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496: 2018/01/28(日)04:17 ID:0(496/694) AAS
AA省
497: 妖怪苺桑江万万〜信徒団 2018/01/28(日)05:17 ID:0(497/694) AAS
AA省
498: 2018/01/28(日)08:10 ID:0(498/694) AAS
ヒラリー・ホワイトホール・パトナム(Hilary Whitehall Putnam、1926年7月31日 - 2016年3月13日)は、アメリカ合衆国の哲学者。
1960年代以来、心の哲学、言語哲学、および科学哲学において、分析哲学の中心人物であった。
彼は他の者に対して行うのと同じくらい自分自身の哲学的立場についても、その欠陥が曝露されるまで
厳格な分析による吟味を加えることで知られている[1]。その結果、パトナムは頻繁に自分の立場を変更するという評判を得るに至った[2]。

心の哲学において、パトナムは、彼の多重実現可能性という仮説に基づいて、精神と身体の状態の
タイプ同一説に対する反論を行ったことや、機能主義という心身問題に関する影響力のある理論でも知られている
499: 2018/01/28(日)08:11 ID:0(499/694) AAS
言語哲学においてパトナムはクリプキ等の学者を踏襲して、
指示の因果説という理論を発展させ、また双子地球(Twin Earth)論と呼ばれる有名な思考実験に基づいて意味論的外在主義という考えを生み出し、独創的な意味の理論をつくりあげた[4]。
数学の哲学において、彼の指導者であるクワインと共同でいわゆる「クワイン−パトナムの不可欠性テーゼ」を展開した[5]。これは数学的対象の実在性を擁護する主張であったが、
のちには転向して、数学はただ論理的であるだけでなく「疑似ー経験的」でもあるという考えを採用するようになった[6]。
500: 2018/01/28(日)08:12 ID:0(500/694) AAS
ヒラリー・ホワイトホール・パトナム

女みたいな名前だが、男だ。
かの高名なるクワインの弟子。
論理学みたいな哲学をやっていた。
501: 2018/01/28(日)08:13 ID:0(501/694) AAS
認識論の分野では、パトナムは「水槽の脳」という思考実験で知られている。これは認識論的懐疑論を批判するものである[7]。
形而上学においては、形而上学的実在論と呼ばれる立場を当初擁護していたが、のちに転向し、みずから形而上学的実在論に対する最も辛辣な批判者の一人になった。
まず彼は「内在的実在論」と呼ぶ考えを採用したが[8]、あとになってこの立場も捨て、
プラグマティストに触発されて直接的実在論に与した。パトナムの「直接的実在論」とは、
心的表象や感覚与件といった、心と世界の間を繋ぐ媒介的概念を用いずに、
人々が現実的に世界を経験する仕方で形而上学の研究をおこなおうとするものである[9]。

哲学以外では、パトナムは数学や計算機科学の領域でも業績がある。
マーチン・デービスとともに、ブール代数の充足可能性問題を解決するためにデービス・パトナムの
アルゴリズムを開発し[10]、ヒルベルトのいわゆる第10問題が解決不能であることが証明される一助となった[11]。

政治活動に積極的だった時期があり、特に1960年代後半から70年代はじめにかけては進歩労働党(Progressive Labor Party、略称PLP)の活動に大きく関わった[12][13]。
502: 2018/01/28(日)08:14 ID:0(502/694) AAS
パトナムは、数学・論理学だけでなく、数学でも有名だ。

あとは、「水槽の脳」の思考実験で有名。
503: 2018/01/28(日)08:17 ID:0(503/694) AAS
パトナムは、1926年、イリノイ州シカゴに生まれた。
彼の父、サミュエル・パトナムは、アメリカ共産党の機関紙である
デイリー・ワーカー紙に寄稿していた
ジャーナリストであり翻訳家だった。母リーバはユダヤ人であったが、
父が共産主義に傾倒した結果、パトナム自身は非宗教的に育てられた。
パトナムの一家は1934年までフランスで暮らし、その後アメリカ合衆国に戻り、
フィラデルフィアに居をかまえた[1]。
パトナムは、ペンシルベニア大学で数学と哲学を学び、
修士号を得、Philomatheanソサエティのメンバーとなった。
これは合衆国で最も古い文学協会である。
省8
504: 2018/01/28(日)08:18 ID:0(504/694) AAS
パトナムは、論理実証主義を学んで、それを拒絶した。

