【18禁FGO SS】俺が真に救うアヴァロン・ル・フェ (632レス)
【18禁FGO SS】俺が真に救うアヴァロン・ル・フェ http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/
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490: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2023/04/28(金) 23:59:08.74 ID:THgH2uvO0 エインセルの予言・アナザーページ:4つ目、7人の花嫁の姿とした者がハート型の物(純恋愛の宝石)を持ち、そのハート型のくぼみを持つ剣を上に掲げる1人の男のシーン ダ・ヴィンチちゃん「この壁画に描かれているハート型の物とそれを手にしている花嫁姿の女性とも言える存在。そしてそのハート型のくぼみを持つ剣を上に掲げる1人の男の姿。」 ダ・ヴィンチちゃん「さっきも言ったようにこれらの壁画が全て『鏡の氏族』によって描かれた、遙か未来に起こりえるエインセルのもう一つの『予言』だとすれば・・・」 ダ・ヴィンチちゃん「これらに描かれた壁画は正に・・『光の氏族の降臨者』が辿るか、それを辿るべき未来の出来事である可能性が高い。」 ダ・ヴィンチちゃん「それを確証させるモノが7つ存在すると言われている『純恋愛の宝石』と、それらを身に付けている7人の花嫁の存在だ。」 アルトリア「!?。それってまさか・・その『純恋愛の宝石』を持った7人の花嫁というのはバゲ・・・バーゲストとメリュジーヌ、ヴァージェとコーラルさんにノクナレア・・・」 アルトリア「そしてハート型のくぼみを持つ剣を掲げた一人の男こそが・・・・」 【・・・アルト・オルラント】← 【現実世界から来た、光の氏族の降臨者・・・】 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ところ変わり、ロンディニウム:誰もいない倉庫(透明化&防音対策あり)では・・・ トロォォ〜〜♡(それぞれの妻のオマンコから精液がたれ出ている) メリュジーヌ、バーゲスト「スゥ・・スゥ・・・スゥ・・スゥ・・・」アルトの隣同士、裸で寄り添って寝ている コーラル「スゥ・・スゥ・・・スゥ・・スゥ・・・」アドニスの隣、裸で寄り添って寝ている アルト「フゥゥ・・・・・」隣で寝ているバーゲストとメリュジーヌを見てて・・ アドニス「フフフッ・・・・・」隣で寝ているコーラルを見てて・・・・ ダヴィンチちゃん(ナレーション)「壁画に描かれているハート型の物が『純恋愛の宝石』であり、剣を持った男がアルトくんだとすれば、壁画に描かれている花嫁というのは・・・・」 ダヴィンチちゃん(ナレーション)「現状のところ判明している人物として・・バーゲスト、メリュジーヌ、ヴァージェ、ノクナレア、コーラルの5人であり、残り二人は未だに候補者は見つかっていない。」 ダ・ヴィンチちゃん(ナレーション)「それにノクナレアとコーラルの2人にはそれぞれアルトとは違う別の旦那さんと結婚していて、これらの事を推測するとすれば・・」 ダ・ヴィンチちゃん(ナレーション)「『純恋愛の宝石』を持つ花嫁とセットで付いている金の腕輪を持つ旦那さんと結婚する際に行なう儀式を行なう事で・・・」 ダ・ヴィンチちゃん(ナレーション)「アルトたちさえも知らない『純恋愛の宝石』の隠された力が解放されていき、それらの力が、あのハート型のくぼみの剣に関係する何かを集めているんじゃないかと・・・。」 【何かを集めているって・・・?】← 【(『純恋愛の宝石』にそんな力があるのか・・・?)】 ダ・ヴィンチちゃん(ナレーション)「ええ。その何かをというのは現時点では不明だ。単に花嫁や夫から魔力をため込んでいるのか、或いは別の何かなのか・・・。」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ところ変わり、ロンディニウム:深夜の大広間では・・・・ ダ・ヴィンチちゃん「とにかく、アルト君と妖精騎士アグラヴェインが持つ3つの力も含めて、彼らの存在はこの異聞世界や『汎人類史』にとっても、世界の神秘的にはあってはならない存在と言ってもいい。」 ダ・ヴィンチちゃん「アルト君に対しては今のところ、このまま警戒するにあたってはひとまず保留にしておくとして、妖精騎士アグラヴェインは必ずしも倒す必要があるのは確実と言ってもいい。」 ダ・ヴィンチちゃん「それにむしろ、この話をするのにアルトたちが居なかったのが幸いだ。もしこのような話をアルトたちが聞いていれば、必ず何処かで戦線での信頼関係に支障が起きる可能性が高いからね・・。」 ダ・ヴィンチちゃん「この話の真相がハッキリするまでは、この話の事は私と藤丸くん、そしてアルトリアだけの秘密にして貰えるかな?」 【う、うん・・・わかった・・。】 【(今の状況を考えたら、そうするしかないね・・)】← アルトリア「・・・・・・・・・・・」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/490
491: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2023/04/29(土) 22:58:55.43 ID:2olsYNRt0 アルトリア「・・・・!。ダ・ヴィンチちゃん、そのエインセルの予言のアナザーページの壁画は全部で4つ、アルトたちの手でウェスバニーで発見され、それをゾックス達の手で持ってきたんですよね?」 アルトリア「壁画にはそれぞれ1つずつのストーリーが描かれてあって、壁画に掘られた文字も含めて、これらが『現実世界』から召喚されたアルトさんと妖精騎士アグラヴェインに伝える為のモノであり・・」 アルトリア「もしこれらの壁画が当時の妖精暦の鏡の氏族の手によって描かれた壁画だとすれば、この壁画の絵の風景からして・・・」 アルトリア「1つ、『6つの氏族とは異なる・・7人目の妖精が存在している』事。2つ、『その妖精が何かに取り憑かれて、その妖精の心に光と闇が生まれた』事。」 アルトリア「3つ、『その妖精が何らかの形で身体が真っ二つに割れてしまい、そこから『光の氏族』と『闇の氏族』の妖精が2翅ずつ誕生した。』事。」 アルトリア「そして4つ、『『光の氏族の降臨者』である現実世界から召喚されたアルトさんが辿ると思われる未来』と思しき事が描かれており、これら全てが同じウェスバニーの洞窟で発見されたのですが・・」 アルトリア「この4つの壁画の内容からして、私にはどうも物足りないモノがあるとしか思えなくて・・・・」 ダ・ヴィンチちゃん「――――!?」何かに気づく 【『闇の氏族』の方の予言が・・・・】 【妖精騎士アグラヴェインが辿る未来が無い!】← ダ・ヴィンチちゃん「言われてみれば確かにそうだ。もしこれらが妖精暦の鏡の氏族が描いた予言であり、現実世界から召喚されたそれぞれの氏族の降臨者のために書かれたモノだとしても・・」 ダ・ヴィンチちゃん「その予言がアルト達の為だけに描かれたモノにしては話のバランスが悪いと言ってもいい。『光の氏族の降臨者』として呼び出されたアルトくんの為の壁画だとしたとしても・・」 ダ・ヴィンチちゃん「その彼と敵対関係となる『闇の氏族の降臨者』・・妖精騎士アグラヴェインが辿るかもしれない未来が描かれた壁画があってもおかしくはないはずだ。」 アルトリア「はい。最初にアルトさんがウェスバニーで見つけ、アドニスさんとゾックスさんが移送して持ってきた時、アナザーページの壁画の数は全部で4つあったと聞いていましたが・・」 アルトリア「もし仮にウェスバニーの洞窟の壁に描かれた壁画がその『闇の氏族の降臨者』の未来を描いた壁画も合わせて“5つ”あったとして、アルトさんたちが見つけた壁画が4つしか見つからなかったとしたら・・」 ダ・ヴィンチちゃん「ああ。今のところ、その事で考えられるとすれば、5つ目のエインセルの予言のアナザーページ・・・“『闇の氏族の降臨者』・妖精騎士アグラヴェインの為の壁画”の存在は・・」 ダ・ヴィンチちゃん「アルトたちがウェスバニーで倒した妖精亡主・シモンがまだ健在のウェスバニーで誰かがどのような方法で、妖精亡主に見つからずに壁画の前に向かっていき・・」 ダ・ヴィンチちゃん「その壁画をどのような方法で破壊したか、或いは・・・その壁画を何処かへ持ち去った可能性があると見て、間違いないと見受けられるわね。」 アルトリア「はい・・・。」 【それで間違いないと思う・・・】 【(もしこのような事が出来る者が妖精國にいるとすれば・・・)】← アルトリア「・・・・・・・」黙ってカルデアのマスターの事を見ている ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― アルト夫妻とアドニス夫妻が無人の倉庫内で誰も知られずに性行為をしている裏で、ダ・ヴィンチちゃんとアルトリア、カルデアのマスターの3人は大広間にて・・・ ダ・ヴィンチちゃんはアルトが持つ『ヒール』の力の副作用と、妖精騎士アグラヴェインが持つスチール(奪取)の力と『誰かに力を付与させる力』の2つの力により、 ブリテン異聞世界である妖精國ブリテンと『汎人類史』の神秘と世界が、その2人の力による干渉によってそれぞれの世界の近郊が崩れかねない事態を招くことを忌諱しており、 その他、ウェスバニーで見つかったエインセルの予言のアナザーページの意味とその中で消えたと思える5つ目とも言える『闇の氏族の降臨者』の未来を描いた壁画の存在を話していき、 ダ・ヴィンチちゃんは、ブリテン異聞世界と汎人類史の両方の神秘と世界の均衡を崩しかねないと思えるアルトと妖精騎士アグラヴェインの存在を忌諱しつつも、 このような上記の話は一旦、ダ・ヴィンチちゃんとアルトリアとカルデアのマスターの3人による秘密として黙秘する事を3人の中で話の内容はこれにて締結するのであった。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/491
