横溝正史 Part 10 (315レス)
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222: 09/11(水)20:03 ID:xhmmbfEu(3/5) AAS
では疑問点
着衣に返り血を浴びるのを嫌ったため裸になったという金田一の推理(というか思いつき)は粗すぎる。
計画的犯行なのだからオーバーコートを着るなり、着替えを用意しておくなりすれば着衣のままで済む。血がついた服は処分してしまえばよい。
逆に人間の心理として、首の切断作業をする時にわざわざ裸になるだろうか?なにかそこに抵抗感はないか?
ここは屍姦をするために裸になったところを殺された、という筋はどうだろう?
この方が横溝正史っぽい。
223(1): 09/11(水)20:10 ID:xhmmbfEu(4/5) AAS
また犯人がなぜボートを借りたのかの理由がわからない。
犯人は首なし死体をボートに乗せてどこかへ流してしまうつもりだったのか?
けれど死体の処理は川の底に沈めるだけの方が手っ取り早く、発見される可能性も低くなる。
まるで犯人が「ボート上で」「身元不明の首なし死体が」「ボートに穴を開けておいたけど沈む前に」発見されることを期待していた犯行のように見えてしまう。
そんなもってまわったことをしてるから自分もやられちゃうんだよ
224: 09/11(水)20:22 ID:xhmmbfEu(5/5) AAS
瑕疵はあるものの小説としては極上のおもしろさなんで、貸しボート十三号は横溝正史の傑作の一つと言えるんじゃないでしょうか
225: 09/11(水)20:29 ID:MYV2B1QK(1) AAS
そうか。なら死ね!
ひゃはははははは!!!
226: 09/11(水)21:09 ID:N7/DmFd0(1) AAS
こういうのはブログかなんかでやっててほしい
227: 09/12(木)01:08 ID:YQUzawFN(1/4) AAS
>>223
そもそも「ボートに穴を開けて沈没」ってのも変だよな。
当時(1958年発表)手漕ぎのボートって木だよね?(角川表紙も木造船になっている)
木の船は穴がいくら開こうが水を満たそうが沈まないはずで、
高密度な物詰めば別だがこの時は違う。
あれ本当に沈没用の穴か?
228(1): 09/12(木)01:17 ID:DZzdTd1g(1) AAS
貸しボート13号のトリックには元ネタがあってそっちでもボートを用意しているのだから元作品にならったとしか言いようがない。
229: 09/12(木)08:18 ID:YQUzawFN(2/4) AAS
>>228
そっちだと鉄製とかで穴を開けると沈むボートだったの?
230(1): 09/12(木)11:56 ID:SU+iP6s3(1) AAS
当時のボートの材質によるんですかねえ
乾燥した軽木だけなら浮くかもしれないですが
強度がある重い木のフレームだったり舗装塗料が剥がれたような使い込まれたボートだったり死体が2つの場合はやっぱり沈むんじゃないでしょうか
当時の一般的な貸しボートでどうなるのか
犬神家の一族のような古いボートはどうなのか
231: 09/12(木)15:43 ID:YQUzawFN(3/4) AAS
>>230
人間の死体って腐敗してなくても水よりごくわずかしか密度が高くないんだよ。
特に肺に空気があると簡単に水より低密度になる。
水中に没したら浮力がかかるから低密度なものは空気中でいくら重くても、
水中で重りとしては機能しなくなるはずで、木材の浮力もあるから、
木造ボートに死体結び付けても沈むとは思えんのだよな…
232: 09/12(木)23:42 ID:YQUzawFN(4/4) AAS
横溝正史がトリックに使わなかったネタ。
「横溝家ではネコをたくさん飼っている」と知り合いの作家に言われたが2匹しかいない。
多分彼は嫌いなので同じネコが通るたびに複数カウントして、同時に出ると累乗したんじゃないか?
