ミカサ「この長い髪を切る頃には」 (933レス)
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600(1): 2014/04/22(火)07:52 ID:/GyNeIz60(9/27) AAS
ジャン「くそ! ラスト10秒で逆転された……」
水中鬼ごっこの勝敗はジャンが負けたようだ。
最後の最後でコニーに捕まり、そのままタイムアウトになったようだ。
コニー「ごちになりやーす!」
サシャ「ごちでーす!」
10人分のかき氷代を渋々出しているジャンである。1個250円なので、2500円もの出費だ。
ミカサ「あの……ジャン……」
何だか可哀想だ。彼の昼飯代はパーになったのではなかろうか。
ミカサ「お、お昼はお弁当持ってきてるの?」
ジャン「いや、今日は持ってきてねえよ。昼は途中でパンでも買って部室で食おうと思ってたんだが…」
涙目のジャン、である。ますます可哀想だ。
ミカサ「…………」
お昼抜き、なのだろうか。それでは午後は持たないと思う。
でも私も余分なお金は持ってないし、お弁当も自分の分しか持ってきてない。
今日はプールを終えたらそのまま学校まで移動して、部室でお昼のつもりだった。
どうしようか。少しくらいなら分けてあげてもいいけど…。
と、その時、クリスタが、
クリスタ「おにぎりで良ければ、ジャンに1個分けてあげようか?」
ジャン「いいのか?」
クリスタ「いいよ。今日はお弁当持ってきてるし、何も腹に入れないのは辛いでしょ?」
その直後の、ライナーとアルミンの悲壮な顔に圧倒された。ちょっと引くくらいだった。
ジャン「わ、悪いな……」
ジャンが少し照れている。クリスタが先に行動を起こしたので、私も便乗する事にした。
ミカサ「ではおかずは私の物を後で分けてあげよう」
ジャン「え?!」
ミカサ「部室で一緒に食べよう、ジャン」
すると今度はエレンがこっちを睨んできた。
エレン「ぞれじゃ罰ゲームになんねえだろうが!」
ライナー「そ、そうだ! かえって得しているではないか!」
コニー「ジャンのくせに生意気だぞ!」
ジャン「うるせえよ! ゴチになった奴らが文句言うな!」
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