492: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2023/04/30(日) 22:05:06.78 ID:GYQKD+9J0 同じ頃、マンチェスター:アグラヴェイン邸では・・・ カキカキカキカキ、スラスラスラスラ・・・・(何かを描いていく妖精騎士アグラヴェイン) ベリル「・・・・そうかい。お前さんの古参の部下であったブルーナが死に、モルガンはアルトからの挑発の答えとして、女王軍の援軍の数を2倍の数に増やし・・・」 ベリル「お前さんたち『イレギュラーズ』は女王軍の兵の指揮権をしばらく禁じられ、ウッドワス公からもロンディニウムでの戦いへの参加を断固拒否された。」 ベリル「レオンゴンはウッドワス軍の戦力から外され、お前さんはモルガンから妖精騎士モードレッドと共にウッドワス公軍への介入はするなと言われてしまい・・」 ベリル「んでっ、何もやることがなくなったお前さんは失態続きの責任と反省により、事実上の謹慎ついでにお前さんが領主としているこのマンチェスターで暇を持て余しているって事なんだな?」 妖精騎士アグラヴェイン「ええそうよ。それであなたはそんな状況の中でどう動くのかしら?妖精騎士モードレッドが護衛にいるとはいえ、ロンディニウムの戦いにモードレッドは参加させられないわよ?」 ベリル「ああ、わかっているさ。オレからはモルガンに何も言われていないが、これらの状況に関して、オレはオレなりに動いていくさ。」 ベリル「オレにとって、今回の主菜(メイン)は藤丸立香であり、ウッドワスと円卓軍、境界なき勇士団との戦いに興味は―――――」 妖精騎士アグラヴェイン「―――ロンディニウムにぺぺロン伯爵と名乗る人物やボガードがいたとしても?」 ベリル「――!」それに反応する ベリル「おいおいマジかよ!ロンディニウムにぺぺロンチーノが来てるって言うのか!危なかった・・・危うく、忍び込んで地雷踏むところだった。」 ベリル「恩に着るぜ、アグラヴェイン卿。おかげでオレはペペロンチーノに返り討ちにあって殺されるところだった。今のところはロンディニウムに近寄ることは辞めにしておこう。」 ベリル「なに。この先チャンスはいくらでもあるさ。お前さんが事実上の謹慎中の中で暇を持て余し、その漫画本などの創作活動していくようにな。」 妖精騎士アグラヴェイン「そう・・・それなら良いわよ・・。」カキカキカキカキ・・・(漫画の絵を描いていく) コンッ、ノシィィ・・・(ビールの杯を置き、イスから立ち上がるベリル) ベリル「さてと・・・お前さんの事実上謹慎とブルーナの死への献杯の為に来たが、お前さんのその様子じゃ、お前さんはさっきの事にはどうも気にしていないらしいな。」 ベリル「まぁ、こっちでメシぐらいはご馳走になったんだ。メシの礼として、次会うときはオレの方から奢ってやるからよぉ。」 妖精騎士アグラヴェイン「野営地へ帰るのね。いま私が送ってあげるから、ちょっとそこを動かないでくれないかしら?」カタッ・・(ペンを机に置きながら・・) ベリル「送るって・・・お前さんがいつもやっているテレポーテーションの力でか?ならありがたくさせてもらうよ。」 ベリル「しかしお前さんが使う『転移』と『転送』の力、オレがいた汎人類史じゃあお目にかかれないシロモノだよなぁ〜。」 ベリル「他に使える者がいたとすれば、それは時代に置いて行かれた『魔女』ぐらいだ。この妖精國ブリテンを支配する妖精妃モルガンのように敬愛に値するように。」 ベリル「妖精どもはモルガンの恐ろしさの本質が分かっていない。心の中じゃ『妖精のクセに魔術を使わないと秘蹟をなせない成り上がり者』と笑っているがな。」 ベリル「オレに言わせりゃ全く逆だ。『妖精の上に魔術まで使う反則級の怪物』だよ。親基の鏡といくつもの子鏡を繋いで行なう、次元接続そのものと言える転移(シフト)。」 ベリル「キャメロットの正門に備え付けられた12門の“最果ての槍”。ブリテン島と『歪みの岬』を覆い、並行世界から来た戦士(ヒーロー)たちを逃がさない『塔』。」 ベリル「マーリンを封じた『庭』。3年前のアルトとレディ・スピンネルを石に変えたという『蛇の眼の飾り(ストーン・オブ・アイズ)』。」 ベリル「おまけに、カルデアでも為しえていない、「棺」なしでのレイシフト!まさかあれで『厄災』を大昔にスッ飛ばして、負債を“過去”に押しつけていたとはなぁ!」 ベリル「いや、これもうアイツ一人で充分でしょ!お前さんや異端の亜鈴を持ったイレギュラーズの妖精たちまでいたら過剰戦力ってもんだ!」 妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・・・・・・・」黙って聞いている http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/492
493: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2023/05/01(月) 22:51:44.43 ID:IfAUcaW90 ベリル「だが、お前さんの場合はモルガンが使う魔術とは全く持って次元が違うモノだと言ってもいい。お前さんが使うテレポーテーションや夢の砂の力のようにな。」 ベリル「お前さんが使う『転移』はモルガンの魔術とは違い、お前さんが念じて言葉に出すだけで『合わせ鏡』も使わずに行きたい場所に自由自在に行けちゃうし、」 ベリル「夢の砂で相手を眠らせて、その相手を操って思うように行動させたり・・・念力で色んな物を自由自在に浮かせて猛威を振るわせたりしちゃっているからなぁ。」 ベリル「しかもアレだ。お前さんが『歪みの岬』に行き来してくる度にお前さんの力の種類はドンドン増えていき、その力はどれもオレが知る魔術を遙かに超えるモノ揃いだと言ってもいい。」 ベリル「それにお前さんが『歪みの岬』から帰ってくる度に、新たに生まれた『夢の氏族』の妖精をマンチェスターに連れてきているんじゃ、もはやここマンチェスターは――」 ベリル「――この妖精國で単一国家を成しているエディンバラやグロスターと同じような『国』を作っているように思えるかもなぁ〜?」笑っている 妖精騎士アグラヴェイン「そう・・・あなたがそう評価するのならそれで良いわ。私が作るこの街は完璧といって他ならないわ。」 ベリル「しかしなんだろうな・・・お前さんが持つ数多くの力は、この妖精國でも汎人類史にもまるで存在しないと言っても良いぐらいに凄いんだけど・・・」 ベリル「その力さえあれば、お前さんは妖精妃モルガンを倒し、モルガンに変わって妖精國を支配できるというのに・・なぜお前さんはそうせずに、妖精騎士の業務をいつまで全うするつもりなんだい?」 ベリル「お前さんなら、妖精國全体の妖精たちをまとめ上げ、このブリテンをお前の手で統治が出来る機会が手に入るというのに・・何故お前さんはそれをしないというのかい?」 妖精騎士アグラヴェイン「・・・まだその時ではないのよ。あなたが言う『妖精の上に魔術まで使う反則級の怪物』と称す・・妖精妃モルガンを倒す為には、私の力はまだ足りないのよ。」 妖精騎士アグラヴェイン「私が思うに・・・この妖精國を2000年もその手で統治し、令呪で妖精たちの魔力を『存在税』として取り上げていると言うのであれば、彼女が持つ魔力量の多さは尋常じゃないと私は思うわ・・。」 ベリル「はぁ?確かにお前さんが言った通り、キャメロットには数多くの妖精から『存在税』として徴収してきた魔力が大海みたいな感じで溜まっていると聞いているのだが・・」 ベリル「3年間の間、休暇がくる度に毎度毎度『歪みの岬』を行き来し、妖精國にも汎人類史にも存在しない色んな力を手にし、色んな『夢の氏族』の妖精たちを連れてきて、 ベリル「それらを自身の領地の住民や兵士にしてしまうというのに、これでもモルガンを倒すにはまだ足りないと言うのかい?ホント、その几帳面な性格をしていて、なんかとても欲張りみたいだよなぁ〜?」 ベリル「いやそれともなんだ・・・お前さんがモルガンを倒すには力も魔力も足りないと言うには、なにかお前さんの中で考える理由があると言うのかい?」 ベリル「お前さんが思うに・・・お前さんの中でモルガンを倒す為の力を手にするには、ある程度の“条件”を満たさなきゃならないというのかい?例えば、あの絵の光景のような・・」 妖精騎士アグラヴェイン「!。―――――」クイッ・・(後ろを振り返る) ズラァァ〜・・・・(とある壁画が飾られている) 妖精騎士アグラヴェイン「・・・・“アレ”は私が3年も昔に描いた壁岩の落書きよ。私がモルガンを倒す力が足りない事とは関係ないわ。」 ベリル「そうかい?オレにとっては、そこの絵とお前さんには何か関係ありそうな気がすると思っているんだけどなぁ〜・・?」 ベリル「聞いたところじゃ、この壁画の絵はロンディニウムにも同じような感じの壁画があるって噂で聞いているのだが、その壁画がなんというか・・・」 ベリル「『光の氏族』と『闇の氏族』の妖精だかなんかと、『純恋愛の宝石』とか何かが描かれた壁画が、あの『影の厄災』で滅びたウェスバニーから持ってきたらしくねぇ・・」 ベリル「しかもその壁画がなんと!あの鏡の氏族長だったエインセルのアナザーページであり、それらを証明する鏡の氏族の紋章とサイン入りだから、それらは事実と言ってもおかしくないんだよなぁ?」 妖精騎士アグラヴェイン「――!。なんですって・・・?」 ベリル「なぁアグラヴェイン卿?ここらで言うのもなんだが、お前さんはアルト・オルラント・・・三澤亮太とはどんな関係なんだい?あいつとはシェフィールドで殺し合ったと聞いているのだけど・・」 ベリル「オレにはお前さんとアルトの関係はただ敵対するだけの関係とはどうも思えねぇんだよなぁ〜・・。お前さんとアルトの奴が活動を開始した時期と比べてみてもなぁ?」 ベリル「それに噂の聞きようじゃ、アルトの奴が元いた世界では並行世界のヒーローたちが架空の物語として語り継がれていて、お前さんもまた、それらの架空の物語を題材にこのような漫画を描いているってなぁ?」 ベリル「ハハハッ、いくらお前さんが他の妖精たちとは偏差値が違いすぎるとはいえ、こんな模倣とは思えないほどの独自の文化をマンチェスターやネオ・ニュー・ダーリントンで発展していちゃあ・・」 ベリル「お前さんがまるで、アルト・オルラントと同じ『別世界から来た降臨者(フォーリナー)』なんじゃないかと思うんだよねぇ〜〜?」ニヤニヤww(怪しく笑う) 妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・・・・」キリキリキリィィ〜〜・・(身体が武者震いしていく) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/493
