[過去ログ] 女が女を倒す   パート1 (865レス)
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177: 174 2005/11/06(日)00:18 ID:n5QiXEop(1/4) AAS
(こ、こんな馬鹿なことが……)
美沙は信じられなかった。3セットマッチの第1セットを落とし、
第2セットもアドバンテージを取られているのである。
しかも、落とした第1セットというのが想像もしていなかったラブゲーム。
つまり美沙はまったく得点できずに終わったのである。

コート周辺がざわめきだした。見守る他の部員たちも信じられない思いであろう。
彼女たちも美沙が敗れる場面など見たことがなかったのだ。
しかも相手はこの間入部したところの新入生。少し前までは中学生だった少女なのである。
「ふふふ、先輩これで終わりにしましょうか?」
省13
178: 174 2005/11/06(日)00:41 ID:n5QiXEop(2/4) AAS
絹川紗樹が近づいてくる。
「お疲れさまでした。じゃあ、この学園のルールどおり
今日から私がこのテニス部の女王ということですね」
そう言ってニッコリ笑う。

「そ、そう言うことね……」
答えた美沙の頬に紗樹の平手が飛んでくる。

”パシィ!!!”

「なに? なんて言ったの? 美沙? もうあなたは女王でもなんでもないのよ。
そうね、私が決めてあげる。おまえは今から奴隷だから。一番最低の身分になったんだからね
省9
179: 174 2005/11/06(日)00:42 ID:n5QiXEop(3/4) AAS
まわりで見ていた他の部員たちも、ようやく状況が飲み込めてきたようだ。

『女王が堕ちた……』

この事実にあるものはほくそえみ、またあるものは信じられない、といった面持ちである。
だが、すべてのものたちに共通した思いは新女王に逆らうことのないように、ということだけだった。
「ふふふ、気持ちいいわよ、美沙。ねぇ、みんな。この娘好きにしていいよ。可愛がってあげてね」

その言葉を聞いた瞬間、美沙の背後に殺気が走った。周りを取り囲む部員たち。
つい先ほどまで彼女を女王としてあがめ、話をすることすら怯えていたような連中もいる。
「何して遊ぼうか? 元・女王さま……」

彼女のまわりに集まってきた部員たちの唇が残酷に吊りあがっていった。
省1
180: 174 2005/11/06(日)00:47 ID:n5QiXEop(4/4) AAS
もしかするとスレ違いかもしれませんが、一応落としておきます。
下克上的な感じが好きなんで、スレタイとは微妙に違うかも……

またなにか思いついたら落とさせて下さい。
どうもでした。
181: 53-55 2005/11/06(日)01:03 ID:2kcLpDTi(1/34) AAS
最高です!174さん。
私なんかと違って、文章もホントうまいし…。
今後、お手本にさせて頂きます(笑)
しっかし、よく完結してるのに「続き希望」とか言われる方がいますが、その気持ちわかりますね!
続き読んでみたいですもん。って、そんなプレッシャーかけちゃダメですね(笑)
ぜひ、これから作品投下以外でもちょくちょく覗いて頂けると嬉しいです!
よろしくです!
182: 53-55 2005/11/06(日)06:54 ID:2kcLpDTi(2/34) AAS
それじゃ、もう一発特撮ものいきます!

