[過去ログ] アスペルガー症候群についてマターリ語り合うスレ41 (1001レス)
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832: 2007/10/07(日)00:59 ID:IfESCOGf(1/3) AAS
★帝京コピペ転載
隅の席の方に誰かが座っている。
後ろ姿だが、白いワンピースに身を包み、髪の毛が膝まで伸びているので、女性だという事が判った。
俺は期待に胸が高鳴るのを感じた。
「あ…」
女性は立ち上がって、ゆっくりこちらに向き直る。俺は声を一言かけるのも忘れ、彼女の顔に見入っていた。
まるで彼女のそばから、春の風が吹き込んできたように、温かく気持ちのいい微笑みが口元に浮かんでいる。
ボーッとしていた頭がハンマーでなぐられたようにシャキッとなった。
これまで見た事のあるどんな美人よりも美しく、どんな綺麗な花よりも可憐な女性だった。
「あの、山崎渉(仮名)さんですよね」
「え…もしかして貴女が帝京女さん…ですか?」
信じられなかった。彼女の年齢はいくつくらいだろう。
見た目には、二十代半ばという感じだが、落ち着いた物腰は大人の女性の雰囲気がある。
ひょっとしたらしたら二十代後半なのかもしれない。そんな女性が、俺と本当に付き合ってくれるのだろうか。
いや、もし付き合ってくれるなら、何もしなくてもいい。俺の傍らに立っていてくれるだけでもいいという感じだった。
「あの…本当に私なんかで宜しいのでしょうか?」
ちょっと不安そうに、彼女の表情が曇る。
「も、もちろん!でも、ま、まさか本当に俺と?」
俺からの反応に、彼女の表情に陽光のような輝きが戻ってくる。
「で、でも、何の取り柄もないし…どこにでもいるような、平凡…いや並以下の男ですよ」
「そんなの関係ありません。私、貴方とお付き合いしたいんです」
邪気のない笑顔が、彼女の口元に広がる。その笑顔に接した人間に、癒やしと幸福感をもたらす微笑みだ。
それが俺と、彼女、帝京女との出逢いだった。
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