ここだけファンタジー世界汎用スレPart33 (1000レス)
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909
(1): くすんだ白髪の少女 「」 / 鮮やかな黄髪の少女 『』 2013/06/13(木)00:14 ID:7SOBi0Ws(1/5) AAS
>>908

『良いから、どけって』

スカートの下に隠していたナイフを抜き、男へと差し向ける。
ホントは、こんな実力行使はイヤだったってのに。ああ、もう。最初からお姉ちゃんを渡してよ。

『どかないと、おまえを殺すよ?』

低い、威圧するような口調で。
省8
910
(1): イグニス@魔刃使い 2013/06/13(木)00:22 ID:1VcrJnAI(2/6) AAS
>>909
「何も出来ずに、何かを見捨てるぐらいなら死んだ方がマシだ
 そんな風に生きてたって、俺の心は死ぬ」

向けられたナイフに左手を伸ばす
刃を握るようにそのナイフへ掴み掛かる
それに成功すれば、生身であるその手は傷付き血が溢れだすだろうが、きっとその手を離すことはない
男の腕力なら少女に力勝負で負けることはないだろう

「妹だろ、姉なんだろ
 家族で殺すとか死ぬとかそういうのはダメだ」

こんな剣呑な雰囲気の中でも、この男が纏う雰囲気は変わらず
省3
911: くすんだ白髪の少女 「」 / 鮮やかな黄髪の少女 『』 2013/06/13(木)00:35 ID:7SOBi0Ws(2/5) AAS
>>910

『離せよ』

一歩、より深く踏み出す。そんな拍子に、ナイフがしかりと掴まれた。
そうなると、僕の力では、もうどうしようもない。

白いナイフに皮膚が切り裂かれ、簡単に血が流れる。
でもこれで、ナイフは使い物にならない。
ナイフから手を離し、またさっきと同じように、両手を広げ、顔に押し当てる。

『どうして……っ!? 邪魔、するのさっ!』
省5
912
(2): イグニス@魔刃使い 2013/06/13(木)00:43 ID:1VcrJnAI(3/6) AAS
>>912
ナイフの刃を握る手から血が滴る
だが、更にその手に力を込めその刃が自分以外を傷つけぬように

「殺させないし、死なせない」

押し付けられた身体
少女が特別な力でも持たない限り、この男を一歩でも動かすことは叶わないだろう

「殺したほうがマシ、そういう風に思える奴だって居る
 殺したほうが得だ、そんな奴は確かに居る」

事情も、理由も何もかも知らない部外者だが、この男はそんな我儘を周囲に押し付ける
正義などではない善などではない
省5
913
(1): くすんだ白髪の少女 「」 / 鮮やかな黄髪の少女 『』 2013/06/13(木)00:58 ID:7SOBi0Ws(3/5) AAS
>>912

動かせなかったそのかわりに、指先がほんの少しだけ、男の後ろに隠れていたお姉ちゃんに触れた。
お姉ちゃんが、荒く息を吐く。まるで落胆したように、、もしくは気が抜けたかのように。

お姉ちゃんにほんの少しだけ触れることができて、ガッツポーズする。
やった、色々とあったけれど、お姉ちゃんを殺せた。

「……役立たず!」

ギロッと、お姉ちゃんは男を睨み付けて。
省9
914
(1): イグニス@魔刃使い 2013/06/13(木)01:08 ID:1VcrJnAI(4/6) AAS
>>913
「……えーっと、ちょっと待って」

ストップストップ、と頭を抱える
この子達は、つまり……

「……やれやれ、かな
 いや、何はともあれ無事で何よりだ、うん」

差し出されたハンカチに、イグニスは首を振る
この程度慣れている、と

「駄目だな、こういうのに慣れちゃって
 子供ってもっと純粋か……」
省3
915
(1): くすんだ白髪の少女 「」 / 鮮やかな黄髪の少女 『』 2013/06/13(木)01:18 ID:7SOBi0Ws(4/5) AAS
>>914

「いや、でも、ゴメン!」

お姉ちゃんは両手を合わせ。

『やるときは本気でやろう、って決めてるんだ?
 だから、遊びでも本気。殺す気でやった方が楽しいかな、ってね? わかる?』

口調はやはりどこか沈んだように、しかし威圧した様子で、妹は話す。
ともかくナイフを拾って、血を適当な布きれで拭き取り、スカートの下に隠して。
省8
916
(1): イグニス@魔刃使い 2013/06/13(木)01:27 ID:1VcrJnAI(5/6) AAS
>>915
「気持ち悪いって……結構便利なんだけどなぁ
 俺はほら、こんなんだから」

