「素敵詩的すくりぷと」の終盤に流れる歌って? (675レス)
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221: 2013/03/11(月)00:07 ID:VhD0pDIA(1) AAS
さて、2年前。
私はテレビで、津波が家をいとも簡単に押し流す映像を見ました。
それは現実なのに、なぜかこの上なく現実に感じられませんでした。
色々考えた末、長田弘が今亡くなろうとする人の気持ちで詠んだ詩をここに刻みます。

「イツカ、向コウデ」(『死者の贈り物』みすず書房)

人生は長いと、ずっと思っていた。
間違っていた。おどろくほど短かった。
きみは、そのことに気づいていたか?

なせばなると、ずっと思ってきた。
間違っていた。なしとげたものなんかない。
きみは、そのことに気づいていたか?

わかってくれるはずと、思っていた。
間違っていた。誰も何も分かってくれない。
きみは、そのことに気づいていたか?

ほんとうは、新しい定義が必要だったのだ。
生きること、楽しむこと、そして歳をとることの。
きみは、そのことに気づいていたか?

まっすぐに生きるべきだと、思っていた。
間違っていた。ひとは曲がった木のように生きる。
きみは、そのことに気づいていたか?

サヨウナラ、友ヨ、イツカ、向コウデ会オウ。
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