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MOTHER3のダスターとクマトラはラブい (892レス)
MOTHER3のダスターとクマトラはラブい http://tamae.5ch.net/test/read.cgi/pokechara/1150596727/
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464: きみのために(3/5) [sage] 2008/03/08(土) 20:47:40 ID:cMbsE9kn あまり時間にルーズな方じゃないダスターが、珍しく待ち合わせに遅刻したため、 クマトラはどうにもそわそわとしていた。 待ち合わせのイノリバの前で、クマトラは野に咲く花を一輪つんだ。 「ダスターはもうすぐ来る…来ない…来る…来ない…」 イオニアが教えてくれた乙女のたしなみ、花占い。 そんなのバカげていると一笑にふしたけれど、ダスターへの気持ちを自覚してから、 クマトラはたまにこっそり花に望みを託してみたりしていた。 「来る…」 花占いの結果は、クマトラの表情に安心と笑みを与える。 ベーシストとしての活動が忙しいダスターは、休日は家でだらだらしていたがるから、 余り頻繁にデートは出来ない。 勿論クマトラがねだれば何処へなりと付き合ってくれるだろうけど、 クマトラは無理をさせたくはないのだ。 今日は久しぶりの連休。 ずっとずっと前から楽しみにしていたのだ。 連休なら、ダスターに無理をさせなくても、デートが出来る。 花びらのむしられた花に、クマトラはそっと唇を寄せた。 「ダスター…」 淡いピンク色の唇が、花にそっと囁くように言葉を乗せる。 その声はとても優しく潤んでいて、誰が聞いてもこう答えるだろう。 恋をしているね、と。 http://tamae.5ch.net/test/read.cgi/pokechara/1150596727/464
465: きみのために(4/5) [sage] 2008/03/08(土) 20:49:01 ID:cMbsE9kn 「クマトラ」 突然かけられた声にクマトラは慌てて花を放り投げて振り返る。 恋人への思いで胸がいっぱいになっていたクマトラは、背後に近づいたダスターに気付くのが遅れていた。 「ダダダダスター!遅いじゃないか!あと10秒遅れたら帰っちまうつもりだったんだぞ!」 ぎろりときつい目で睨むようにダスターを見上げて、そこで、ぱっとクマトラの表情が変わる。 いつもだらけた格好をしていたダスター。 それなのに今日はしゃんとした黒いシャツ、少し光沢のあるグレイのスラックス。 革靴なんてピカピカしている。 喉仏の目立つ首元に巻かれた男物のスカーフなんて、なんかいかにも伊達男を演出していた。 普段は普通に歩いているだけで周囲の人間に「びんぼくさい」と称されるダスターが、 まさに変身していた。 「すまない、出かけようとしたところで親父が……クマトラ?」 ダスターの声に、ぽーっと見ほれていたクマトラがはっと我に帰った。 「なな、なんでもない!」 慌てて顔を背けるが、その頬は赤くなっており、横目でチラチラとダスターを盗み見る。 「…ああ、これはむりやり親父が…。似合わないか?」 (じいグッジョブ!!!!!) 「に、似合、に…ま、馬子にも衣装ってやつだなっ!びんぼっちいお前でもそれなりに見えるぞ!」 似合う、と即答したかったクマトラだが、ダスターの前だと照れが先立ってどうしても素直になれない。 心の中でウエスに賞賛を送りつつ、つん、と顎を上げて言い放った。 ダスターはそんなクマトラをしばらく眺めてから、目元にふっと笑みを浮かべる。 「ヒメのエスコートをするには、少し気遣いが足りなかったかな」 今まで特に何も考えずに服を着ていたけれど、クマトラが(素直ではないが)喜んでくれるのなら、 これから少しは身につけるものにも気を使おうかな、とダスターはのんびりと考えた。 http://tamae.5ch.net/test/read.cgi/pokechara/1150596727/465
