[過去ログ] マックス・ヴェーバー統一スレPart2 (118レス)
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25: Z 2006/08/18(金)19:08 AAS
ニーチェの「永劫回帰」は、勿論ニヒリズムである。それは歴史でなく、無歴史
である。ヴェーバーはそれには賛同しなかった。
26: Z 2006/08/21(月)22:44 AAS
ステファーヌ・マラルメの詩に『骰子一擲』(トウシイッテキ〜サイコロひとふり)がある。
“骰子一擲 いかで偶然を廃棄すべき”
これは反語で、‘偶然は廃棄すべきでない!!’といている。
ところで、マルクスは、歴史に一元的必然論を持ち込んだ。(ダーウィン進化論からヒントを得て)
「原始共産制→専制主義→封建主義→資本主義→社会主義・共産主義」である。
上記では、マルクスは「資本主義→社会主義・共産主義」の必然を主張するために、全人類の歴史を必然化した。
すなわち、「資本主義→社会主義・共産主義」とアンサーが出るような数式=方程式を逆算したのである。
それが史的唯物論として一世を風靡した。
ヴェーバーは歴史に‘偶然’を認める。運命的とか逆説的というのがそれである。
善→悪、悪→善を認める。「善が善を生み、悪からは悪しか出てこない」というのは幼稚な考えである…と、言っている。
省2
27: Z 2006/08/21(月)23:01 AAS
ヴェーバーの著作の読み方。これは色々あるだろう。
以下に述べるのは‘邪道’であるかもしれないが。
『倫理』では、先ず最後の結論(大塚氏の翻訳最後の数頁)を読む。
そして、最初から読み進んでもう一度、最後を読む。
大塚・生松訳『宗教社会学論選』は、全ヴェーバーの結論であるから、彼の諸著作
を読んでから読むべきものであろうが、そこのことを念頭において『論選』をよめばよい。
ヴェーバーの主要著作は、この邪道的読書法も効果があるだろう。
これは何といわれようが、私の読書法である。
28: 2006/08/22(火)06:03 AAS
コーランの読み方に近いな
29: 2006/08/25(金)01:11 AAS
なんのこっちゃw
30: Z 2006/09/04(月)21:35 AAS
今日9月4日、日本経済新聞に、香西 泰 氏が「歴史の教訓〜次期首相、試される指導力」
を執筆している。読まれた方もあるでしょうから、内容は省きます。
ヴェーバー『職業としての政治』の現在日本への適応です。
“今の日本に響くヴェーバーの声”として、カリスマ的指導者と非カリスマ的職業政治家
を対比しています。
解説じゃなくして、私なりの補足を致します。
*第一次大戦の講和条約については ケィンズ『講和の経済的帰結』
(「ケィンズ全集」:東洋経済新報社にあります) 必読。
*香西氏はカリスマ的指導者の代表として、19世紀の英首相グラッドストーン
を挙げていますが、19世紀後半に2大政党制を作ったのは彼とディズレィリーです。
省3
31: Z 2006/09/04(月)21:57 AAS
Mohr(Paul Siebeck)書店 日本の岩波書店に相当する。チュービンゲン市
第5版 M.Weber全集を全部で3,000部刊行中、その内2,000部を日本が購入。
因みに云うと、ドイツ国内では600部、残り400部を全世界の学術機関・個人が購入。
1919年、この書店の2F会議室で、約200人を前にしてM.ヴェーバーが
『職業としての政治』を2日間に亘って講義した。聴衆は震え上がったそうです。
その聴衆の一人に、K.シュミットがいました。
32: 2006/09/05(火)18:29 AAS
>Mohr(Paul Siebeck)書店 日本の岩波書店に相当する。チュービンゲン市
第5版 M.Weber全集を全部で3,000部刊行中、その内2,000部を日本が購入
ソースは?
