横溝正史 Part 10 (308レス)
上下前次1-新
250: 09/17(火)06:00 ID:yYkpapff(1) AAS
>>245
「気違いじみた」となってた?
春陽堂版は、マニアックな、と改変されてた。
251: 09/17(火)09:18 ID:ACVqQup7(1) AAS
>>247
俺も団塊ジジイが大嫌い!
ツラを見るだけで反吐が出そう!
俺はアンタを支持する!
どんどん団塊ジジイを攻撃してくれ!
252(2): 09/18(水)20:34 ID:LwNqevX9(1) AAS
今日は悪魔の降誕祭を読んだ
ちょっとお尋ねしたいことがあるのでネタバレをご容赦願う
この作品の探偵小説的ミソは、新聞記事の切り抜き。被害者の持参した切り抜きには事件関係者が載っていたが(それに基き捜査がすすむのだが)、事件の真相は裏面の犬の奇病の記事にあったというもの
このほんとは切り抜きの裏面の方が事件に関わっていたというネタ、どうもどこかで見たような気がするのですよ。これは初読なのにデジャヴ感が増し増しでどうも気になる。ふわっとでいいからこのトリック、使われていた作品があったかどうか、教えてください
なお、金田一の事務所であった殺人事件は密室状況になっているのだが、密室の解決はほったらかしになってますね
253: 09/19(木)06:10 ID:wv7/1oc3(1) AAS
俺もこの切り抜きの件は前にどこかで読んだような気がしてならない
横溝のことだからどうせ何かのパクリだろうけど
でも読んでる時は(ネタバレ→)まさか裏面が重要だったとは思わなかったので、まあ面白かったが…
そういや、金田一耕助の事務所での殺人事件って、ほったらかしだったんだねw
この作品が他の作品と違って一番印象に残ってるのは正にそれなんだけど
254: 09/19(木)16:27 ID:l1YB+dIw(1) AAS
横溝正史のオリジナルのアイディアだったらたいしたものだな
255: 09/20(金)20:29 ID:yhbpJU8L(1) AAS
すいません
>>252の後段の文章は取消します
読み返したら密室ではありませんでした
地の文に「だれかがドアをノックする。金田一耕助が帰ってきたかと」とあったので、
なんで自分の事務所の扉をノックするねん、おかしいやろと思ったのが、
密室の謎を放置したに置き換わっていたようです
256: 09/21(土)02:37 ID:EC6GA2/4(1) AAS
神谷明が金田一の「悪魔の降誕祭」
257: 09/22(日)06:19 ID:W1CNGpJ5(1) AAS
貸しボート十三号を読んだけど
ボート部の学生が多数出てきて読んでて誰が誰だか分からくなっちゃったよ
犯行にボートを使うこと自体に必然性があまり感じられなかったな
戸田の街がうら寂しい人気の無い僻地みたいに描かれているのにも驚いたよ
今じゃ高層マンションが林立している都会なのに
258: 09/22(日)08:58 ID:TzTVVCRO(1) AAS
新幹線と埼京線以前は農村だからな
259: 09/22(日)09:45 ID:mrw12lnH(1) AAS
「迷路の花嫁」を読んだ。
いつもの精子とは違ったテイストだった。
金田一の影が薄かった。
序盤の殺人事件がずっとほったらかし状態だった。
主人公の作家が義侠心あふれるヒーローだった。
勧善懲悪モノかというぐらいの話だった。
最後はまるでメロドラマ。
不思議な作品である。
260(1): 09/22(日)23:30 ID:7c1kRWkj(1) AAS
>>252
>新聞記事の切り抜き
それな、横溝正史自身の古い作品に同一トリックがある。
倒叙ものかつ冒頭部なのでネタバレではないと思うが、
『裏切る時計』という大正15年の作品。
主人公は裏で悪いことやっている男。
ある日妻が新聞の切り抜きを持っていて、
ちらりと見ると自分の犯罪(犯人の目星はついてない)の記事だった。
どうしたと尋ねると妻は素早くそれを隠そうとしたのでバレたと思い殺害。
そうして殺害後によく見ると切り抜きの切り方がおかしいので裏をめくると、
省2
261: 09/24(火)20:26 ID:M1Q3Y6QX(1) AAS
>>260
ありがとうございます
そんな古くに書いてたなら、切り抜き勘違いネタは横溝正史のオリジナルだったのか
大正15年といえば1926年
今調べたらアクロイド事件やヴァンダインのデビュー年だった
しかし不思議。その小説は絶対に読んでないのに、なんで見たことあるような気になってたんだろう?
