ここだけファンタジー世界汎用スレPart34 (1000レス)
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(1): ザハク@蟲憑き 2013/06/22(土)03:57 ID:szaxiuDI(6/8) AAS
>>20
「なんてタフなレディだッ……!」

紳士にあるまじき言葉を吐くと、拘束から抜け出そうともがく。
が、背中内部へのダメージがそれを弱めた結果……

「……ゴハァッ!」

ゴキィッ!!

サンダーファイヤー・パワーボムをまともにくらうこととなった。
右肩の間接が外れる嫌な音が響く。
クルが弱っていたのが幸いし、肩が犠牲になるがけですんだ。
ザハクは痛みに耐えながらも倒れた姿勢まま、脚をクルの脇腹へと巻きつけ、
省3
22
(1): クル@旅人 2013/06/22(土)04:02 ID:NIk8bjt.(7/8) AAS
>>21
「はぁ、はぁ……」
崩れた体勢のまま、起き上がろうとする。
倒したと思い込んだらしい。
しかし、その一瞬があだとなった。

「な!」
ぐるんと足が腹と、ぶらりとおろしていた腕に巻きつく。
がっちりと拘束され、激しく打たれた腹の痛みをえぐる形となり、苦しむ表情を浮かべる。
密着状態のため、怪力と言えど振りほどくには少しだけ時間がかかる。

その少しの時間、少しだけで十分だった。まともに頭突きを命中させられるだろう。
省1
23
(1): ザハク@蟲憑き 2013/06/22(土)04:12 ID:szaxiuDI(7/8) AAS
>>22
拘束は上手くいった。
運よく、腕までも巻き込めたようだ。

「ハッ……!」

最後の一撃とばかりに腹筋に力を込め、だらんと垂れた腕を置きざりにする勢いで頭突きを放った。
その軌道は確かにクルの額を捕らえていたが……

「……ここまでか」

全身の力がふっと抜け、クルの額にコツンと当たった辺りで勢いが消える。
省3
24
(1): クル@旅人 2013/06/22(土)04:19 ID:NIk8bjt.(8/8) AAS
>>23
「はー、でもすごかったですよ。
 あんな重いパンチを受けたの、はじめてです」
後頭部を打たないよう、ザハクの頭に手を置き、やさしく寝かせてあげる。

「ダメですよ、この前模擬戦で負けて、いろいろと大変な目にあったんですからね」
どんな大変な目にあったのかは、聞かないほうがいいかもしれない。
幸い、口ぶりからそこまでハードなことはされていないようだが。

そして、外れた右腕を取る。
「大丈夫ですね。折れてはいませんよ。すぐくっつきます。
 ちょーっと痛いと思いますが、我慢してくださいね」
省2
25: ザハク@蟲憑き 2013/06/22(土)04:29 ID:szaxiuDI(8/8) AAS
>>24
「まぁ、な。素手で魔物相手にすることもあるからな」

その時は当然全身を甲殻で覆っているため、厳密には素手ではないが。

「あぁ、すまん。介護される方になるとはな」

そして以前の模擬戦について聞くと

「ったく、レディである自覚を持てよ」
省7
26
(2): クルーキー@喧嘩師 2013/06/23(日)02:00 ID:RkTDB3yk(1/10) AAS
【ヴェリアプル近郊】
 悪魔は人間社会にあってはならない存在。
 悪魔は裁かれる存在でなく駆除される存在。
 しかし人間は亜人は、時に鬼も竜も悪魔より脆弱な存在だった。
 彼らはあらゆる所に潜み、そこに居座られる事を諦められていた。
 それでも積極的に多種族を襲う悪魔は討伐せねばならない。

 そこに一体の悪魔がいた。気紛れで人殺しをした悪魔だそうな。
 赤髪の人間の女の子の姿。背中に大鋏を背負った悪魔。

「だから、僕じゃないって言ってるのにね。」

 喧嘩は好きでも討伐依頼は不愉快だ。しかもそれが冤罪なら。
27
(2): ヒルダ@神官 2013/06/23(日)02:12 ID:7OUa15HA(1/9) AAS
>>26
「見つけましたよ」
そこに現れた、妙に露出の高い神官衣装をまとった女性。
間違いなく、自分を討伐に来た神官か何かだろう。

