ここだけファンタジー世界汎用スレPart33 (1000レス)
ここだけファンタジー世界汎用スレPart33 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/48625/1366989095/
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118: リヒト/シェルム@剣士/黒い仔犬 [sage] >>116 「へぇ、そういうのがあるんか。俺だったら、ナイフぐらいしか思いつかなかっただろうな。 魔物なんかには無茶そうだが、その辺のチンピラ相手にはいいか」 これなら、ナスカンディアにも扱いやすそうだし。 「おう、海賊な。あそこの海賊、変に平和主義だよな。 それについて文句はねーが、もう普通に水兵したほうがいいんじゃねーの?」 カルボナーラもっきゅもっきゅしつつ。 >>117 「るせぇ。 紛らわしいことしてる向こうが悪いんだ、向こうが」 憮然とした表情でパスタを飲み込み、 「俺は今のままでいいって。海より丘の上のが好きだしな。 ま、護衛として行くなら悪かねーけど」 名前を間違えたのは聞かなかったことにしておこう。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/48625/1366989095/118
119: ナスカンディア@翼人 [sage] >>117 「何を見てるのですか?」 対して、こちらはギロリと。まったく成長していないからこそ、少しばかり憎しみの目。 そりゃあ、他の女性らしさは飛ぶときに邪魔になるのだもの。しょうがない。 「えっと、ロロファナ海賊団……ですね?」 口元に立てた右指を添え。 「……へ、下手をすれば敵対しそうですね、海賊船を獲物にされると……」 ベレスフォードは、義賊が集まるような町じゃなくて、元々は普通の海賊の町。 だから、普通に商船も交易船も襲うし掠奪もするし、討伐もされたりする。 もっとも、その度にベレスフォードは関係ないの、一点張りなのだけれど。 「ど、どうしましょう……とりあえず、一度は会わないとダメみたい、ですね……」 聞くところによると、その海賊の船長は悪い人じゃないみたいだから、何とかしないと。 >>118 「普通に海賊行為もしますよ? あの町の海賊さんたちは」 自由の気風が強いから、かなり気性の荒い海賊さんたちもあそこには集まってくる。 だから本来ならば、あの町が封鎖されてもおかしくはない。 されなり理由は、海洋の技術が飛び抜けているせいか。荒くればかりだし。 「……何が起こっても、ベレスフォードは知らないの一点張りですけれど」 大手を振って町の封鎖をできない、もう一つの理由がこれ。 町は町、海賊は海賊。それでハッキリと分かれてしまっている。 単にあの町は、海賊の数が多いだけにしかならない。 海賊が多いからこそ商業も繁盛し、金品が他の町へも流出される。封鎖する利益がない。 「だから、この町の海賊さんが少し不安で……」 ベレスフォードの海賊さんの気性の荒さは、私が一番よく知っている。 だから、少し不安。悪い人じゃないって話なのだから。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/48625/1366989095/119
120: ロイ@割烹着 ◆mURoET.VKw [sage] >>118 「因みにそのペンは本来自衛用じゃなくアサシンツールだがね」 ちょっとした補足 「まぁ考えておくのも悪くないだろうね そういえば例の雷の進捗状況はどうよ? アレから何か分かった?」 ゴブレットに水を入れて理非とに差し出す >>119 「♪〜」 ギロリと睨まれても何処吹く風 自然な動きで視線を逸らしました どうだったかって? ノーコメント() 「かもしれないねぇ まぁその時は相手してやりねぇ 奴を私掠船扱いに推薦したのは俺だけど そこからの成果は船長の技量に一任だ」 ゴブレットに透き通った赤が眩しい液体を入れる 「去年漬けた木苺の酒だ 良かったらどうぞ あと相手はハーフエルフだ そこだけ注意な」 「そういえばお前さんヴェリアプルには帰ってきたのか? それともまた何処かに行くとか?」 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/48625/1366989095/120
