[過去ﾛｸﾞ] 酒の肴に小説を。 (1000ﾚｽ)
上下前次1-新
このｽﾚｯﾄﾞは過去ﾛｸﾞ倉庫に格納されています｡
次ｽﾚ検索 歴削→次ｽﾚ 栞削→次ｽﾚ 過去ﾛｸﾞﾒﾆｭｰ
12: 黒霧芋マスター 2015/03/31(火)13:58 ID:dcl(12/44) AAS
街の規模から考えても大きい酒場だった。
テーブルが20ほどと、カウンター席が30席。
客入りは6割ほど。
客層は農耕の街らしく、みな浅黒く腕力には自信が有りそうな面子が揃っていた。
僕は空いてるカウンター席に腰掛け店員に酒を注文する。
すかさず正装した店員が氷入りのグラスにバーボンを注ぐ。
氷が軽く弾ける用な音がする。
その音を聞きながら僕は思う。
豊かな街だな。
店員が僕の前にグラスを静かに置く
｢首領さん家で一杯やって来なかったんですか？旦那は"白い鳩"でしょ？｣
置かれたグラスに口をつけ食道から胃にかけてバーボンが染み渡るのを楽しみながら僕は答える。
｢話が長くてね。
途中で逃げて来たんだ。｣
｢あー。
良くない報せだったんですかね？
そういや"白い鳩"が来るのが遅いって、ぼやいてんの聞きましたぜ。｣
僕は苦笑する。
｢伝令の中身は僕の責任じゃあないんだけどなぁ｣
上下前次1-新書関写板覧索設栞歴
あと 988 ﾚｽあります
ｽﾚ情報 赤ﾚｽ抽出 画像ﾚｽ抽出 歴の未読ｽﾚ AAｻﾑﾈｲﾙ
ぬこの手 ぬこTOP 0.009s