066401/16
72: 尾弐 黒雄 ◆pNqNUIlvYE [sage] 2016/12/22(木) 00:54:24.15 ID:h75M8XMQ >「いいですよ、ただしボクが逃げた後でよろしく!」 「上司の帰宅まで帰れないたぁ、化物業界も人間じみてきたもんだぜ」 いつも通りの軽口を叩きあう、尾弐と那須野。 だが、垂れ流す言葉こそ弛緩しているものの、尾弐は一瞬たりとも八尺様から視線を外す事はしない。 それは、眼前で繰り広げられている光景が危険なものである事を察知しているが故。 「ぽぽ……ぽぽぽぽぽ」 まるで地に埋められた死者が助けを請うている様に、 異形の怪物たる八尺様の周囲の地面から這い出て来たのは、数多の腕。 血が通わぬ、青白い死人の腕。 呪詛の塊とも呼べるそれらは、八尺様の負の感情が具象化した物であり……故に、その行動目的は決まっている。 八尺様にとっての敵対者……尾弐達を捕獲し、壊す事だ。 >「……げぇ! 何あれ、マドハンド!?」 「ありゃ、舟幽霊とかその類だろ……那須野、俺とノエルで時間作ってやるから、仕込みは任せたぜ」 圧力さえも感じる程に膨れ上がった怨念を纏った『腕』は、暫くの間その場で蠢いていたが、 やがて獲物を捕獲する時の蛇の様に伸び――――尾弐達に襲い掛かってきた。 ・・・ 「……ちっ」 尾弐の体に纏わりつく、無数の腕、腕、腕、腕、腕。 青白い亡者の如き腕はその数を加速度的に増やし、もはや総数で百を超えようとしていた。 腕は一本一本が人外の膂力を有しており……それらの全てが、尾弐の肉体を捻じ切り、或いは叩き壊そうと試みる。 個を集団が蹂躙せしめるその様は、果たして蜘蛛の糸に群がる地獄の亡者の群れの様であり 群がられているのが一般人であれば、とうの昔に赤黒い挽肉と化していた事だろう。 けれども――――此処に居るのは尾弐黒雄。 剛力と堅牢を有する鬼の眷属である。 「……ああ、面倒臭ぇ。縋るな、祈るな、纏わりつくな」 尾弐が蠅でも払うかの様に雑に腕を振るうと、群がっていた腕は一斉に『弾き飛ばされた』。 更には、その腕の内の数本は半ばから千切れ、黒い霧と化し霧散していく。 退魔師の様に術を用いている訳では無い。 ノエルの様に、権能を用いている訳でもない。 単純な、暴力。 この国において悪と暴力の化身とされる種族の、理不尽なまでの只の力技である。 恐らくは、この『腕』との潰し合いで尾弐が果てる事は無い。 それは、数如きでは覆らぬ程に腕と尾弐とでは性能差が有るからだ。 本気で尾弐を滅したいのであれば、八尺様本体が対峙する以外に可能性は無いだろう。だが…… 「ったく、次から次へとキリがねぇなオイ」 負けないという事は、勝てるという事と同義ではない。 無数の腕は、潰した端から増えていく。そして、その腕を効果的に『殲滅』する為の手段が尾弐には欠けていた。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1480066401/72
93: 那須野橘音 ◆TIr/ZhnrYI [sage] 2016/12/28(水) 14:09:26.15 ID:nT0YLuFO 橘音「こんにちは、那須野橘音の年の瀬ブリーチャーのお時間です」 髪さま「だんだん雑になってきたゾナね……」 橘音「そ、そんなことないですよ。……それはともかく、クロオさんの〆がまだなうちに恐縮なんですが、二点ほどご連絡が」 髪さま「……ゾナ」 >>85 祈ちゃん 橘音「お疲れさまでした。いつもボクの後で無茶振りの処理をして頂きまして、申し訳ありません」 髪さま「祈ちゃんの筆力に依存しっぱなしゾナね。橘音はもっと祈ちゃんに感謝しろゾナ」 橘音「えっと、ハグしてキスでもすればいいでしょうか?」 髪さま「そういうセクハラネタはもうノエルでおなかいっぱいゾナ」 橘音「そうでした、ボクとしたことが……。