121: リヒト/シェルム@剣士/黒い仔犬 [sage] >>119 「ありゃ、そうだったか?」 首を傾げ、 「なら、そいつらとかち合ったらひとたまりもねーだろうなぁ。 海賊っつってもあいつ、一人だったし」 今はメンバーが増えたことを、リヒトは知らない。 「ま、どちらにしろ俺には関係のねーこったな」 と、次のパスタにとりかかる。 少し話をしただけで、知り合いというわけではないのだから。 >>120 「ふぅん、そんな武器よく知ってたな。 さすが、訓練所経営してるだけあるってか?」 素直に感心したり。 「ああ、ユーキに色々聞いてな。 何か触媒?経由させるといいとかなんとか。 触媒ってのがよくわかんねーんだけどよ。いや、なんとなくはわかるんだが」 要するに、どういうものを触媒にすればいいか、と言う。 あと、それはわざとなんですかねぇ……? http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/48625/1366989095/121
122: ナスカンディア@翼人 [sage] >>120 「おさけ……」 コップに入れられる液体を見て、身体を硬直させる。 お酒は、最近は飲めないこともなくなってきた。きっと、海賊さんたちのせい。 なんだかんだで、お酒を勧められるのだもの。参ってしまう。 「えっと、頂きますね!」 一口だけ、その液体を口の中に流し入れて。 「私は今夜にでもベレスフォードに帰ります、その前にその人に会えると良いのですけれど―――…… このお酒、ロイさんがご自分で?」 思った以上に美味しくて、もう一口だけ喉に流し入れる。 それほど度数も高くなくて飲みやすく、木イチゴの酸味と甘みがほどよくてすごくオイシイ。 「もっとありますか? 個人的に、少し買いたいのですけれど!」 これの交易の一つ。木イチゴだなんて、あまり交易品に並ばないから珍しいの。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/48625/1366989095/122
123: ロイ@割烹着 ◆mURoET.VKw [sage] >>121 「元は来たのウェポンマスター プラチナムフォースだぜ? ありとあらゆる武器の知識をたたきこまれたんだ このぐらいは知ってるさ」 とここで話しはリヒトの力について 「なるほど 触媒ねぇ・・・ならば俺からもすこしアドバイスさせてもらおう」 そういって手から出すのは紅蓮の闘志 「お前さんの力は雷のようなものを手にチャージし 放出するものだ だがそれだけだと使い勝手が悪い そういうことだったな?」 「だがその力は本当にチャージし 放出するだけなのか? もっと工夫することは出来ないのか ソレを試すのもまた一つの道だ」 「チャージした状態で動き回ることは出来ないのか? 放出せずに一定の場所にとどめることは出来ないのか? 出力を調整できないのか? ソレを試したか? ソレを考えるもまた 新たな技の模索となる」 「得た力は上手く付き合え 少なくても俺は闘志を創意工夫することで烈破掌という技を得た 理非ともできるはずさ 雷の力に無限の可能性があるのならな」 >>122 「漬けたのは宿の親父 売っても問題ないだろ 俺の懐に金は入らんがね」 そういってカウンターの奥から ルビー色に輝く木苺酒の入った瓶を2つ取り出した 「普段は港に居るはずだ ちょっと海賊旗を降ろすように言ってたから気付かなかったのかもしれないな 小さい船だが 大砲を積んでるから 特長さえ分かればすぐに分かるはずだよ」 ナスカンディアのテーブルにそのビンを置いた 「しかしまぁ逞しくなったな 昔はもっと可愛げガ云々www」 とまたふざけてそんなことを言ってみるテスト http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/48625/1366989095/123
124: ナスカンディア@翼人 [sage] >>123 「成長はするものです! 特に、翼人は成長が早いのですよ!」 二十年しか寿命がないのだから、それなりに成長は早い。 成長すること自体は嬉しいのだけれど、飛びにくくなるのが少し難点。 訓練しないと、常に。 瓶を二つ手にとって、代金をロイさんに手渡しする。 ホントはマスターに手渡ししなければならないのだけれど、そこはほら。 チップの形で、ロイさんにもいくらかも渡さないとダメなのだし。 でも直接は言い出しにくいから、代金の中に忍ばせる形。気付けば良いのだけれど。 「港ですね!? ……じゃあ、今から!」 席を立って。 「話せて楽しかったです、ロイさん! ……可愛げがなくなった、というのは余計なお世話ですよ!」 二つの酒瓶は胸元で抱えながら、それでは、と頭を下げて猫の目から退店。 船長さんにも分けてあげよう、後はその海賊の船長さんにも。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/48625/1366989095/124
