[過去ログ] 【尖閣】NHKよ、「中国軍艦は絶対来ない」はずではなかったのか[7/3] [無断転載禁止]©2ch.net (245レス)
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245: <丶`∀´>@無断転載は禁止 2016/07/06(水)03:58 ID:UakVC0EL(2/2) AAS
[FT]主権という幻想を追い求める国家
外部リンク:www.nikkei.com
(2013年6月7日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

 国家が戻ってきた。1945年以降の多国間の秩序は崩壊しつつある。どこを見ても、国家主義が勢いを増している。
既成勢力も新興勢力も、国家主権という伝統的な概念を掘り返している。こうした国々は、1648年のウェストファリア条約
が生み出した国際体制を取り戻したいと考えている。彼らは幻想を追い求めている。

 移動する資本、国境を越えたサプライチェーン(供給網)、そしてデジタル時代のつながりは、個々の国から力を奪う。
失われた権威を取り戻す方法は、各国が協調して行動することだった。
■絶対主権を好む新興国
 ところが、ムードが変わった。「台頭する」国は、「台頭を遂げた」国になると、ルールに基づく制度を受け入れるのを
渋るようになった。そのルールが主に既成勢力の大国によって書かれたものである以上、なおのことだった。一方、
米国は「世界の警察」の役割から退きつつある。ユーロを救うために大幅な統合深化が求められているポストモダン
の欧州でさえ、国家と超国家の緊張と格闘している。
 新たな大国――中国、インド、ブラジル、南アフリカ共和国など――は、ジョン・ロールズの協調的な世界より
トマス・ホッブズの絶対的な主権を好む。これらの国は、19世紀の世界のような景色を思い描いている。力というものが、
最大の経済と軍隊を持つ国々に属し、競合する同盟関係によって均衡が保たれていた世界だ。
 プーチン大統領が専制国家を再び築こうとしているロシアも、ほとんど同じ見解を抱いている。主権は不可侵なのだ。
ウェストファリア体制の内政不干渉の原則に従うと、世界はシリアの残忍なアサド政権をそのままにしておかなければ
ならない。

■世界共通の目標に生かすための行動を
 高齢化が進み、世界経済に占める割合が急激に低下する大陸として、欧州は自分たちの価値観と利益を守るため
に一体となって行動しなければならない。中国は、気候変動の荒廃や、開かれた市場と世界的な供給ルートへの
脅威に非常にもろい。米国は、比較的自給自足が成り立っているにしても、自国の繁栄と安全保障に対する遠方
からの脅威を避けられない。
 我々の元に残された矛盾は、国家主権が大いに尊ばれる一方で、国家主権というものを行動する能力と厳密に
定義した場合、主権が次第に効果を失っている世界になってしまっていることだ。世界の国々は、古い秩序を新しい
取り決めに改め、国家の目標だけでなく共通の目標を認めることに、避けられない利害を共有している。
 だからと言って、各国が実際にそうするわけではない。歴史は、政治家が幻想を追求することを選んだ不幸な事例
に満ちている。欧州は来年、初期のグローバル化時代が流血のうちに終わってから100周年を迎える。

By Philip Stephens

2014/01/21
【歴史】「徳富蘇峰の再評価、今こそすべき」
2chスレ:newsplus
 まずはその世界観。氏によれば、蘇峰は世界を「力と力の角逐」と捉えた。
はじめは平民主義を掲げていたが、1895年の三国干渉を機に「力の福音」に目覚め、以後一貫して
「力」のリアリズムから世界を捉えた。「勢力均衡を信奉したのもリアリズムから。アメリカが正義や
民主主義などの理念を掲げるのも、それが自国の国益にかなうからそうしていると見抜いていた」。
裏返して言えば、政治や社会現象に理想主義や進歩主義を持ち込まないことであり、
中国の力による台頭が顕著な今こそ、こうした蘇峰の姿勢は必要になるという。
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