[過去ログ] 【腐女子カプ厨】巨雑6439【なんでもあり】 [無断転載禁止]©2ch.net (505レス)
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490: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:40 d AAS
 エレンの言うままにその熱い体を愛撫していくと、喘ぐ唇でリヴァイを求めてくる。潤んだ瞳は欲情で濡れ、リヴァイをあおる。
 エレンの着衣を全て脱がし、ベッドに押し倒すとベッドが抗議の軋みを上げた。
 そんなものにはかまわず尻の間に指を滑らせると、甘いため息が漏れた。
 排泄口でしかなかったそこに快楽を感じる場所があると教えたのは自分だ。
 娼館で働く母親と過ごしていた頃、いやというほど男と女の(場合によっては男同士の)行為を見た。
 自分で実践したことは一度もなかったが、毎日のように見ていればそれがどういう行為であるかとか、どうすればされた方が悦ぶかくらいは嫌でもわかる。
 優しく丁寧に撫でていると少しずつそこが綻びてくるのが分かる。
 エレンの先端から漏れる粘液を掬い取り、ゆっくりと指を差し入れた。
「あっ…んっ…」
 すでに内壁は熱くぬかるんでいる。しかし自分を受け入れるには狭いそこを広げるべく、指を動かすと甘い声が上がる。
省11
491: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:40 d AAS
「欲しいのか?」
 反対の手で自身の服の前をくつろげながら耳元で囁くと、エレンは全身鳥肌を立てながらぞくりと震えた。
「ほしいっ…来て…早くっ…あっ…」
 叫ぶエレンの両足を抱え既に立ち上がったそこに押し当てる。ゆっくりと腰を進めると、エレンの口から歓喜の声が漏れた。
 繋がるのが局部だけでは物足りないと、エレンは全身で抱きついてくる。
「んん…へい…ちょ…きもちい…」
 切れ切れの声で耳元に囁かれ、大人げなく達しそうになるのをリヴァイは必死で抑える。まだ柔らかな子供の体は覚えたての淫らな事を砂が水を吸うように覚えていく。
 この未発達な体が大人である自分をこんなにも早く狂わせるとは思いもしなかった。繋がった部分を強く締め上げてくるエレンの体を味わう余裕はない。
 一気に腰を入れて奥まで突き上げると、エレンは甲高い悲鳴を上げた。
「へ、兵長…もう駄目…イっちゃう…イっ…」
省4
492: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:40 d AAS
「おい、エレン。俺はまだイってねえぞ?」
「…え…あ…」
 リヴァイは獰猛な笑みを浮かべながら、容赦なく腰を突き入れた。達したばかりで敏感な体のエレンにそれは刺激が強すぎた。
「いやっ…へいちょ…それっ…オレ、変になっちゃ…ああっ…」
 狭い部屋に粘膜の擦れる淫らな音が響く。
 リヴァイに中のいいところを擦り上げられ、先程達したはずなのにもう絶頂への階段を駆け上る自分の体にエレンは悲鳴を上げる。
 たかが粘膜を擦り上げられているだけなのに、どうしてこんなに気持ちがいいのかエレンにはわからない。
 ただただ、リヴァイに与えられる感覚に溺れしがみ付くのが精一杯だった。
「へいちょ…また、イく…そこ、されると、またイっちゃう…」
 エレンは普段誰にも聞かせないであろう甘い声を上げた。
省16
493: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:41 d AAS
 それはほんの偶然であった。業務が重なり愛しい恋人と過ごす時間がなかなか持てず、リヴァイは苛立ちを感じていた。
 そんな中たまたま自分の用事が早く終わり、合間にエレンの顔を見に行きたいと新兵の様子を見に行った時だ。
 立ち話をしていたエレンに声をかけようとして、リヴァイは足を止めた。
 エレンとふざけ合いながら一緒にいたのはエレンと同じ新兵のジャン・キルシュタインだった。背の高く馬面のこの青年の能力を買っていたが、エレンにやたら触っているので苛立った。