125: ロイ@割烹着 ◆mURoET.VKw [sage] >>124 「ソレは悪かったな ゴメンゴメンw」 まったく悪びれてない謝罪を一つ 「はいよ またこいよ〜何かご馳走してやるから〜」 酒ビンを抱えて猫の目を出るナスカンディアに手を振り見送った そして代金を確認 ・・・ちょっと多い 「まったく・・・気を使わなくたっていいのに」 すこし苦笑して見せた だが追いかけるのも悪いし ありがたく頂きましょうと 代金をカウンターに納め 差額をポケットにしまった http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/48625/1366989095/125
126: リヒト/シェルム@剣士/黒い仔犬 [sage] >>123 「よーするに、発想の転換が大事ってことか……」 と、自分の左手を見ながら、 「難しいことはよくわかんねーけど。色々考えてみる。 サンキューな」 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/48625/1366989095/126
127: リシャール@男装うぃっち [] 【ヴェリアプルから離れた森 黄昏時】 空が紅く染まるこの時間帯、少し頼りない足取りで 木の葉詰まった柔らかな土の上を歩くのは金髪のハーフエルフ。 長杖を右手に持っていて、なんとかそれで体を支えている感じか。 と、彼を先導するように歩くのは亜麻色の少女。 道案内、でもしているのか、リシャールの 「ほンっとに参りましたね、これは」 その苦々しげに呟くのくリシャールは、 つい先日殺人事件を起こし、不幸にも相手が首都に勤める役人だったこともあり 現在、ヴェリアプルから逃走中。すでに5000エルスの賞金首に。 今のところ、追手が来ている様子はないが、油断は出来ず ヴェリアプルから脱出して、歩きっぱなしで足を棒にしながらも進める。 「……こんなもンですかね」 と、呟くのと同時に樫の木に背中を預け、 そのままズルズルと地面に座り込む。 そうしながら、懐からパイプを取り出し、さらに腰にいくつも帯びている巾着に触れる。 と、先導していた少女もリシャールの隣に座り 「そうですね、ほら、もっとすいなさい」 少女の双眸は、操られてでもいるのだろうか、どことなく正常のようには見えない。 そんな彼女は、白い鱗粉を詰めたパイプをリシャールから受け取り、トロン、とした表情でそれを吸い始める。 白い鱗粉、それは麻薬の一種でもある(倉庫参照) 「いやはや……どうしたものか」 衝動が、計画を破壊することは往々にしてあるが、 今回ばかしは反省中。全身弛緩させている少女は放っておいて、焚き火の準備を始めましょう http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/48625/1366989095/127
128: クル@旅人 [sage] >>127 それと時を同じくして、森を闊歩する人影。 女性のようだが、だいぶ背が高い。下手な男よりずっと長身なのではないだろうか。 自己主張が激しすぎる胸部もあり、女性と判別するのは容易すぎるほどだが。 「よーいしょっと、これでいいですかね」 彼女は樵か何かだろうか、大量の木を抱えて歩いている。 どう見ても女性に持てる量ではない、すさまじい量の木。 リシャールには、これ以上ない薪のかたまりに見えるだろうか? 見るからに不用心そうだ。 力がありそうとはいえ、ちょっと襲ってやれば奪えるかもしれない。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/48625/1366989095/128
129: リシャール@うぃっち [] >>128 「…………」 人影に気が付き、動きを止めるリシャール。 目を細め、どのような人物か見極めてから、どうするか考える。 おそらく、やり過ごすのが一番であろうが、ただ薪を自分で集めるには少し疲れていて。 「ふぅ」 何か小さくつぶやくと、リシャールを覆っていた男性的な空気が一瞬にして溶けるかのように消えた。 本来の性は女であるが、男のほうが便利と、そういう風に性別を偽装する魔法を己にかけていたのだ。 これで、そう簡単に賞金首になっているハーフエルフの青年と結びつけるのは難しくなっただろう。 「もし、そこのおかた」 それでもって、声もどことなくしおらしく変えて クルに声をかける。 「もしよければ、その木をいくつか売ってくださりませんか?」 ちょうど、風向きも変わって後ろのほうでパイプから 漏れた甘い煙がクルの方にも漂っていく。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/48625/1366989095/129