494: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2023/05/02(火) 23:42:23.04 ID:9N9w8rDv0 ベリル「なぁ教えてくれよぉアグラヴェイン卿?お前さんは一体、アルト・オルラントとは戦地で殺し合った事とは別に、お前さんとアルトの中でどんな関係だったのかぁ〜?」 ベリル「彼とは家族か?友達か?同じ会社の同僚か?商売敵か?恋人か?・・・・はたまた同じベットの上でアルトの妻と同じような・・妖精と人間との性的な肉体関係なのか・・?」 ベリル「オレに言わせれば、お前さんとアルトの中は後者の関係であって・・・お前さんとアルトの二人、あの妖精妻の3人と同じような形でお互いの生殖器を何度も何度も入れていって―――」 妖精騎士アグラヴェイン「――!?。うるさい!!そんなわけないわ!!さっさと帰れ、ベリル・ガット!!」ギィィィン!(怒鳴り散らしながら) バシュゥゥ〜ン!パァァァ!!(ベリルの周りに灰色の砂が纏わり付き、真下には魔法陣が展開される) ベリル「お、おい!?」ザラザラァァ〜〜!!(身体に灰色の砂が纏わり付きながら・・) キィィン、ギュゥゥゥーーン!!(魔法陣と共にその場からワープして消え去るベリル・ガット) 妖精騎士アグラヴェイン「ハァ・・ハァ・・ハァ・・ハァ・・・・・」ハァ・・ハァ・・ハァ・・(息を整えていく) 妖精騎士アグラヴェイン「・・全く、彼(ベリル・ガット)をここへ連れて来るんじゃなかったわ。あいつ、あと少しで私が彼(アルト)と同じ“『現実世界』から来た人間”だと気づき始めていた・・・」 妖精騎士アグラヴェイン「彼は殺しが好きなだけの殺人者と思っていたが・・彼もまた、FGOの2部ストーリーの役目を担う『クリプタ―』の一人なのは間違いない・・」 妖精騎士アグラヴェイン「彼のその知恵でギリシャ異聞帯を担当していたキリシュタリアを騙して致命傷を負わせ、オリュンポスの空想樹も破壊しているのだから、それに関しては侮れないわ・・。」 妖精騎士アグラヴェイン「本当ならば今ここで殺しておきたかったのだけど・・彼はあれでもモルガンのマスター・・・いま殺してしまえば、返ってモルガンに怪しまれることになる・・」 妖精騎士アグラヴェイン「とりあえず彼には野営地への転移と同時に『忘却』の力を施し、さっきまでの話を忘れさせて送り返したのだが、うまくいっていれば良いのだが・・・」心配そうにしている 妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・・・・」ジィィ〜・・(壁画の絵を見ていく) 妖精騎士アグラヴェイン「(私に纏わり付いていた■■■■■■をウェスバニーで始末した際に見つけた・・“エインセルの予言のアナザーページ”・・)」 妖精騎士アグラヴェイン「(これに描かれているこの風景・・・間違いなくこれは私のあの『力』を発動している風景に似ているわ。特に壁画の中央に描かれている人物が・・・)」ジィィ〜・・(絵のある部分を見てて・・) 妖精騎士アグラヴェイン「(いったい・・・妖精騎士モードレッドが生まれたというウェスバニーにあったこの絵はいったい何だというのかしら?私とどう関係しているのかしら?)」 妖精騎士アグラヴェイン「(そしていったい誰が・・何処の妖精が描いた壁画だというのかしら?いったい何処の『鏡の氏族』の妖精が・・この私が『闇の氏族の降臨者』だと気づいて描いたのかしら・・?)」 妖精騎士アグラヴェイン「・・まぁ良いわ。どのみちこれらがエインセルの予言のアナザーページと言うのなれば、私と亮太くんがこの妖精國に召喚される事を鏡の氏族の妖精たちは知っていたと言う事になるわね?」 妖精騎士アグラヴェイン「妖精騎士モードレッドは『鏡の氏族』には関わるなと言っていたが、このような予言を残すと言うのであれば、『鏡の氏族』の妖精たちはそれ程の有能な能力を持っていたと言う事になるわね。」 妖精騎士アグラヴェイン「6年前・・・オーロラがメリュジーヌを使って氏族たちを丸ごと抹殺させた理由が付くわね?“未来を見通す力”さえあれば、他の誰よりも先のことを出来るのだからね。」 妖精騎士アグラヴェイン「まぁどっちにしても、これらの壁画の絵の風景が『闇の氏族』と『光の氏族』の行く末を描いているとしたら、それらが成される未来は2つに1つ・・・」 スルゥゥ〜〜・・・(壁画にそっと手を触れていく妖精騎士アグラヴェイン) 妖精騎士アグラヴェイン「私が成す『闇の氏族』の未来か、亮太くんが成す『光の氏族』の未来か・・・・・」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ダ・ヴィンチちゃんたちがロンディニウムで光と闇の氏族に関する壁画とアルトと妖精騎士アグラヴェインの2人の力に対する危機感を話し合っている頃・・・ 妖精騎士アグラヴェインが統治するマンチェスターでは、妖精騎士アグラヴェインとベリル・ガットがとある事情のことでブルーナへの献杯ついでに会話しており、 ベリルが妖精騎士アグラヴェインに対してからかっている事に彼女は嫌気がさし、ベリルの記憶を妖精騎士アグラヴェインの持つ力で消しつつ、テレポーテーションの力で強制帰還させていき・・ 妖精騎士アグラヴェインがいるある部屋に飾られた・・『光の氏族』と『闇の氏族』に関係していると言われる壁画に描かれた風景を観察しつつ、 妖精騎士アグラヴェインはその壁画の内容に興味を持ちつつ、壁画に描かれている未来の行く末への期待を寄せていたのであった・・。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/494
495: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2023/05/03(水) 07:54:09.87 ID:UX4AwbzQ0 第42節:ロンディニウム爆裂防衛大作戦! ―――――――――――――――――――――――― 夜明け前・・・・ロンディニウム:東門付近にて・・・・ パーシヴァル「――それでは行ってまいります。アルトさん、イズさん、それに皆さま方・・・どうか健闘を祈ります。」 アルト「ああ、パーシヴァルたちもな。次に会うときは共に戦場でウッドワスを倒す為にな?」 メリュジーヌ「ええ。必ず追いついてくるから、この戦い・・・みんな生きて勝利しようね!」 アルト「ああ!」頷く ダッ、ダッ、ダッ、ダッ、ダッ、ダッ、ダッ、ダッ、ダッ・・・・・(パーシヴァルと強襲部隊がロンディニウムから出立していく) ズゴォォ〜〜・・ビュゥゥ〜〜ン!(クロコダイオーが飛電或人たちを乗せて出立していく) アルト、イズ、武蔵、ハルキ「――――――――――」手を振ってお見送りをしていく イズ「―――さて、アルトさん。この兵器を作った事にあたり、急いでこれらを夜明け前に設置する必要があります。手伝って貰いませんでしょうか?」 イズ「事は一刻を称します。あなた様がこれらを作りたいと望んだ以上、これらの配置のあなたの手で行なうのは必然事項かと・・・」 アルト「ああそのつもりだ。すぐにでも事を進める必要があるからな。牙の氏族は戦の支度が早いと言われている以上はな。」 ハルキ「はい。・・・でも、本当にこれらの兵器でウッドワスの軍勢を倒す事が出来るのでしょうか?万が一、これらが味方にも当たるようなことがあったらと思うと・・」 イズ「その事態が起こらぬよう、こうして昨日から多忙の中で準備を進めてきたのですので。では、皆さま方もお願いします。」ジャキンッ。(スコップを用意する) 海東大樹「そうだね。それじゃあ、さっさとやることはやっていきますか。」カチャ、シュッ!(腰のバックルからカードを2枚取り出す) アルト「ああ。―――ヒール(身体強化)!」キィィン!(自身の身体を強化する) タッ、タッ、タッ、タッ、サッ、サッ、サッ、サッ、サッ、サッ。(何かの兵器を地面に植えていくアルトたち) ―――――――――――――――――――――――――――――――――― ロンディニウムの出来事から一夜明け、まだ夜空が少し輝く、ウッドワス軍との決戦の日となる夜明けの前・・・ パーシヴァルたち率いる『円卓軍』強襲部隊は予定通りにロンディニウムから出立し、強襲部隊に加わったヒーローたちもまた、ゾックスが操るクロコダイオーに乗って出立した。 そしてそれらの部隊が出立するのを見届けたアルトたちは、イズに渡されたスコップを片手に作業を開始していき、 ロンディニウムの周辺近くの平原に数多くの“とある兵器”を地面に埋め、ウッドワス軍との決戦に備えて事を進めていくのであった・・ ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 翌朝・・・ロンディニウム:大広間にて・・・ ガヤガヤガヤガヤガヤガヤ・・・・・・(多くの兵士たちが広場で食事をしている) ハベトロット「へえ。兵士たちが揃って広場で食事とは、いかにも合戦前って感じじゃんか。藤丸たちも揃っているし。出番、まだ先じゃなかったっけ?」 月読調「うん。そうなんだけど、わたしたちだけ来賓室で休んでいるのもどうかなと思って。」 月読調「夜明け前、アルトさんたちがパーシヴァルたちを見送った後に何か穴掘りの作業をしていましたので、その人たちを優先して休ませようかなって。」 立花響「そうそう。あっ、ハベニャンもこのジャムパン食べる?このジャムパン、なかなか甘くて美味しいよ?」 ハベトロット「んー、何か胸焼けがするからいいや。セツノ、そのジャムパン貰ってきたら?もっと食べて合戦に備えて体力を付けないとね?」 セツノ「うん。ありがとうハベニャン。」タッタッタッ・・・(ジャムパンを取りに行く) 【元気そうだね。セツノたちも、ハベニャンも・・】 【そういえば・・・・オベロンは?】← http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/495
496: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2023/05/03(水) 09:19:30.27 ID:UX4AwbzQ0 ハベトロット「あっ、なんか1人足りないと思ったらオベロンか。ちょっとそこのめちゃくちゃ眠そな顔をしている村正。オベロンはどうしたんだ?」 千子村正「ん?・・・・・ああ、オベロンか。そういや見えねえな?昨夜から慣れねえ野暮用で工房にいたからな・・・・」 千子村正「でもまあ、オベロンが飛び回ってるのはいつもの事だ。ロンディニウムにゃあ女っ気がねぇからなぁ。」 千子村正「あいつの事だ。こっそり他の街にでも出向いて、あいつが抱えている借金を肩代わりできる鴨を探し回っているんじゃないのか?」 アルトリア「・・・・うーん。だらしのない村正じゃあるまいし、そんなコトはない、と言えないのが辛いところだね・・・・」困り顔 オベロン「うーん。確かに僕が抱えている借金の事も気にしているけどそうじゃない。僕が気にしているのは未だに行方が分からない響たちの仲間の事なんだが・・・」 ハベトロット「なんだ、オベロンいるじゃん。ちゃーす!」あいさつをする セツノ「おはよう、オベロン。」 オベロン「はい、みんなおはよう。ハベトロットとセツノは純粋でたいへん結構。そこのふたりみたいに、ことあるごとに他人の借金事情を話題にするオトナにならないようにね。」 千子村正「そりゃ悪かったな。お前さんも普段の行いには気をつけてな。」 オベロン「僕はいいのさ、もともと演劇で有名になった妖精だからね。老若男女、物語を愛する人々に夢を売るのが仕事なんだ。そうだろ、藤丸立香?」 【まあ、そうかも】 【物語を愛する人々って、たとえば?】 【それよりも響たちの仲間の事って?】← オベロン「あっ、そっちの話ね・・。僕もブランカや知人の妖精たちに話を聞いて細かいところまで探しているのだけど・・・」 オベロン「イレギュラーズの誰かに囚われているマシュやヴァージェはともかく、介人たち『ゼンカイジャー』の仲間である『マジーヌ』と『ブルーン』。響ちゃんたちの仲間である『風鳴翼』。」 オベロン「彼らもまた、『秘密の予言の子』や『絶唱の予言の子』と呼ばれているのだけど、彼女たちがこの妖精國の何処かに迷い込んでいる情報が未だに見つからないんだ・・・」 オベロン「それに今は女王軍との戦争中であって、探したくても他の事で手一杯になる事が多いからね・・本当に残念なことなんだけどね・・・」 立花響「・・・・・・・・・・」心配している オベロン「あっ、でも気にしないでくれ!ウッドワス軍との決着が付けば、僕の方も視野を広げて翼たちの事を探してあげるからさ。」 オベロン「響ちゃんたちや介人くんたちが、翼やマジーヌたちと再会する展開は必ず訪れる。それこそ君たちの物語だからね?」 立花響「・・・うん、どうかよろしくお願いいたします。オベロンさん。」 アルトリア「・・・響ちゃん・・・」 【(心配する気持ちはこっちも分かるよ・・)】 【(マシュ、いったい何処に囚われているんだ・・・)】← ―――――――――――――――――――――――――――――― 藤丸立香(男)が心配している人物(マシュ) https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/must-ard/20210722/20210722153001.jpg http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/496
