[過去ﾛｸﾞ] まどか「the PATH」 (245ﾚｽ)
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124: Sayaka [saga] 2013/02/16(土)03:36 ID:Y0znjpQq0(13/14) AAS
AA省
125: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] 2013/02/16(土)03:37 ID:Y0znjpQq0(14/14) AAS
また名前入れ忘れ…
さやか編は今回でおしまいです
126: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土)04:59 ID:ljJ8Iqvso(1) AAS
おつおつ
オクタヴィアのフロアの雰囲気がよく出てた
127: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/16(土)08:22 ID:oOvOUgLIO携(1) AAS
乙 ＼（*´３｀*）／?
128(1): VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/17(日)16:45 ID:Pmp69twSO携(1) AAS
乙
次は杏子編かな？
楽しみ
129: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] 2013/02/24(日)19:49 ID:H8qlCBFo0(1/10) AAS
遅くなってすみません、今回の分を投下します
130: Kyoko [saga] 2013/02/24(日)19:50 ID:H8qlCBFo0(2/10) AAS
４番目にお使いを頼まれたのは、テーブルにもたれてお菓子を食べていた杏子でした。
杏子はお菓子を一息に平らげて、白い包み紙をくずかごに投げ入れると、
バスケットにパンとワインを入れて、おばあさんの家へ続く道を歩き出しました。
131: Kyoko [saga] 2013/02/24(日)19:51 ID:H8qlCBFo0(3/10) AAS
AA省
132: Kyoko [saga] 2013/02/24(日)19:53 ID:H8qlCBFo0(4/10) AAS
深い森に囲まれた道は、まっすぐにおばあさんの家へ続いています。
このまま歩いていけば、すぐにおばあさんの家へ着くでしょう。
まっ赤なポニーテールを揺らしながら、杏子は軽やかに歩いていきました。
杏子「主よ、日々のお恵みに感謝いたします。……なんてね。
ま、このパンはあたしの分じゃないんだけどさ。」
そんなことを考えながら、ふと森へ目をやると、
省3
133: Kyoko [saga] 2013/02/24(日)19:54 ID:H8qlCBFo0(5/10) AAS
――――――
――――
――
森の中は薄暗くて、まるで色が失われているかのようでした。
地面に咲く小さな白い花の輝きがあっても、森はなお暗く深く、
どこまでも続いているのではないかとさえ思えてきます。
杏子は花をひとつだけつみ、元の道へ引き返そうとすると、目の前に何かが見えました。
134: Kyoko [saga] 2013/02/24(日)19:57 ID:H8qlCBFo0(6/10) AAS
それは、白い服を着た女の子でした。
女の子のそばには、バネのついた馬の遊具が置かれていました。
杏子は、女の子がなぜこんな森の中にいるのか気になりましたが、
なんとなく、つくりものの馬にまたがってみることにしました。
杏子「時間は、過去へは進まない。
だから今を生きるんだ！」
省4
135: Kyoko [saga] 2013/02/24(日)19:59 ID:H8qlCBFo0(7/10) AAS
途中で、木々の間にはられたクモの巣をかわしたり、足を休めたりしながら、
白い服の女の子を追いかけて、杏子が森の中を走ってゆくと、
やがてある場所で、女の子は走るのをやめました。
そこには、いちだんと大きな木の幹があって、４つの紙人形が仲良く飾られていました。
男の人の人形と、女の人の人形と、女の子の人形と、小さい女の子の人形。
省5
136: Kyoko [saga] 2013/02/24(日)20:01 ID:H8qlCBFo0(8/10) AAS
杏子は、白い服の女の子に話しかけようと思いましたが、
すぐそばにいたはずの女の子は、いつのまにかいなくなっていました。
杏子はうす暗い森を見回してみましたが、女の子はどこにも見あたりません。
どうやら、杏子がぼんやりしているあいだに、どこかへ行ってしまったようでした。
杏子は、あの女の子を探しにいこうかとも思いましたが、
省2
137: Kyoko [saga] 2013/02/24(日)20:02 ID:H8qlCBFo0(9/10) AAS
もともと、森に遊びにきた訳じゃないんだ。さっさとお使いを済ませよう。
杏子はそう思って、うす暗い森を歩いてゆきましたが、
いつのまにやらずいぶん奥深くまで来てしまっていたのか、
光さすあの道は、なかなか見えてきません。
杏子は、もといた道へ戻ろうと、必死になって走りましたが、
省2
138: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] 2013/02/24(日)20:05 ID:H8qlCBFo0(10/10) AAS
>>128
という訳で、お察しの通り杏子編になります。
今回はここまで！
139: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/24(日)21:13 ID:broS1DhSO携(1) AAS
乙
140: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/24(日)21:41 ID:SX5Enym40(1) AAS
乙
相変わらずセンスが良いね！
141: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] 2013/03/02(土)18:41 ID:0WHIcKNN0(1/10) AAS
またまた遅くなって申し訳ございません！あんこちゃん難しい……
では投下します
142: Kyoko [saga] 2013/03/02(土)18:43 ID:0WHIcKNN0(2/10) AAS
――――――
――――
――
もうどれくらい走り続けたのでしょうか。
杏子は、どこへ向かえばいいのかわからないまま、
えんえんと続く森の中を、あてどなく歩いていました。
どれだけ進んでいっても、終わりの見えてこないこの森に、
省4
143: Kyoko [saga] 2013/03/02(土)18:43 ID:0WHIcKNN0(3/10) AAS
……どこからともなく、獣のうなり声が聞こえていました。
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