『ザ・キングズバリー・マンクスの風』 (869レス)
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(1): 2006/05/06(土)01:03 AAS
アメリカ南部、アーカンソー州━━━━━━━━━━━━
別名『ナチュラル・ステイト』とも呼ばれる自然豊かな州で、美しい森や河に恵まれている。
その南西部に位置する『リバーフォーク』は、森に囲まれた小さな『村』だった。
 
総人口は、『218人』。
白人が人口の100%を占め、約6割が貧困線以下の生活を送っていた。
又、人口全体の約8割は、『リバーフォーク』の出身者が占めていた。
変わり映えのしない平凡な・・・・・・・・・・・・・悪く言えば、退屈な村だったが、『平和』だった。
 
━━━━━━━━━━『発端』は、朝から霧の漂う肌寒い日。
省4
850
(1): 2006/07/15(土)00:08 AAS
>>849
『ドガァアッ!!』
 
蹄が砂利を踏み砕き、砂塵が立ち上る。
『高橋』は、『スタンド馬』の腹の下に転がり込んだ。
 
『ドドドドドドドドドドドドド』
 
『MALCHIK GAY』が拳を握ると、馬の腹から『敵スタンド』が涌き出る様に
現れる・・・・・・・・・・・・2体の拳が、ほぼ同時に繰り出された。
省2
851
(1): 高橋『MALCHIK GAY』 2006/07/15(土)00:28 AAS
>>850
「また妙なことをしやがる……!
 変な能力を隠し持ってんじゃねえ!」

回避も防御もしない……左手を大きく振りかぶって、敵スタンドの顔面を殴りぬけるッ!
テープの伸びている左手で殴ることで、テープの貼り付いた鋤は引っ張られ敵スタンドめがけて飛んでいく。
敵スタンドは顔面を殴られたことで、鋤が飛んでくるのとは逆の方向を向かされる。
(鋤の方を向くような殴り方なら、鋤を引っ張ることは出来ない)
つまり、相手は飛んでくる鋤の存在に気付くことはできず、防御も出来ない。
『肉を切らせて骨を断つ』。
852
(1): 2006/07/15(土)01:59 AAS
>>851
『グシャアッ!!』
 
『敵スタンド』の払い退けた『MALCHIK GAY』の拳が、馬の腹に当たる。
『スタンド馬』は、激しく馬体を揺さぶりながら、足を動かした・・・・・・・・・・・。
 
『ガシィッ!』
 
『敵スタンド』が『高橋』の首を鷲掴みにし、『高橋』を押さえ付ける。
 
省7
853
(1): 高橋『MALCHIK GAY』 2006/07/15(土)17:47 AAS
>>852
「無理だな……!
 その前に俺がお前をぶった切るッ!」

テープを『敵スタンド』に引っ掛けて逃げられないようにし、
鋤を掴んで渾身の力で『スタンド馬』を『敵スタンド』ごと引き裂く。
854
(1): 2006/07/15(土)23:53 AAS
>>853
『ブシュ、ブシュッ・・・・・・!』
 
『鋤』が、『スタンド馬』を切り裂いて行く。
 
「バカナ・・・・・・・・・・『ヤメロッ』!!」
 
『敵スタンド』は、『高橋』の首を掴んだ手に力を込めた。
『MALCHIK GAY』が、一気に『鋤』を引く。
 
省5
855
(1): 高橋『MALCHIK GAY』 2006/07/15(土)23:58 AAS
>>854
「……ようやく、勝ったか……?」

鋤をしっかり握り締め、もう一体の敵スタンドの様子を確かめる。
856
(1): 2006/07/16(日)00:21 AAS
>>855
『高橋』は、もう1体の『敵スタンド』の方に顔を向けた。
 
『ドドドドドドドドドドド』
 
そこには、すでに何も無い・・・・・・・・・・・・。
『高橋』は、砂利道の上にポツンと寝転んでいた。
道の先にあるトタン小屋の前には、もう1人誰かが寝転んでいる。
857
(1): 高橋『MALCHIK GAY』 2006/07/16(日)00:26 AAS
>>856
「……本体が死んで、スタンドは解除されて消えたか……?
 だがこの鋤は……」

寝転んでいる誰かに向かって慎重に近づいていく。
858
(1): 2006/07/16(日)00:37 AAS
>>857
『高橋』起き上がると、道の向こうから一陣の風が吹いた。
不意の風に目を細めた『高橋』は、小屋の前に『風船』の様なものがフワフワと
浮かんでいる事に気付く・・・・・・・・・・・。
 