 エレンは親友のアルミンとの方が仲は良かったが、ジャンとは体の接触が多いように感じる。ただのふざけっことは思うがエレンの服を掴み、突き飛ばし合っているのを見て苛々する。
『俺のもんに勝手に触るんじゃねえ』
 エレンに絡むジャンに何度そう言いたくなったかわからない。リヴァイの眉間の皺が深くなった頃、エレンがぽつりと言った。
「…オレ、ジャンのこと好きになればよかった」
 その言葉にリヴァイは後頭部を殴りつけられたような衝撃を受けた。
「はあ?ねーよ!てめえみたいな死に急ぎ野郎に好かれたくねーよ」
省8
494: (ワッチョイ 6f85-eoZT) 2016/04/06(水)21:41 0 AAS
わいはここの地下室は概念論にますます傾いてきたで
誰もたどりつけん希望みたいなもんで存在しとるだけで意義があるねん
495: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:41 d AAS
 エレンはジャンに対して仄かな思いを抱いていたのかもしれないとリヴァイは思った。
 だが、今のリヴァイには本来のエレンの思いがジャンにあったとしても、それを叶えるつもりは全くない。
「お前は俺だけのものだ」
 悪趣味だと知りつつリヴァイはエレンを快楽で追い込み、泣かせる。
 終った後に後悔の波が襲ってくると知りつつもやめられない。
 いつしかエレンとリヴァイとの関係は心がすれ違いながらも、毎晩のように快楽で体を繋ぐだけの関係に変わっていった。
 エレンが自分に対し不安を抱くのを知りながらも、リヴァイはそれをどう修正すべきかわからなかった。
 十五も年下の子供に溺れ、己の感情も制御できないままの自分を腹立たしく思いながらもどうにもできなかった。
 エレンはいつもリヴァイをもの言いたげに見つめ、リヴァイは忙しさを理由に放置していた。

 直接何かがあるわけではないが、不仲の人間がいればその組織の中は居心地が悪くなる。
省15
496: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:42 d AAS
「エレンが、『ジャンを好きになればよかった』って言ったんでしょ?それって、『ジャンの事は全く恋愛の範疇に入れていません』って意味じゃない」
「……」
「ジャンの方が恋愛相手としては楽だけど、エレンは楽じゃない人の方を好きになっちゃったから愚痴っただけでしょ?で、エレンが好きな楽じゃない人って誰かなー?」
 ハンジはそう言いながら、ニヤニヤとリヴァイを見つめて来た。しばらく居心地悪そうなリヴァイを眺めてから、ハンジは表情を引き締めた。
「リヴァイさ…エレンがあんたに気を使ってるの分かっている?」
「……ああ…」
 エレンは本来『死に急ぎ野郎』というあだ名がつくくらい猪突猛進の、どちらかと言えば考えるより行動してから後悔するタイプだ。訓練兵団で叩きこまれたせいで上下関係には厳しいが、あまり他人に気を遣うタイプではない。
 それがリヴァイに対しては、審問会での事があったとはいえ、どこか気を使っている部分がある。他の兵士たちには自然に接しているのに、リヴァイに対してはどこか一線を引いているように感じる時があった。
 最近は何か悩みがあるのに、訊ねても「なんでもありません」と悲しそうに笑う。何かを必死で我慢している様子が痛々しかった。
「最近のエレンは特に不安そうにしているよ。上官としても恋人としてもリヴァイが不安を取り除いてやらないと」
省9
497: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:43 d AAS
 震えるエレンはそれだけ言っていきなり走り出した。
 呆然とするリヴァイをハンジが殴りつける。
「リヴァイ、何ぼんやりしてるの!追いかけなよ!早く!」
 慌てて追いかけて廊下で捕まえる。エレンは紙のように真っ白な顔で、目は潤み、唇は震えていた。
「エレン」
 リヴァイが何事か言おうとすると、エレンはその場で敬礼をした。
「リヴァイ兵士長。オレのために兵長の手をわずらわせて申し訳ありませんでした!」