「はぁはぁ…」
「クスクス。あれぇ?もう終わり〜?そんな格好して、正義の味方なんでしょ〜?しっかりしてよ〜」
一体何が起きているのか、わからなかった。ギンガピンクの武器であるキバアローは破壊され、必殺技の花一心は破られた。変身こそしているものの、その力の差は歴然であった。しかもその相手は…。
183: 53-55 2005/11/06(日)06:55 ID:2kcLpDTi(3/34) AAS
「小学生にやられて悔しくないの〜?クスクス…」
そう。相手は小学生の女の子であった。黒く長い髪を風に靡かせるその姿は、美少女と呼ぶのに相応しい容姿であった。だが、その美しい顔には妖しい笑みを浮かばせて、ギンガピンクを見下ろしていた。伝説の戦士ギンガピンク・サヤは今まさに敗北を迎えようとしていた。
「くっ…」
ギンガピンクは尻餅を着いたまま、じりじり下がるが、少女はその様子が面白くて仕方ないのか、ニヤニヤにやけながらゆっくり追い詰めていく。
なぜ?なぜこんなことに…。
自問自答を繰り返すが答えなど出てこない。
184: 53-55 2005/11/06(日)06:57 ID:2kcLpDTi(4/34) AAS
不思議な力を使う美少女。だが、バルバンではない。一体何者なのか。
「あ、貴女、一体何者なの?何故、私を?」
ギンガピンクの問いに、少女は嬉しそうに笑みを浮かべた。
「あれ?まだ名乗ってなかったっけ?私は魔美。トレイン星人の魔美よ。ある人に頼まれて貴女を捕まえに来たの〜。クスクス」
トレイン星人。サヤにとって初めて聞く名前だった。それにある人とは一体誰なのか。魔少女の笑顔を見ていると、背筋に冷汗が滲んでくるようだった。
その時、魔少女はリボンを取り出した。白く長いリボンだ。
185: 53-55 2005/11/06(日)06:58 ID:2kcLpDTi(5/34) AAS
それを手にした魔少女はニヤニヤと笑みを浮かべてギンガピンクに迫る。
「これだけ長さがあれば足りるよね」
一人言のように呟く少女。「た、足りるって?一体なんのことよ!」
サヤは恐怖を押し殺し、気丈に叫ぶ。だがその時、魔少女の手にしたリボンが一人でに伸びてきた。ギンガピンクに向かって。
「なっ!?」
慌てて避けようとするが、もう遅かった。リボンはギンガピンクの身体に巻き付き、両腕両足を固定してしまった。正に直立不動の状態で地べたに寝かされている、そんな状態だった。
186: 53-55 2005/11/06(日)07:00 ID:2kcLpDTi(6/34) AAS
「くっ!このっ!な、なんのつもりよ!離しなさいよ!」
サヤは力を込めるが、リボンはビクともしない。ギンガピンク・サヤは完全に捕らえられてしまったのだ。魔少女はサヤの言葉に耳を貸すそぶりも見せず、ただ満足そうにギンガピンクの惨めな姿を見下ろしていた。
「ふふふ。完璧ね!プレゼントも手に入ったし、あとは…」
「プ、プレゼント??」
それって、まさか…、私?
魔少女はある人に頼まれて自分を捕らえに来たと言っていた。その自分をリボンで巻き付けたのである。
サヤは顔が青ざめていった。
187: 2005/11/06(日)10:04 ID:zwaF36QQ(1) AAS
スポーツ物良いですね。負け知らずで女王に君臨していた女が
絶対に負けることなど無いと思っていた後輩の女子に、完膚なきまでにずたずた
にされて負けるなんて最高です
188: 2005/11/06(日)10:32 ID:x6lDD33Y(1) AAS
キタキタキタキター!!!
GJ!!フォー!!!!!
189: 2005/11/06(日)11:07 ID:ErfR25OW(1/2) AAS
<『女王が堕ちた……』
イイ!!
190: 53-55 2005/11/06(日)11:08 ID:2kcLpDTi(7/34) AAS
バルバンを倒すために降臨した伝説の戦士の末裔ギンガピンク・サヤ。異星人とは言え、年端もいかない女の子に手も足も出ずに敗れ、誰ともわからない相手にプレゼントとして渡されてしまうのである。
「いや…。いやよ…」
サヤはなんとか脱出しようと、力を込めリボンを引き千切ろうとした。しかし、結果は先ほどと変わらなかった。
「ねぇ?なにしてんの?」クスクスと笑みを浮かべるよそ表情は、ギンガピンクの無駄な抵抗を馬鹿にしているようだった。
