[過去ログ] 【朝鮮日報】「米国は韓国に原潜技術を渡さないだろう」ワシントンの専門家、討論会で明かす 韓国国内の専門家ら「独自建造可能」[10/30] (677レス)
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584(1): <丶`∀´> 2019/11/02(土)09:07 ID:SQMBCtr2(1/4) AAS
音を探知するというのはどういうことか
水上艦で考える 水上艦が出す音は様々だが、ようするに騒音である
音と言うのは実際には様々な周波数をもった波の合成波なんだが、
光と違って、媒質=空気分子や水分子によって伝播していく波
(光は媒質を必要としない。だから真空も通る)
媒質が無ければ伝わらない
その媒質は分子が波をエネルギーとして吸収し、或いは衝突・散乱させて減衰させていくし
発信源から出た音は、球面拡散(海底があれば円筒拡散)、ある条件では一定比で距離でも物理的にも減衰する
そうして色んな波も次第に少なくなって、遠くに聞こえてくるのは低周波だけになる
それをパッシブで聞いてるわけだ
低周波と言うのは、水上艦では発電機、コンプレッサー、空調など振動を伴う機械を騒音源とする
この低周波は非常に直進性が高いエネルギーで、少々の吸音材などは透過して遠方まで聞こえてしまう
だから大抵は比重の高い物質=鉛などを使った分厚い素材で制振機能のある板で防ぐが、音圧次第では通り抜けるのは避けられない
(だから低周波騒音障害などで問題になる。可聴音域外の低周波でも、耳には聞えないが振動として伝わってるので問題になるわけ)
海中を伝わる音の伝播も一様ではないことに注意しないといけない
海水温度・塩分濃度(季節・時間で同じ場所でも変わってくる)の違いにより、顕著な境目が海中内で出てくる
「跋層」である これが海中の音の伝播の具合を変えてしまうのである(多くは深度によって伝播が変る)
そのため海中の音波の伝わり方をモデル化するために、緯度経度ごと、季節時間ごとに計測することが欠かせない
米軍は人工衛星を使って海中塩分濃度をスキャンしてきたほどだ
・・・それでも一様にいかないのが海なのだ
まことに音というのは、光・電波と違って厄介な性質なのである
(デジタルでなんでもオートでやれるイージスのようなわけにはいかないのはそういうこと)
電波は音に比べると物理現象が単純そのもので利用しやすい
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