497: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2023/05/03(水) 23:01:26.64 ID:UX4AwbzQ0 それから数時間が経過し、お昼頃のロンディニウム:大広間では・・・ ぺぺロン伯爵「・・・・・・・・」ある兵士の様子を見て・・ トリスタン、海東大樹、武蔵「・・・・・・・・」ある兵士の様子を見て・・ アルト「トリガー鉄砲部隊、並べ〜〜!!」号令を出す ダッ、ダッ、ダッ、ダッ、ダッ、ダッ・・・・・・(火縄銃を持った妖精と人間の兵士が軍列を並んでいく) トリガー鉄砲部隊の兵たち「・・・・・・・・・・・」列に並んでいく アルト「第一列、構え!」号令を出す トリガー鉄砲部隊の兵たち「――――!!」ガチャッ、ガチャッ!(前列が火縄銃を構える素振りを見せる) アルト「・・・よし。休め!」 トリガー鉄砲部隊の兵たち「―――――――。」ガチャッ、ガチャッ!(構えるのをやめ、休む体勢になる) 【オオ〜〜・・・・】 【(まるで本物の鉄砲隊だ・・・)】← ぺぺロン伯爵「フッ、上出来じゃない。これである程度の火縄銃の基礎銃撃を部隊のみんなはマスターしたって訳ね。これで何時でも敵軍の銃撃が出来るわ。」 ぺぺロン伯爵「それにアルト君の号令も良かったわ。境界なき勇士団のリーダーを務めるだけあって、指揮官能力も有りなのは間違いないわ!」 アルト「いやそれ程でもなんというか・・・。まあこれで火縄銃を扱える部隊の指揮と練度は出来たって感じなのだが・・・」 アルト「火縄銃は大きな音がし、尚且つウッドワス軍との決戦の要として使いたい故に、実際、実弾での銃撃訓練は差し控えていると聞いていたのだが・・」 アルトリア「ええ、確かにそのように見えますね。このような鉛の弾やそれを放つ鉄の武器は、この妖精國に存在する妖精たちや人間たちにとって、初めてお目に掛かるモノですからね・・・」 アルトリア「それに彼らは皆、ぺぺロン伯爵やボガードの指導の下で火縄銃の扱い方や銃撃する体勢の訓練はしてましたが、ほら・・・」ある兵士たちの様子を見てて・・・ トリガー鉄砲部隊の妖精兵「(・・・この鉄の武器、本当に使えるのかな・・?この武器は弓矢と同じように遠くから攻撃できるって聞いているのだけど・・・)」緊張している トリガー鉄砲部隊の人間兵「(正直、ちゃんと出来るか不安だな・・。ちゃんと練習はしてあるのだけど、大丈夫なのかなぁ〜・・?)」緊張している トリガー鉄砲部隊の兵士たち「・・・・・・・・・・」不安そうに緊張している アルトリア「・・このように実際に火縄銃の引き金を引く練度の不足と実際の銃撃というモノを私も含めてほとんどが本物を見ていないのですから、」 アルトリア「鉄砲隊の皆さんの中には未だに火縄銃が自身にとって信用しえるモノであるかに疑問視する者もまだまだ多いかと・・・」 アルト「ああ。だが状況が状況だからな・・・最悪の場合、ぶっつけ本番で銃撃をしていく事になるのは確実だもんな‥‥。」 ぺぺロン伯爵「ええそうね‥。突貫での訓練は昨日と一昨日でやってはいるのだけど、兵たちの知識の吸収力については人それぞれだからね‥。」 ぺぺロン伯爵「でもそれでも尚、鉄砲部隊たちやここに残っている兵士たちはウッドワス軍との戦いに挑まなきゃならないのは確かなのよ。なんたって・・・」 【そろそろお昼頃だから・・・】 【あと半日で戦闘開始って事だよね?】← http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/497
498: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2023/05/04(木) 07:05:14.54 ID:4whgJiav0 ぺぺロン伯爵「そういう事になるわね。パーちゃんたちやゾックスちゃんたちは河から上がった頃かしらね?」 ぺぺロン伯爵「ウッドワスに悟られないよう、城壁にさっきの鉄砲隊の一部を含めた兵士を配備して守る気満々の素振りを見せてはいるけど・・・」 ぺぺロン伯爵「今は遊撃隊を出しちゃってるから、ロンディニウムを守りきれるほどの兵力はないわ。なんとか夕方まで、この睨み合いが続いていればいいんだけど。」 アルトリア「ええ。ボガードさんが言うに‥ウッドワスは『牙の氏族』の長。長という立場上、慎重で、計算高い人物と聞きます。」 アルトリア「ソールズベリーの住民やソールズベリーに避難していたノリッジの難民たち、ノリッジの志願兵。それに火薬と鉄砲の存在・・・」 アルトリア「いずれにしてもこちらの兵力、戦力が大幅に増している事はウッドワスの耳にも知らずに伝わっているのかもしれませんし、」 アルトリア「とりあえず言える事があるとしては、よほどの事がないかぎり、今の兵力で城攻めはしてこな―――――」 タタタタタァァーー!(見張りの兵士の1人が急いで走ってきて・・・) ロンディニウム・見張り兵士「―――まずい。来やがった・・・・・・来やがった!敵襲、敵襲―――!ウッドワスの本陣がこっちに向かってくる!」 ロンディニウム・見張り兵士「どうなってんだ、アイツら正気か!?中隊ふたつ程度じゃロンディニウムは落ちないって、もう分かっていただろうに・・・!」 ロンディニウム・見張り兵士「まるで4日前に起きた・・・女王騎士ラッシュブルによる一点収束総攻撃みたいじゃないか!」驚愕している アルトリアたち「―――――!?」驚いている アルトとジョルニたち「―――――!?」驚いている 立花響たち「―――――!?」驚いている 【よほどの事があった・・・・!】 【アルトリア、オベロン、トリスタン!】← オベロン「分かってる、すぐに僕らも出よう!今の状態じゃ籠城は難しい!それに弓兵の矢は昨日でとっくにそこが見えてる!一時間もすれば弾なしになるぞ!」 オベロン「オーラリア小隊は正面から、ランドン小隊は東門から急いで出撃してくれ!アルト、それに伯爵、志願兵たちと鉄砲隊の指揮は頼めるかい!?」 アルト「ああ。言った側からぶっつけ本番だが、城壁からの銃撃と遠距離からの攻撃は任せてくれ!」 ぺぺロン伯爵「ええ。こっちは西門から志願兵たちと一緒に出てウッドワス本陣の右翼にぶつけるわ。」 ぺぺロン伯爵「ほとんど返り討ちでしょうけど。その分、正面と左翼は楽になるはず。オーラリアとランドンで時間を稼げば、その間に――」 アルトリア「別働隊のパーシヴァルが、ウッドワスの背後に追いつく、ですね!」 オベロン「そうだ。ウッドワスが勝ちを焦って攻め込んできたのなら、何とか防衛しきるまで!ヤツらを城に入れなければ僕らの勝ち、西門を押しきられたら僕らの負けだ!」 オベロン「響たちはぺぺロン伯爵と志願兵たちの援護、ジョルニたちはアルトと鉄砲隊のサポート、アルトリアと藤丸はオーラリア小隊の援護・・・いや、」 オベロン「ここにいる君たちみんなが『円卓軍』の主戦力として、ロンディニウムを守ってくれ!!」 【・・・行ってくる!】 【城内は頼んだよ、オベロン!】← ――――――――――――――――――――――――――― ウッドワスとの決戦まであと半日が過ぎた頃、アルトたちは妖精國で初めて配備された火縄銃による鉄砲隊『トリガー鉄砲部隊』の最終調整を為ていた頃・・・ 見張りの兵士から想定より早くウッドワス軍がロンディニウムへ攻めてきたという話を聞き、アルトリアたちはそれに関して戦慄し、 遊撃隊として向かい、ロンディニウムにパーシヴァルたちが不在の中でアルトリアたちはウッドワス軍への防衛戦に向かおうとするが・・・‥ http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/498
499: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2023/05/04(木) 23:42:02.64 ID:4whgJiav0 タタタタタァァーー!(イズが駆けつける) イズ「お待ちください、皆さま!いま城の外に出てはなりません!あなた方らが出撃するにはまだ早すぎます!」 オベロン「!?。何を言っているんだ!今、ロンディニウムにウッドワスの本陣が攻め込んできてて、パーシヴァルたちが今この場にいない以上・・・」 イズ「だからこそ、今ここでロンディニウムの外へ出ますと、“例の兵器”の巻き添えになる事を私は警告したのです。」 アルト「!」 【巻き添えって・・・】 【いったい何の巻き添えに―――】← ドゴォォォォーーーーン!!ドカァァァァーーーン!!(大きな爆発音が外から聞こえる) アルトリアたち「――――――!?」その爆発音を聞いて アルト、海東大樹、ぺぺロン伯爵、イズ「――!」その爆発音を聞いて 【今の爆発音は!?】 ぺぺロン伯爵「‥どうやら、ウッドワスの兵たちは踏んじゃったようね?夜明け前にアルトたちが設置した“アレ”がね。」 ぺぺロン伯爵「ハハハッ、ウッドワスたちがいま攻め込んできたって聞いて一瞬忘れていたわ・・・あのままロンディニウムへ飛び出していたら、本当に巻き添えを食らっていたわ、私たち。」 アルト「ああ。万が一の保険として設置はしていたが、まさか本来の役割を果たすことになったとはな・・・」 アドニス「うん・・・‥」 アルトリア「!?。どういう事なのですが・・・アルトさん、ぺぺロン伯爵、あなたたちはいったい何を仕掛けたのですか?」 アルト「ああ、それはなあ・・・何というか・・・・」 イズ「アルト・オルラント様、アルトリアさん。今はロンディニウムの防衛に対し、事は一刻の猶予がありません。後で城壁にて説明しますから、皆さまは出撃の準備を!」 【わ、わかった・・・】 【納得いかないけど、今はロンディニウムを守らないと!】← タタタタタァァーー!(城壁に向かって行くアルトたちとアルトリアたち) ――――――――――――――――――――――――――――――――― 話は少し遡り、少し前のロンディニウム周辺:平原にて・・・ ダッダッダッダッダッダッ・・・・・・(ロンディニウムの周辺に自軍の部隊を展開していくウッドワス軍) ウッドワス軍・伝令兵「ロンディニウム正面に布陣、完了いたしました!いつでも突撃は可能です!」 ウッドワス軍・伝令兵「円卓軍、ロンディニウム正面北門、左右の東・西門より200兵規模の部隊を展開、本陣からの強襲に備えて防御を固める構えです!」 ウッドワス「報告ご苦労。人間の兵士にしては良い面構えだ。だが兵たちには既に布陣を展開次第、突撃を開始しろと私が命令してあるがな。」 ウッドワス「お前はどう見る?同じ人間として意見を述べるがいい。ヤツらは今まで通り、小競り合いをしてから城に逃げこむように見えるか?」 ウッドワス軍・伝令兵「それは・・・いえ。うまく言えないのですが、連中は本気というか・・・撤退の意思がないように感じられます。」 ウッドワス軍・伝令兵「なんとしてでもここでウッドワス様を押しとどめようと、とにかく防御の態勢をしているように見えますが・・・」 ウッドワス「――!クッフフフフフフ、フハハハハハハハ!!」笑い叫ぶ ウッドワス軍・伝令兵「ウッドワス様・・・いかがなモノで?」笑っているウッドワスを見てて‥ http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/499
