[過去ログ] 在来線の高速化について語るスレ Part3 (1001レス)
上下前次1-新
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索 歴削→次スレ 栞削→次スレ 過去ログメニュー
725(3): 2014/02/11(火)17:08 ID:4LwE7Cih0(2/3) AAS
>>724の続き(2/3)
このセパレート式のメリットは,従来車のように屋根上に
室内用の熱交換機と室内送風機を設けているためダクト構成
が簡単になることと,重量のかさむ室外機を床下に搭載する
ことができ,双方を冷媒管という細いパイプで結ぶだけでよ
いことから車両全体の構成を複雑にすることなく重心低下を
図ることが可能な点である.もし,お手もとに空調装置のカ
タログがあれば室内機を室外機の重量を御覧いただきたい.
なお,車両の空調装置の能力は一般家庭用の標準的な能力の
約15〜20倍の能力で,それなりに重量もかさむのである.
さて、振子車両でもう一つ重要なことがある.それは空気
ばねの間隔である.曲線での乗り心地は振子機構の採用で改
善されたとはいえ,曲線は完全な円弧ではなく,レールの継
目や曲線途中の橋梁などの設備の影響で左右の揺れが発生す
る.とくに中央線は古い軌道の部分が多く,いくら線路の保
守をほどこしても,もともとの路盤の構造などのために揺れ
が生じる部分が残っている.
これは,線路改良された部分の多い中央西線とは状況がか
なり異なる.E351系の1次車で行った性能試験で,この
揺れによる車体の傾斜や,曲線内側の車輪の輪重(レールが
車輪から受ける荷重,この重量が少なくなると脱線などの可
能性が生じるので減少率が制限されている)が既定値以下な
がら少なくなる現象が見られた.このため,2次車ではさら
なる乗り心地の向上と走行安定性の向上のために,1次車以
上に軽量化と重心低下対策を行なったうえ,車体の傾斜を防
ぐために空気ばねの間隔を広げた.
屋根上の空調装置が小型化されたり,非貫通型先頭車の運
転台位置を下げたりというのが,重心低下で実際に目に見え
る内容であるが,車体裾の部分での台車中心部の張出しは,
支持間隔を拡大した空気ばねの台座の部分なのである.
>>726に続く
上下前次1-新書関写板覧索設栞歴
あと 276 レスあります
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル
ぬこの手 ぬこTOP 0.007s