不条理・不可解な話 (417レス)
不条理・不可解な話 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/9405/1209619168/
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378: 名無しさん [] 初めて書かせていただきますので色々おかしいかもしれませんがお許しください。 いきなりですがつい最近まで8と9の間になにか数字がありましたよね? もしかしたら私の頭が何かおかしくなっただけなのかもしれません。 ですが、昔からこうゆうことがあるのです。 塾への道を歩いていたら一日で見たことない建物が建っていたり道が広くなったり。 でも一番困ったことは学校で配られた英語の問題集がなくなったことです。 誰に聞いても「そんなものないよ?」と言われる始末。 逆もあります。 気づいたら部屋の何かが増えていたり。 でも記憶を辿るとそれは今まで普通にあったものなんです。 なくなった物もいままでなかった、と記憶は言っているのです。 でも違和感は残っているのです。 みなさんの近くにあるものは本当に先程からあったものですか? http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/9405/1209619168/378
379: 名無しさん [sage] 死んだばあちゃんから聞いた話。 ばあちゃんの夫、俺のじいちゃんは戦時中に刑務所で刑務官を務めていたそうだ。 当時のじいちゃんはヤクザだろうとなんだろうと囚人達に非常に真面目に接していたようで 内緒で煙草をあげたり、畑の作り方を一から熱心に教えたりと(畑仕事は死ぬ直前までやっていたくらい好きだった) じいちゃんは人を馬鹿にするというか、とても良い性格とは言えない人物だったので 俺の知るじいちゃんからは考えられないほど同僚・囚人の両方から信頼させる人徳のある人物だったそうだ。 そのせいもあってか、囚人の中にはじいちゃんのことを「先生」と呼ぶ人もいた。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/9405/1209619168/379
380: 名無しさん [sage] 夏真っ盛りの昼、いつもの畑作業が終わった時だった。 「Nさん(じいちゃん)」と呼ばれたので振り向くと 同僚のKがじいちゃんの後ろに立っていた。 Kはじいちゃんと同い年で性格も明るく非常に勤勉な人で、じいちゃん家で囲碁を打つくらいお互い仲が良かった。 ばあちゃんも囲碁を打ちに来るKのことを微笑ましく見ていた。 「Nさん、これ女房の実家から送られてきたんよ。」 とKから手渡された新聞の包みを開けるとあったのは美味しそうな真っ白い角砂糖だった。 ただでさえ戦時中で物資がない時代、こんなものは貰えないと一度は断ったものの「沢山あるから」と半ば無理やり渡されてしまった。 当時からかなりの甘党だったじいちゃんは内心すごく喜んでいたそうだ。 その日の夜は宿直のため刑務所内の見回りをしていた。 両側にまっすぐに並ぶ牢屋の暗い廊下をじいちゃんが歩いている時だった。 左前の牢屋から声がする。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/9405/1209619168/380
381: 名無しさん [sage] 不審に思ってゆっくり牢に近づくと小さく「先生、先生」と呼ぶ男の声が聞こえた。 それはYというヤクザの下っ端で ほんの数日前窃盗で捕まったばかりでとてもヤクザとは思えないくらい地味な風貌の初老の男だった。 なにかあったのかと尋ねるとYは 「先生、腹が減っとるんです。どうにも我慢できなんで、何か口に含むものをくれんじゃろうか?」 いつも頬骨が浮かび顔色の悪いYのことを心配していたじいちゃんはその願いを断ることはしなかった。 そういえばと、昼にKから貰った角砂糖がそのまま制服のポケットにあることを思い出した。 少し辺りを見回して他の囚人が起きていないか確認してからポケットから角砂糖を取り出した。 不思議とそれを目の前の囚人に渡すことを少しも惜しいとは思わなかった。 じいちゃんは角砂糖を格子の隙間からYに手渡した。 しかしYはそれを汚れた指で摘まんでまじまじと眺めるだけで食べようとはしなかった。 腹を空かしているはずなのに目の前の美味そうな角砂糖にしゃぶりつきもしない。それは異様な光景だったそうだ。 なぜ食べないのか?聞くことができずにいた。暫くして矢崎は口を開いた。 「先生、ありがとう。こんな立派な御砂糖。じゃけど人に見られたらものがよう食べれん。」 「先生が行ってから食べてもええじゃろうか?何も変なこたせんけえ。すまんけれど、見逃してくださらんか。」 じいちゃんはどうしたものかと戸惑ったが、少し考えてその場を去った。 その日の日誌には「異常なし」と書いた。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/9405/1209619168/381