「戦神の名において、あなたを裁きます」
この前の女性と同じく、グラマラスだがこっちは話を聞いてくれる気配はなさそう。
現に、もう十字架を構えている。

「懺悔があるなら今のうちに聞きましょう
 今告白すれば、我らが神の名の下に、あなたを永遠の安らぎへと誘ってくれるでしょう」
終始こちらのペースで話を進める。
省1
28
(1): リヒト/シェルム@剣士/黒い仔犬 2013/06/23(日)02:15 ID:Z0Wol9.M(1/7) AAS
>>26
と、そこに成年が通りかかった。
額にバンダナを巻いて、足元には犬を連れた男だ。

「……鋏?」

その、赤毛の少女が背負う鋏に見覚えがあった。
いや、正確には、その鋏を背負うと言う姿に、だ。

(……確か、サロメとか言う翼人も背負ってたよな)

「なぁ、そこのお前ちょっといいか?」
省1
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(1): リヒト/シェルム@剣士/黒い仔犬 2013/06/23(日)02:18 ID:Z0Wol9.M(2/7) AAS
>>27
「あ、酔いどれ神官」

出合い頭から酷い言い草である。

「ちょっと待てよ、コイツがなんかやったってのか?」

事情が不明だが、とりあえず二人の間に入って静止をかけようとする。
ヒルダから見れば、クルーキーを庇う様な状態か。
30
(1): クルーキー@喧嘩師 2013/06/23(日)02:19 ID:RkTDB3yk(2/10) AAS
>>27
 クルーキーはヒルダを一瞥すると宗教の信者、
 それも神官という聖職者に対して最も失礼な一言を発した。
「君誰?見た所信心が足りないね。信仰している自分に酔ってる感じ?
 神様ってそういう人の面倒も見なきゃいけないんだから大変だよね。」

「懺悔?悪魔らしくなくてごめんなさい。このくらいかな。
 で、何の用?僕、女の子をいじめるのって趣味じゃないんだよね。」
31
(1): クルーキー@喧嘩師 2013/06/23(日)02:22 ID:RkTDB3yk(3/10) AAS
>>28
「んえ?僕?」
 声をかけられて自分を指さして首をかしげる。
「いいけれど、今はなんか変なお姉さんに声をかけられた所でさ。
 この用事が終わってからでもいいかな。」
32
(2): ヒルダ@神官 2013/06/23(日)02:32 ID:7OUa15HA(2/9) AAS
>>29>>30
「いえ、実はこういう事情で」
リヒトに声を掛けられ、手配書を見せる。
確かに彼女?の名前と罪状が書かれている。

ただ、この前ちょっと騒ぎになった、冤罪騒ぎになっていた渦中の人物である。
彼女は真犯人と信じ込んでいるようだが。

と、明らかに挑発するクルーキーの一言。
リヒトには、ヒルダの頭からぷつんという音が聞こえただろう。

「……ふ、ふふふ。我が神は寛大な方ですから。
 まだ未熟な私にもお慈悲を下さるのです……よ!」
省3
33
(2): リヒト/シェルム@剣士/黒い仔犬 2013/06/23(日)02:39 ID:Z0Wol9.M(3/7) AAS
>>31
「お、おう。そーだな」

じゃあ、と改めてヒルダに向き直り、

>>32
「へぇ、致死罪の疑い……ねぇ」

と、ヒルダから差し出された手配書を読む。

「だからって、神の名を振りかざしてのリンチはよくねーんじゃねーの?
それじゃあそいつと同じだろうが。
省3
34
(2): クルーキー@喧嘩師 2013/06/23(日)02:47 ID:RkTDB3yk(4/10) AAS
>>32
 挑発の意図はない。こういう性格なのだ。
「神様って大変な仕事だったからね。分かる分かる。
 君さ。見た所"カステさん"とこの人だよね。
 戦神とその眷属にはさ、お世話になりっぱなし
 だったから今でも頭が上がらないんだよね。」
 この悪魔は何を言っているのだろう。