466: きみのために(5/5) [sage] 2008/03/08(土) 20:49:44 ID:cMbsE9kn 「それでは行きましょうか、ヒメ」 「お、おう!はやくいくぞ!」 差し出されたダスターの腕に、一瞬ためらってからクマトラが飛びついた。 歩き出す2人は、誰が見てもこう答えるだろう。 お似合いだね、と。 そんな2人の後姿を、木陰に隠れて見詰めている人物がいた。 「ヒメ…!不肖ながらこのウエスじい、ヒメのためなら努力と協力は惜しみませんぞ…!」 ヒメの喜びが自分のあほ息子と直結していることを嘆きながらも、 あのあほを違う意味で鍛えなおしてやろうと、ウエスは決意を新たにしたのだった。 おしまい。 http://tamae.5ch.net/test/read.cgi/pokechara/1150596727/466
467: 名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2008/03/08(土) 23:50:04 ID:CgMAbz48 じいグッジョブ!!!!! 461殿グッジョブ!!!!! http://tamae.5ch.net/test/read.cgi/pokechara/1150596727/467
468: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2008/03/09(日) 08:14:37 ID:sKnWn4eF <<461-<<466 萌 え 殺 す 気 か http://tamae.5ch.net/test/read.cgi/pokechara/1150596727/468
469: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2008/03/09(日) 09:10:10 ID:JCMF24Ir ほんとに萌え死ぬ!!急にどうしたんだこのスレ!!(笑)クマがむくわれてるよかったよう。 昔の親って、子のこと口ではバカバカって言うけど、それほんとに愛情の裏返しなんだよね。溺愛だけが親子の形じゃない、ウエスとダスターはそれを体言しててすきだ。 と知った風に言ってごめん。 グッジョォヴでした!! http://tamae.5ch.net/test/read.cgi/pokechara/1150596727/469
470: 453 [sage] 2008/03/10(月) 02:21:12 ID:vIhtXJhJ ああもう、またしても超絶萌えSSが! 461様、GJですよ!毎日このスレ見るのが楽しみでたまりません。 ダスターとクマトラはもちろん、ウェスに激しく萌えました。 いままで二次創作などしたこともない私が、ダスクマだけでなく親子SSまで書き始める始末。 ハイテンション親父ものんびり息子も恋しちゃってる姫も大好きだー! せっかくの萌えムードに水をさしてしまいそうですが、私も1つコッソリ投下。 ダスクマといいつつ、クマトラが出てこない詐欺のような駄文です。ダスタースレのほうが良かったかも。 (でもダスター⇔クマトラなのが大前提ですので) 設定としてはED後、平和が訪れた世界でのひとこま。 http://tamae.5ch.net/test/read.cgi/pokechara/1150596727/470
471: ダスターしっかりしなさい [sage] 2008/03/10(月) 02:44:32 ID:vIhtXJhJ 「気付いていると思うけど、クマトラだってダスターのことが好きなんだよ」 今日一日の労働を終えて家へと戻る途中、ダスターはリュカに呼び止められた。 男同士で大事な話がある、と連れてこられた川のほとりでいきなりこんなことを言われ、ダスターは言葉に詰まった。 「ダスターの優しさって、ちょっと人に伝わりにくいところがあるからさ。もちろんぼくもクマトラもボニーも ダスターの優しいところとかかっこいいところとか充分わかってるよ?でもさ、やっぱりちゃんと言葉に出したり、 はっきり態度に表すことって大切だと思うんだ」 リュカのいつになく真剣な様子に多少たじろぎつつ、ダスターは疑問を口にする。 「何を言葉にしたり、態度に表すんだ?別に隠し事をしているつもりは無いんだが」 「何をって、決まってるじゃない。ダスターがクマトラのことを好きだって気持ちをだよ!」 「俺が!?」 驚きの声をあげるダスターを見て、リュカは小さくため息をついた。 「ハッキリ言って、見てるこっちがじれったいんだよ。もういい大人なんだしさ、っていうか男としてさ、 ダスターがどんどんひっぱっていかなくちゃ。女の子を不安にさせたらダメだと思うよ」 http://tamae.5ch.net/test/read.cgi/pokechara/1150596727/471
