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哲学者のウィトゲンシュタインという人の思想を解説できるケンモメン、0人 [185423565] (641レス)
哲学者のウィトゲンシュタインという人の思想を解説できるケンモメン、0人 [185423565] http://leia.5ch.net/test/read.cgi/poverty/1623324444/
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289: 番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイW 1312-VM01) [] 2021/06/11(金) 01:05:53 ID:lJ60IlGh0 観念論は学んでなんの意味があるのか、なんの役に立つのかわからんからな。その意味でエンゲルスがフォイエルバッハ論でカント哲学とかいらんやろ、自然科学だけやっとけばいいって言ったのは正しいと思うし同意だわ。マルクス読んでた方がまし。 だがこの外に、世界の認識の可能、少くとも余蘊なき認識の可能に反対する一連の哲学者がある。 注1 これに属するのは、新しいところではヒュームとカントであって、この二人は哲学の発展の上に重要な役割をつとめてきた。だがこれに対する反駁は、観念論の立場から可能だった限りにおいて、すで にヘーゲルによって決定的に行われている。フォイエルバッハはそれに唯物論的なものを附け加えた が、それは深刻というよりもむしろ器用である。しかしながら、右の意見に対する最も有力な反駁は、 あらゆる哲学的幻想に対する場合と同じく、実践即ち実験と産業とである。吾々が或る自然事象に関 する吾々の理解の正しいことを証明する場合に、右の自然事象そのものを吾々の手で作り出すことが あまつさ でき、そのものの諸条件によってそれを発生させ、剰えそれを吾々の目的に役立たしむる如き方法を 以てすることができれば、捉えどころのないカントの『物自体』なるものは即座に片がついてしまう。 動植物の体中に生ずる化学的物質は、有機化学がつぎつぎにそういうものを説明し始めるまでは、依 然としてこういう『物自体』であった。有機化学によって説明されるに至って始めて、この『物自体』 あかね 注2 は『吾々のための物』となった。たとえば茜の色素アニザリンがそうである。吾々はもはやアニザリ ンを、原野の茜根に生ずるままに委せずに、はるかに廉価に、且つはるかに簡単に、コールタールか 注3 ら製出しているのである。コペルニクスの太陽系は三百年の間仮説であった。ほとんど間違いなしの 注4 ものではあったが、依然として仮説であった。ところがルヴリエーが、コペルニクス体系によって与 えられた材料から、未知の二遊星が必然的に存在していることを算出したばかりでなく、更らに進ん 注5 でこの遊星が天体のうちに占むべき位置さえ算定し、ついでガルレがこの遊星を現実に発見した時に、 始めてコペルニクスの体系が確証されたのである。それにも拘らず、カント思想の復活がドイツで新カント派によって企てられ、ヒューム思想の復活がイギリスで(そこではヒュームの思想は決して滅 注6 びなかった)不可知論者によって企てられているのは、これらの思想に対する多年の理論上および実 際上の反駁を無視するものであって、学問上からは一の退歩であり、実際上からは、唯物論を内々で 受け容れながら世界の眼の前ではこれを否認する恥知らずのやり方と言わねばならぬ。 フリードリヒ・エンゲルス フォイエルバッハ論第二節 岩波文庫フォイエルバッハ論p.27〜29 http://leia.5ch.net/test/read.cgi/poverty/1623324444/289
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