[過去ログ] 死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?380 (1002レス)
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967: 警備員[Lv.7] 02/05(水)22:34 ID:GSaZJWS30(1/5) AAS
「……助けて……」 夜、スマホが震えた。画面には「タカシ」の名前。 「……助けに来て……今すぐ……」 声は小さく震えていて、どこか遠くで囁くような感じでした。
「え? どうした?」 私は慌てて聞き返しましたが、タカシは同じ言葉を繰り返すばかり。 「助けに来て……今すぐ……」
ただ事ではないと思い、私はすぐにタカシの家へ向かいました。彼のアパートに着くと、タカシの住む406号室の明かりはついていて、ドアも普通に開いていました。
「タカシ?」 部屋の中を覗くと、彼は普通にソファに座ってスマホをいじっていました。
「あれ? どうした?」
タカシはきょとんとした顔で私を見ました。
968: 警備員[Lv.7] 02/05(水)22:34 ID:GSaZJWS30(2/5) AAS
「お前、電話してきただろ? 助けてって」
するとタカシは首をかしげて言いました。
「は? 何言ってんの?」
そんなはずはない。タカシにスマホを見せてもらった。でも、そこには……私への発信履歴なんてどこにもありません。
「いやいや、俺、確かにお前の声を聞いたぞ」
私は混乱しましたが、タカシは終始「知らない」と言うばかり。結局、その日は何事もなく、私は帰宅しました。
969: 警備員[Lv.7] 02/05(水)22:34 ID:GSaZJWS30(3/5) AAS
それから数日後——
夜、自分の部屋にいると、ふとスマホが震えました。
着信画面には「タカシ」の名前。
嫌な予感がしながらも出ると、
「……助けて……」
あの時と同じ、小さな震えた声が聞こえました。
970: 警備員[Lv.7] 02/05(水)22:35 ID:GSaZJWS30(4/5) AAS
「タカシ? おい、どこにいるんだよ?」
すると、その声は、スマホ越しではなく、
——私の部屋の中から聞こえました。
ふと、スマホの画面が暗くなりました。その瞬間——後ろに"何か"が映りました。
ゾッとして振り向くと、誰もいません。
でも、どこからか、空気が震えるような囁きが続いていました。
971: 警備員[Lv.7] 02/05(水)22:36 ID:GSaZJWS30(5/5) AAS
「助けて……助けて……」
その夜、スマホの履歴を確認しました。
——着信履歴なんて、どこにもありません。
ただひとつ、代わりに「発信履歴」が残っていました。
その番号を見た瞬間、心臓が嫌な音を立てて跳ねました。
宛先は……タカシ、でした。
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