382: 名無しさん [sage] 次の日の朝、夜勤明けで帰ろうとしたところに出勤してきたKがやってきた。 角砂糖のことを聞かれたが、本当のことを話す訳にもいかず 夜勤中に食して大変うまかった、と礼を言ってKと別れた。 Kはそれから月に数度じいちゃんにささやかながら高価な食べ物を寄越してくれた。 なぜか殆ど女子供が好むような甘い物だったそうだ。 Kには家庭があり幼い子もあったのでそのせいかなと考えた。 あの夜以来じいちゃんは表立ってではないが矢崎とよく話すようになった。 他愛もない世間話から、囲碁の打ち方を教えたり、出所後の身の振り方も相談してあげていた。 Yも以前からじいちゃんのことを出所してきた仲間から聞いていたようで、さらに慕ってくれるようになった。 挨拶をすれば嬉しそうにくしゃっと笑うようになったが元々の体の弱さからなのか顔色の悪さは相変わらずで Yの纏っている人生の悲壮感みたいなものはぬぐえなかった。 前科はありはしたものの似通ったもので人を傷つけたこともないようだが、どことなく他の囚人とは違っていたようで だから余計に気にかけるようになったのかも知れない。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/9405/1209619168/382
383: 名無しさん [sage] そんな中不思議に思うことがあった。 この3ヶ月程の間じいちゃんがKから差し入れを貰うと、必ずYは食べ物をねだった。 最初はまたか。と思いながらKからの差し入れをこっそり渡していたが 食べ物の匂いで気づくのかその確率は間違いなかった。 Yが高価なものとわかってわざとねだってくるのかと思いもしたが、Yと話していると そのような性根の持ち主ではないことはよく分かっていた。 段々Kに悪いなと思いながら、Yに食べ物を渡し続けていた。 Yは相変わらずじいちゃんの前では食べることはしなかった。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/9405/1209619168/383
384: 名無しさん [sage] ある時にあんたはよく鼻が利くな。と苦笑いしながら言うとYは低くしっかりした声で答えた。 「先生、本当に良かった。わしはわしを嫌うたまま終わるかと思いよったんじゃが先生のお陰でそんな惨めな思いをせんで良うなったんです。」 「ほんの出来心でも、事の大きさをわかった時にはもう遅いんです。そんな愚か者がそこらじゅう、ここには大勢おるんです。」 お前はもう十分分かったんだろう。と言ったがYは何も言わなかった。 じいちゃんはその日から考えるようになった。 Yが伝えようとしていること。優しい振る舞いのKのこと。 じいちゃんはそれからKの差し入れを断るようになった。 それでも何度か渡されそうになったが、もう十分だからと全く受け取らなかった。 ばあちゃんはその頃から浮かない顔をしているじいちゃんを心配していたそうだが 割と亭主関白で強気な性格のじいちゃんは煩い!と怒鳴り散らした。 家族を巻き込みたくなかったのかどうなのかはよく分からない。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/9405/1209619168/384
