ミカサ「この長い髪を切る頃には」 (933レス)
1-

576: 2014/04/20(日)23:07 ID:G7Ou9nmo0(40/42) AAS
青ざめた。また、やってしまった…。

キッチンに戻ると明かりはなく、しかも皿は私以外の誰かが片付けていた。

恐らく私の代わりに母がやってくれたのだろう。

ミカサ「はううううう……」

こんな事、初めての経験だ。不甲斐ない。自分が不甲斐ない。
省6
577: 2014/04/20(日)23:38 ID:G7Ou9nmo0(41/42) AAS
どうやら演技の復習をしているようだ。目が合うと、かあっと赤くなった。

エレン「馬鹿っ……勝手に覗くなよ」

ミカサ「ごめんなさい。エレン、その……ゲームをクリアしたので返そうと思って」

嘘だけどそう言って返しておくのが一番だと思った。

エレン「えらい早かったな。3が一番手こずると思ってたんだが」
省11
578: 2014/04/20(日)23:39 ID:G7Ou9nmo0(42/42) AAS
ミカサは嘘を突き通せるのか?
……という訳で次回に続く。今回はここまでです。またね。
579
(1): 2014/04/20(日)23:41 ID:.WhJn2FU0(3/3) AAS
あぁあぁー寝れると思ったら気になって寝れん!
580
(1): 2014/04/21(月)08:41 ID:ujtTvkQ.0(1) AAS
モテ男イアン先生の授業と、
ハンジ先生に振り回されるリヴァイ先生、オロオロするモブリット先生が見たい!
581: 2014/04/21(月)09:49 ID:pvy9apC20(1/6) AAS
>>579
朝になりましたが、寝ましたか?先に寝てすみませんwwww
たまには普通の時間に寝る事もあります>>1です。
あんまり夜遅くまでUPすると、読む方が大変かなーと思いつつ。
気になるところで区切るのと、キリのいいところまで夜遅くまでUPするの、
どっちがいいんですかねー? 試行錯誤です。

>>580
そういやまだ先生たちにあまりスポットライト当ててなかった。
そのうち授業風景も書きたいですね。
582: 2014/04/21(月)16:29 ID:ibsgFgAY0(1) AAS
貴方のかきたいようにかいてほしい
いつも楽しみにしてる
583: 2014/04/21(月)19:23 ID:BncsNmnMO携(1) AAS
乙!
いつも見とるよ
続きも期待
584: 2014/04/21(月)21:38 ID:ExPOg0Yg0(1/2) AAS
エレン「ミカサは3作品の中で誰が一番好きだ?」

ミカサ「ええっと……なるほど君がいいと思った」

王道だと思うけど、表情の豊かな主人公が可愛いと思った。

エレン「おお! なるほど君いいよな! 見ていて飽きないよな。ツッコミが絶妙だし」

ミカサ「そうそう。会話の端々に鋭いツッコミがあって面白かった」
省40
585: 2014/04/21(月)21:57 ID:pvy9apC20(2/6) AAS
サイコ・ロックをかけたい気持ちでいっぱいである。

でも、ここで黙秘をしてはエレンが納得しないだろうと思い、真実を話す事にした。

ミカサ「じ、自分の生活が乱れるから……」

エレン「え?」

ミカサ「さ、皿洗いを忘れる程、没頭するなんて、ダメ。こんな事を続けたら、か、家族に迷惑をかけてしまう」
省18
586: 2014/04/21(月)22:28 ID:ExPOg0Yg0(2/2) AAS
エレン「だからさー…洗濯物とかも、山が出来たらすぐ畳んでタンスに仕舞わなくても別にいいし、料理もたまには手抜いたって、全然かまわねえよ。それよりも、家にいる間はさ、ミカサもこう……たまには寛いで欲しいんだよな」

ミカサ「く、くつろぐ……?」

そんな事、考えた事もなかった。

エレン「そうだよ。逆転の狩魔めいじゃないんだからさ、完璧をもって良しとしなくてもいいんだよ。というか、それをやられると、オレの方が居心地悪く感じてしまうんだよな」

ミカサ「うぐっ……!」
省32
587: 2014/04/21(月)23:25 ID:pvy9apC20(3/6) AAS
7月に入ると、エレンの髪がちょっとだけのびて小さなしっぽが出来た。