500: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2023/05/05(金) 23:42:34.25 ID:gku9pAXt0 ウッドワス「はははははははは!そうだ、その通りだ、まさしく時間稼ぎだとも!お前はこの戦い、あちらがロンディニウムへ進撃している時に、向こうからあの者たちの姿が出た者はいたか?」 ウッドワス「円卓軍のパーシヴァル。裏切り者のバーゲストとメリュジーヌ。弱き者を守る事しかしない異界の戦士たちの姿を人間であるお前は見たか?」 ウッドワス軍・伝令兵「い、いえ・・・どの部隊の布陣展開時にはそのような報告は聞いてもいないし、目撃した情報もないかと・・・!。もしやそれって・・・」 ウッドワス「その通りだ!パーシヴァルもバーゲストの姿がないし、ロンディニウムの空の上からあのメリュジーヌの姿も見当たらない。つまりヤツらは自軍が動かしている別働隊の一部として出立している。」 ウッドワス「別働隊による襲撃など百も承知!私がヤツであればそうするからな。だが一日遅かった。」 ウッドワス「ヤツらは今頃、もぬけのカラになった我らの野営地で顔面蒼白だ!――それにこちらに急いで戻ろうとしたところで、女王陛下からの援軍と鉢合わせ。」 ウッドワス「よしんば援軍を振り切ったところで、私の本陣と陛下の軍とで挟み撃ち。異界から来た戦士(ヒーロー)たちが乗ってるという船には、例の“秘密兵器”を1騎、迎撃に向かわせている。」 ウッドワス「お前には分かるか、この状況を?もうどうであれヤツらはロンディニウムに戻る事は叶わぬ。であれば―――」 ウッドワス「主戦力のいない円卓軍や境界なき勇士団などガラス細工だ。正面からたたき割ってくれよう。これはその為の進軍だ。」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― イズ(ナレーション)「『牙の氏族』とは、生まれた時から持つ強靱な牙と爪‥それに普通の人間を遙かに超える反射神経や運動能力を持ち、モース特有の呪いに耐性があると聞いています。」 イズ(ナレーション)「彼らのその獣のような瞬発力と速さ・怪力を持っている事から、戦場での野戦に特化しているのは間違いないでしょう‥。」 イズ(ナレーション)「それと比べまして、こちらは本来の主戦力を別働隊に回しており、多勢に無勢な上に戦闘経験が浅い者ばかり。例えるとすれば‥彼らは“集団暴力に弱い”事です。」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― オォォォォ―――――!!(ウッドワス軍の兵たちが一斉にロンディニウムへ突撃していく) ウッドワス「さあ、部隊をもっと進めるぞ!ヤツらが防御の陣を張ろうが関係ない!正門以外の城壁が手薄になるまで攻め続けろ!手薄になり次第、偵察部隊から身の軽い者を侵入させろ!」 ウッドワス「非武装であろうと容赦はいらん。女子供も同様だ。そこにいる者たちは2000年もの間ブリテンを護り続けた女王陛下に反抗し、『予言の子』や円卓軍、境界なき勇士団に縋った愚か者。故に‥・」 ウッドワス「ロンディニウムに住む者はみな罪人だ!皆殺しにしろ!1人たりとも逃がすなよ!」 ウッドワス軍・兵士たち「オォォォーーーーーー!!」ドドドドォォォーーーー!!(突撃していく) ドドドドドォォォーーーーー!!(第一陣に続いて、第二陣のウッドワス軍・兵士たちが攻め込んでいく) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― イズ(ナレーション)「しかし我々はウッドワス軍とは違い、こちらは武力の他に昨日まで得てきた知恵を武器として使うことが出来ます。」 イズ(ナレーション)「ウッドワス率いる軍隊が勝ち急ぎに正面から攻め込んで押し切ろうとするのであれば・・・彼らにはこういうのが適用かと。」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― スタスタスタッ、カチッ!カチカチッ!(ウッドワス軍・兵士たちが地面に設置した“例の兵器”を踏みぬく) 牙の氏族の兵士「んっ?なんだ―――」ピタッ‥(踏みとどまる) ウッドワス軍・兵士たち「???」足下を確認しだす バァァァン!ドゴォォォーーーン!!(突如としてウッドワス軍・兵士たちが踏んだ地面が大爆発を起こす) ウッドワス軍・妖精兵1「ぐわぁぁぁ〜〜!?」バァァァ〜〜ン!(身体が吹き飛ぶ) ウッドワス軍・妖精兵2「ギャァァァ〜〜!?」バァァァ〜〜ン!(身体が吹き飛ぶ) ウッドワス「―――――!?」その光景を目の辺りにして―― ドゴォォォォーーーーン!!ドカァァァァーーーン!!(次々と牙の氏族のウッドワス軍・兵士たちが爆発に巻き込まれていく) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/500
501: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2023/05/06(土) 22:25:07.78 ID:RRK0O+Nb0 ウッドワス軍・妖精兵1「な、なんだ!?地面が・・・地面が爆発したぞ!?突撃しただけなのに地面が爆発したぞ!?」驚愕している ウッドワス軍・妖精兵2「と、止まれ!止まるんだ!このまま進んだら巻き添えだ!地面の爆発に巻き込まれるぞ!」ガタガタガタガタ!!(震え上がる) ウッドワス軍・妖精兵たち「〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」ピタピタッ‥(立ち止まっていく) ヒュンッ、ヒュンヒュンヒュンッ!(ロンディニウムの城壁から何かがウッドワス軍に向かって投げ込まれていく) ゴトゴトンッ、シュウゥゥゥ〜〜・・・・(投げ込まれたモノが導火線をそって燃えていき・・・) ドガァァーーン!ドカドカドカァァァーーーン!(投げ込まれたモノが大爆発を起こす!) ウッドワス軍・妖精兵たち「ぐわぁぁぁ〜〜!!ギャァァァ〜〜〜!?」ドカァァーーン!!(身体が吹き飛ぶ) ウッドワス軍・妖精兵たち「うっ、うわぁぁぁぁ〜〜!?」ドカァァァーーン!(身体が吹き飛ぶ) ウッドワス「――!?。な、なんだ!?いったい何が起こっているんだ!?」驚愕している ウッドワス「爆発・・・兵が突撃した途端に地面が爆発したと思ったら、今度はロンディニウムの城壁から何かが投げ込まれて・・・」 ヒュゥゥン、ゴトッ・・・シュゥゥゥ〜〜!(ウッドワスの真横に“例の武器”が転がってきて‥) ウッドワス軍・伝令兵「!?。ウッドワス様!!」タタタタタァァーー!(その“例の武器”に駆け寄っていく) ウッドワス「!?。んな・・・・」その光景を見て・・・ ドゴォォォーーーン!!ドカァァァーーン!!(ウッドワス軍がロンディニウムの城壁から投げ込まれた爆弾の餌食となっていく) ―――――――――――――――――――――――――――――――――― ロンディニウム:正門前の城壁にて‥‥ ダダダダダダァァァーー―!(トリガー鉄砲部隊が所定の位置に展開していく) 【す、凄い・・・‥】 【こんな仕掛けを用意していたというのか・・・】← イズ「はい。夜明け前、アルト様たちと共にあそこの平地に『地雷』を設置し、万が一、ウッドワス軍が先走りにロンディニウムへ突撃して来た時に備えておきました。」 イズ「アルトリアさんが前言ったように・・よほどのことが無く予定通りに夕方頃に軍を進軍させる際、設置していた地雷を廃棄するように爆発させ、ウッドワス軍を驚かせて引きつける予定でしたが‥」 イズ「先ほどのようにウッドワス軍は勝ちに焦って進軍し、正面から突撃して事で彼らは文字通りに地雷を踏み、このような爆発に巻き込まれたのですから。」 イズ「殺気も心も無く、本来この妖精國には概念さえも存在しないはずの爆弾類を、アドニス様の力で製造・増産し、それらを仕掛けて罠を張っていき‥」 イズ「そして城壁からアルト様のご要望で国産生産された火薬で製造された爆弾を投下し、それによる爆発で敵軍の攻撃しつつ、こちらへの進軍を止めていきます。」 イズ「この城壁から投下される爆弾は主にグレネード発射による攻撃と同じであり、これらの攻撃は“点”ではなく“面”による攻撃・・・」 イズ「いくら野戦に特化した種族である牙の氏族や戦に手練れある女王軍の正規軍であれど、爆破攻撃による面攻撃には避けきれる訳がなく、その攻撃に耐えられるかどうかの話です。」 イズ「そしてその爆発をどうにか耐えしのぐか、爆発をどうにか避けてロンディニウムへ進軍したとしても、そこに待っているモノというのは・・・」 ドンドンドォォォーーン!ダダダダダダァァァーー!(爆煙を乗り越えて突撃を続けるウッドワス軍・兵士たち) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/501