385: 名無しさん [sage] 暫くしてじいちゃんが非番の日、Yが牢内の布団の中で死んでいるところを発見された。 誰にも気づかれず逝ってしまったそうだ。 身寄りのないYの葬式は行われず火葬され、無縁仏として刑務所近くの墓地に埋葬された。 Kの様子が変わったのはYが死ぬ少し前からだそうだ。 ほんの少しずつだが顔色も悪くなり頬はこけ、首の筋や腕の骨が目立ってきて 仕事はいつも通り真面目そのものだったが誰が見ても昔の若々しいKとは違っていた。 その間Kの奥さんは子供を連れて実家に疎開したようだが、Kから家族が逃げたという噂を同僚から聞いそうだ。 まともな食事が取れていないのは明らかなのにまだ尚もKはじいちゃんに食べ物を渡そうとしていた。 女子供が好きなそうな食べ物。じいちゃんが好きな甘い食べ物。 それでも必死に断り続け、次第にじいちゃんもKとは距離を取って仕事以外であまり話すこともなくなっていた。 ある日の休憩中の真昼間、じいちゃんが廊下からふと窓の外を見ると人気のない畑にKが跪いているのが見えた。 Kが作物には目もくれず畑の土を喰らっていた。 すぐに止めるべきだったが、じいちゃんは怖くて動けなかった。 間違いなくKには何か起きていると悟った瞬間だった。 それも自分の力ではどうしようもないことだと。 気が付くとKは口を真っ黒にしたまま立ち上がりそのまま歩いて行ってしまった。 じいちゃんと仲が良かったKの姿は見る影もなくなってしまった。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/9405/1209619168/385
386: 名無しさん [sage] その後日を追うごとにKの様子は悪くなり戦争が終わる少し前に体調不良で刑務官の仕事を辞めてしまった。 Kが辞めた日に初めてばあちゃんはこの一件を聞いて非常に驚いたそうだ。 あの溌剌としていたKがそんなことになっていたとは思いもよらなかった。 しかしそれ以来二度とじいちゃんの口から矢崎とKのことを聞くことはなかった。 戦後暫くしてじいちゃんは刑務官の仕事を辞めて普通のサラリーマンとして働いて、最後は学校の事務員の仕事に就いた。 その話を聞いた時じいちゃんの見方がかなり変わったのと同時にものすごく気持ち悪くなった。 Kが一体何を考えて何をしようとしていたのか。 Yはじいちゃんを助けたのか。ならばその為に何をしたのか。 結局怖くてじいちゃんには直接聞けなかった。 じいちゃん本人も本当のところは分からなかったと思う。 昔じいちゃんがクリープと底にザラメが出来るくらいたっぷりと砂糖を入れたコーヒーを 薄くて白いマグカップで毎日飲んでいる姿を思い出す。案の定糖尿に苦しんでた。 あの時はあまりの砂糖っぷりに正直引いていたが、カップの底に沈む砂糖に何か思うことがあったのかも知れない。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/9405/1209619168/386
387: 名無しさん [sage] 矢崎 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/9405/1209619168/387
388: 三太狂図 [] だいぶまえに、怖い話しかも夢の話とかを読みあさってた時に見た夢の話し。知らない男と談笑しながら山道をドライブしてて、これから泊まる旅館に連絡するってゆーから俺が携帯で電話しようとしてたんだけど、なんかフラフラし始めて、『おい!あぶねーからっ!左寄りすぎ!ガードレールぶつかるぶつかる!おいっ!マジであぶねーっ……』って俺が男に叫んでる所で目の前が真っ白になって、知らない踏み切りにそいつと二人で立ってて、『ん?なにこれ?どこなん?』とかアワアワしてたら急に自分の左側から声がした。見たら絵に書いた様な子供(黄色い帽子に半袖短パンにリュック)と絵に書いた様なリーマン(半沢直樹のドラマに出てきたオギソ的な。)が横にいて『ねーねー次に急行来るから乗りましょうよ〜ねー乗りましょうよ〜』ってリーマンが子供に話してて子供は『乗らねーよ!お前行けよ1人で!行けほら!行けっ!』って怒ってて『んもぉーわかりましたよっ!ついに乗れるんだ!ポッポーシュッシュッー』って手を電車みたいに脇でくるくる回してすぐ近くの駅に入っていった! http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/9405/1209619168/388
