[過去ログ] 酒の肴に小説を。 (1000レス)
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30: 黒霧芋マスター 2015/03/31(火)14:12 ID:dcl(30/44) AAS
翌日僕はデュークの家のドアの前に立っていた。
昼下がりで、風が気持ちのいい午後だった。
僕はデュークの家のドアを叩く。
反応がない。
一呼吸空けてからふたたびドアを叩く。
省8
31: 黒霧芋マスター 2015/03/31(火)14:13 ID:dcl(31/44) AAS
ララは市場の喧騒の中を歩いていた。
彼氏の家から3日ぶりに帰る途中だ。
息子は3日前に家に置いて来たきり会っていない。
あいつが居なければ今頃まだ彼氏の家に居れたのに………
パンは一日分だけ置いてきた。
省13
32: 黒霧芋マスター 2015/03/31(火)14:14 ID:dcl(32/44) AAS
市場を抜け人通りが少なくなった所でデュークが困った様な顔でララを見た。
「ごめんね。
僕。
また外に出ちゃったんだ………
お腹がね……空いたから…
ママを……探しにいこうおと思って………
ママに会いたいし………」
デュークは今に間も泣き出しそうだ。
ララは辺りを見回す。
人の影が無いことを確認してからデュークの頬を思いっきりぶった。
省11
33: 黒霧芋マスター 2015/03/31(火)14:15 ID:dcl(33/44) AAS
家に着いたララはデュークの脇腹を蹴った。
ララの派手な靴がデュークの脇腹に刺さる。
家の中にデュークが入ってすぐさまだった。
デュークは狭い家の中に転がる。
「ママ………
ママ…」
省13
34: 黒霧芋マスター 2015/03/31(火)14:15 ID:dcl(34/44) AAS
最初は子供が出来た事に喜びを覚えた。
妊娠したと告げると、父親だった男は逃げた。
シングルマザーも格好いかもと考えたのが運のつきだった。
ララの両親の反対を押しきりデュークを産んだ。
出産後に早くも後悔する。
周りの皆はまだまだ遊んで要るのに、またなんで自分ばっかり育児と仕事をしなくてはならないのか。
甚だ疑問だった。
省8
35: 黒霧芋マスター 2015/03/31(火)14:16 ID:dcl(35/44) AAS
デュークはドアの叩く音で目を覚ました。
意識を失ってどれ位経ったのかは解らなかった。
体が熱い。
下半身が硬くなったみたいに動かない。
声を上げようにも力が入らなかった。
ふたたびドアを叩く音が聞こえる。
その音を意識の片隅で聞きながらデュークは夢を見ていた。
優しい母親と逞しい父親と仲良く遊ぶ夢を。
父親の顔は靄が掛かりわからない。
母親のララに優しく抱きしめられた。
省1
36: 黒霧芋マスター 2015/03/31(火)14:17 ID:dcl(36/44) AAS
僕は首領邸から出発間近まで首領の有難い進言を頂戴していた。
解ったって。
無事に総合屯所のある港町まで無事に帰ったら報告書に書くって。
未来の恋人のターニァと愛想の悪い執事に別れを告げると僕は歩き出す。
眼下の稜線は今日も長閑だ。
風もさらさらと流れている
ヒバリが高い空で鳴いた。
僕は市場の方に歩みを進める。
デュークの家に寄ってから街を出ようと決めていたからだ。
省4
37: 黒霧芋マスター 2015/03/31(火)14:17 ID:dcl(37/44) AAS
ララはデュークを痛めつけた日から2日ぶりの朝に帰宅した。
仕事の道具を取りに行ったのだった。
ララは家のカギを空けてドアを開ける。
見慣れない大きな物がそこにあった。
ソレは窓から差し込む光を受けて鱗が銀色に輝く大きな物だった。
省12
38: 黒霧芋マスター 2015/03/31(火)14:18 ID:dcl(38/44) AAS
デュークの家の前は逃げ惑う人でごった返していた。
10m位の龍だろうか。
龍の口には派手な服を着た女が足を噛まれぶら下がっている。