130: クル@旅人 [sage] >>129 「あら、旅の人ですかー?」 声を掛けられ、立ち止まる。 その雰囲気はおっとり、のんびりしている。 狙い通り、賞金首であることには全く気付かれていない。 完全に一人の旅人であると思われている。 「あら、木ですか。えーと、依頼分にはまだあまりがありますしー こんなものでいかがでしょう? お値段は、報酬から考えてー……」 ゴロゴロと木の塊がかごから出てくる。この場の焚火なら十分すぎるほどだ。 値段は……まあ常識的な範囲だ。安くもないし高くもない。 「ん? お菓子でも食べているんでしょうか? ずいぶん甘い感じですねー? 私、おいしいものには目がないんですよー」 にこにこしてその甘い香りに疑問も持たない。 さっきの計算を見る限り、頭が回らないわけでもないが、鱗粉に対する知識がないのだろうか? おいしいものに目がないという言葉は……贅肉になりそうなほど豊満でむっちりした体を見れば非常に高い信憑性を持つだろう。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/48625/1366989095/130
131: リシャール@うぃっち [] >>130 「ええっ、姉妹で旅をしておりまして……」 曖昧な笑みを浮かべつつ、リシャールは対応する。 「もう宿についているはずが……どうやら、場所を間違えましてね、はは」 そうして、苦笑した。クルは目線をリシャールの後ろの方にやれば パイプに口をつけていて、恍惚とも取れる表情を浮かべている少女が見れるかもしれない。 元々、少女はここの森番の娘だったのだが、たまたまリシャールにあったのが運の尽きで、 今はこのような有様だ。 「そう……ですね、できれば焚き火しやすいように もう少し細かく切れますかね?」 さらに細かく注文するリシャール。 斧といったものはないから、手頃な分にしてもらいたいようだ。 「お菓子……ではないのですけれども、でも とっても甘いものですよ?」 彼女の体を舐めまわすように見た後、ニッコリとリシャールは笑った。 「もしよろしければご飯も一緒にどうですか? ここから、泊まれるところにつく頃には真っ暗になるでしょうに」 と、笑顔の裏ではリシャールはひたすら打算をはじけている。 後ろの少女のように、クルを魅了すれば何かの役に立つだろう、と。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/48625/1366989095/131
132: クル@旅人 [sage] >>131 「そうですかー、大変ですねー」 まだ気が付いていないようだ。 「もっと細かく、ですねー? 斧は折れちゃってもうありませんけど…えいっ」 ベキッ という音がしたと思ったら、木は細かく割れてしまっていた。 まるで道端の小枝でも折るように、太めの木の幹をへし折る。 恐るべき怪力だが、搦め手は十分に効いているのか、まだ敵意は見せない。 「そうですねー、ではお邪魔しましょ……」 それは、無意識下の危機察知か、それとも竜の本能か。 その目は、どう見ても正常には見えない少女へと向けられていた。 「あー、このお姉さん? は大丈夫ですかー? 何か目がすわっていませんし、熱病かもしれませんよ?」 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/48625/1366989095/132
133: リシャール@うぃっち [] >>132 「わっ、すごい怪力でございますね」 すぐに襲わなくてよかった、と安堵しつつ。 「感謝します。早く、日が沈まないうちに火をつけましょう」 石を適当に拾って、礎を作る。 と、どうやらさすがに異常に気が付いたようでだが、問題はない。 いつものことだ、というかのようにそっけない態度で。 「……ああ、実はですね、私の妹は悪魔の仕業で少しばかし……おかしくなってしまったのです。 村の方にいても、どうしようもなく途方に暮れていましたが、キノラセトという巡礼地に行けば、もしかしたら、 と藁をも掴むような思いで妹を連れて、旅にでたのすよ」 少ししだしんみりとした口調。 妹、と紹介された少女も、唇の端から涎を垂らしながらもクルに目を合わせ にぱぁ、と笑った。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/48625/1366989095/133