誰かが流用したのか?
それとも記憶の類似性認知というやつか?
なんとなく元ネタとしてはチェスタートンあたりが書いていそうな気もする
262(1): 09/26(木)06:00 ID:c5eqRNF0(1) AAS
ビックリ箱殺人事件を読んでるがこれはガストンルルーの歌劇場の怪人のパロディかあるいはカーのめくらの床屋のような笑劇ミステリイを狙ったものか
263: 09/26(木)06:14 ID:ubuovmHI(1) AAS
怪人w
264: 09/26(木)08:39 ID:pjdB5rxs(1) AAS
>>262
酔っぱらって書いたんじゃないの?
265: 09/27(金)22:19 ID:XAnqnrPs(1/2) AAS
ああ、死とは何です。そして生とは何ですか。
生命力(いのち)とは果てしなき闇から闇へと飛ぶ白羽箭の、一瞬の電撃をうけてチラと矢羽を光らせた、その瞬間のようなものではありませんか。
箭はどこから来たのです? 闇から来たのです。
そしてまた箭はどこへ飛んでゆくのです。同じく闇の中へ飛んでゆくのです。
それ以上のことをだれが知りましょう。また知る必要もないのです。
すべては闇から闇へと流れてゆくはかない駒のあがきにしか過ぎません。
たとえ十年二十年生き延びたところでそれが何でしょう。この広大無辺な宇宙の闇に比べたら、葉末に結ぶ白露よりもなおはかなく脆いものではありませんか。
266: 09/27(金)22:19 ID:XAnqnrPs(2/2) AAS
ああ、死とは何です。そして生とは何ですか。
生命(いのち)とは果てしなき闇から闇へと飛ぶ白羽箭の、一瞬の電撃をうけてチラと矢羽を光らせた、その瞬間のようなものではありませんか。
箭はどこから来たのです? 闇から来たのです。
そしてまた箭はどこへ飛んでゆくのです。同じく闇の中へ飛んでゆくのです。
それ以上のことをだれが知りましょう。また知る必要もないのです。
すべては闇から闇へと流れてゆくはかない駒のあがきにしか過ぎません。
たとえ十年二十年生き延びたところでそれが何でしょう。この広大無辺な宇宙の闇に比べたら、葉末に結ぶ白露よりもなおはかなく脆いものではありませんか。
267: 09/28(土)14:01 ID:nCLccSfA(1) AAS
そうです、そうです。
268: 09/28(土)16:33 ID:woukqYcS(1/2) AAS
『裏切る時計』で思い出したけど、角川で一緒に収録されてた『赤屋敷の記録』(大正15年)で、
「レプラは遺伝病」って前提で終盤話が進むのがあったんだが、
他に角川未収録を集めた『横溝正史探偵小説選1』(論創社)でも『五つの踊子』(昭和6年」)で
そういう話が出てきて、この病気が遺伝病であるという誤解が当時まだ残ってたのかよくわかった。
(ハンセンがらい菌を発表したのは1875年)
『五つの踊子』では発症者隔離の話も出るので伝染病とごっちゃになっているようにも思えるが。
269(1): 09/28(土)21:30 ID:xVG66JLn(1) AAS
今日は幽霊男を読んだ
佐川由良男だから幽霊男!マダムX登場!
吸血画家のペットは蜘蛛!舞台上の死体!
ラジオ放送で犯罪予告!
幽霊男はお盆で股間を隠して踊る!
横溝正史のビブリオマニアならともかく
自分にはアホらしくて読みきるのが難しい作品だった
同様の通俗路線である悪魔の寵児よりは
作者が意識してか軽い文章で進めているので
神経にさわることは少なかったけども……
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