で、本題なんですが、ちょっとルールの改正をさせて頂こうと思いまして」 髪さま「何ゾナ、改まって」 橘音「自分以外のPCの行動や発言に関してですが、これは今後『原則的に禁止』ということにさせて頂きたいと思います」 髪さま「いきなりどういうことゾナ?前はそれでいいって言ってたはずゾナ」 橘音「仰る通りですが、ちょっと思う所がありまして。このスレはスレタイにもある通り『TRPG』を謳っています」 髪さま「いかにもゾナ」 橘音「TRPGはあくまでも自分のPCが考え、行動することを楽しむもの……と、ボクは考えています」 髪さま「まぁ……オフラインでのTRPGセッションでも、他人のキャラは動かさないゾナね」 橘音「でしょ。ということで、申し訳ないですが今後は原則禁止、ということで、ブリーチャーズの皆さんは周知願いますね」 髪さま「そういう大事なことはさっさと言えゾナ!」 橘音「いやぁ、ボクもGM初心者なものですから。いろいろ不備があるのはこう、笑って許して頂けたら……な〜んて」 髪さま「まったくゾナ。……念のため、祈ちゃんは別にイケナイコトをしたというわけじゃないゾナ」 橘音「勿論。『リレー小説』というスタイルでしたら、祈ちゃんのやり方は極めて正しいですから。これはボクの落ち度です」 髪さま「祈ちゃんの実力なら、他の妖怪を動かさなくてもうまい流れに持って行くことは充分可能と思ってるゾナ」 橘音「それも勿論。ということで宜しくお願いします。あ、髪さまは従来通り煮るなり焼くなり好きに使ってくれて構いませんから!」 髪さま「ちょっ!?おまえワシを生贄にして逃げる気ゾナ!?」 >>92 ノエ……みゆきちゃん? 橘音「おやっ?お客さんですか?クライアントかな……」 髪さま「とぼけっぷりが堂に入ってるゾナね」 橘音「この業界、知らんぷりしておいた方がいいことも多いですからねぇ。とにかく、お疲れさまですノ……みゆきちゃん」 髪さま「今ちょっと怪しかったゾナ」 橘音「ああ、上の件で言い忘れていたんですが、自PCに関わるNPCを作って自分と絡ませる等々といったことはOKです」 髪さま「みゆきやワシみたいなもんゾナね」 橘音「はい。その際はもちろん本編に出して頂いて構いませんので」 髪さま「おおおおお……!ついに!ついにワシが本編デビューする時が!」 橘音「いやそうじゃなくて。NPCの話であって、髪さまは本編には出しませんからね」 髪さま「チッ……ゾナ」 橘音「それからもう一件。今後、こちらの本スレは本編ストーリーのみを投下する場所にしたいと思います」 髪さま「な!?そ、それじゃワシはどうするゾナ!?おまけコーナーは!」 橘音「ご心配なく。ちゃんとそれ専用の、いわゆる避難所を作っておきましたから」 髪さま「ホッ。いきなりリストラかと思ったゾナ。ブラック企業もいいとこゾナ」 橘音「これも本当にありがたいお話なんですが、おまけコーナーの頻度が上がってきたのでね。これは分離させた方がいいだろうと」 髪さま「そうゾナねェ……。最初は、あんまり出番もないだろうと思っていたゾナけど……」 橘音「皆さんが積極的に使ってくださって、髪さまを可愛がって下さっているお陰です。感謝感激です、はい」 髪さま「まぁ、こっちも本編のみの方が読みやすくていいかもしれんゾナ」 橘音「そういうことです。ってな感じで、避難所はコチラ!」 【東京ブリーチャーズ】那須野探偵事務所【避難所】 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/15289/1482900237/ 髪さま「次回から、おまけコーナーはそっちゾナね。ワシも引っ越しゾナ」 橘音「避難所では名無しの皆さんからの雑談、仕事の依頼等々もどんどん受け付けますのでお気軽に!ではまた次回!」 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1480066401/93
