【18禁FGO SS】俺が真に救うアヴァロン・ル・フェ  (632レス)
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259: [saga] 2022/10/13(木)22:51 ID:4p6IXfmv0(1) AAS
オーロラ「ダメじゃないハロバロミア・・妖精たちひとりひとりが自分に見合った仕事を探しているというのに、ひとりだけ仲間はずれにしちゃうなんて・・・」

ハロバロミア「い、いえ・・。私はただ、あの青くて貧乏くさい妖精の翅の鱗粉で求人できている者たちが息苦しい思いをするんじゃないかと思いまして・・・」

オーロラ「言い分けは結構よ。ホント、ハロバロミアは正論好きで意地悪するのが大好きなんだから・・・。」タッタッタッタッ・・(ブルーナの元へ近づく)

ハロバロミア「べ、別に・・・私は正論を問うのが得意ですが、私は意地悪を好む事などしておられませんので・・・」オドオド・・(動揺している)

タッタッタッタッ・・・(ブルーナの前に立つオーロラ)

オーロラ「こんにちは、ひとりぼっちの青翅の妖精さん?あなた、ひとりでここで何をしているのかしら・・?名前は・・?」

ブルーナ「あっ・・・は、はい!私はここ最近ソールズベリー付近で生まれた風の氏族の妖精で・・名前はブルーナと申します。ここには仕事を探しに来ました・・。」

オーロラ「ブルーナちゃんね。その蒼い翅にピッタリな名前で素敵ね?どうしてあなたはそこでひとりぼっちでいるのかしら?」

ブルーナ「それは・・・みんな私の青い翅や髪を非難してくるのですよ。私がいるだけで、色移りするんじゃないかって・・・。」

オーロラ「そうなのね・・・私はあなたのことをそう思ってはいないわ?あなたのその蒼くて綺麗な翅・・私の次に色鮮やかでとても良いと思っているわね?」褒めている

ブルーナ「えっ・・・そ、そうですか・・・。」少し困惑している

オーロラ「それでブルーナちゃん、この大聖堂の近くに養育院があるのは知ってるよね?あの場所には多くの人間の子供たちを養っている場所なのだけど・・」

オーロラ「その養育院の職員の数が足りないところなのよ。この求人募集の会場を設けたのもそのためなんだけど・・それでもあの場所に就職する妖精が足りなくてねぇ・・。」

ブルーナ「職員の数が足りないですかぁ・・・!それってつまり・・・・」何かを察知する

オーロラ「ええ。ブルーナちゃん、その養育院の仕事・・・あなたは引き受けてもらえるかしら?」シュッ・・(ブルーナの証明の紙を取り出して)

ブルーナ「!!。―――はい!この仕事、私にやらせてください!」スタッ、ニコッ!(微笑みつつ立ち上がる)

オーロラ「そう。ウフフ、とっても元気でよろしいですわね。」タッタッタッタッ・・(求人受付に向かっていく)

ヒラッ、カキカキカキカキカキ・・ボンッ!(オーロラの手で、ブルーナの証明書に『採用』のサインとハンコが押される)

求人受付の妖精たち「おお・・・さすがはオーロラ様・・・・!あのような貧乏妖精にご自身直伝で仕事を与えるなど、なんと懐が良いんだ・・・!」感心している

求人受付の妖精たち「あの地味で青だらけの妖精に手を伸ばし、その妖精に仕事を任せて貰うなんて・・そこにシビれる!あこがれるゥ!」感心している

ワーーワーーワーーワーー!!(歓声をあげている)

オーロラ「はい。さっそくだけどこの紙を持って、養育院の職員たちに挨拶をしてきてね?」シュッ・・・(証明書の書類を手渡す)

ブルーナ「はい!」シュルッ、パタパタパタァァ〜〜!(その書類を持って外へ出る)

パタパタパタァァ〜〜・・・・(他の妖精たちをよそに大聖堂を後にするブルーナ)
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これがこの私である『ブルーナ』と風の氏族長だった頃の『オーロラ』との初めての出会いである。

オーロラから受け取った書類には養育院での仕事が書かれており、私はその養育院の職員の仕事を貰った。

風の氏族長であるオーロラみずから就職先を貰う事はとても良い事であり・・うまく仕事を大成功に納められるなら、あなたの望む願いを叶えてあげると、貰った書類の中に書かれており、

私はその書類の内容を信じ、会場にいる妖精たちを置き去りにしつつ、私は私自身の就職先へと飛んでいったのである。
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