安価とコンマで異世界転生!その11 (758レス)
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209: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/10/27(日)00:06 ID:kG5dAY0r0(1/5) AAS
ぶりっ子「久しぶりですねぇ、この感じ」
怪盗「ああ、そういう……」
狙撃少女「……私、アレできるんでしょうか?」
次々に滑り出す仲間を見て、彼女は不安を覚えた
炎魔「あ、でっかいライフルは私が持ちますよ」
省2
210: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/10/27(日)00:15 ID:kG5dAY0r0(2/5) AAS
狙撃少女「……はい!」
ぶりっ子「勇気、伝わりましたよ!じゃあ行きますねっ!」
ぶりっ子は狙撃少女の手を取り、滑走し始める
狙撃少女も最初は必死で姿勢を制御していたが、
数分滑っているうちに、
自発的に滑れるようになってきた
炎魔「おお、筋がいいんじゃないですかね?」
怪盗「私にも翼が欲しい!」
省1
211: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/10/27(日)00:31 ID:kG5dAY0r0(3/5) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
212: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/10/27(日)19:31 ID:kG5dAY0r0(4/5) AAS
それから、長い時を滑走姿勢で過ごし、
ひたすら滑り続けて二時間ほどが経った
男「お、遠くにまたハッチが見えてきたぞ」
中華「じゃ、減速しようか。みんな!減速するよー!」
氷魔「……はい……」
やる気「ふぃー……」
省2
213: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/10/27(日)21:18 ID:kG5dAY0r0(5/5) AAS
かなりの距離を移動したとおぼしき一行にとって、
このハッチの向こう側への期待は高かった
誰もがかけられた梯子を勢いよく昇る
ぶりっ子「さぁて、外はどうなってるんでしょうか!」
怪盗「……そういえば、この地下水道、大陸の地下に広がっていると聞いたけれど」
狙撃少女「なんだか、大陸の端ぐらいまでは来られてそうですよね」
>>下1……地上の様子
214: 2024/10/27(日)22:38 ID:VAb4Hrhlo(1) AAS
見渡す限りのお花畑
215: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/10/28(月)00:38 ID:NICuecMU0(1/3) AAS
地上に出た彼らの鼻腔を、
甘美なる花の香りが満たしていく
遮るものなき夕陽が西から東へ、
燃えるような光を迸らせている
炎魔「わーお!すごい光景です!」
男「ああ、壮観だ……」
全方位、見渡す限りの花畑
色とりどりの花が咲き乱れ、まるであの世へ来てしまったかのような雰囲気にただただ圧倒される
216: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/10/28(月)00:43 ID:NICuecMU0(2/3) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
217: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/10/28(月)18:59 ID:NICuecMU0(3/3) AAS
中華「いい香りだ……」
氷魔「……ですが……ここがどこかは……さっぱり分かりませんね……」
やる気「そっすね……こっから離れたらハッチ見失いそうで怖いっすし」
あまりにも茫漠としたその花畑に、
目印にできるようなものはなに一つとしてなかった
ぶりっ子「てか、これサイズによっては遭難しますよぉ」
省1
218: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/10/29(火)01:38 ID:57swY3xD0(1/3) AAS
狙撃少女「うーん……」
どうにか外と連絡をしたいが、
狙撃少女の眼をもってしても、
周囲に人間の姿は認められなかった
炎魔「いやぁ、困りましたね」
どうしたものかと考えているうちに、
完全に陽は沈みきり、夜になってしまった
優しい夜風が一様な向きで花々を震わす
219: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/10/29(火)01:44 ID:57swY3xD0(2/3) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
220: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/10/29(火)19:27 ID:57swY3xD0(3/3) AAS
仕方がないので、
一旦地下に戻ろうかと考えていた所で異変が発生した
???「………………」
突如として地面から人型のなにかが出現した
それは花と人間が一体化したような姿をしている
肉体の器官の一部が、花に置き換わっているのだ
男「な、なんだ急に!?」
???「>>下1」
221: 2024/10/29(火)19:40 ID:/YpMEXQE0(1) AAS
ドリアード「魔王様からあんたたちを招待したいから誘って来てくれ言われて来たんだよ!」
222: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/10/30(水)00:46 ID:gXA7Dg+h0(1/6) AAS
ドリアード「魔王様からあんたたちを招待したいから誘って来てくれ言われて来たんだよ!」
中華「魔王っ!?」
みな物騒な単語に身構える
ここには二人の魔王がいたが、
それでも怖いものは怖いのだ
ドリアード「そうさね」
氷魔「……招待……パーティかなにかでしょうか……」
省1
223: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/10/30(水)00:50 ID:gXA7Dg+h0(2/6) AAS
やる気「俺っちらと敵対するつもりはないんすね?」
ドリアード「うーん……そりゃ魔王様次第だろうね。問答無用で襲わせてないし、友好的なんじゃない?」
ぶりっ子「はぁ、そうですか……」
炎魔「質問っ!」
ドリアード「なに?……あ、燃えそうで怖いからちょっと距離取って」
省4
224: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/10/30(水)02:06 ID:gXA7Dg+h0(3/6) AAS
ドリアード「我らが魔王の?」
炎魔「ええ、中華さんもやる気さんも魔王ですけど、結局どういう存在が魔王なのかよく分かってなくて」
ドリアード「肉体の形にはとらわれやしないよ、魔王の資格はね」
怪盗「心ですか」
ドリアード「そうとも、この花畑は魔王様の領域。美しき花をどこまでも愛する心が生んだ世界なの」
225: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/10/30(水)02:08 ID:gXA7Dg+h0(4/6) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
226: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/10/30(水)19:36 ID:gXA7Dg+h0(5/6) AAS
狙撃少女「へぇ……」
ドリアード「それで、来てくれるの?」
男「どうしようか……」
中華「ま、行ってもいいんじゃない?」
氷魔「……他の魔王と知り合えるというのは……またとないチャンスかもしれませんしね……」
省3
227: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/10/30(水)21:29 ID:gXA7Dg+h0(6/6) AAS
彼女について行けば、
だんだんと遠くに建物が見えてきた
それは確かに城であったが、
魔王の居城というには些か絢爛すぎた
やる気「な、なんじゃありゃあ……」
ドリアード「我が主の趣味です」
花畑をずっと歩き、ついにその前までやってくる
護衛の兵士たちもその肉体が花に置き換わっていた
228: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/10/31(木)03:30 ID:gRa/zmBJ0(1/4) AAS
彼らはドリアードの姿を見ると門を開けた
いかにも中世風の門が低い音を立てる
ぶりっ子「はぁ、いつかはこういう城に住みたいもんですねぇ」
怪盗「分かる〜」
狙撃少女「私は持て余しそうですね……」
ドリアード「こっちよ」
省2
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