[過去ログ] まどか「これには流石に」篝「篝ちゃんもびっくりです」 (133レス)
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9: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/08/02(木)23:35 ID:vCKoEhN50(5/24) AAS
>>7
すまない、素早い指摘サンクス
10: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/08/02(木)23:37 ID:vCKoEhN50(6/24) AAS
―――――
―――


瑚太郎「…………はっ!?」

ちはやの持ってきた、咲夜特製のアップルパイを綺麗に平らげてから数十分後。
ふと瑚太郎は我に返った。

ルチア「む、どうした天王寺?」

小鳥「おお、もうこんな時間。今日はもうお開きにしよう、とか?」
省5
11: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/08/02(木)23:38 ID:vCKoEhN50(7/24) AAS
瑚太郎「って、そうじゃねえ!!」

が、再びその場にどかりと座りこんだ。

小鳥「帰らないのかいコタさんや」

瑚太郎「みんな、落ち着いて聞いてくれ。まだ帰るには早い」

心底真面目な顔をして、瑚太郎はオカ研メンバーの顔を眺める。
省3
12: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/08/02(木)23:40 ID:vCKoEhN50(8/24) AAS
静流「むぅ……」

瑚太郎は、悩んでいる静流の顔を直視する。

静流「……おぉ、そうか」

瑚太郎の意図をくみ取った静流がまず座った。

ルチア「静流っ?帰らないのか?」
省8
13: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/08/02(木)23:41 ID:vCKoEhN50(9/24) AAS
ちはや「え、えぇと……そんなに大事な話なんです?」

瑚太郎「その質問は既にルチアがしている。俺も既に返答済みだ」

ちはや「あのー……」

困り果てたちはやが、ルチアの方に視線を移した。

ルチア「天王寺曰く、『すごく、すごーく大事な話』だそうだぞ」
省3
14: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/08/02(木)23:42 ID:vCKoEhN50(10/24) AAS
瑚太郎「会長。いつまでオンゲーやってんすか。大事な話があるんですってば」

朱音「残念ね、今はショッピング中よ」

瑚太郎「俺の話聞く気ゼロっすかっ!?」

朱音「この部屋の主はわたしよ。わたしが何をしようがお前にどうこう言われる筋合いはない」

瑚太郎「ぐっ……そ、そりゃそうなんすけどぉ……」
省3
15: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/08/02(木)23:43 ID:vCKoEhN50(11/24) AAS
瑚太郎「いいか、みんな、よく聞け」

低い声で、瑚太郎は全員に話しかける。

ちはや「もったいぶらずに話してくださいよ」

ルチア「そうだぞ天王寺。わたし達も暇じゃないんだ」

瑚太郎「わーったわーったよっ!手短に話すから、よーく聞けよ?」
省6
16: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/08/02(木)23:44 ID:vCKoEhN50(12/24) AAS
瑚太郎「ちっちっち、残念会長。今回のネタは一味違うんすよ」

朱音「天王寺の癖に生意気な……」

ルチア「どう言った内容のものだ?」

瑚太郎「ここから電車で二時間ほど行った所にある、見滝原町。そこで俺はひとつの不思議の欠片を見出したのだ」

ちはや「見滝原……ですか?」
省4
17: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/08/02(木)23:45 ID:vCKoEhN50(13/24) AAS
小鳥「それで、そのー見滝原?がどうかしたの?」

瑚太郎「どうもその街、不自然な事件や事故が多いらしいんだ」

静流「不自然……どういうこと?」

瑚太郎「理由のはっきりしないものや、動機が不明なものだったり。まぁ、とにかく色々なもんだ」

朱音「………この街の不思議を調査するというお前の意気込みはどこへ行った?」
省4
18: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/08/02(木)23:46 ID:vCKoEhN50(14/24) AAS
瑚太郎「森に住む怪人だって!」

小鳥「おほほほほ」

瑚太郎「理科室で歩くアレだって!」

ちはや「アハハハ……」

瑚太郎「僕が超能力者だとか、僕こそ真の超能力者だとかだって!!」
省4
19: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/08/02(木)23:48 ID:vCKoEhN50(15/24) AAS
朱音「待って、みんなではないわよ。自称超能力者は、その素質があると言う程度だったでしょう」