「ところで懺悔より先に審理ってないの?
 やっぱ人間相手じゃないと裁判て開いてもらえないのかな。
 なんか不公平だよね。こういうのって悪い差別だと思うんだ。
省9
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(2): ヒルダ@神官 2013/06/23(日)02:53 ID:7OUa15HA(3/9) AAS
>>33>>34
どうどうとリヒトにたしなめられているうちに……

「そうですか、わかってくれている人がいて何よりです。
 我が神は自由と名誉を重んじる神ですから」
自分が信じる神を持ち上げられ、いともたやすく怒りが静まりはじめた。
リヒトもクルーキーも、なんというか、「チョロい」という感想が出る豹変っぷり。

「審理ですか? 私に裁判の権利はないので、本式の裁判が受けたいならヴェリアプルまで行く必要がありますね。
 しかし、よろしいでしょう。神の名の下に、私があなたの言い分を聞き届けます」
熱い手のひら返し。さっきまで殺す勢いだったのにこの始末だ。
ともあれ、クルーキーにとっては最大のチャンスだろう。
省3
36
(3): クロガネ@魔法使い・旅人 2013/06/23(日)02:57 ID:cwEbGllg(1/3) AAS
コツコツコツと一定の歩調で、リズムを崩さずに歩く少年

顔立ちは、女っぽくて、何処か幼い

その少年が、三人の近くを通りかかる
その時、リズムが停止した

「あれ?誰だろう?」
「別に雑談って雰囲気じゃ無いよなぁ...」

そう呟き、軽く首を傾げる
少し思考した後、三人の方へまた同じペースで歩き始める
果たして、気づくだろうか
省1
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(2): リヒト/シェルム@剣士/黒い仔犬 2013/06/23(日)03:03 ID:Z0Wol9.M(4/7) AAS
>>34
「あ、そーなん?
だったらなおさら、出るとこ出てちゃんと釈明したほうがいいんじゃね?」

まぁヴェリアプルの司法がどの程度平等かは、たかが知れているけれど。
それでも、逃げるよりはマシなんじゃないかな。                   多分。

飴玉は、

「あ、俺はそういうの食べねーから」

と、断った。
省11
38
(3): クルーキー@喧嘩師 2013/06/23(日)03:05 ID:RkTDB3yk(5/10) AAS
>>35
「その前に真犯人を探しちゃおうかな、なんてのも思ってる。
 なんか興味あるじゃない?悪魔を嵌める人間なんてのにさ。
 言い分ねぇ…クルって名前の女の人から憲兵さんに伝えてもらったかな。」

【クルーキーの証言】
「ああ、思い出した。現場にいたよ。死体も見た。本当に真っ二つだったよ。
 そこに女の人の叫び声と逃げる足音が聞こえてから傭兵のおっさんが来たんだ。
 その後そのおっさん、失礼なことに僕を見て悲鳴をあげて野次馬を呼び寄せたんだ。
 なんか、面倒くさい事になりそうだったから僕はその場から去ったんだ。」

「今思い出せるのはこんな所かな。」
省6
39
(1): クロガネ@魔法使い・旅人 2013/06/23(日)03:11 ID:cwEbGllg(2/3) AAS
>>38
「...分かった」
いきなり声を掛けられた事で軽く動揺するが、それを表情に出さずに淡々と答える
「情報ありがとう」
変わらぬテンポで礼を言う

「あと、質問だ」
「何故僕に声を掛けた?」
40
(3): ヒルダ@神官 2013/06/23(日)03:13 ID:7OUa15HA(4/9) AAS
>>36>>37>>38
「名前、ですか?
 私はヒルダ。ヒルダ・ヴェッチオーネ。カステ教の神官をしています」
神に絶対の忠誠を誓っていることは、さっきの立ち振る舞いでわかるだろう。
むしろ狂信といってもいいかもしれない。

「真犯人探しですか。少し難しいですね。
 推理小説では、女の人やその傭兵が実は犯人だったと言うケースがありますが……」
指を顎に当て、考えるポーズ。

残念ながらクロガネには気付いていないが
「毒蛇と言いましたか。私の術で浄化してしまったほうがいいかもしれませんね」
省1
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