数学者としても論理学者としても有名。
505: 2018/01/28(日)08:19 ID:0(505/694) AAS
後、彼の妻もバト・ミツワー(女性の成人式)の儀式を受けた[14]。
パトナムはハーバード大学の人気教師であった。また両親の影響を受けて
政治活動にも積極的で、1960年代から1970年代前半まで公民権運動擁護と
アメリカのベトナム派兵への反対のために積極的に発言した[13]。
1963年にはマサチューセッツ工科大学に初めて教授陣と学生が共同で運営する
反戦のための委員会を組織した。デイヴィッド・ハルバースタムのベトナム戦争報道に
憤激したこともある。パトナムは、アメリカ軍が枯葉剤を散布したことが
ベトコンから南ベトナムの農民を「守る」ことになったとハルバースタムが主張していると
思ったのである。
また、1965年のハーバード大学への移籍以降も、キャンパス内で抗議運動を
省11
506: 2018/01/28(日)08:19 ID:0(506/694) AAS
ヒラリー・パトナムは、哲学者としても数学者としても論理学者としても有名だが、
左翼の活動家としても有名。

ベトナム反戦運動で大活躍した。
507: 2018/01/28(日)08:20 ID:0(507/694) AAS
多重実現可能性[編集]

多重実現可能性の図解。M は心的なものを、Pは物理的なものを表す。
一つ以上のPが同じ一つのMの具体例になりうる。しかし、逆は真ではない。
状態間の因果関係は、(M1からM2に向かっているなどの)矢で表現されている。
パトナムの仕事は多岐にわたるが、中でも心の哲学についてのものはよく知られている。彼のこの分野へのもっとも有名な独創的貢献は、多重実現可能性仮説の説明のために1960年代後半に発表された数点の基本的論文で行われている[17]。
これらの論文でパトナムは、かのタイプ同一説の主張に反対して、
「痛みはC繊維の発熱に等しい」というのは必ずしも真ではない、と論じた。
パトナムの論文に従えば、痛みは、様々な生物の神経系の全く異なる物理的状態に
対応(英: correspond)しうるが、そのいずれの生物であってもなお「痛い」という
同じ心的状態を経験する。
508: 2018/01/28(日)08:21 ID:0(508/694) AAS
パトナムはこの命題を例証するために動物界に例を求めている。いったい、様々な種類の動物の脳構造が、
痛みやその他の心的状態を同じやり方で了解するなどということがありうるだろうか、というのが彼の問いである。
(同じタイプの心的状態は同じタイプの物理的状態によって実現されなくてはならないとして)
もしそれら様々な種類の動物が同じ脳構造をもっていないならば、それらの動物は同じタイプの心的状態や性質を抱くことができない
(しかし、異なる種の動物は同じ脳構造を持っていないにもかかわらず、
痛みやその他の精神状態を共有しているように思われる)。この難問への答えは、
痛みやその他の心的状態は(同じタイプの心的状態であっても)異なる種においては異なるタイプの物理的状態によって了解されている、
というものでなくてはならない。パトナムはここで議論を一歩先へと進め、
異星人、人工知能ロボット及び珪素生命体についても同様のことを言えるだろうか、と問うている。パトナムの主張によれば、
これらの仮定の存在者が人間と同じ神経化学作用を持っていないというだけでは、
省4
509: 2018/01/28(日)08:22 ID:0(509/694) AAS
パトナムといえば、心の哲学だ。