472: ダスターしっかりしなさい2 [sage] 2008/03/10(月) 02:46:00 ID:vIhtXJhJ 「!!!!!」 きっぱりとリュカに言い放たれて、またしてもダスターは絶句してしまった。 頭の中では「そんな風に見られていたのか」やら、「『クマトラだって』とはどういう事なんだ」などという疑問が駆け巡っていたが、 「(子供に恋愛のアドバイスをされるなんて…!)」 この事実はダスターの男としての矜持をいたく傷付け、軽く泣いてしまいそうなショックを受けた。 半ば放心状態で夕日がきらめく川面を見つめていたダスターの背後に、何者かが近づいてくる気配がした。 「わん、わんわわん!(そうだよ、「好き」って気持ちは言葉にすることも大切だよ!)」とボニー。 「ダスター、こういうことはよ、男がビシッと決めてやるのが優しさってもんだぜ」とヒモヘビ。 「あいはよいものです。ぷろぽーずするとわくわくでごじます。ぽてんしゃる!」とどせいさん。 「(犬にまで…!爬虫類にまで…!!どせいさんにまで…!!!)」 男として、ヒトとして、生物としてのプライドが崩れ落ちたダスター。 ダスターが立ち直るのには少し時間が必要なようだ。 http://tamae.5ch.net/test/read.cgi/pokechara/1150596727/472
473: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2008/03/10(月) 02:57:06 ID:Bm0W6fDM ダスターへたれすぎフイタwwwwwwwwww かわええwwwwwwwうっかりダスターに萌えたwwwwwww http://tamae.5ch.net/test/read.cgi/pokechara/1150596727/473
474: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2008/03/10(月) 08:27:07 ID:Bm0W6fDM ttp://fox.oekakist.com/dasukuma/bbsnote.cgi 一応絵板も貼り貼り http://tamae.5ch.net/test/read.cgi/pokechara/1150596727/474
475: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2008/03/10(月) 09:32:09 ID:dxG0x9EY GJ!!! かっこいいダスターもいいが、ヘタレダスターも大いに萌えるなw 何処までも続けダスクマ連鎖! http://tamae.5ch.net/test/read.cgi/pokechara/1150596727/475
476: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2008/03/11(火) 04:57:23 ID:C5uqBB81 無駄に長い上に全く萌えないが投下 「?!………ター…………トーム………ッ!」ゴゴゴゴゴゴ……!!! チュンチュン! (朝か…いや、もう昼前だが ?おかしいな、時計が二時間戻っている そして持っていた絞りたてミルクがヨーグルトになってるってことは…) 「えーと、タマゴタマゴ」 ゴソゴソ、ピョイッ 「あった!」 ペカーッ (そうだ、思い出した) 昨日の昼過ぎに旅の途中でクマトラと俺の並び順が 入れ替わっていた事に気付いてどうしてか聞いたんだった http://tamae.5ch.net/test/read.cgi/pokechara/1150596727/476
477: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2008/03/11(火) 04:58:02 ID:C5uqBB81 「お前いきなり後ろ蹴りしてきたじゃないか、4回も」 「3回じゃなかったっけ? でもあの時は妙な視線を感じたからなー」 で、今にいたると まさか22時間も気絶するとは (あたしが教えたのがαだとすると クマトラヒメは自力でΩを取得したみたいね) 「?!…空耳か…」 「おはようダスター 何を一人でブツブツいっとるんじゃ」 「ああ、おは」 「ヒメがここまでお前さんを 引きずってまで運んでくれたんじゃぞ、もったいない」 「通りで尻が」 http://tamae.5ch.net/test/read.cgi/pokechara/1150596727/477