389: 三太狂図 [] 続き。んでその子供が『んでお前らは乗るの?どうすんの??』って俺らに聞いてきて、『乗る?でもどこいくかわかんねーしなぁ…』とか二人でモゴモゴしてたら急に場面が駅のホームに変わってて、ホームに溢れんばかりに人がいて、アナウンスで『間もなく特急列車がまいります、お乗りのかたは1番線にお並びください。』ってのが流れてて俺ら二人またもあたふたしてたら列車が来た!ものっすごいスピードで来てピタッって止まるとホームの人が雪崩れ込むように乗っていった。もうホームの老若男女みんな子供みたいにキャッキャしててはしゃぎながら乗ってた。俺ら唖然としてると、近くの駅員が、切れながら『乗るの?どうすんの?これ特急!反対のホーム各駅!どうすんの?早く!どっち?乗るの?』ってすげー捲し立てられたから慌てて俺が『のっ乗りません!各駅で…各駅乗りますっ!』って言ったら『あっそ。ドアしまりまーーーす!』とドアが閉まって発車した。俺は勝手に決めちゃったから謝った。ごめんね!などと話していると、反対のホームに各駅停車の電車が来てそいつと迷わず乗った。ボックスの席で向かい合わせになりながら二人無言で外を見てたら、外がものすごい灰色なのよ!んで人はいるんだけど、みんなリピートみたいに同じ動きを繰り返してる!なんなんこれ?って思ったときにフラッシュバックみたいになって思い出した!あの時俺ら事故ってガードレールから山に落ちたんだ…そうだ。俺ら事故ってたんだ……。って思い出して男にそれを話そうとしたんだけど、そいつずっと頬に手を当てて考えてる風だったからめんどいから説明しなかった所で夢が覚めました!起きた時にコワッ!ってなってあのまま特急に乗ってたら…って考えながらまた寝ました。長くなりましたが、俺が見た一番謎の夢のお話でした。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/9405/1209619168/389
390: 名無しさん [sage] また夢の話かよ 一行も読む気おきん http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/9405/1209619168/390
391: 名無しさん [sage] 30年も前の自分が学生時代の話。 東京の大学に入学して古いアパートに住んでたんだよ。 風呂なしでトイレ共同のやつ。昔はそんなのが普通にあった。 2階の雨漏りがひどくて隣との壁も薄い。 住んでるのはほとんどが貧乏学生だからお互いガマンするとこはしてたんだけど、 2年になったときに大家の知り合いの中年夫婦が端部屋の隣に越してきた。 引っ越しのあいさつもなにもなかったし、すごい陰気だったな。 で、そいつらが新興宗教に入ってるんだ。 昼間はひっそいりしてるんだけど、夜の10時過ぎから活動を始める。 ガチャガチャとビンか茶碗かなんかの音がして、 そっから夫婦そろって鉦入のお経か祝詞が始まる。 俺は宗教なんか詳しくないんだけど、法華の太鼓というやつとは違ったのはわかる。 毎日ではなかったし、宗教仲間が訪ねてくることもあんまりなかったけどな。 なんとかガマンしてたけど、 あるとき試験勉強してたらそのお祈りが始まって、 それが10時から夜中の2時になってもやめない。夫婦掛け合いでだんだん声が大きくなってきた。 堪忍袋の緒が切れて、「ルセー!!」ってガーンとそっち側の壁を蹴ったんだよ。 お祈りは一瞬止んだけど、またすぐ始まった。 それで俺もクソーと思って大音量でラジカセをかけた。 その中で勉強してたんだがまったく頭に入らず、 結局徹夜して、朝方に近くのJRの駅に行ってそこのベンチで教科書広げたりしたものの 試験の結果はさんざん。 ま、これは一夜漬けした俺も悪いんだけどな。 ムシャクシャしてバイトの金があったんで酒飲んで遅くに帰ったら、 隣は不在らしく電気がついてない。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/9405/1209619168/391
392: 名無しさん [sage] 昨夜のこともあって俺はそのまま寝てしまったが、 ちょっと寝たと思ったらすぐ目を覚ました。するとアパートの天井が目の前にあるんだよ。 俺の体が浮いてて、顔の10cm上くらいにホコリだらけの汚い天井板があった。 電気は消してたのになぜかよく見えて、だけども体は動かせないし目も閉じることができない。 するとその天井板にぼーっと怖い顔の中年の女の顔が浮かんできて、 正面から俺の顔を見据えたまま、いかにも憎々しいという口調で「死ね!」と言った。 これは隣の宗教ババアとは違う女で、テレビとかとは違って顔には立体感があった。 そっから白ひげのじいさんとか、変な髪形の女学生?とか次々に人の顔が出てきて、 「死ぬんだ!」とか「死になさいよ」とか様々な言葉で俺を呪ってくる。 どれも会ったことのない人で、後で数えたところ72人だったけどな。 で、30分近くもそれを聞かされて、滅入ってたところをとどめとばかりにドーンと落とされた。 