白髪の少女に貸していた赤のコート被るように身に付け
酒場を飛び出していった少女に視線を送った
紅いコートに隠れていまったが、この男は隻腕らしい

「本気でやるのは良いけど、程々にな」

俺みたいなのもいるし、とバツの悪そうに視線を泳がせた

「俺今日はこの店にずっと居るからさ
 疲れたらお茶でも飲みにおいでよ、邪魔しちゃったお詫びだ」
省2
917
(1): くすんだ白髪の少女 「」 / 鮮やかな黄髪の少女 『』 2013/06/13(木)01:42 ID:7SOBi0Ws(5/5) AAS
>>916

『あ〜……』

お姉ちゃんが逃げた方を見て、う〜ん、と首をかしげる。
別に、すぐに追いかけても良いんだけれど。

『いや、もう少しここにいるよ』

適当な椅子に座って。
省7
918: イグニス@魔刃使い 2013/06/13(木)01:48 ID:1VcrJnAI(6/6) AAS
>>917
「ん、じゃそうしようか
 お茶菓子は親父さんに願い……って、親父さん?」

ふと、視線を横にずらせば其処にはこの店の店主の姿
ただ、問題なのは彼が眉間にシワを寄せている、と言う所

「いや、緊急事態だって、俺は思ったんだって
 ああ、これは……」

調理場に上がり込み、ドタバタと暴れ血で床を汚した
親父さんを怒らせるには充分すぎるようだ

少女がお茶菓子とお喋りにたどり着けるのはイグニスが調理場の掃除を終えた時だろう
省1
919
(1): ラース@復讐者 2013/06/14(金)15:30 ID:T6mITRzQ(1/9) AAS
ヴェリアプルに住む復讐の悪鬼。時計台の上に佇む彼はとある理由により今は此処…共和国の国境付近の森へと着ていた
暫く歩くと丸い石の地面と、浅くも広い川が見えて…彼は其処で立ち止まる

「……復讐者に用が有るのか。
 それとも、悪魔だからこそ、かァ…さて、どちらだ?」

振り返るでも無く、青い空を見上げながら問いかける
熱烈な殺気染みた視線に釣られ…ヴェリアプル内では事を起こせぬだろうと、態々此処まで歩いてきたのだ
無事、エスコート出来たとは思うのだが

「……用が無くば、我は釣りでもして帰るがな
 最近は、幸いにも我の力を必要とする者も少ない」

くぁ、と欠伸を零して伸びをし
省1
920
(1): クルーキー@闘争者 2013/06/14(金)15:38 ID:g/jqSNng(1/9) AAS
>>919
「そりゃあ、君が強そうだからだよ。
 人か天使か悪魔かなんて僕には関係ないんだ。
 ところでなんで人間の街に住んでるの?」
 赤毛の少年が現れる。

「ていうか君ってデリカシーがあるんだね。
 きちんとした悪魔は僕…大好きだよ。」
 ニパー☆と満面の笑みでラースを称賛する。

「僕が望むのは常に闘争。でも君ってなんだか半端そうだね。
 命がけの勝負が強ければサイコロゲームでもする?うふふ。」
省2
921
(1): ラース@復讐者 2013/06/14(金)15:50 ID:T6mITRzQ(2/9) AAS
>>920
「生憎と、この身の至らなさを痛感する毎日でな
 無駄に生きた時間と、それに見合わぬ程度の力しか持ち合せておらぬよ」
「無論、傍若無人に振る舞う程の力は無い…」

此処で漸く振り返り、背負っていたトゥハンドソードを片手で引き抜いて
その場で一度軽く振るい―――

「………生憎と、丁半博打は昔痛い目を見てな
 種銭も持っておらぬし、そも強請りたかりならばもっと身なりの良いものからな・・・」

…あれ、何か挑発を真面目に受け取ったぞコイツ
ボロ履いたオッサンから金を巻き上げようなんて何処まで切羽詰ってるんだ?とでも言いたげです
922
(1): クルーキー@闘争者 2013/06/14(金)16:06 ID:g/jqSNng(2/9) AAS
>>921
「街から離れてこんな人気のない所まで僕を
 誘ってくれたのは誰に対する遠慮からかな?
 僕が思うにそれは…人間かな?それともある
 人間の個人じゃなくて人間社会に対してかな。」
 背中から大鋏を取り出してシャカシャカと回して止める。

「まあ、なんでもいいや。弱い者いじめは僕も嫌いなんだ。
 だからあの時計台で君を見つけた時…ずっと我慢してたんだよ。
 人間風情…僕らが暴れまわったら数十人、数百人単位で軽く消し飛んでしまう。
 そんなの嫌でしょ?面黒からん上に、かえって不愉快だ。
省10
923
(1): ラース@復讐者 2013/06/14(金)16:17 ID:T6mITRzQ(3/9) AAS
>>922
「我は復讐者。 …我が名に恥じぬべく。」

