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38: 2014/12/15(月)22:04 ID:BL9I0IQi(1/11) AAS
橋史郎『｢日米開戦｣を評価していたマッカーサー』 新潮４５ １９９５年６月号
この点について…昭和三十八年に刊行されている田中正明著『パール博士の日本無罪論』でも、
次のように紹介している。
〈マッカーサー元帥は、東京裁判から二年半ののち、解任されて帰国した。彼は朝鮮事変を拡大して、
満州の爆撃を企図し、中国大陸への侵攻をくわだて、アメリカの指導者を狼狽せしめ、
急遽呼び戻されたのである。
このとき彼の残した｢老兵は死なず、ただ消えゆくのみ……｣といったことばは有名である。
帰国すると、彼はアメリカ上院において査問された。
この時彼は｢日本が第二次大戦に赴いたのは安全保障のためであった。｣と証言し、
トルーマン大統領との会談においてはハッキリと｢東京裁判は誤りであった。｣と報告した旨、
アメリカ政府じしん暴露的発表を行ったのである。〉
マッカーサーがウェーキ島におけるトルーマン大統領との会談において
明確に｢東京裁判は誤りであった｣と報告したという点については
参考文献を色々と調べたが見つからなかったので、田中正明氏本人に確認したところ、
当時の日本の新聞報道を引用したとのことであった。ちなみに、五月四日付朝日新聞はこの点について、
｢米上院軍事外交委員会が二日公表したウェーキ会談の秘密文書の中で注目をひく点は、
マ元帥がつぎの諸点を信じているということである…
マ元帥は東京裁判とニュールンベルグ裁判には警告的な効果はないだろうと述べた｣と報じている。
しかし、先に長く引用した証言内容には朝日新聞は全く触れていない…
五月五日付同紙は三日のマッカーサー証言について次のように詳細に報じているが、
何故か前述した内容には言及していないのである。
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