502: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2023/05/07(日) 00:00:33.43 ID:92GEqVHE0 騎士ダンタ―「クソ〜!怯むなぁ〜!このような爆発で怖じ気づく牙の氏族じゃねえだろ、さっさと進んだバカが!!」 騎士ダンタ―「こんな爆撃など、3年前にあった裏切り者のメリュジーヌの爆撃より差ほど弱い。こんなモノ、シェフィールドで見た大砲による攻撃ぐらいだ!」 騎士ダンタ―「城壁から投げてくるモノは爆発する前に避けて進め!何でも良いから城門に向かって行くんだ!」 ウッドワス本隊・兵士たち「オ、オオォォォ〜〜〜〜!!」雄叫びをあげていく ダダダダダァァーー―!ドンドンドカドカァァーーーン!タタタタタァァーー!(どうにか爆発を避けながら進軍していく) 騎士ダンタ―「(くそ〜!パーシヴァルらがいないロンディニウムをさっさと制圧し、ラッシュブルの仇を討とうとしていたのに、こんな爆発の中を突き進んでいく事になるなんて・・・)」 騎士ダンタ―「(だがいくら相手があの円卓軍とて、所詮は一般の人間と妖精たちの寄せ集めに過ぎず、しかも兵力は手薄であるのは聞いての上だ。)」 騎士ダンタ―「(こんな爆発など避けつつ、城壁のヤツらを片付ければ爆撃は止まる。そうすれば戦況はこちらの有利に戻るからなぁ!)」 騎士ダンタ―「(だが念には念を入れ、我が配下の奏霊を展開し、城壁の襲撃に備えねば‥!)」 ガシャッ、ギュォォォ〜ン!(ハルバードを振り、奏霊召喚を行なう) キュィィ〜ン!ヒュゥゥ〜〜!(奏霊ゴーストラッパー2体が出現する) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― パーシヴァルと円卓軍の主力部隊が別働隊として出立している事を感づき、先手をとってロンディニウムへ襲撃していくウッドワス率いるウッドワス軍。 しかしそこで待っていたのは、アルトたちが夜明け前に設置していた地雷による不意打ちとロンディニウムの城壁から投下されていく爆弾による面攻撃であり・・・ 地雷による爆発で怯んだところを城壁からの攻撃によってウッドワス軍の兵士たちがそれらの爆発によって混乱し、瞬く間にウッドワスの本陣の陣形が崩れていく中、 騎士ダンタ―率いる第二陣の兵たちは、城壁から投下されていく爆弾の威力と飛距離を読んでその攻撃から避けつつ進軍を続けていき、 騎士ダンタ―自身は自身の力による奏霊召喚で奏霊(ゴーストラッパー)2体を引き連れ、いっこくも早い城壁からの爆弾投下を止めるために突撃していくのだが・・・ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― アルト「第一列、構え!」号令を出す トリガー鉄砲部隊の兵たち「――――!!」ガチャッ、ガチャッ!(火縄銃を構えていく) ダダダダダダァァァーー!(爆煙から騎士ダンタ―たちの足音が聞こえてくる) トリガー鉄砲部隊の兵たち「――――――――」グググゥゥ〜‥(緊張しつつ前の標準を狙っていく) アルト「まだだ。まだ・・・煙で見えなくても前を狙って構えるんだ。」 トリガー鉄砲部隊の兵たち「――――――――」ガシッ。(火縄銃をしっかりと構えていく) アルト「・・・・・・‥」前の方を狙ってみていき・・・ タタタタタァァーー、ゴァァァン!(煙から騎士ダンタ―たちが出てくる) アルト「今だ!放てぇぇ〜!!」号令を出す トリガー鉄砲部隊の兵たち「―――――!!」カチカチッ!(一斉に引き金を引いていく) パンパンパンパン!バキュゥゥーーン!!(一斉に火縄銃の弾が発射される) ウッドワス本隊・兵士たち「ぐわぁぁぁぁ〜〜!?」バキュバキューーン!!(撃たれる) トリガー鉄砲部隊の兵たち「―――!?」驚愕する 騎士ダンタ―「な、なな何だとぉぉ!?」ビクビクッ!(驚愕している) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/502
503: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2023/05/07(日) 21:02:31.14 ID:92GEqVHE0 パンパンパンパン!バキュゥゥーーン!!(東門の鉄砲隊の火縄銃も発砲していく) ウッドワス軍・兵士たち「ぐわぁぁぁぁ〜〜!?」バキュバキューーン!!(撃たれていく) 円卓軍・兵士たち「――――!?」驚愕していく ぺぺロン伯爵「――よし。トリスタン、迎撃お願い!」 トリスタン「はい。ハァァァーー!」ポロロォォン! 後方のウッドワス軍・兵士たち「うがぁぁぁ〜〜!?」ガシュガシュガシュン!(妖弦で斬られる) ディエンド「撃てぇぇ!」号令をあげる トリガー鉄砲部隊の兵たち「―――!!」パンパンパンパン!(発砲していく) ウッドワス軍・兵士たち「ぐわぁぁぁぁ〜〜!?」バキュバキューーン!!(撃たれていく) ディエンド「フンッ!」ババババァァーーン!(大量のエネルギー弾を発射する) ウッドワス軍・兵士たち「うぎゃぁぁぁ〜〜!?」バキュバキューーン!!(撃たれていく) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 騎士ダンター「――!?(な、なんなんだ!?人間たちが変なモノを構えてたと思ったら、牙の氏族が一瞬でハチの巣に・・・・)」驚愕している 後方のウッドワス軍・兵士たち「〜〜〜〜〜〜〜」困惑している 騎士ダンター「(兵たちがさっきの攻撃で困惑している・・・いったいなんなんだ!あの牙の氏族の身体を貫通させる攻撃が円卓軍にあったというのか!?)」 騎士ダンター「(それにあの音が鳴る前、目の前にいた奴が号令をあげていたが、まさかヤツが境界なき勇士団のアルトというのか!)」 トリガー鉄砲部隊の兵たち「――――――――」サササァァァ〜〜‥(落ち着いて鉛の弾と火薬を入れていく) ダ・ヴィンチちゃん「焦らないで。焦らずに火薬の分量を入れ、弾を入れ、導火線に火を入れて!」指導していく トリガー鉄砲部隊の兵たち「――――――――」コクッ、サササァァ〜‥(頷きつつ、火縄銃のリロードに専念する) 騎士ダンター「!。(何かをしている。また殺気の攻撃をしようとしているのか!そうはさせない!)」 タタタタタァァーー!(このまま進撃する騎士ダンター) 騎士ダンター「えぇぇ〜い!いったい我が兵に何をした!アルト・オルラントぉぉぉ〜〜!!」ダダダダァァァーー!(ハルバードを振り上げながら) ゴーストラッパー2体「―――――!!」突撃してくる ダ・ヴィンチちゃん「!?。武蔵!アルトリア!お願い!!」号令を出す アルトリア「は、はい!――セクエンス!」キュィィーン、ギュゥゥーン!(光輪の刃を放つ) 武蔵「そりゃぁぁぁ!!」ギュゥゥン、ジャキィィン!(斬撃波を放つ) ゴーストラッパー2体「―――――!?」ジャキジャキン!シュゥゥ〜‥(切り裂かれ、消滅する) 騎士ダンター「グッ、グゥゥゥ〜!?」ググッ、ジャキジャキィィン!(斬撃波に斬られるも耐え凌ぐ) 武蔵「切り返せるか!」ジャキジャキジャキンッ!(連続斬り) 騎士ダンター「ヌガァァ〜〜!?」ジャキジャキン!ガシュゥゥン!(切り裂かれる) アルト「よし、第二射!撃てぇぇー!」号令を出す トリガー鉄砲部隊の兵たち「―――!!」パンパンパンパン!(発砲していく) 武蔵「おっと!」シュッ、バサッ!(即座にうつ伏せになる) 後方のウッドワス軍・兵士たち「ぐわぁぁぁぁ〜〜!?」バキュバキューーン!!(撃たれていく) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/503
504: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2023/05/07(日) 23:34:16.14 ID:92GEqVHE0 円卓軍・兵士「な、なんて威力なんだ・・・。城壁からの爆弾投下に鉄砲隊が放つ銃という武器による攻撃・・・これらの攻撃であのウッドワス軍の軍勢を瞬く間に‥」 トリガー鉄砲部隊・兵士「ああ・・・アレを撃ったオレも驚いたさ‥。まさかこの小さい筒状の鉄の武器にこんな力があったなんて‥・それに城壁からの爆弾だって・・・」 円卓軍・兵士「ああ・・・ノリッジの伯爵が妖精たちを使ってたくさん作っているとは聞いていたが、こんな恐ろしいモノを作っていたというのか・・・」気が引いている トリガー鉄砲部隊・兵士「お、おう・・・・‥」気が引いている ポワワワァァ〜‥(ある事を思い出していく) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 2日前・・・ロンディニウム:火薬を作っている敷地 ぺぺロン伯爵「気をつけて混ぜていくのよぉ〜?1つでも衝撃があったら大変な事になるわ。みんな死んじゃうから!」笑い顔 ぺぺロン伯爵「そうそう慎重にソレとコレを混ぜてね?匂いはきついけど頑張ってねぇ〜!」笑い顔 ヴェールズの妖精たち「キィキィ!(気をつけろ。気をつけろ。取り扱いには気をつけろ。気をつけて“ソレ”を粉にしろ。気をつけて粉を作ろう。)」 ヴェールズの妖精たち「ジジジジィィ〜!(火をつけたらお終いだ。爆発しちゃってお終いだ!爆発したら死んじゃうよ。みんなみんな死んじゃうよ。)」 火薬を作っている妖精たち「・・・・・・・・・・」プルプルプル〜・・・(慎重に火薬の原料を混ぜていく) ソレを見て聞いている兵士たち「・・・・・・‥」気が引いている ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ガタガタガタガタガタァァ〜〜・・・・(それらを思い出して身震いする兵士たち) ぺぺロン伯爵「大丈夫よ。“ソレら(火薬)”を作ってた妖精たちはとても手先が良いから、衝撃や直接に火を当てなきゃ爆発しないわよ。」 ぺぺロン伯爵「それよりもまだ目の前にいる兵士たちがこちらに向かってこないように槍で牽制しつつ、鉄砲で攻撃していくのよ。敵の兵が後ろ奥へ引くまで気を抜かない事よ。」 ぺぺロン伯爵「良い?パーシヴァル団長がロンディニウムへ戻ってくるまで持ちこたえていくのよ、みんな!」ギッ!(真剣な表情) トリガー鉄砲部隊の兵たち、円卓軍の兵士たち「――!。おうっ!」ガチャッ!(頷きつつ、体勢を構え直す) ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ワァァァ〜〜〜!?ウワァァァァ〜〜!?(ウッドワス軍の妖精兵たちがウオサオしている) イズ「城壁の投下部隊は引き続き爆弾の投下をありったけ投げて爆発させてください。敵兵に頭を出来るだけあげさせないように!」 イズ「鉄砲部隊は焦らず、けれどなるべく早く次の射撃攻撃に備え、堀に近づこうとする敵兵を片っ端から射撃してください!」 イズ「面です。なるべく徹底的に面で攻撃し、ウッドワス軍をロンディニウムへ近づけさせないでください!」 円卓軍・兵士たち、トリガー鉄砲部隊・兵士たち「オォォォォ〜〜〜!!」鬨声をあげていく 【これは凄いことになってきた・・・・】 【これ・・・もう全部イズさんとアルトたちだけで良いんじゃないのかな・・・?】← アルトリア「た、確かに・・・こっちは戦場が広がりすぎて魔力付与(エンチャント)が届かなくて困っていたけど、あそこまで遠距離と中距離の攻撃をされていちゃあ・・・」 アルトリア「円卓軍のみなさん、戦力である鉄砲隊を守るために踏みとどまっているみたいですし・・・。私、今回も補欠で終わるのかなぁ〜‥?」カァァ〜‥(いつものネガティブ顔をしてる) アルト「バカ言うなよ!これでも突貫で急ごしらえで仕立て上げたんだぞ!今はうまくいっているのだけど、もしあちらがこっちの対策を仕掛けられたと思うとなぁ〜‥」 イズ「はい。このようなウッドワス軍の迎撃法‥私の計算上では効果が薄く、弾込めも投下も、通常の軍隊の中では遅い方です。」 イズ「それに妖精たちはあのような攻撃で死んでも、何処かでその妖精たちと同じような『次代』が発生する事があり、それ故に妖精たちはこのような事では恐れる事はありません。」 イズ「最初の内は爆弾による爆破と銃撃による音と煙、殺傷力・・・。初めて目にするこれらの攻撃によって恐怖心と煽り、彼らの動きを止めたり、行動を撹乱させたり出来ますが・・・」 イズ「1度でも彼らが‥“その攻撃が当たらなければ、すぐには死ぬことがない”と悟ってしまえば、これらの攻撃は忽ちに対策を取られ、あちらの優勢を取り戻す切っ掛けになるでしょう・・・」 イズ「我らが行なっているのはあくまでパーシヴァルとバーゲストたちがロンディニウムへ戻ってくるための時間稼ぎ・・・ウッドワス軍の進軍からロンディニウムを守る為の防衛戦です。」 アルトリア「えぇ〜〜〜あの爆発の攻撃と鉄砲の攻撃でも不十分だと言うのですか!?あれらの攻撃なら、2倍の数の女王軍にも太刀打ちできると思うのに?」タジタジになっている http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/504