「水槽の脳」の思考実験をやった人だ。

パトナムによれば、痛みとは、神経に対する神経物質の作用などではない。

それは、心の状態なのである。
510: 2018/01/28(日)08:24 ID:0(510/694) AAS
さらにパトナムは、彼が「機能的同型性」(英: functional isomorphism)
と呼ぶものに基づいて補足的な議論を展開している。機能的同型性とは、
「一方のシステムの諸状態と他方のシステムの諸状態の間に機能的な関連を維持するような対応があるとき、
二つのシステムは機能的に同型である」とするものである。コンピュータの場合、
一方の機械における状態間のシーケンスのつながりが他方の機械における状態間の
シーケンスのつながりを正確に反映しているとき、またそのときのみ、
二つのマシンは機能的に同型である。それゆえに、シリコン・チップ
でつくられたコンピュータと歯車でつくられたコンピュータは、機能的に同型でありうるが、構成上は異なる。
機能的同型性は、多重実現可能性を含意している[18]。この議論は、
時々「アプリオリ論法」(英: a priori argument)として参照される[17]。
省10
511: 2018/01/28(日)08:26 ID:0(511/694) AAS
機械状態機能主義[編集]

チューリングマシンは、「状態」ごとに決定される作業選択に応じて
ひとつずつ書き込み又は消去することのできるスロットの並ぶ無限の長さの
テープとして、視覚化することができる。パトナムの機械状態機能主義によれば
心的状態という概念は、純粋なコンピュータにおける状態概念とまったく同じもの
なのである。
こうした機能主義理論の最初の定式化はパトナム自身によって行われた。
この理論は現在では「機械状態機能主義」(英: machine-state functionalism)と
呼ばれているが、パトナムなどによって注目された、
心とはどんなアルゴリズムでも計算することのできる理想的チューリングマシンのようなものだ、
省12
512: 2018/01/28(日)08:27 ID:0(512/694) AAS
【哲学】現実は「水槽の中の脳」が見ている夢だった!
デカルトとカントも唱えた「シミュレーション仮説」の真実性とは?
513: 2018/01/28(日)08:28 ID:0(513/694) AAS
 昨今、我々の現実はコンピュータシミュレーションに過ぎないと唱える
「シミュレーション仮説」が盛んに議論されている。
トカナでも以前、英・オックスフォード大学のニック・ボストロム教授や
フューチャリストのレイ・カーツワイル氏といった科学者が同説に賛同していると
お伝えした。
 また、科学分野のみならず、「スペースX」社CEOであるイーロン・マスク氏も、
人間は現実とVR世界の区別がつかなくなっていくだろうと予言しているように、
今後シミュレーション仮説に関する話題は増えていくものと考えられる。VR元年といわれる今、
改めて「シミュレーション仮説」の可能性を哲学的・理論的にガッツリ考えてみたい。
514: 2018/01/28(日)08:29 ID:0(514/694) AAS
 ご登場いただくのは、アメリカの哲学者ヒラリー・パトナム(1926-2016)。
民主党大統領指名候補ヒラリー・クリントンと同じ名前だが、パトナムは男性。
哲学の中でも特に英語圏で支配的な「分析哲学」や「科学哲学」で活躍した、
20世紀を代表する哲学者の1人だ。その影響は、英語圏にとどまらず、
分析哲学とは犬猿の仲と噂されるドイツやフランスを中心とした「大陸哲学」
にまで及んでいる。残念なことに、パトナムは今年3月に亡くなったが、
彼の著作は第一級の哲学書として今後も読まれていくだろう。
 
さて、パトナムは多くの洞察に富んだ「思考実験 (thought experiments)」
を残している。その中でもひときわ有名なものが、主著『理性・真理・歴史―
省9
515: 2018/01/28(日)08:30 ID:0(515/694) AAS
 驚くのはまだ早い、なんと「水槽の中の脳」の元ネタは17世紀フランスの哲学者ルネ・デカルトと
18世紀ドイツの哲学者イマニュエル・カントだと言われている。
どうやら哲学者は何百年も本気で「仮想現実」に取り組んできたようだ。
一体この2人の大哲学者はどのような「シミュレーション仮説」を唱えていたのだろうか?
まずは、デカルトの思考から見ていこう。
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