[過去ログ] 天皇制の廃止 その44 (1002レス)
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749: 2022/12/13(火)06:13 ID:dGyO0n3Q(1/8) AAS
資本主義の基礎が封建主義って、どういうこと?
意味が分からん
752
(1): 2022/12/13(火)06:40 ID:dGyO0n3Q(2/8) AAS
教科書的には生産手段を所有する「資本家」が、「労働者」を雇用して商品を生産し利潤を追求する経済体制を資本主義っていうわけじゃん
生活に必要があるから生産するのではなく利潤獲得のために生産する、資本家と労働者による大規模分業システム(例えばゴムやスズは個人では要らないので生産はされない)
16~7世紀のイギリス絶対王政の時代に工場制手工業に興り、18世紀の産業革命によって成立した
逆に権威の象徴である教会の腐敗に対するウィクリフやチェコのフスらの批判による権威の否定が資本主義の容認につながった
中世カトリックの教教義では宗教的な倫理規制は「禁欲」であり、商人の暴利(金儲け高利息などモロ利潤追求)などは悪で(利子禁止など)、
それと本質が利潤追求という資本主義は真逆で産業革命起こらないはず

利潤追求は宗教改革カルヴァンからOK、
カルヴィニズムでは禁欲と司祭への懺悔ではなく、天職を誠実に行い豊かになる事が善で働かず怠惰である事こそ悪となる
また、イギリスでは国教会からの改革を求めるピューリタンも大勢いた

16世紀イギリスはフランススペインに挟まれた300万人の弱小国(仏1500万人、西800万人)でエリザベス女王時代の1588年アマルダ海戦で無敵艦隊を撃破、また1570年にローマ教会から破門される
省5
753: 2022/12/13(火)07:01 ID:dGyO0n3Q(3/8) AAS
結果的に重商政策だったエリザベスが1603年に死にスチュアート朝ジェームス1世が王位につき絶対王政がスタート
宗教政策経済政策が反動的になりイギリス革命へと繫がる

エリザベスはヴァージニア植民地やオスマン帝国との1580年カピチュレーション(商業特権)、81年レヴァント会社で毛織物貿易独占権獲得したり、1600年東インド会社設立や新通貨流通など結果的に商業を優先しイギリスを大国に押し上げた

ジェームス1世(絶対王政)でスコットランド+イングランド+アイルランドの同君連合となり史上初の英国統一、
人口も660万人となり無視できない大国になる
しかし宗教対立(スコットランドはプロテスタントの長老派、イングランドは国教会、アイルランドはカトリック、でカトリックだけ禁止)
→のち国教会のみ認められカトリックもプロテスタントも弾圧
→1620年迫害を恐れたピューリタンはバージニア植民地を目指しメイフラワー号に乗りアメリカマサチューセッツプリマスに移住

スコットランドが反乱→戦費が必要となり議会開催→王党派と議会派対立→ピューリタン革命
これが前段階
754: 2022/12/13(火)07:17 ID:dGyO0n3Q(4/8) AAS
中産階級(ブルジョワ)の自由な社会、ブルジョワ自由主義的資本主義の近代革命とは「市民革命」と「産業革命」の2つであり、車の両輪
片方の革命だけでは成立しない

封建主義をぶっ壊し、産業構造を大転換する、コレが資本主義の沿革

1730年代に綿工業で技術革新、60年代に進み(※但し成長率1%未満なので無かった説あり80年代でようやく2%)
80年代に産業の機械化を促進
1830年代に鉄道の普及で交通革命、19世紀中頃までに軽工業(紡績)から重工業(機械工業や製鉄業)中心へ構造転換=「世界の工場」として世界の覇権
この辺からアメリカドイツフランスが追い上げ19世紀後半には重化学工業に移るも抜かれはじまる
755: 2022/12/13(火)07:21 ID:dGyO0n3Q(5/8) AAS
一方、世界中でいじめられてたユダヤ人が国際的ネットワークを形成、利用し世界中の政界や軍事衝突を利用し金融資本主義を発展させた、という見方もある
756: 2022/12/13(火)07:29 ID:dGyO0n3Q(6/8) AAS
民主主義や産業革命は封建主義が基礎ではなく反動政策権威主義へ抵抗する革命によって生まれた
757: 2022/12/13(火)07:44 ID:dGyO0n3Q(7/8) AAS
資本主義をモノの産業革命としてとらえずカネの動きで見ると、田舎で狩りをして過ごす地主貴族ジェントリーがすたれ、19世紀中ごろには国債など証券投資で富裕層となるシティに群がるジェントルマンが現れ、
政府と繋がりジェントルマン資本主義となる
産業資本家(ブルジョワ)よりも金融サービス資本家(ジェントルマン)の方が政治的に強い(増税OKだから)

19世紀のイギリスの自由主義的改革(審査法廃止、カト解放法、穀物法廃止、機械輸出禁止令廃止、奴隷制度廃止法、東インド会社独占権廃止など自由貿易推進や一般工場法など)を進めたのはジェントルマン
上院も下院(貴族ではなく平民のジェントリ)もジェントルマンが独占し、「世界の銀行」となった
「世界の工場」は一瞬で、イギリスの凄さは世界の銀行となったところ

自由主義的改革と言うとおり、封建主義的な規制は次々に塗り替えられる
まあ割と今に近い考え
758
(1): 2022/12/13(火)07:56 ID:dGyO0n3Q(8/8) AAS
で、まあこの産業革命がなんの関係があるのかというと、憲法との関わり

産業革命の順番は

1760年代イギリス→1830年代ベルギー→1830~60年代フランス→1840年代ドイツ→1830~60年代アメリカ→1890年代ロシア→1890~20世紀初頭日本

の順

アメリカは例外として、ドイツから後は遅れてきた国
ドイツは資本主義の先を行くイギリスと取引して貰わないといけない
だからイギリスに「外見」だけ寄せた「憲法」を作成した
それが「外見的」立憲主義憲法
それゆえヨーロッパは先進と後行の2チームに分かれる
省1
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