142: 創る名無しに見る名無し [sage] 2017/01/17(火) 12:07:47.15 ID:x2fVT00o 埋め http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1480066401/142
204: 那須野橘音 ◆TIr/ZhnrYI [sage] 2017/01/24(火) 20:23:08.15 ID:rns+BZZl 稲城市、某所。 普段は大勢の人々が行き交っているであろう商店街が、KEEP OUTと書かれた黄色のバリケードテープで封鎖されている。 その近くにはたくさんの警察車両、救急車、消防車が集まっており、今まさに懸命の救命活動が行なわれていた。 ……が、今さらの救命活動などにいったい何の意味があるだろう? 救急車に担ぎ込まれ、AEDによって――あるいは人力によって心肺蘇生を施されている女性たちは、とっくに絶息している。 野次馬たちが群れを成し、その光景を写メで撮影したりしている。 目の前で死が猛威を振るっているというのに、なんという楽観ぶりだろう。群衆を前に橘音はそう思う。 が、そんな人々を《妖壊》から守るのが自分たちの仕事だ。 「ハイハイ、お邪魔しますよ。毎度おなじみ狐面探偵、那須野橘音ですよぉ〜」 救急車や消防車の回転灯が眩しく輝く中、人混みを縫って前へ進んでゆく。 人々を押しとどめている警官のひとりが橘音たちブリーチャーズの面々を見咎め、制止を促す。 が、橘音は歩みを止めない。警官の目を見つめ、仮面の奥の双眸をギラリと輝かせる。 橘音の目を見た警官はたちまちボンヤリと棒立ちになり、ブリーチャーズをバリケードテープの内側へ通した。 妖狐の持つ妖術のひとつ、幻惑視。肥溜めを風呂と偽るような、妖狐お得意のたぶらかしである。 「お疲れさまです。ここはこのボクがいつも通り!バシッと解決してきますから、皆さんは誰も中へ通さないように」 そんなことを言う。事件にすぐ首を突っ込む厄介者として、警察関係者の間では有名な橘音だ。 廃墟のような無人の商店街を、橘音は普段通りの軽やかな足取りで歩いてゆく。 しかし、その後に続くブリーチャーズの面々にはもう感じられることだろう。 ピリピリと肌を刺すような、妖気の残滓。 それはつい最近までこの界隈に目標とするモノが――コトリバコがいた、ということの証左に他ならない。 「この『残り香』から察するに……コトリバコはまずこの近辺に現れ、あちらへ向かったようですね」 右手を前方へ伸ばして告げる。よく見れば、商店街のあちこちに血だまりができている。呪詛の犠牲になった女性たちのものだろう。 「この商店街を訪れていた女性の悉くを殺して。……いやはや、食い散らかしてくれたものです」 口調は軽いが、別におどけているわけでも、危機感を覚えていないわけでもない。 憤っている。ただ、それを人に悟られたくないだけなのだ。素直でない性格である。 そして――そのまま五分ほども歩いた後だろうか。 『それ』との遭遇は、突然に訪れた。 「た……、た、助けて……。助けて……ください……」 開けっ放しの薬局の店舗の中から、よたよたと三十代くらいの女性が出てくる。服装からして薬剤師の女性だろうか。 下腹部が真っ赤に染まっている。呪詛を浴びた証拠だが、生きているということは影響が弱かったのだろう。 距離にして50メートルほど。女性はブリーチャーズを認めると、涙を流しながらふらふらと助けを求めてきた。 祈などはすぐに女性を助けようとするかもしれない。――が。 「……この妖気!皆さん、来ますよ!」 鋭い声で注意を促す。と同時、女性が何の前触れもなくごぷり、と大量の血を吐き出した。 「あ……あ……、ああああああああ……!ひっ、ひぎっ……あぁ、ぎ……ぎゃあああああああああ―――ッ!!!」 女性が自らの顔に爪を立て、苦悶の声をあげながら掻きむしる。下腹部の真紅が一層広がってゆく。 自ら顔の皮膚を抉り、髪をむしり、女性は断末魔の悲鳴をあげてのたうち回った。 