33: Z 2006/09/05(火)22:06 AAS
>第5版 M.Weber全集を全部で3,000部刊行中、その内2,000部を日本が購入
未来社のPR雑誌『未来』に載ってたよ。もう何年前になるかなァ。
そのすじの人は、皆ヨク知ってるよ。
34: 2006/09/07(木)20:58 AAS
2chスレ:whis
世界史板にこんなの立ってたんでなんとなくはっておく
35: Z 2006/09/07(木)21:15 AAS
↑Thanks !!
36: 2006/09/23(土)03:04 AAS
>第5版 M.Weber全集を全部で3,000部刊行中、その内2,000部を日本が購入
全部で3000冊ということはないから、これは全冊購入予約3000セットということだろうけど、
一冊2-3万する本を50冊くらい十数年に渡って購入するのは大学、公立図書館だろう。
しかし、日本に2000機関も全冊購入するところがあるだろうか?
nacsisで調べると所蔵しているのは200機関くらいしかない。
全冊購入でも一冊購入でも同じ1顧客とカウントして、全顧客中での割合なら
わかるわけだけど、そうなると、他があまりに少ない。
日本からの購入が多いことはまちがいないが(大学と名乗る学校が多い)、
この数字はおかしい。
省2
37(1): 2006/09/23(土)03:07 AAS
>> その聴衆の一人に、K.シュミットがいました。
だれそれ?
38: 2006/09/23(土)03:36 AAS
これだな。
外部リンク[html]:www.econ.hokudai.ac.jp
>> ウェーバーの重要性は、しかし、ある意味で日本における
社会科学の特殊性に根差している。それは例えば、一九八四年
以降の新しい『ウェーバー全集』の初巻の約三分の二が、日本に
おいて購入されたという点からもうかがえる。残りの三分の一は
他の国々において購入されたのであろうが、ドイツ本国で購入された
『全集』の量は、全体の六分の一にも満たないかもしれない。
とすれば、極めてドイツ的であると思われているウェーバーの世界は、
実際にはドイツよりも日本で受容されたのであり、日本のウェーバー研究は
省7
39(1): 2006/09/23(土)08:00 AAS
プロ倫のできの悪いパロディみたいな文章だな
40(3): Z 2006/09/23(土)10:10 AAS
>>37
Kシュミットはカール.シュミット(1888〜1985)。
ドイツの政治学者。一時、ナチスに加担した。
詳しく言えばキリがないが、Mヴェーバーのパトス
を受け継いだのではないか?(エトスを受け継いだのは
Kマンハイムだろう)
2ちゃんねるに、Kシュミットのスレが一つぐらいあっても
良いのではないか〜と、思うぐらいだ。
*ヴェーバーとナチスの間…
ヴェーバーは1920年に亡くなっているが、もし
省4
41: 2006/09/23(土)21:00 AAS
>>39
まあそうだな。
42: 2006/09/23(土)21:04 AAS
>>40
それはCarl Schmitt。
43: Z 2006/09/24(日)01:26 AAS
>>40
そうだった。Carl.Schmittだった。スマソ。
私が、学者でいわゆる「頭の良い」(外の点は別として)人物だと思ったのは、
わが国では 本居宣長
外国では、C.シュミットとJ.R.ヒックス。
J.M.ケィンズやM.ヴェーバーは、先ず急所を突く。そこから問題を拡げていく。
F.ブローデルやW.ゾンバルトは、広く大きく囲う。そして問題を絞っていく。
シュミットは明快で解りやすく、アレッ!! という論理を展開する。
惜しい学者だ。ホッブスと同じく、一時期人生に躓いた。
彼らをもっと究明しなければ、「民主主義とは何か」が解らないと思う。
省4
44: 世界@名無史さん 2006/09/24(日)01:41 AAS
Cシュミットは民主主義を否定はしていない。
無邪気に(Mヴェーバーの常套句)民主主義を振り回す輩を
批判しているのだ。
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