478: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2008/03/11(火) 04:58:35 ID:C5uqBB81 「怒らせたんなら謝ってこい まさかヒメに手を出したんじゃないだろうな」 「足は出し」 「あほがあほなこと言っとらんで とっとと行ってこい!」 ―ダスターは走った 「やっぱり4回だったよ」 と言いに― おしまい http://tamae.5ch.net/test/read.cgi/pokechara/1150596727/478
479: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2008/03/11(火) 07:26:57 ID:ANdQeoKm GJ! いいじゃないか、軽快なテンポで楽しかった。 これがダスクマの日常なのかと思うと萌えてしょうがないw http://tamae.5ch.net/test/read.cgi/pokechara/1150596727/479
480: 名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2008/03/11(火) 07:29:01 ID:q+EeOBM/ クマトラがあやしい目でダスターを見てたんですかね? そ れ は も え る !! GJでした!また何か書いてください! http://tamae.5ch.net/test/read.cgi/pokechara/1150596727/480
481: なにかを、かくして(0/.3) [sage] 2008/03/11(火) 22:29:16 ID:q+EeOBM/ ほんとしつこいけど文章を書きなれない私が投下。 「なにかの、はじまり」のダスター視点です。 あ、自分はこういうダスターよりどんかんなダスターのほうが好きです…! http://tamae.5ch.net/test/read.cgi/pokechara/1150596727/481
482: なにかを、かくして(1/.3) [sage] 2008/03/11(火) 22:29:39 ID:q+EeOBM/ その細い身体は、本当にあっけないほど簡単に俺の胸に収まった。 勿論、俺は気づいていたとも。 彼女がずっと俺を欲しがっていたことも、俺がずっと彼女のものでいたいと思っていることも。 彼女の背中に、乞われるままに腕を伸ばした。 心の中にふつふつと湧き上がる痺れるような歓喜。 彼女を抱きとめたのは勿論初めてじゃあない。 共に旅をしていれば、自然、そんな機会は何度だってある。 だけどそれとは話が違う。 彼女が俺を欲しがって欲しがって、その想いが彼女の胸の入れ物から溢れて身体に染み渡って、 そして俺に手を伸ばしたんだってことが俺には解る。 込み上げる衝動のままに彼女の細い身体を抱き潰したい、そう思ったが、 少し気を抜けば不用意に力を籠めてしまいそうな両腕に自制をかける。 ことさらにゆっくり、彼女の背中に手を添える。 言葉にすれば簡単なことだけど、俺は彼女を愛していた。 何よりも大事に思っていた。 愛するってことは、幸せでいて欲しいと願うってことだ。 細い手足が健やかに育つよう、瑞々しい心が妨げられることなく枝を張れるよう、 俺は彼女を見守っていたい。 http://tamae.5ch.net/test/read.cgi/pokechara/1150596727/482
483: なにかを、かくして(2/.3) [sage] 2008/03/11(火) 22:30:58 ID:q+EeOBM/ 俺は確かにあほかも知れない、だが自分を過大評価するほど思い上がっちゃいない。 彼女が俺を欲しがるのは、俺しか知らないからだ。 初めて身近に感じた相手に対しての愛着、もしくはインプリンティングのようなものだと思う。 女の子が初めて恋をするのは父親だという。 そう、あれは旅の終わりが見えてきた頃。 彼女が俺を俺を求めていることに気付いた俺は、がむしゃらに腕を伸ばしたくなる思いを抑えて、 決意をひとつ心に秘めた。 彼女がまっしろであること、それを利用して己のものにするようなことだけはすまいと。 彼女は強い子だ。 だけどまっすぐな分脆い。 支えになれるのが俺だけだとは言わないが、彼女が他が拠り所を見つけるまでは、 俺が添え木になれればいい。 http://tamae.5ch.net/test/read.cgi/pokechara/1150596727/483
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