[過去ログ] 【腐女子カプ厨】巨雑6438【なんでもあり】 [無断転載禁止]©2ch.net (651レス)
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619: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)14:09 d AAS
「そりゃあミカサは寂しがるでしょうね。オレによく懐いていますから」
「まあ、そうだな。あいつもそう思うだろうしそれに俺も寂しいと思うんだがな」
 ほら、そうやってまた好き勝手に振り回して。
 こちらがどんな気持ちを抱いているかなんて知らない癖に。
 毎晩貴方のことを思ってベッドに寝転がった後に、どんなことをしているかなんてことも、全部、全部知らない癖によくもまあそういうことを言うものだ。
 呆れるところではあるが、リヴァイを手前にした以上浮かび上がっている感情はやはり彼への好意とこれからの関係の期待だった。
 しかしいずれの感情にせよ、愛情は結ばれることはないし関係が発展しないことなんて目に見えて分かっているのだが。
「冗談言わないで下さいよ。オレに会わなかったら寂しいだなんて」
 本気にしてしまいたくない。
 いちいち真に捉えていたら自分の身も心も持たないなんてことはよく分かっている。
 分かっているのだが頭はそうはいかなかった。
「冗談なんかじゃない」
 リヴァイはエレンが目の前でここまで葛藤を繰り広げていることを知らない。
 素知らぬふりをしているようにも見える彼の顔が憎らしくも思えてきた。
 もしも自分の気持ちが、今の瞬間にすべて伝わってしまったらリヴァイは軽蔑するだろうか。
 綺麗な彼の顔がぐちゃぐちゃに歪んで、もう自分のほうを見てはくれなくなるかもしれない。
「お前がいると落ち着くんだよ。それにミカサのことも色々と任せられる……ここで一番安心して頼れるのはお前なんだよ、エレン」
 頭の中で何かが崩れていく。
 自分が必死になって隠そうとしていた感情が身体の中から溢れ出して止められない。
 胸が苦しい。息もまともにできなくて、また熱があるわけでもないのに顔中が熱くなって頬が赤らんでくる。
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