「エレン、俺は…」
「オレ、人類の敵になったりしません。兵長にそんな無理させなくても人類のために戦いますから…だから、もういいです」
「エレン、聞け。俺は…」
省16
498: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:43 d AAS
 血まみれで倒れる自分を泣きながら見下ろすエレン。
 大きな金色の瞳からは大粒の涙がひっきりなしに零れ、リヴァイの頬を伝って濡らしていく。
 名前を呼びたかったが、喉からは「ひゅう」と風が漏れる音しか出てこない。
『そんなに泣くんじゃねえ。この泣き虫が。泣きすぎて目が落ちたらどうする。この位じゃ俺は死なねえよ』
 そう言って笑いかけようとしたが、エレンは自分の名を叫びながら泣くだけだ。
 また、たくさん泣かせてしまった。だが、エレンを守ることが出来た。仕方ねえ、今日はそれで満足するか。
 もっとエレンを見ていたいのに、視界が暗くなって見えなくなる。
 眠くて眠くて、意識を保っていられない。
 俺の気持ちを伝え忘れたな。目が覚めたら、今度こそ伝えないと。
 あの子供は勘違いしてどんな暴走をするかわからない。
省3
499: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:44 d AAS
 次に目ざめた時、リヴァイは新たな体で人生を始めていた。
 記憶を持ったまま生まれ変わったリヴァイは必死でエレンを探した。
 もう一度この手に抱き締めて思いを伝えるために。金と権力とありとあらゆる手段を使い探したものの、エレンは見つからなかった。
 似た人間は何人かいた。金目当てにエレンだと名乗るものがたくさん訪れたが、それらはエレンではなかった。
 たとえ記憶が無くても、性別や年齢や人種が違っても、リヴァイにはエレンが分かる。
 そんな話をしていると、モブリットはキャンバスに下書きをしながら「そう言えば」と切り出した。
「遠い東洋の国では、人間以外のものに生まれてくるという話があるそうですよ。それこそ動物や植物に。エレンが人間以外のものに生まれてきているかもしれません」
 キャンバスにはこちらを見つめてはにかむように微笑むエレンが描かれていた。リヴァイはこんな顔で微笑むエレンを見たことがない。
 いつもどこか苦しそうな表情で自分を見つめていた。
「何故この表情に?」
省6
500: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:44 d AAS
 原住民族が『神の森』と崇める原生林に、金色の瞳を持つ神の使いがいるという噂を聞いたリヴァイは、その森を買い取り捕まえるよう命じた。
 原生林はあまりにも広く探索が困難であったため、最初に木を切り倒し開墾していった。
 しかし、それらしい動物は見つからず、遂にリヴァイ自身が狩りに参加した。
 案内をさせた原住民の末裔は『罰がくだる』と震えながらも、中を指し示す。
 自然にあふれたそこは神々しいまでの美しさだったが、リヴァイにはそんなものは目に入らない。
 ただ、エレンを得る事しか頭の中になかった。かつて調査兵団にいた頃の様に馬を駆って森の中を走り抜ける。
 奥へ奥へと入っていくと木々の合間に大きな鹿の姿が見えた。遠くから目が金色に光ったように思い、リヴァイは馬の尻を叩いた。
 案内人の制止する声も聞かず、更に奥へと馬を走らせたリヴァイは、必死で鹿の後を追いかけた。
 どれだけ走ったかも、今自分がどこにいるのかもわからなくなった頃、リヴァイは木漏れ日の指す小さな泉にたどり着いた。
 追いかけていた鹿は見当たらない。
省4
501: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:45 d AAS
 周りを見渡したが案内人らしき人間は見当たらない。
 森の中はひどく広く危険な場所があるのではぐれたら動かないように、と言われていた。
 リヴァイは仕方なく案内人が見つけてくれるのを待つことにした。
 臆病な馬が大人しくしているので、危険はないだろうと、苔の上に横になる。