人間個人も含めて。いや神にすら復讐する…それが憤怒の一端。復讐者のラース。
復讐故に―――無辜なる民を巻き添えにはしない。
その名に、その在り方に恥じぬべく此処まで来たのだろう

「……汝の在り様は解った
 汝の強さも、大方予想が着く」
「きっと、我なぞより強大な悪魔としての力を持っているのだろう」

大剣を両手に持つと地面と水平になる様に横に薙ぎ。其処で止まる
大きく息を吐き。クルーキーの目を、焔より赤い目が見つめ返して
省9
924
(1): クルーキー@闘争者 2013/06/14(金)16:34 ID:g/jqSNng(3/9) AAS
>>923
「うん、君よりずっと強くなれるよ僕は。
 でもね。君くらい強くないと僕は強い悪魔じゃいられないの。」
 満面の笑みを浮かべ勝負を受けてくれた事を喜ぶ。

「ところで無意味な暴力への復讐って変だよね。
 その無意味な暴力は君に向けられているんだよ?
 それは復讐じゃなくて反撃の拳なんじゃないかな〜。」
 鋏を構えてから突撃する前に踏みとどまる。

「そこまで自己紹介されちゃあ、こっちも名乗らなくちゃフェアじゃない。
 僕はクルーキー。でも二つ名は無いから闘争のクルーキーでいいよ。
省8
925
(1): ラース@復讐者 2013/06/14(金)17:13 ID:T6mITRzQ(4/9) AAS
>>924
ぐずりと、人と変わらぬ脆さを持った肉の身体は杭の貫通を許す
食道に傷でも入ったか、口の端から血が溢れ―――

「…首を落とさぬ、心臓を貫かぬ“傲慢”よ」

―――微動だに、せず。
辺りの気温が更に上がる。殺気は最早明確すぎる殺意へと変貌する

「覚えておけ小僧――これはな」

一足で、5mは有ろうかと言う距離を一気に跳び込む
一流の剣士は一足で3m跳び込むと言われるが…傷付いた“怒り”はそれ以上を優に跳び越える
省4
926
(1): クルーキー@闘争者 2013/06/14(金)17:32 ID:g/jqSNng(4/9) AAS
>>925
「先手を譲ってくれたんだもの。だから…。
 ・その慢心に対してはしっかりペナルティを貰うよ。
 ・勝負事の機微を知っている人はここで終わらせないよ。
 …だよ☆」
 そのラースの余裕に「あは☆」と笑う。

「もっと本気を出せる相手だったなんて。出し惜しみしないでよ。
 でないと君の起こした業火ででも僕が不完全燃焼さ。
 …って暑いね。」
 さっきの杭の正体に繋がるのかは判らないがクルーキーの像が薄まっていく。
省6
927
(1): ラース@復讐者 2013/06/14(金)17:55 ID:T6mITRzQ(5/9) AAS
>>926
「当然…千年以上磨き続けた剣の腕を嘗められては困る」

まだ、終わりはしない…此処で終わってくれる程簡単な相手なら良かったが
チリリと―――焼ける様な痛みと引き換えに、杭に貫かれた穴の表面が塞がる。とは言え完全では無いのは自分でも分かっているが

大剣を振り切ると、すぐさま振り上げる様にして上段の構えをとった
鋏が開かれると、一歩下がって―――それでも完全に鋏からは逃れられず。先端部が胴体に辺り

―――ミシリ
2枚の刃の擦れ合わない先端部。それを自らの身で受け止める
鋏。それは刃そのものの切れ味でなく“せん断力”を応用した道具である。
故に刃の擦れ合わぬ箇所を使えばどうしても自分の力で刃を押し込む必要があり…幼い身体で、大人1人の肉に刃を押し込むのは容易ではない
省4
928
(1): クルーキー@闘争者 2013/06/14(金)18:11 ID:g/jqSNng(5/9) AAS
>>927
「一千年?!あはははは剣どころか人生の大先輩じゃないか。
 本気を出せない無礼は許してね♪…僕はそういう風にできているんだ。」

 それにしても不自然だ。
 例えば不動明王火界呪。致命傷を避けられる程の手練であっても火傷くらいは負うはず。
 いや、魔術やら属性やらで火傷を避けられても着衣の欠損くらいはありそうなはず。
 目の前の人間の少年のような悪魔には傷の痕跡が着衣にすらなかった。

「許せないな。僕より強いやつ…悪魔であっても竜であっても…"神"であってもッ!
 復讐者なんて仇よりちょっと強けりゃいいだけじゃん。
 僕は最強じゃないといけないんだよ!!」
省8
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