505: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2023/05/08(月) 08:40:14.17 ID:pJjFH85E0 ダ・ヴィンチちゃん「いや、イズの言っている事はある意味正しいかもしれない。確かに今投下されていく爆弾も、火縄銃も、今の状況からして有効なのかもしれないけど、」 ダ・ヴィンチちゃん「これらの武器は、例え昨日の内に数多く作ったところで、オベロンがさっき言ってた弓矢の在庫状況と同じようなモノだ。すぐにでも底が付く。」 ダ・ヴィンチちゃん「火縄銃の弾も火薬もまた、弓矢と同じ消耗品であり、底が補充しようとしても、これらの武器はアドニスやユーミルたちが居てこその武器なんだ。」 ダ・ヴィンチちゃん「特にアドニスくんの力には生産量的にも限度もあるし、アドニスくんをこれ以上疲弊させるわけには行かないのも、私の本音だと思っている。」 ダ・ヴィンチちゃん「ここでアルトリアが退いたら、おそらくその隙を付いて城内に流れ込んで占領される恐れがある!君も考えてみたまえ!」 ダ・ヴィンチちゃん「パーシヴァルたちが戻って来た時、今度は円卓軍が城攻めするハメになるぞ!」 ダ・ヴィンチちゃん「そもそもウッドワスは捕虜をとる気がない!中に入れたら守るものがなくなってしまうんだぞ!」 アルトリア「〜〜〜〜〜〜〜」説教される アルトリア「あぁ〜〜あぁそうよね、じゃあこれ死ぬまで戦うしかないんだよね!うわー、信じられない!この先、こんなのを何回もやるのかー、わたし‥」 アルト(小声)「〜〜〜・・・・・・(こりゃマズい・・・。このような戦術はアルトリアの気持ち的には逆効果だったみたいだな・・・)」頭を抱えていく 千子村正(小声)「(ああ、見れば分かるよ・・・。)」 【落ち着くんだ、アルトリア!】 【冷静に、アルトリア!】← アルトリア「こっちだって冷静になりたいよ、藤丸くん!わたしのマーリン魔術より強力な武器による威力を見せられたら、それはさぞかし凹むに決まっているわよ!」 アルトリア「それでも冷静でいられるってどれだけ戦い慣れしてるの!?そんなの絶対ヘンだって!?」アタフタ! アルトリア「見てよ、周りのウッドワス軍の兵士たちの怯えた表情を!あの爆弾の爆発と鉄砲隊の銃撃に怖じ気づいて、後ろの兵たちは身を伏せてピクリとも動かなくなちゃった!」 アルトリア「それに一番後ろにいる奴・・・あれウッドワスだよね?あんなに遠くにいるのに爆発に巻き込まれたかのように着ていた服が半分破れていてさぁ〜!」 アルトリア「ああ〜〜もうわからない!アルトさんがやろうとしている事も、どうウッドワスに勝とうとして‥いることも・・・‥」 アルトリア「・・・・・・・・・!?」青ざめている 【(アルトリアが急に静かになった・・・)】 【アルトリア・・・?】← アルトリア「あ・・‥あああ・・・アレ・・・アレを・・・・」ある所に指をさす アルト「?。アレって・・・‥!?」指さした所を見て‥ ダ・ヴィンチちゃん、武蔵、千子村正、ハベトロット「―――――!?」絶句している ジョルニ、ルージュ、セフィー、スズカ、セツノ、イズ、ハルキ「――――!?」絶句している アルト「――――!?。おい・・・嘘だろ・・・・?」驚愕している 【――――!?】 【なんだ・・・アレ・・・・?】← ――――――――――――――――――――――――――― ロンディニウム周辺:丘の向こう側 ガラガラガラガラガラガラガラァァァ〜〜〜!!(何かの超大型兵器が近づいてくる) ???(超大型兵器)「ラーランラーン♪ラララーン♪ラララーン♪ラーランラーン♪ラララーン♪ラララーン♪」何かの音声を発している ブゥゥゥ〜〜ン!(戦車らしき物体が走ってくる) ???(戦車らしき物体)「ラーランラーン♪ラララーン♪ラララーン♪ラーランラーン♪ラララーン♪ラララーン♪」何かの音声を発している http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/505
506: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2023/05/08(月) 10:09:35.14 ID:pJjFH85E0 同じ頃、ロンディニウム周辺:平原にて・・・(ウッドワスの横に落ちた爆弾が爆破した後) シュゥゥゥ〜〜・・・(爆煙が立ちのぼっている) ウッドワス軍・妖精兵「ご無事でしょうか、ウッドワス様!?」タタタタッ!(心配して駆け寄ってくる) ウッドワス「グッ、クゥゥゥ・・・・」ノシィィ〜‥(爆煙から出てくる) ビリビリッ・・・ベトォォ〜〜‥(ウッドワスの顔と身体に多くの返り血が付着している) ウッドワス「・・・・・・・・・」無言で立っている ウッドワス軍・妖精兵「ウッドワス様!?まさか、先ほどの攻撃で何処かお怪我を負われたのですか!?」驚愕している ウッドワス「バカモノ!これはさっき近くにいた人間が、愚かにも私を庇ってあの爆発からの盾になったんだ!これはその返り血だ!」怒鳴っている ウッドワス「私はこの通りの無傷だ!あのような爆発でやられる程、私を侮っていると言うのか!?」怒鳴りつける ウッドワス軍・妖精兵「ヒィッ!?」ビクビクッ!(怯えている) ウッドワス「フー・・・フー・・・ッたく‥・・・」落ち着こうとする ウッドワス「・・・・・・」顔と身体に付着した返り血を見て‥ ――――――――――――――――――――――――――――――――― 回想シーン:横に落ちた爆弾が爆破する数秒前・・・・ ヒュゥゥン、ゴトッ・・・シュゥゥゥ〜〜!(ウッドワスの真横に爆発寸前の爆弾が転がってきて‥) ウッドワス軍・伝令兵「!?。ウッドワス様!!」タタタタタァァーー!(その爆弾の前に駆け寄っていく) ウッドワス「!?。んな・・・・」その光景を見て・・・ ジジジィィ〜、ドカァァァーーン!!(爆弾が爆発する) ウッドワス軍・伝令兵「―――――」バシュゥゥン!!(身体が飛び散る) ウッドワス「――――!?」バシュンッ!ギュゥゥ〜ン!(返り血を浴び、そこから何かのバリアが張られる) ドカァァァーーン!(爆煙と爆風がウッドワスを包み込む) ―――――――――――――――――――――――――――――――― ウッドワス「(あのバカめ!ただの人間が私を庇って犬死にするなど‥さっさとあの場から逃げればよかったものを・・・)」 ウッドワス軍・妖精兵「ウッドワス様、コレを・・・・」シュッ・・・(ハンカチを取り出す) ウッドワス「!。・・・・・・」シュッ、フキフキフキ・・・(その布きれで顔を拭いていく) ウッドワス軍・妖精兵「戦況は軍の数ではこちらの有利は変わらずですが、今もなお続く城壁から投下される爆発物の数々と、それらを避けた後の外堀にて・・・」 ウッドワス軍・妖精兵「何か小さい筒をした鉄の武器がこちらを狙い、先ほどの爆発と同じ轟音を放つと同時に何かを放ったと思えば、一瞬のうちに我が軍兵はハチの巣にされてしまい‥」 ウッドワス軍・妖精兵「その鉄の武器の再装填を狙って以降にも、『予言の子』一行の連中にそれらを邪魔され、進軍しようにも出来ない状況でありまして‥」 ウッドワス軍・妖精兵「それと同時にあの見たこともない程の爆発と鉄の武器の威力を見た妖精兵たちは、それらの武器に対する恐怖心を抱き、動こうにも動けない状況に陥っています。」 ウッドワス軍・妖精兵「あの武器はいったい何なのですか!?円卓軍の連中、あのような武器を隠し持っていたなんて思っても見ませんでしたよ・・・」ビクビクビクッ‥(怯えた表情を見せる) ウッドワス「・・・・・・・・・・・・・」黙って聞いている http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/506
507: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2023/05/08(月) 22:50:58.78 ID:pJjFH85E0 ウッドワス「(クゥゥゥ・・・さっきの爆発といい、円卓軍が持つ轟音を放つ鉄の武器といい、いったい全体どうなっているんだ!) 」 ウッドワス「(いや待て・・・確かロンディニウムには境界なき勇士団のメンバーがいて、その中には『異邦の魔術師』と同じ、妖精國の外から来た人間である『三澤亮太』がいたんだったな‥)」 ウッドワス「(それにあの人間と裏切り者の先代・妖精騎士3人との子供の7人・・・その1人である『アドニス』という人間は、何でも多くの物を作る事が出来ると聞いている‥)」 ウッドワス「(あの異界から来た人間の入れ知恵とその工作が得意なヤツの息子が入れさえあれば、このような芸当などを出来ると言う事か!クソッ、あまりにも迂闊だった!)」 ウッドワス「(3年前のあの日・・・モルガンからの『恩赦』で命拾いし、息子たち共々、モルガン陛下への反逆に加担するなど、断じて生かしてなるものか!!)」 ウッドワス「(アイツらには最初の一手で驚かされたが、次はこっちが‥ヤツらを驚かせる番というわけだ!!)」 ウッドワス「は―――はははははははははは!まったく三澤亮太め!やってくれるじゃないか、妖精國の外からから来た人間の分際で!」 ウッドワス「ヤツが持つ異界からの知恵とヤツの子供らの力さえあれば、我が軍をビビらせ、ロンディニウムへと近づけさせまいと思っていたのか‥。だがもうそうはいかない!」 ウッドワス「妖精たちを圧倒させる程の力を持つ者はロンディニウムにいるヤツらだけではない!