天井近くに浮いたとこから、2m以上はあったと思うけど、 そのままの姿勢で床に落ちたんだ。 下は布団だったけどしたたか全身を打った。 そのときに天井裏でドコドコッと音がして板がたわんだ。上に誰かひそんでるんだと思った。 そのままふーっと気が遠くなった。 目を覚ますと8時過ぎで、その日は大学は休みだったんで問題ないが、 起きようとしたら体が痛い。特に腰と両方のかかとが痛い。 そのときには昨夜のことが夢のようにも思えたけど、この体の痛みは夢じゃないとも思った。 隣はいつも朝はNHKをかけてるんだが、音がしないんでいないと思った。 なんとか起き上がることができたんで、 確かめてみようと、押し入れから天袋を開けて天井裏に頭を出した。 クモの巣だらけで明かりがあまり入ってきてないんで、ライターを擦ってみてあっと思った。 隣のほうからちょうどドミノ倒しのようにズラズラっと、 俺の部屋まで縦30cmくらいの額縁が続いてるんだ。 手前の何枚かをつかんで押入れにおりて見たら、見覚えがある。 昨夜天井裏に出てきたやつらで、遺影なんだと思った。 痛む腰をなだめてなんとか天井裏にのぼって写真を回収したら72枚あった。 もちろん大家に連絡をとってその日のうちに解約の手続きをとった。 それから引越し先が決まるまでダチのところを泊まり歩いていたが、 片方のかかとにはヒビが入ってた。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/9405/1209619168/392
393: 名無しさん [sage] tes http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/9405/1209619168/393
394: 名無しさん [] よいしょっとage http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/9405/1209619168/394
395: 名無しさん [] >>390 読まなきゃいいだろ http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/9405/1209619168/395
396: 名無しさん [sage] >>395 二週間前の米にレスするバカw http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/9405/1209619168/396
397: 名無しさん [sage] 会社の後輩の話だ。 そいつは高校卒業して地元から出てきて専門学校を経て今の会社に入ってきた。 業務はソフトウエアの開発で、一日中パソコンに向き合ってる。 これは見た目よりもストレスがたまる仕事で、 わりに齢が近いんで親しくなって飲みに行くようになった。 そこで夢の話を聞かされた。 10歳くらいのときから、毎年同じ8月24日の夜に同じ夢を見るんだそうだ。 そいつは四国の出身でけっこう珍しい名字なんだが、この話では折目と呼ぶことにする。 夢は折目の実家、これはその地方ではかなり由緒正しい家柄らしく、 十何部屋もあるお屋敷なんだそうだが、 その庭の隅に祀ってあるお社にはいっていくところから始まるらしい。 お社の扉を開けると中が黒々とした空洞となっていて、 一歩入ると土の階段が地下深くまで続いている。 真っ暗で何も見えない中を横の土壁にさわりながらそろそろと下りていくと、 うっすらと明るくなってきて曲がり角になってる。 そこを曲がると土が掘られたくぼみが横壁にあって、 太いロウソクが一本と握りこぶし大のごつごつした石がある。 それを見るとなぜか持っていかなくてはならないという気になって、両手に持って進んでいく。 かなり長い直線が続き、だんだんに突きあたりに土の祭壇があるのが見えてくる。 祭壇のある場所は、人ひとり通れるくらいの細い通路から地下の広場のように開けて、 祭壇には三宝とロウソク立てがしつらえてあり、 そこに持ってきた石とロウソクを立てる。 するとなんだか責任を果たし終えたというようなひじょうな安堵感があり、 だいたいいつもそのあたりで目が覚める。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/9405/1209619168/397
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