JAPAN JAM vol.2 (674レス)
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378: 03/24(日)06:49 ID:g95sRhqm0(1/6) AAS
2017.12.09# メディア・マスコミ # 音楽この20年でフェスはいかにして「国民的娯楽」に変貌したのか最新エンタメビジネスの本質レジー音楽ブロガー・ライタープロフィール

いまや一年中開催されるようになった音楽フェス。夏に存分に楽しんだ人もいれば、年末に行く予定の人もいるだろう。では、夏フェスはいかにして「国民的レジャー」となったのか。なぜビジネスとして成功しているのか。新刊『夏フェス革命ー音楽が変わる、社会が変わるー』より特別公開!

現代のフェスの約20年にわたる歴史においてたびたび言われているのが「もうフェスは厳しい」という話である。

「今まで盛り上がってきたけどもう厳しいよ、さあどうする?」というような気分を煽るこういった記事は2000年代後半から2010年代初頭にかけて多く見られた印象があるが、実はフェスの歴史が始まったころからすでに存在していた。

こんな具合に、週末はどこかで大きな野外フェスがあるわけだ。音楽ファンの チョップ記者(筆者注:この記事が掲載されているコーナーは「NEWS CHOP!」)としてはうれしい限りだが、この現状について大手レコード会社プロモーターは苦笑まじりにこう言う。「それぞれ素晴らしいフェ スで楽しみではあるけど、社内から"ロックフェス・バブルって感じだね。ファンを食い合って共存できないんじゃないの"という声もあり ますよ」(『週刊プレイボーイ』集英社/2000年6月13日号/P51)
省3
379: 03/24(日)06:52 ID:g95sRhqm0(2/6) AAS
10代からアラフォーに差し掛かろうとする今に至るまで毎年のようにフェスに参加しているが、「強烈な環境で刺激的な音楽を浴びるための場」から「皆で楽しく夏らしさを味わうための場」への変容という大きな流れの存在を感じることがたびたびある。

もちろん今でも前者のような体験を期待する層や実際にそういう価値を提供してくれる場も存在するはずだが、フェスという娯楽が一般化する中で社会から求められているのは後者の雰囲気のように思える。

こういった流れについて個人的にはいろいろと思うところもあるが、本書はそれに関する価値判断を主題とするものではない。その流れはなぜ起こったのか、具体的に何かきっかけがあったのか、この流れが世の中に何をもたらしたのか、といった部分に焦点を当てる。

かつて一部の音楽ファンに対して前者のような喜びを提供していたフェスは、いつしか後者のような全方位の娯楽に変貌した。そして、そんな変化こそがフェスというものを狭いコミュニティから解き放ち、「バブル」を越えた存在に導いたのではないだろうか。
380: 03/24(日)07:00 ID:g95sRhqm0(3/6) AAS
前述のとおり、本書では1997年のフジロックを現代のフェスの歴史の起点としたうえで議論を進める。

また、フジロックに代表される大型フェスを主に議論の対象とし(ついてはフジロック以前の野外イベントや小規模なレイブパーティーなどは本書では基本的には取り扱わない)、 第2章では4大フェスの一つであるロック・イン・ジャパンについてじっくり掘り下げる。

なぜロック・イン・ジャパンにフォーカスを当てるかというと、このフェスがある意味ではフジロック以上に日本における「フェス文化」の一つの象徴となっているからである。

超有名アーティストから新人バンドまで幅広いラインナップ(日本のアーティストのみ出演)をカバーするこの巨大フェスは、朝の情報番組などのメディアでその様子が取り上げられることが多い。

それによって、世間における「フェスとはこういうものである」というイメージの形成にかなり大きく寄与していると思われる。
省1
381: 03/24(日)07:04 ID:g95sRhqm0(4/6) AAS
一方で、これまで発表されているフェスに関する文献において、ロック・イン・ジャパンはあまり詳細に語られていない印象がある。それどころか、フジロック以前からの野外イベントの歴史を取り上げているような書籍の中では、「無視する対象」として言及されている雰囲気すらある。

ロック・イン・ジャパン
2000年8月12日13日茨城県ひたちなか市国営ひたち海浜公園で初開催。その名が二重に示すように、雑誌「ロッキング・オン・ジャパン」を 編集発行する株式会社ロッキング・ オンの事業として、さらに日本の国内アーティストのみによるラインナップで開催を重ねる。すいません、著者は全く未見です。(南兵衛@鈴木幸一 『フェスティバル・ライフ』マーブルトロン/2006年5月/P19)

「メジャーなもの、商業的に成功しているものをスルーする」というのは音楽に関わる言説において比較的よく見られる光景である。

特にフェスというものに「自主」「独立」「DIY」的な良さを見出す人々にとって、ロック・イン・ジャパンは「商業主義の権化」として唾棄すべきものに見えているのかもしれない。

もちろんそのような気持ちもわからなくはないが、本書はそういった書籍とはスタンスを変えて、「超メジャーなものはどうやって超メジャーになったのか」というテーゼを正面からしっかり検証していきたい。
382: 03/24(日)15:56 ID:g95sRhqm0(5/6) AAS
【野外音楽フェス「頂」の足跡】ついにファイナル。観客がつくる雰囲気が最高に気持ちいい!過去には節目の重要局面が!

(山田)今日は音楽の話題ですね。

(橋爪)静岡を代表する野外音楽フェスティバル「頂」が、ことしの開催を最後とする、というニュースです。

(山田)静岡ではおなじみのフェスがことしラストイヤーを迎えるということですか。これはもう衝撃ですね。

(橋爪)はい。ことしは6月1、2日に開催するということが発表された後だったので、すごくびっくりしました。主催者の小野晃義プロデューサーは「世の中のさまざまな状況、自分自身の体力の低下を踏まえ、今年の開催をもってファイナルとすることに決めた」とコメントしています。これは想像ですけど、ご自身の中でいろいろな思いが1つ完結したというところもあったのかなとも思います。
省11
383: 03/24(日)16:03 ID:g95sRhqm0(6/6) AAS
London Music Life「夏を待ちわびるミュージック・ファンたち – 音楽フェスの楽しみ方」

イギリスで一番大きなフェスティバルはグラストンベリー。大規模なフェスティバルでは、様々なサイズのステージに加えて、移動遊園地のような乗り物や子供も参加できるディスコもある。
ロンドンから3時間ちょっとで行けるワイト島のフェスティバルは、グラストンベリーより規模は小さいが、ポップやロックが中心で、フェス初心者にもおすすめだ。

特定のテーマに絞られた音楽フェスもたくさんある。ハード・ロック、メタル好きならレスター州のダウンロード。ジャズならブライトンの近くのラブ・スプリーム。フォークならケンブリッジ、といった感じで、それぞれの雰囲気をさらに楽しめる。

そしてフェスティバルの基本はキャンプだ。イギリス人は子供の頃からキャンプ慣れしていて、ライブに加えてキャンプ自体も楽しみの一部となっている。
キャンプ場には仮設のスーパーマーケットもあり、ホテルのようにきれいなキャンプ設備で過ごせるグランピングのオプションもある。

フェスのチケット代は決して安くはなく、若者が自費で参加するにはハードルが高い。
費用を節約する裏技のひとつは、ボランティア枠での参加だ。
シフト制でキャンプ場の清掃や見回り、入口でのチケットチェックなどをする代わりに、シフト以外の時間はコンサートを無料で見られるというものだ。
省7
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