【勉強会】The QABALISTIC TAROT【+雑談】Part4 (196レス)
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153: 2015/04/26(日)06:51 ID:ORu(1) AAS
「セフィロトの図案たち」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 67) ---
Like all of the Golden Dawn court cards, he is in armor, implying that the qualities
of the Elements which they symbolize do life's battle for us.
ゴールデン・ドーンのコートカードたちの全てと同じように、彼は鎧を着て、彼らが象徴
している「元素たち」の特質たちが、我々にとっての生命の戦いを行っていることを暗示
している。

In his hand he carries the same wand found on the Ace, showing that he is the motive
vehicle for the Fire Force.
彼の手に、彼は、「エース」に見られるものと同じ棒を持ち運び、彼が「火の力」にとって
の原動力となる媒介者であることを示している。
--- ここまで ---

ゴールデン・ドーン版における、コートカードの「armor/鎧(よろい)」の描き方には
一定のルールがあります。
つまり、鎧の表面積が、「王」>「女王」=「王子」>「王女」になっているわけです。
ただし、この表面積の法則は、ゴールデン・ドーン版だけに見られるもので、派生版である
ウェイト版やトート版では、きちんと考慮されていません。
これは、原作者のマサース氏が割と戦争好きであったためであって、他の版の作者である、
ウェイト氏(&ピクシーたん)やハリス夫人が、そういう戦闘行為に関係する「鎧」の
デザインには、あまり興味が無かったということではないかと推察されます。
まあ、無骨な鎧よりは、普通の衣装デザインの方が、一般受けするのは確かですしね。

また、「王」の右手には、「棒のエース」にある「棒」が握られています。
そして、馬の額の部分には、「棒のエース」の左の枝にあった「火=アツィルト界」の
印形が記されています。
おまけに、下からも炎であぶられていますので、カード全体が「火」で覆い尽くされて
いるような感じになっています。

つまり、この「棒の王」は、下界に放火していく火付け盗賊、いやいや冷え切った地上に
熱い「火」のエネルギーをもたらす「偉大なる先駆者」として作用しているというイメージ
であるということですかね。

でもまあ、あまり暑苦しいのは、ちょっと勘弁してほしいんですけどね。
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