134: クル@旅人 [sage] >>133 「そう、ですかー……」 悪魔に魂を奪われたのだろうか? クルの中で疑問が渦巻く。 なんだか態度も引き気味だが、木の破片は大量に基礎の石山へ積まれる。 「では、その妹のためにも、いい部屋を用意すべきじゃないですかー? そうですね、ここからヴェリアプルという町なら、日が沈まないうちに行けると思いますが、どうですか? 妹さんは私が運びますしー」 リシャールにとっては恐ろしい提案だ。逃げてきた町へ引き戻そうと言うのだ。 これは打算ではないだろう。彼女は何も知らない、あくまで善意ではあった。そのほうが妹のためになると。 「ひょっとしたらゴブリンのような魔物も出るかもしれませんしねー 私もこの荷物を運びいれる。利害は一致していますよー?」 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/48625/1366989095/134
135: リシャール@うぃっち [] >>134 礎石の上に置かれた木の破片を手際よく火をつけるリシャール。 どうも、魔法を使ったようで。 「いい部屋……ええ、其のつもりでしたけどあいにく道に迷い すでに日も暮れ始め……見を寄り添いあって眠るのは慣れているので大丈夫なのですけど」 ヴェリアプル、という名前が出ると、少し驚いたような顔を見せて。 「そんな、わざわざ引き返すようなことはできません!」 声を一瞬だけ荒げるけれども、すぐに反省したような顔を見せて。 「すみませんさ……私も、少し疲れておりまして、でも大丈夫です。 ええっ、ありがたくお気持ちだけ受け取ります。後、妹にはできれば、触らないほうがいいです」 少しだけ声を潜めて言う。 「その……いえ、私の口からとてもじゃないけれども言えません……」 少しだけ顔を赤くして、目をそらす。 亜麻色の髪の少女を触ろうとするものならば、彼女の細い腕が クルに絡みつき、舌をも使った接吻を求めてしまうだろう。 鱗粉の毒が、回りすぎてしまったのか。 「……ハハッ、すみません。ええと、あなたもタバコはいかがですか? このパイプに草を入れて、吸うととっても落ち着くのですよ?それに、とても甘いのです」 先ほどまで少女が使っていた、かすかに匂い残るパイプを拾うと それをクルに見せてみる。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/48625/1366989095/135
136: クル@旅人 [sage] >>135 「タバコ、ですかー? ……甘いものには興味がありますけどー、どうも苦手でして。 この前ためしに吸ってみたら、吐きそうなほど咳き込んでしまってー」 からからと笑う。煙草を受け取る様子はなさそうだ。 「しかし、私がいてはお邪魔でしょうしねー……この体ですし」 明らかに面積を取りそうな大きな体。妹の差支えになると判断したのだろう。 「私、ある程度夜目がききますから、ひとり戻りましょうかー? 二人きりで、いてあげてくださいな」 本能が、この娘と深くかかわってはいけないと告げている。 何とか逃げる口実を考えている最中だが…… そして、少女へ向けていた手は言葉に反応して止まる。 「あら、そうですか? 貴方も大変ですねー」 触れるか、触れないか。その瀬戸際で手を引く。 少女は反応するだろうか? http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/48625/1366989095/136
137: リシャール@うぃっち [] >>136 「そうでしたか。いえ、大丈夫ですよ。 でも、煙は甘いのですよ、ほら」 代わりに、リシャールが巾着から白い鱗粉を パイプに詰め込み、火をともし、その煙を軽く吸い込み、 口の中でたっぷりと味わうと、ふっ、と口の外に漏らすように吐き出す。 リシャール自信は薬物耐性が元々付いているので、 多少は平気なのだが、白い鱗粉から漏れる煙でさえもたっぷりと甘いのだ。 むせんばかりに。 「いや、その言ってはなんですけど、すごく暖かそうな体してるじゃないですか。 少し、羨ましいぐらいですよ」 この、リシャールの体はそれはもう 骨と皮でできているのか、と思いたくなるほど細く 胸も注視すれば気がつく程度にそれだ。 「……そうです、ね。力強いお方がいれば安心ですけれども ええっ、一晩ぐらい、きっとだいじょうぶです。まさか、今日に限ってゴブリンや狼が 襲いにかかることなんて、きっとないでしょうし、ね」 直接、引き止めるような言葉は言わないのだけど、 代わりに後ろ髪を引かれそうなことを淡々と答える。 『うーー?』 人の温もりを求めるかのように、少女はその細い手を伸ばす。 ただ、動作は緩慢なので捕まろうと思わない限り逃げられるだろう。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/48625/1366989095/137
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