・・・っていう趣旨のを何かのエッセイで読んだのだが、最近自分も体験した。
初代ガンダムの「ククルス・ドアンの島」という回で、脱走兵のドアンが子供達多数と一緒に生活…
…あれ?数えたら子供は全部で4人(しかも4人目はティーンエイジャー)しかいないぞ…
ホワイトベースの方がよっぽど子供がうじゃうじゃいるじゃないか。
この回ベースの映画版監督が「(イメージに合わないから)子供は20人は登場させてください」と、
わざわざ脚本の人に言ったらしいので、結構この勘違いは多いようである。
233: 09/13(金)19:51 ID:0/sIkjTb(1) AAS
それ書いたの高木彬光だろ
234(1): 09/13(金)20:42 ID:kP5xR2D+(1/2) AAS
今日は壺中美人と鏡が浦の殺人読んだ
壺中美人の冒頭、金田一と等々力が揃ってテレビを見ている。
この事件の解決は昭和29年5月と明記されている。
少し後に手毬唄事件が起きており、ということは鬼首村にテレビがひかれていてもおかしくない。
でも鬼首村でみんながテレビ見てたらなんか変やな。
金田一ものの映画やドラマ作品でテレビが置かれている描写はこれまでにあったのだろうか?
さて、椅子に座ってて両手がふさがっているときに、
モノを投げられたらどう受け止める?
◯をどうしたら△になるの、それとも◻︎?
というちょっと猥雑な小噺の元ネタはこの小説だったのか!
省1
235: 09/13(金)20:55 ID:kP5xR2D+(2/2) AAS
鏡が浦の殺人の導入部は、カーの嗅ぎタバコを意識したのかもしれない。
横溝正史は嗅ぎタバコをとても評価していた。
ストーリーはクリスティのあれ的なトリックだが、矛盾している。
あれのミソは◯◯のない殺人にあるのに、この小説では関係者が殺されてしまう。
容疑者が絞られるわけでこれじゃ意味ないな
236(1): 09/14(土)00:03 ID:vBDlznQ8(1/2) AAS
>>135
『鏡が浦の殺人』はホント『鏡の中の女』と紛らわしい。
自分このせいで再読or書き直し作品と思い「こいつ犯人なんだよなぁ・・・」と、
見当違いの人を最後まで疑ってた。
237: 09/14(土)04:40 ID:4kfEzeBu(1/2) AAS
海水浴場が舞台ということで「傘の中の女」と混同するぜ。
「鏡ヶ浦」は、確かコンテストがどーたらで始める?
内容は、忘れてしまったなあ・・
238: 09/14(土)04:47 ID:4kfEzeBu(2/2) AAS
>>234
昭和30年夏、辺鄙な田舎に電波がどの程度届いてたのかな。
受像器は当然高価だから、仁礼家や由良家あたりしか買えなかったのでは?
239: 09/14(土)10:51 ID:k3nHdyDu(1) AAS
>>236
等々力警部かよ
240: 09/14(土)20:27 ID:vBDlznQ8(2/2) AAS
テレビというと『怪獣男爵』で古柳男爵がメッセージを伝える場面に登場。
(最初てっきりリライトで変更と思ったら、オリジナル版からあったと柏書房の収録ので確認。)
『怪獣男爵』って1948年書き下ろしが定説なんだが、このパターンの長編が珍しい事と、
内容が古すぎる(「爵位はもうない」表現がない、「東京市民」表現があるなど)ことから、
『幽霊鉄仮面』みたいに戦前の雑誌連載が単行本化しただけなんじゃないかって疑惑があり、
その場合のネックがこのテレビなんだが、調べたら日本でも公共放送は戦後だけど、
1930年代にテレビの公開実験はやってんだな。男爵が生前興味本位で購入か?
241: 09/15(日)06:42 ID:DdSW1boT(1) AAS
今、チェスタートンの小説を読んでいるが、横溝の作品がいかに「読み易い」かが分かった
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