だが、サヤはそんなことに構っていられない。
191: 53-55 2005/11/06(日)11:10 ID:2kcLpDTi(8/34) AAS
なんとかしなきゃという気持ちから、尚も抵抗を続けた。
「ねぇ?無駄だってわからない?お馬鹿なお姉さん。クスクス」
魔少女は腰を屈めて、ギンガピンクのマスクを突きながら、サヤのプライドをおとしめようとする。
「ほら〜、大人しくしなよ〜。どんなに頑張ったって、お姉さんには解けないんだから〜。だって、お姉さん弱いし〜。クスクス」
「くっ!馬鹿にしないで!こんなの!こんなのすぐに破ってみせるわよ!」
魔少女の屈辱的な言葉に、怒りをあらわにするサヤ。
192: 53-55 2005/11/06(日)11:11 ID:2kcLpDTi(9/34) AAS
その気丈な態度に一瞬意外そうな表情を見せた魔少女だったが、すぐに嬉しそうな表情を見せた。
「へー!まだそんな口聞けたんだ〜。そろそろ『お願い。許して』とか言うのかと思ってたのに。ふ〜ん。意外と虐め甲斐ありそうかな〜?クスクス」
そういうと、魔少女は未だ抵抗を続けていたギンガピンクの身体を仰向けに押さえ付けた。突然押さえ付けられ、サヤは呆然としてしまった。肩で息するサヤをマスク越しに覗き込んでくる。そしてニヤッと笑ったと思うと、ピンクのスーツの上から胸の双丘をわし掴みにした。
193: 53-55 2005/11/06(日)11:13 ID:2kcLpDTi(10/34) AAS
「なっ!?なにすんのよ!?やめなさいよ!」
突然のことに目を見開き、顔を真っ赤にして叫ぶサヤ。逃げるように身体をくねらせるが、少女の手は離れるはずもない。
「ふ〜ん…。お姉さん、確か18歳だったっけ?私よりおっぱい小さいんじゃないの〜?板みたいな胸〜。クスクス」
掌でこね回しながら、魔少女はサヤのプライドを傷付ける。確かに胸はサヤにとってコンプレックスであった。
「ば、馬鹿なこと言わないで…よ」
プライドを傷付けられ、言い返す言葉も弱々しくなる。次第に抵抗も弱くなっていった。
194: 53-55 2005/11/06(日)11:17 ID:2kcLpDTi(11/34) AAS
次第に抵抗も弱くなっていった。だが、魔少女は年上のスーパーヒロインを虐めるのが楽しくなったのか、更にサヤを攻め立てる。
「あれ〜?胸もないけど、くびれもあんまりないんじゃないの〜?超寸胴じゃん!ギンガピンクさんって、女として失格なんじゃないの?クスクス」
魔少女は立ち上がってサヤに見せ付けるように、モデルのようなポーズを決めた。
「ほらっ?私の方が大人っぽいでしょ?」
魔美の身体は小学生とは思えないほど色っぽい。豊かな双丘がプルンと揺れる。ウェストは引き締まり、ヒップも若々しく張っていた。
195: 53-55 2005/11/06(日)11:20 ID:2kcLpDTi(12/34) AAS
まざまざと見せ付けられ、サヤは知らず知らずのうちに涙を流していた。自分が幼児体型なのはわかっていた。だが、こうして自分を倒した相手。それも小学生の女の子に「女として失格」と言われ馬鹿にされているのだ。もはやサヤのプライドはボロボロだった。
「うぅ…」
「あれ〜?お姉さん、泣いちゃったの〜?」
ニコニコしながら話し掛けてくる魔少女。その表情を見てるだけで腹立たしくなってくる。
「う、うるさい!」
反論するが、言葉に力がない。マスクを覗き込んでくる魔少女を避けるように、顔をそらしてしまう。
196: 53-55 2005/11/06(日)11:22 ID:2kcLpDTi(13/34) AAS
実際バイザーの奥は見えないのだが、泣き顔を見られているようで耐えられなかった。
「ふ〜ん。ところでギンガピンクさんのその反抗的な態度、なんとかならない?あの人にプレゼントするのに、そのままじゃな〜」
首を傾げながら魔少女は問い掛ける。困ったというようなことを言っているが、表情はどこか楽しそうだ。
「私は…貴女に絶対屈しない!諦めなさい!」
「あっそ。じゃ、ギンガピンクさんが素直になるように躾てあげるね。クスクス。お姉さん、どこまで耐えられるかな〜?ふふふ」
魔少女の目が光ったような気がした。
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