だからこそのあの“秘密兵器”なのだからな!」 タタタタタァァーー!(別の伝令兵が駆け寄ってくる) 別のウッドワス軍・伝令兵「伝令!伝令!先ほど、周辺の平原にて例の“秘密兵器”の1体の姿を確認しました。あと少しで戦地に到着するかと。」 ウッドワス「ツゥゥ‥遅い!ったく、あの“秘密兵器”の1体は図体がデカい上に動きが遅くて軍列に並べるにはかなり時間を要すハメになったが、今だけはそれで良い。」 ウッドワス「あの動きが遅い奴には東門への迎撃と砲撃を任せる。城攻め部隊にそれと共に行動に移れと報告しろ!他は怯えて動けなくなっている兵たちに喝を入れてこい!」 ウッドワス「さっきまでは円卓軍や境界なき勇士団に驚かされたが、今度はこっちがヤツらを驚かせる番だ!良いな!」 別のウッドワス軍・伝令兵「ハッ!お前たち、行くぞ!」タタタタタァァーー!(別の軍列に向かって行く) ウッドワス軍・妖精兵「――――――――――――」タタタタタァァーー!(別の軍列に向かって行く) ウッドワス「―――フッ。」シュッ、ガシッ。(何かの通信機を取り出す) ウッドワス「聞け、『コクーン』。目標、ロンディニウム東門に向けての砲撃を開始しろ!『ピューパ』は正門に向けて突撃を開始だ!良いか!」 通信機からの音声1「『TR-cocoon(コクーン)7000 目標地点への砲撃に入る・・・』」 通信機からの音声2「『GW-pupa(ピューパ)5000 了解。目標地点へ向かう・・・』」 ウッドワス「・・・よし。見てみるがいい、三澤亮太。お前たちに目にモノを見せてやる!!」バァァ〜ン! ガラガラガラガラガラガラガラァァァ〜〜〜!!(何かの超大型兵器がウッドワスの後ろ周辺を通過する) ???(超大型兵器)「ラーランラーン♪ラララーン♪ラララーン♪ラーランラーン♪ラララーン♪ラララーン♪」何かの音声を発している ブゥゥゥ〜〜ン!(戦車らしき物体が走ってくる) ???(戦車らしき物体)「ラーランラーン♪ラララーン♪ラララーン♪ラーランラーン♪ラララーン♪ラララーン♪」何かの音声を発している ―――――――――――――――――――――――――――――― ウッドワス軍がロンディニウムへの進軍を開始してから数分‥戦況はロンディニウムの城壁からの爆弾投下に加え、急ごしらえで仕込んだトリガー鉄砲部隊による火縄銃の銃撃が猛威を振るっており、 兵力の数に勝っているウッドワス軍の兵たちは、それらの攻撃の威力とそれらへの恐怖によって怯えてしまい、爆弾による爆風と火縄銃の銃撃がが届かない場所で一ミリも動けない状態になっていたのだが‥ 軍を率いているウッドワスは負けじとアルトたちの戦略と攻撃に対抗する為、ウッドワスは持っていた通信機でとある存在に迎撃の命令を下し、 今、ロンディニウムに向かって、ウッドワスが数日前に入手した“秘密兵器”の2体がアルトたちとアルトリアたち、そしてロンディウムにいる者全てに対して攻撃を行なおうとしていたのであった。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/507
508: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2023/05/09(火) 00:12:40.43 ID:ulJtYF8/0 ロンディニウム:西門付近の戦場 城壁にいる円卓軍たち1「―――!?」ピタッ・・・(動きを止め、ある方向を見ていく) 城壁にいる円卓軍たち2「―――!?」ピタッ・・・(動きを止め、ある方向を見ていく) 西門のトリガー鉄砲部隊の兵たち「――――!?」ピタッ・・・(動きを止める) ぺぺロン伯爵「ちょっと何しているのよ!?まだ攻撃を止めちゃ・・・・???」 戦場にいるウッドワス軍・妖精兵たち「・・・・・・・」とある方角に目を向けている ぺぺロン伯爵「???。・・・‥!?」足下を見て・・・ ガタガタガタガタガタァァ〜〜・・・(地面が少し揺れていく) ぺぺロン伯爵「なに・・・いったい何が起ころうとしてるのかしら・・・?」 トリスタン「・・・・まさか・・・まさかと思いますが・・・・。」東門の方に目線を向けていく ジィィィ〜〜・・・(東の丘に向けて目線を向けていく戦場の兵士たち) ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ロンディニウム:東門付近の丘周辺 ガラガラガラガラガラガラガラァァァ〜〜〜!!キッ、キィィ〜〜!ブシュゥゥ〜〜〜・・・(動きが止まる超大型兵器) ギゥゥン、ウィィィーーン!(上部のAIポットの下部分が動いていく) https://s01.riotpixels.net/data/c0/d0/c0d050a2-4a0a-4f86-bd11-374f3ed3c76d.png.720p.png/artwork.metal-gear-solid-peace-walker.1286x720.2010-01-16.61.png 妖精超級戦機 コクーン 東門付近の円卓軍・兵士たち「オォ、オォォォ〜〜・・・・」ビクビクビクッ・・・(身震いしていく) 東門付近のウッドワス軍・兵士たち「オォォォ〜〜〜‥‥」ビクビクビクッ・・・(身震いしていく) 千子村正「な、なんだ!?あのあまりにも場違いが過ぎるデカブツは!?あんなモノ、ウッドワスの軍隊にあったのか!?」 千子村正「‥いやアレか、あのデカブツもコヤンスカヤの横流しで導入させたヤツか!?ウッドワスのヤツめ、いつのまにかあのような巨大兵器を買ってたのか!?」 千子村正「ほんとロクなことしねぇなあの女狐!誰彼かまわず商売しやがって!」 ―――――――――――――――――――――――――――――― ロンディニウムから少し離れたところ:何処かの平原にて・・・ ジィィィ〜〜・・・(オペラグラスでロンディニウムの様子を見ているコヤンスカヤ) コヤンスカヤ「――!?。何ですかアレは・・・?あんなモノ、NFF傘下の企業・タマモ重工さえも製造されていない大型兵器が、あのウッドワスの軍備にあるなんて・・・」 コヤンスカヤ「・・いや、もしかしたらと思いますが・・・あれを取り扱える者がいるとすれば‥まさか・・・・」 コヤンスカヤ「・・・妖精騎士アグラヴェイン。どうやらあの妖精騎士‥ただ者の存在では無さそうにですわね?」カチッ、シュッ!(オペラグラスをしまう) シュゥゥゥン!(その場から立ち去るコヤンスカヤ) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/508
509: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga] 2023/05/09(火) 23:03:16.91 ID:ulJtYF8/0 場所は戻り、ロンディニウム:東門付近の戦場にて・・・・ アルト「違う・・・あの巨大兵器はいくら多くの武器を扱うとされるコヤンスカヤでも持っていない。あの兵器は昔の頃に見たことがある巨大兵器だ!」 アルト「それにそもそも、あの兵器が出てくる事自体・・・登場するゲームもゲーム会社の作品が違うんだ!だからこそ、コヤンスカヤが持っているはずがないんだ・・・」 【あのコヤンスカヤでも持っていないって・・・】 【あの巨大兵器を知っているの!?】← ジョルニ「――AI兵器『コクーン』。あれは本来、『メタルギアソリッド・ピースウォーカー』というゲームの中に登場するボスの巨大兵器であって、AIが動かしている無人兵器なんだ。」 ジョルニ「その巨大な機体かつ鈍重な動きで狙われやすいのだが、その巨大な機体にはガトリング砲やミサイルランチャーなどの武装があって・・・」 ジョルニ「その砲撃はあらゆる兵士や大型兵器を一撃で仕留めるほどの威力を持った‥正に巨大戦艦というべき兵器なのだが・・・」 ダ・ヴィンチちゃん「ガトリング砲にミサイルだって!?そんなもの、こちらの方で初めて国産化された火縄銃や手作りの爆弾よりも強力じゃないか!?」 ダ・ヴィンチちゃん「それにAI兵器だって?アドニス君の力で修理しない限り、ストームボーダーなどの機械類が使用不可になるというのに、どうしてそんな巨大兵器をウッドワスが持っているんだい!?」 アルト「だからこそだ。あのメタルギアシリーズで登場している兵器がなんでウッドワスの手元にある事自体があり得ないはずなのに、どうしてあのコクーンがここに・・・」 スズカ「お父様‥。さっきあのコクーンという巨大兵器を『サーチ』で調べて見てみたんだけど、あれは確かに『メタルギアソリッド PW』で見たコクーンよ‥」 スズカ「私たちが小さい頃に育ったカルデアにいる刑部姫から見せてもらってて分かるわ‥。あの遅い動きに武装している武器の数々・・・正にゲームの中で見たのと瓜二つよ‥」 スズカ「‥でもこのステータスにこの反応・・・。あり得ないわ!こんなのはまるで・・・・」 ウィィィーーン!ギギギギィィ〜〜・・・(コクーンの主砲が東門に向けて狙いを定めている) ???(超大型兵器)→妖精戦艦・コクーン「『主砲装填完了。ターゲット補足、砲撃開始』」ギギギッ!(東門付近に狙いを定める) ディエンド「!?。全員ここから退避!あの兵器の巻き添えになるぞ!」タタタタタァァーー!(その場から離れる) 東門の円卓軍・兵士「退避だって!?しかしここを離れる訳には・・・」 バァァァン!ヒュゥゥゥ〜〜ン・・・(コクーンの主砲の弾が東門付近に向けて発射される) ディエンド「―――――!!」タタタタタァァーー!(とにかくその場を離れる) 東門付近の円卓軍・兵士たち「―――――!?」飛んでくる砲撃を見て・・・ ウッドワス軍・兵士たち「〜〜〜〜〜〜〜〜!!」タタタタタァァーー!(急いで後退する) ヒュゥゥン、ドカァァァーーン!!(東門周辺にコクーンの主砲が直撃する) 東門付近の円卓軍・兵士たち「うわぁぁぁ〜〜〜!?ギャァァァァ〜〜!?」ドカァァァーーン!(身体が消し飛んでいく) 逃げ遅れたウッドワス軍・兵士たち「ウギャァァ〜〜!?アァァァァ〜〜!?」ドカァァァーーン!(身体が消し飛んでいく) ディエンド「ヌワァァ〜〜!?」ドカァァーーン!(爆風で飛ばされる) アルトリアたち、アルトたち「――――!?」コクーンの主砲が直撃する所を見て・・・ 【東門のランドン部隊が!?】 【なんて威力なんだ・・・・!】← アルトリア「アワワワワワァァ〜!?あの砲撃一発で東門付近の円卓軍が吹き飛んじゃった!?アレ、マジでやばいよ!」 アルトリア「あんなのどうするのよ、藤丸くん!あんな砲撃がロンディ二ウムの城壁とかに当たったりしたら、一発で城壁の半分が崩れちゃうよぉ〜〜!!」アタフタ!(困惑している) 【だから落ち着くんだ、アルトリア!】← 【今は冷静になってくれ、アルトリア!】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1654435492/509
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