温泉大好きな人集まれ10 (750レス)
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605: [] 2024/05/25(土) 16:31:13.71 ID:EDGJEGn70 「兵とは詭道なり」 「兵者詭道也」 計篇(第一)金谷治訳注『新訂 孫子』岩波書店、31頁 計篇にある、有名な言葉である。この連載の第2回で私があげた「一に道、二に天、三に地、四に将、五に法」という鍵要因を示す言葉が同じ計篇の冒頭部分にあるが、これはその少し後に出てくる。 「詭」という漢字の意味は、白川静博士の『字通』によれば、「いつわる」「あざむく」ということで、「敵を欺き、あるいは敵の意図の裏をかくことこそ、兵のあり方、戦略だ」というのが、この言葉の意味である。 孫子はこれにすぐ続けて、「能なるもこれに不能を示し」「遠くともこれに近きを示し」「卑にしてこれを驕らせ」「其の無備を攻め、其の不意に出(い)ず」など、13もの詭道の例をあげている。 それぞれ、強くとも敵には弱く見せる、遠方にあっても近くにいるように見せる、低姿勢に出て敵を驕らせる、相手の無防備を攻めたり予想していないところに出る、ということで、すべて相手を欺き、相手の裏をかくような行動である。 この章では、「正と奇」「虚と実」「致すと致される」、と孫子の戦略の真髄と私が考えるものをあげてきたが、それらはすべて「詭道」を語っているものとも考えられる。 正の戦略を基本とするが、そこに奇を加えてはじめて勝てる。敵の虚を撃って実を避ける。敵に致されるのではなく、敵の動きを誘導するような戦略をとる。 「奇」「虚」「人を致す」、すべて敵の動きを読んだ上で、その裏をかくような、あるいはそれを利用するような戦略の重要性を語った言葉だった。その意味で、「詭道」の例なのである。以前の回で取り上げた孫子の言葉の中では、「勝ちて而る後に戦いを求め」という言葉だけが、詭道からはやや遠いといえそうだ。 ただ、「兵とは詭道なり」という言葉は、古来から多くの論議を呼んできたようだ。「人をだます」とも読めることを将の戦略の基本に置くことに対する違和感や警戒感があるからだろう。孫子の戦略は人間の仁義に反する、といった人もいたそうだ。 http://kizuna.5ch.net/test/read.cgi/onsen/1618193335/605
兵とは道なり 兵者道也 計篇第一金谷治訳注新訂 孫子岩波書店頁 計篇にある有名な言葉であるこの連載の第回で私があげた一に道二に天三に地四に将五に法という鍵要因を示す言葉が同じ計篇の冒頭部分にあるがこれはその少し後に出てくる という漢字の意味は白川静博士の字通によればいつわるあざむくということで敵を欺きあるいは敵の意図の裏をかくことこそ兵のあり方戦略だというのがこの言葉の意味である 孫子はこれにすぐ続けて能なるもこれに不能を示し遠くともこれに近きを示し卑にしてこれをらせ其の無備を攻め其の不意に出いずなどもの道の例をあげている それぞれ強くとも敵には弱く見せる遠方にあっても近くにいるように見せる低姿勢に出て敵をらせる相手の無防備を攻めたり予想していないところに出るということですべて相手を欺き相手の裏をかくような行動である この章では正と奇虚と実致すと致されると孫子の戦略の真髄と私が考えるものをあげてきたがそれらはすべて道を語っているものとも考えられる 正の戦略を基本とするがそこに奇を加えてはじめて勝てる敵の虚を撃って実を避ける敵に致されるのではなく敵の動きを誘導するような戦略をとる 奇虚人を致すすべて敵の動きを読んだ上でその裏をかくようなあるいはそれを利用するような戦略の重要性を語った言葉だったその意味で道の例なのである以前の回で取り上げた孫子の言葉の中では勝ちて而る後に戦いを求めという言葉だけが道からはやや遠いといえそうだ ただ兵とは道なりという言葉は古来から多くの論議を呼んできたようだ人をだますとも読めることを将の戦略の基本に置くことに対する違和感や警戒感があるからだろう孫子の戦略は人間の仁義に反するといった人もいたそうだ
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