ミカサ「この長い髪を切る頃には」 (933レス)
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918: 2014/05/02(金)00:31 ID:VspzaOfE0(2/8) AAS
エレン「ミカサ、ありがとうな」
ミカサ「え?」
エレン「あの時、オレの質問に答えてくれて」
ミカサ「あの時………ああ!」
舞台袖で問われたアレか。
ミカサ「別に。あの時は、素直にそう思った事を言ったまで」
エレン「ま、そうなんだろうけど……アレがオレにとってのターニングポイントだったんだ」
ミカサ「そうなの?」
エレン「ああ。アレがなかったらきっと、劇の辻妻をうまく考え出せなかった」
と、ジュースを飲みながら言っている。
エレン「仮面外れた時は本当、ひやっとしたけどな。でも、アレはアレでかえって良かったのかもな」
ミカサ「そうね。あの瞬間、物凄く、劇の中に引き込まれた」
静寂が広がった瞬間、ドキドキしたのだ。
あんなドキドキ、なかなかそう味わえるものではないと思う。
ミカサ「凄く綺麗だった。エレンも、ジャンも。素敵だった」
エレン「そっか……」
ジャン「オレはミカサと演技する方が良かったけどな……」
と、エレンの隣に座っていたジャンが急に話に入ってきた。
ジャン「最後の姫様抱っこ、本当重かったんだぞ。女子の方が軽いし、そっちの方がオレは楽だったが……」
ミカサ「私、エレンより重いけど………」
ゴーン……。
気まずい空気が流れてしまった。だって本当の事だ。
ジャン「そ、そうだとしても! 女子を抱える方が心理的に楽というか……」
と、慌ててフォローを入れるジャン。もう、別にいいけど。
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