瑚太郎「そんなの些細な問題だもん!もう見え透いちゃってるんだもん!」

ちはや「瑚太郎が駄々っ子みたいになってます……」

瑚太郎「ですから!思い切って俺は町の外へ眼を向ける事にしたんすよ!!」

ルチア「急に胸を張りだしたな」
省3
20: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/08/02(木)23:49 ID:vCKoEhN50(16/24) AAS
瑚太郎「いいですか、俺たちはみんな揃ってオカ研なんです!!」

小鳥「だぁねぇ」

瑚太郎「誰か一人でも欠けちゃいけないんすよ!!」

ちはや「まぁ、そうですねぇ」

瑚太郎「一度は壊れかけた絆でも、こうして仲良くまた集まる事が出来てるじゃないですか!」
省6
21: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/08/02(木)23:50 ID:vCKoEhN50(17/24) AAS
瑚太郎「ルチア……静流……ちはや……小鳥……」

賛同の意を示してくれた四人を眺めながら、瑚太郎は目頭が熱くなるのを感じた。

瑚太郎「ありがとうっ……やはり持つべき物は仲間だなぁ」

朱音「………」

瑚太郎「持つべき物は仲間だなぁ」
省5
22: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/08/02(木)23:52 ID:vCKoEhN50(18/24) AAS
朱音「……はぁ、仕方ないわね。それじゃ、具体的な問題点を羅列してあげる」

瑚太郎「も、問題点ですとな?」

社長椅子からその重そうな腰をあげ、朱音はホワイトボードの方へ移動する。

朱音「いい?まずわたし達は学生よ」

瑚太郎「は、はい」
省6
23: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/08/02(木)23:53 ID:vCKoEhN50(19/24) AAS
朱音「普通に考えて非現実的ね?」

ルチア「か、会長!そこまでにしてあげてくれ!!天王寺がどんどん小さくなっていて、正視に堪えない!!」

瑚太郎「うぅ……週末クエスト……ぐすん……」

静流「おお、よしよし、コタロー。あたしはコタローの味方だぞ」

小鳥「元気出しんさいコタさんや」
省2
24: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/08/02(木)23:54 ID:vCKoEhN50(20/24) AAS
ちはや「あのー、ちょっといいですか?」

朱音「何かしら、ちはや?」

ちはや「見滝原までの足なら、咲夜に頼めばなんとかなると思います」

朱音「………は?」

ちはや「車で移動出来るんなら、調査もじっくり出来ますよね?」
省5
25: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/08/02(木)23:55 ID:vCKoEhN50(21/24) AAS
朱音「黙りなさいちはや」

ちはや「は、はい?」

朱音「……っ……」

ちはやの言葉を遮り、朱音は恐る恐る瑚太郎の方へ視線を移した。

瑚太郎「鳳ちはや……女神か……?」
省2
26: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/08/02(木)23:56 ID:vCKoEhN50(22/24) AAS
瑚太郎「ホントなんだなちはやっ!?」

朱音の正論ラッシュで打ちひしがれていた瑚太郎がガバッと立ち上がり、ちはやの両手を熱く握る。

ちはや「こ、瑚太郎っ?」

瑚太郎「咲夜に頼めば、足はなんとかなるんだなっ!?」

ちはや「ま、まぁ、なると思いますけど……」
省4
27: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/08/02(木)23:57 ID:vCKoEhN50(23/24) AAS
小鳥「わたしからもお願いするよちーちゃん。何とかしてあげてよ」

瑚太郎に続き、小鳥もちはやに頭を下げる。

静流「新生オカ研の、新しい門出だ。あたしもお願いしたい、ちー」

更には、静流も頭を下げる。

ルチア「わたしからも、お願い出来ないだろうか?久しぶりに、その、このみんなでどこかへ出かけるのもいいと思うんだ」
省5
28: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/08/02(木)23:58 ID:vCKoEhN50(24/24) AAS
朱音「ま、待ちなさい!わたしは許可していないわよ!?」

ほぼ決定の流れとなったところで、慌てて朱音がそう口を挟む。
しかしその言葉は、浮かれ切った瑚太郎の耳には届いていなかった。

小鳥「……諦めるのが懸命だと思いますよ、会長」

朱音「か、会長!そうよ、オカ研の会長はわたしよ!?決定権はわたしにあって然るべきじゃないの?」

静流「ここまで話が決まった後で取り消しになると、コタローの命が危うい」
省6
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