ジャンも伊達眼鏡に慣れてきたのか、最初は違和感があったけれど、今ではクラスの皆も見慣れたようだ。

初めの頃はコニーやサシャが「似合わない!」と爆笑していたけれど、本番はこれに黒髪のカツラ(演劇部の備品に元々あった物を使う予定らしい)も入る予定なので、きっと別人のようになるだろう。

そして7月と言えば水泳の授業である。
省18
588: 2014/04/21(月)23:42 ID:pvy9apC20(4/6) AAS
ミーナ「ううう……クリスタ、もうちょっと急いで欲しいんだけどなあ」

ハンナ「頑張ってー」

悪気はないんだろうが、ミーナもハンナも困っている。

アニ「クリスタ、泳ぐの苦手なの?」

ユミル「ああ……得意、ではないな。馬に乗れるから下半身は丈夫な筈だが…」
省17
589: 2014/04/21(月)23:51 ID:pvy9apC20(5/6) AAS
クリスタ「では、お願いするね、ミカサ」

ミカサ「うん。明日は頑張ろう」

という訳で、私とクリスタは次の日、町のプールで特訓する事になった。

ミカサ「…………」

私とクリスタが明日、午前中、町のプールに行く事が何故か知れ渡ってしまい、当日、気が付いたら同伴者が沢山増えてしまった。
省11
590: 2014/04/21(月)23:59 ID:pvy9apC20(6/6) AAS
ミカサ「あの、皆……今日は午前中しか泳ぐつもりはないけど……いいのだろうか」

ここまでの団体様になるなら丸一日自由に時間が使える日の方が良かっただろうか?

ライナー「ああ、構わん! というより水泳は1〜2時間泳いだら、一度休憩した方がいいぞ。思っている以上に体力を消耗するからな」

クリスタ「皆、なんかごめんね」

サシャ「謝る事じゃないですよ! クリスタに便乗して、皆、自由に泳ぎたいだけですから!」
省8
591: 2014/04/22(火)00:07 ID:/GyNeIz60(1/27) AAS
ミカサ「……だ、そうなので泳げる人は自由にしておいて欲しい。申し訳ないけど」

エレン「そっか。じゃあ仕方ねえな。着替えたら、一度集合して、その後分かれるか」

ジャン「あ、ああ……了解した」

と、いう訳で男女分かれて更衣室に向かい、また再び集合した。

ミカサ「あれ? 皆、スクール水着じゃない…」
省8
592: 2014/04/22(火)00:16 ID:/GyNeIz60(2/27) AAS
ミカサ「では、まずはストレッチから……」

私の合図で皆、一応、一通りのストレッチをした。

そして水を体に慣らしてから入水する。クリスタは水が怖い訳ではないようだ。

ミカサ「クリスタは水が嫌いなわけではないのね」

クリスタ「うん……むしろ好きだよ。でも泳ぐ速度は何故か遅いんだよね」
省6
593: 2014/04/22(火)00:28 ID:/GyNeIz60(3/27) AAS
よくよく観察して見る。………ん?

ミカサ「ストップ、クリスタ」

原因が分かった。

クリスタ「え?」

ミカサ「クリスタ、膝から蹴ってる。足をバタバタさせ過ぎているようね」
省10
594: 2014/04/22(火)00:38 ID:/GyNeIz60(4/27) AAS
一度、コツを教えたらクリスタがぐんぐん成長していった。

うん。これでもう大丈夫だろう。

クリスタ「すごーい、今までと全然違う。無意識にしてた事を、意識的にすると全然動きが違うんだね」

ミカサ「でも、油断するとすぐ昔の癖が出ると思う…ので、暫くは意識して矯正をしていった方がいいと思う」

クリスタ「うん、体力がきつくなってくると、癖が出たりするよね。気をつける」
省8
595: 2014/04/22(火)00:51 ID:/GyNeIz60(5/27) AAS
そろそろプールからあがった方がいいだろう。そう思い、時計を見上げた直後……

エレン「馬鹿! サシャ、こっちくんな! (ザバザバ)」

サシャ「ふははは! まてえええ! (ザバザバ)」

ドン☆

水中で鬼ごっこのような物をしていたと思われるサシャとエレンがこっちに向かってきた。
省20
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