 やがて、普段の疲れが出たのかリヴァイはうとうととしだした。
 誰かに呼ばれたような気がして、ふと目を開けると目の前に金色の光が二つあった。
 慌てて体を起こすと大きな鹿がこちらを睨み付けている。
 逃げたのかさっきまで傍にいた馬はもういなかった。
 強く睨み付けてくる二つの金の瞳。
 ―これが、金色の瞳の神の使い…か。
省15
502
(1): (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:45 d AAS
「なん…だと?」
『エレンはお前の手に入らない。諦めて立ち去れ』
「エレンを知っているのか!?教えろ!エレンはどこにいる!」
『エレンはこの世界に生まれていない。生まれることを拒否した』
「どうしてそんなことが分かる?では、どうすればエレンが生まれてくる?教えろ!」
『それはエレン自身が決める事』
「なぜエレンは生まれてこない?エレン以外の人間には皆会った。どうしてあいつだけが生まれてこない?」
『エレンは世界に絶望した。ただそれだけ。未来にエレンが生まれてきたとしても、決してお前の手には入らない』
「そんなことが何故わかる」
『運命で決まっている。お前はエレン以外の全てを手に入れる。だが、エレンだけは手に入れられない』
省13
503: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:46 d AAS
 長い年月が流れた。
 かつて人類最強と呼ばれ、また鉄道王として名を成したリヴァイの上にも、他の人間と等しく老いと死はやってくる。
世界中を飛び回ったリヴァイも今はベッドの上でほとんどの時間を過ごし、小さなきっかけで体調を崩すことが増えた。
 ウトウトしかかって、そばに誰かがいることに気付き目を開けると、目の前に涙で濡れた大きな瞳があった。
「エレン」と呼びかけようとして、それがイザベルのものであることに気付く。
 荒い息の中イザベルの表情で、自分が死の淵にあることを知る。
 俺の人生もここまでかと自嘲気味にリヴァイは笑った。
「兄イ…しっかりして…」
「義父さん」
 幼かったイザベルも三児の母となりすでにその顔には年齢を示す皺が刻まれている。
省6
504: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:47 d AAS
「あいつの言ったように俺はこの世に存在するすべてを手に入れたが、エレンだけは手に入れられなかったな…」
 溜息の様に漏らすと、イザベルが感情をかみ殺そうと唇を噛んだ。
「イザベル…」
「なに?」
 力を振り絞って手を伸ばすと、涙で濡れたイザベルの手に包まれる。
「頼みがある」
「なに?何でも言って?」
 泣き虫な妹の切ない表情はどこか、あの少年に被る。
「一つは…モブリットに描かせたエレンの絵だが…」
「うん」
省17
505: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:47 d AAS
 霞んだ視界の中でエレンがこちらを見下ろしていた。あの日の様に、寂しさと不安、そして悲しみを湛えているように見えた。
「…お前も…寒いか…エレン…」
 胸が締め付けられるように痛む。抱き締め自分の体温を全て与え温めてやりたかった。
 恐怖も不安も悲しみも、あの子供から取り除いてやりたかった。ただ、ただ、愛してやりたかった。
 もう一度この手に抱いて、自分の全てをエレンに与えたかった。
「…寒いだろう、エレン…。早く、こっちに来い…温めてやる」
 朦朧とした頭の中で、リヴァイはここがどこなのか、いつなのかもわからなくなっていた。ただ、目の前のエレンを抱き締める事しか頭の中にはなかった。
 指の先に冷たい感触が当たる。そちらに目をやるとベッドサイドに置かれたサイドボードだった。
 中央にガラス戸がはめ込まれており、そこにリヴァイの顔が映っている。
「…なんだ…」
省10
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