妖怪である橘音をして、目をそむけたくなるほどに凄惨な有様である。――これが、コトリバコの呪詛。 女性の下腹部があたかも別の生き物のように激しく蠢き、その後破裂する。 ゴボゴボとくぐもった声を血と共に漏らし、目や耳、鼻からも大量の血を流すと、女性は前のめりに倒れて絶命した。 間近で見る呪詛の凄まじさたるや絶句する他ないが、ボンヤリしている暇はない。 なぜなら、敵はもう出現しているのだから。 そう――想像を絶する苦痛のうちに死亡したであろう、女性の亡骸のすぐ傍に。 寄木細工の小箱が落ちているのを、ブリーチャーズの面々は見た。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1480066401/204
235: 尾弐 黒雄 ◆pNqNUIlvYE [sage] 2017/02/02(木) 00:02:39.15 ID:/PrPsy7k >オギャアアァアァアァアァアァァァァ…… >オォオォオォオオ……オ……オギャアアァアァァアァアアアア……!!! >「ま……、まさか……!」 「おいおいおいおい、ちょっと待て。冗談だろ」 けれども、状況はここで悪化する。 コトリバコの怪物がその口腔から垂れ流す泣き声。それが、いつの間にか『増えて』いたのだ。 其れも、一つ弐つではない。 増えた泣き声は――――合わせて七つ。 >「あ、あれぇ〜?これは……死んだ、かなぁ……?」 >「てめぇら大増殖してんじゃねえ! せめて横一列か前後二列に並べ―――――ッ!! 敵が8体も好き勝手に動き回ったら処理落ちするから!」 「数がいれば強ぇって訳でもねぇが、厄介なのは間違いねぇな……こりゃあ割に合わねぇぞ」 増えた怪物達。八体のコトリバコの怪物は、現れて早々に即座に尾弐達を敵対対象と認識した様である。 そして、同じ呪具であるが故にその行動指針も似通っているのだろう。 コトリバコ達は……那須野へと群がる様に、うぞうぞと進み出した。 >「エターナルフォースブリザード!!」 幸い、その急襲はノエルが放った謎の名称の大規模術式による氷結で食い止められたが、 相手は巨大な呪詛の塊。そう時間は稼げないだろう。 現に、最初に遭遇したコトリバコを包む氷は、既に罅割れている。 その状況を見て現状では勝ち目が薄いと判断した尾弐は、コトリバコの群れを睨みながら、静かに口を開く。 「……分が悪ぃな、こりゃ。那須野、ノエル、ムジナ。ここは俺が食い止める。祈の嬢ちゃんを見つけ出して逃」 だが、尾弐がその言葉を言い切る直前。一人の少女の声がその場に響いた。 >「悪いね。ちょっと席外しちゃって」 「祈の嬢ちゃんか。調度良かった……って、何だよその恰好は」 現れたのは、先ほど商店街の店舗の一つに入って行った多甫 祈。 彼女は遮光カーテンを全身に纏い、更に脚に巻き付けた状態でその場に現れたのである。 あまりに意外なその様相に、真意の読めない尾弐の口からは思わず呆然とした声が漏れる。 だが、それも一瞬。祈が行動を開始するまでの事であった。 祈は先ほど犠牲になった女性の顔に布をかぶせると、助走を付け―――― >「……ごめんな」 一言。様々な感情が籠った謝罪の言葉と共に、ブリーチャーズにおいて最速を誇るその脚力で、 コトリバコの怪物の両脚を、破砕してみせたのである。 当然、直接打撃を放った祈に強酸性の液体が降り注ぐが、纏った布がそれらを全て遮断する。 道具を使い、工夫し、敵対者を凌駕する。 それは、祈という少女……否。人間という生物の持つ強さであり、何の努力も無く優れた能力を持つ 妖怪では通常至らぬ発想であった。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1480066401/235
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