風が止み、目を大きく開けると、そこには何も無くなっていた。
寝転んでいた人影も、風船も・・・・・・・・・・・『鋤』も、忽然と消えていた。
 
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』
 
省3
859
(1): 高橋『MALCHIK GAY』 2006/07/16(日)00:41 AAS
>>858
「……」

一瞬唖然としたが、すぐ周囲を見回す。

「……あれか?
 やっぱ変な空間に送られてたわけか?
 で、俺があいつを倒したから解除されたと……あ。
 アシュレイたちはどうなってるんだ……?」
860: 2006/07/16(日)00:47 AAS
>>859
『アシュレイ』や『新橋』の姿は、どこにも見当たらない。
キョロキョロと周囲を見回していると、道の向こうからトラクターが近付いて来る事に
気付いた・・・・・・・・・・・。
 
 
『高橋 高太』:生還
 
『ザ・キングズバリー・マンクスの風』
→THE END
861: 2006/07/16(日)01:02 AAS
ミッション達成率:70%
総合評価:C
862: 2006/07/16(日)01:04 AAS
『アシュレイ・F・レミントン』
 
『能力』を最大限に活用した積極的な行動は、特に際立っていた。
『匂い』を『情報』とした予測や探索の役割は、その最たるものに挙げられる。
それが空回りする場面も多々見られたが、常に連携を心掛けていたと思われる。
『情報』に依存する傾向も強く、それが仇となった。
 
ミッション達成率:62%
評価:C
863: 2006/07/16(日)01:04 AAS
『多村 和博』
 
 
ミッション達成率:10%
評価:E
864: 2006/07/16(日)01:05 AAS
『ミミノフ・スカルチノコフ』
 
最初に『スタンド攻撃』を受けた不利は、否めない。
先陣を切った場合、このリスクに相応した対応力が要求される。
万能に対応が可能な『能力』は無いので、『+α』が必要となる・・・・・・・・・・・・。
最初に捕獲された為、ほぼ無傷で『目的地』に到達。
だが、『ロンソン』に対する不用意な接近が、致命的なミスとなった。
 
ミッション達成率:10%
評価:D
865: 2006/07/16(日)01:06 AAS
『倉持 麻奈美』
 
『スタンド能力』に振り回される形となったが、転機となる行動を比較的無難に
凌ぐ事に成功しており、独自の道で生き残ったと言える。
立場や情報の面でも他とは異なる可能性を持っていたが、活かし切れなかった。
その立場上、『目的』という意思に乏しい面も見られた。
 
ミッション達成率:40%
評価:C
866: 2006/07/16(日)01:07 AAS
『千年 宗一』
 
『切断する能力』は、『敵スタンド使い』に対して相性が良かった。
決定的な場面は、『ロンソン』『タインマウス』との接近における2つ。
『タインマウス』に潜んでいた『オーペス』については、『タインマウス』自身の
ミスに巻き込まれた形とも言える。
 
ミッション達成率:50%
評価:C
867: 2006/07/16(日)01:07 AAS
『タインマウス・ホゥランド』
 
『能力』の性質上、距離感が最も重要だったと言える。
『千年』との位置を見誤った攻撃が、結果として死を招いた。
地面を操作する攻撃パターンは、単調だったが『能力』の汎用性の高さを示した。
衣服に飛び込んだ物体を放置した事が、負の連鎖へと繋がって行く。
 
ミッション達成率:40%
評価:C
868: 2006/07/16(日)01:08 AAS
『新橋 悠一郎』
 
『能力』を巧みに活かして来た反面、決定的な行動には欠けていた。
彼の行動に、『他者との連携』というファクターが重要だった事が分かる。
つまり、『孤立状態』を如何に回避するかも、大きな命題だったと言える。
ただし、孤立した彼の行動からは、そのスペックの高さも窺い知れた。
『詰め』の甘さが、惜しまれる。
 
ミッション達成率:67%
評価:C
869: 2006/07/16(日)01:09 AAS
『高橋 高太』
 
戦闘に長じ、常に前線で活躍。
生き残ったが、必ずしもスマートな結末とは言えなかった。
ベトナム帰還兵の様な印象すら感じる。
ある一面にのみ特化していても、それは単なる役割でしかあり得ない。
チームの中で担う役割としてならば、高く評価出来るだろう。
彼の奮闘が、大きな目的に結び付かなかった事は、残念だった。
 
ミッション達成率:68%
省1
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