女は何か叫びながらバタバタと暴れている。
デュークの家を見ると、壁が無惨にも穴が空き荒れた室内が目に入る。
龍が元は誰なのかを僕は理解する。
省10
39: 黒霧芋マスター 2015/03/31(火)14:19 ID:dcl(39/44) AAS
龍に向かって構えて引き金を絞る。
パァン
渇いた音と共に龍の右目から血煙が吹き出す。
龍は叫ぶ。
地鳴りの様な叫びを。
デュークの絶望の叫び声に僕には聞こえる。
龍は辺りをなぎ倒しながらのたうち廻る。
省6
40: 黒霧芋マスター 2015/03/31(火)14:20 ID:dcl(40/44) AAS
龍が向き直った。
標的を僕に決めたみたいだった。
龍の足下でララは這いずりながら、龍から遠ざかろうと何かを叫びながら必死にもがく姿が見える。
龍が僕に向かって突進してくる。
僕は龍の額辺りに標準を合わせ引き金を3回絞る。
銃弾を受けても龍は怯まない。
構わず突進を続ける。
省7
41: 黒霧芋マスター 2015/03/31(火)14:20 ID:dcl(41/44) AAS
僕の後方では母親のララがまだ何かを叫んでいる。
僕は元デュークに謝る。
「ごめんね。」
狙いを定め引き抜きを絞る。
パァン
省8
42: 黒霧芋マスター 2015/03/31(火)14:21 ID:dcl(42/44) AAS
「ごめんな。
デューク。
痛かったよな。」
僕は謝る。
そして飛び散った鱗を一枚拾い真ん中に銃で孔を空ける。
穴の空いた鱗を腰に巻いている銀色の飾りに差し込む。
飾りは無数の龍の鱗だった。
「デューク。
お前も僕と一緒に旅に出ようぜ。」
省1
43: 黒霧芋マスター 2015/03/31(火)14:21 ID:dcl(43/44) AAS
足を噛まれて這いずり回ってる母親のララの元まで歩いて行く。
ララの声が聞こえる。
錯乱しているみたいだった。
「あんな子は産むんじゃなかった!!!
あんな子は産むんじゃなかったんだ!!!
なんで私ばっかりこんな目に遭うの!!!
私は幸せになりたいだけなのに!!!
ああ!!!
足が!!!
私の足が!!!
省3
44: 黒霧芋マスター 2015/03/31(火)14:22 ID:dcl(44/44) AAS
錯乱して叫ぶララの前まで行き僕はララを見下ろす。
「あんたの望みが叶ったぞ。
喜べよ。
デュークは死んだよ。
脚の一本や二本安いもんだろう?
あんたはこれから派手な服を着て飽きるまでセックスしてればいい。
それがあんたの望んだ幸せなんだろ?
良かったな。」
僕はララに声をかけ僕は歩き出す。
省2
45: 2015/04/01(水)09:20 ID:M6j(1/2) AAS
二度と書くな盗作者
46: 2015/04/01(水)09:27 ID:M6j(2/2) AAS
open2chスレ:news4vip
このスレの>>10が俺
ファンタジーとお題を出されて筆力向上がてらになんとなく書いてみたが
まさか他人の小説として発表されてるなんてな
本当に酷い奴だよ
47: 黒霧芋マスター 2015/04/02(木)23:34 ID:EPZ(1/19) AAS
ショート
あっちって
こっち?
48: 踊るクズ 2015/04/02(木)23:34 ID:Bxv(1/6) AAS
マスター やっぱドラゴンは使えねえわ
書き手的には残念だが 読むに当たって読者は作者ほどには読みこまねえ。大なり小なり読み飛ばすから気づかなかっただろうがな
以下 10氏の作品から引用
馬で草原を駆けている中、女リーダーは叫んだ。
「いいか、私が見るに奴の鎧は犀の角の様に鱗が異常硬質化し、それが太陽の光を反射して銀色に光っているだけだ」
省10
49(1): 扉あけたら誰もいないれす◆0jC/tVr8LQ 2015/04/02(木)23:36 ID:RRl(1/7) AAS
あー、、、もしかしてと思ったら
ここれしたか
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