[過去ログ] 【叶わぬならば、】能力者スレ【全てを零へ―。】 (1002レス)
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757(1): [saga] 2013/10/01(火)21:25 ID:vsicEpJ6o(1/5) AAS
>>756
――……なあ、そこの餓鬼共。
【見晴らしの良い草原であるのだから、その出現は声より先に気付けたはずだった】
【ほんの一陣風が吹き抜けて、声がした。見れば姿があった――その順序の矛盾、世の条理をすり抜けた様に】
今、言うとった話……詳しく聞かせえな、
【人影が二歩、三歩と歩み寄るそのごとに、薄くぼやけていた輪郭がはっきりと色を持つ】
【足許の草花が揺れる――踏まれた様子がまるでなかった。視覚的には確実に踏みつけているはずであるのに】
省5
758: 2013/10/01(火)21:31 ID:UwOFIWpY0(3/4) AAS
/>>751を取り消します
759(1): 以下、新鯖からお送りいたします [sage saga] 2013/10/01(火)21:42 ID:S3h54s4V0(2/4) AAS
>>755
【少し前を思えばずいぶんと冷たくなった風が夜の中を抜けていく、道中様々なものを弄んでは揺らして】
【帽子に押さえ付けられた黒髪も。ふわり拡がっては翻る、――その様がまるで鎌首を擡げる蛇に似ているようにも見えた】
……ばいばい。
【――邪魔しなければ赦してやるのだとでも告げるような瞳はつまり邪魔すれば、という意味合いを同時に孕んでもいて】
【彼らが素直に逃げることを選んでくれるなら嗤いながら追いかけるような類の貞操なしでもないらしい、ひどく平和に見送るのは】
【たった数十秒前に微塵の欠片ほどの躊躇いもなく人間を蹴っ飛ばしたようには見えないぐらいに和やかだったという、余談】
【誰かが取り違えてしまったように色の異なる一対が辺りを見渡した、とうに日常へ戻りきった光景に、ほんの微かに瞳を細めたなら】
【まるで初めから終点をそこだと定めていたようにぴったりと女性の元で視線が留まるのだろう、ふらと傾げた首の挙動、瞬きひとつ】
【そしてその瞳がまぁるく変わるなら、――そこでようやく女性のおかしな挙動に、不調を抱くのだろう仕草に、気付いたみたいに】
省10
760(1): [saga sage] 2013/10/01(火)21:43 ID:OUfPHryH0(2/5) AAS
>>757
<……ッ!?>
誰だ……ッ!
【1人沈黙を守り続けていた赤髪の少女が、最初にその異変に気づく】
【それほど間をおかずに、聞こえてくる声に残る2人も反応を返した。ただでさえ人気のない場所柄、その気配は嫌でも目立つ】
「……それが、一体、なんだって……?
……誰とも、知れない、相手に……情報を、明かす、はずはない……!」
――――ッ、いや……待ちなさい
「……え?」
……誰とも知れない、と言う訳じゃないみたいよ…………その姿、確か伝聞に聞いてるわ……
省12
761: 2013/10/01(火)21:50 ID:UwOFIWpY0(4/4) AAS
【とある街――裏路地】
【その場所には何人かの切られた死体がある】
【その死体は自警団員の死体であろうか】
『………』
【そしてそこには甲冑をして顔に面頬をつけている男であろう人物がいる】
【この男が自警団員を切り殺したのだろう】
【そして男が刀をふり血を落として刀を鞘に戻す】
【するともう一人の男がそこにいる】
【金髪を少々伸ばし白衣を羽織り、白衣の下にスーツを着ている】
【そして左腕には通常のよりも一回り大きいブレスレットとカノッサ機関の逆五芒星がある】
省7
762(1): [saga] 2013/10/01(火)21:58 ID:vsicEpJ6o(2/5) AAS
>>760
【返答を聞いて不愉快げに鼻を鳴らした男は、それでも殺気を立てるような行為はしなかった】
【非常に理にかなった彼女の応対に得心した部分があったのだろう。ほんの微かに笑みさえした】
敵になったろうとは思わへんけれど。味方したろうとも思わへんな、今は……
どうせあッちも自分の為に其処(機関)にいたんやし、リリアと何にも変わらへんのやから――
――……まあ流石に、牛耳ったろとまでは思わへんけれど。誰しも腹に一つ二つ抱えとるもんやろ?
【なお迷わせるような口振りは余計に少女を惑わせるつもりか、酷く愉しげであったのだが】
【再度相手の言葉を咀嚼する間があった――斜め下に落とした視線、それは或いは“好機”となりうる隙】
省3
763(1): (埼玉県) [sage saga] 2013/10/01(火)22:02 ID:IMSH1caeo(2/4) AAS
>>759
【粗暴な若者たちが逃げ去り、弱気な市民たちが無視を決め込み】
【空間に残るのはわずかに二人。そして互いの興味の対象が重なれば、女性は首を縦に振る】
【あまり余裕のあるものではなかったが、僅かに口元には満足気な微笑】
【それから近寄ると分かるのは、背はコートの女性の方が10cm程度高い、ということ】
【最も具合が悪いのか怪我でもしているのか猫背気味だから、結局目線は変わらずで】
いえ……いえ、まさか…。その程度でいいのなら、其処にしましょう
食べ物なら一番わかり易い形でお返しも出来るし……っ。
……ふぅ。病人、ではないけれど……似たようなものかしらね、これじゃ
省10
764(3): [sage saga] 2013/10/01(火)22:07 ID:57csZEaF0(5/6) AAS
「はぁ、困ったなあ、どうしてかなぁ、どうしてかなあ」
(少年≠ヘ落胆していた)
(それは自らがいる路地裏が、酷く異臭がするとか、見るに堪えない物が散乱しているとか、そういう事ではなかった)
(だからといって些細な、白い服が汚れるとか、そういう類でも無かった)
(簡単にいえば、自分自身への落胆だ)
(声音も幾分かトーンが落ち、溜息はいつもより溜めが長ければ、息を吐き出す時間も長い)
「期待しすぎたのかなぁ、そうなのかなぁ……」
(変な人と合う事、正義の味方と会う事、悪役の人、特に、組織の人)
(第一目標に掲げていたソレの二つは、僅かな日にちの間に終わり、彼に興奮をもたらし、有益な物を与えた)
(そして、そんな何の迷いもない気分の中で、また同じように路地裏へと足を運ぶ)
省14
765(1): [saga sage] 2013/10/01(火)22:13 ID:OUfPHryH0(3/5) AAS
>>762
……未来の勝利者となるべきが、誰なのか……あんたにも分かってるんじゃない?
【どうともしないと言う言葉は、恐らく月彗の本心なのだろう。しかしそれは、どこか東洋系の少女には引っ掛かるものを感じさせたようだった】
【――――誰に付くべきか。それは恐らく、損得を考えるなら自分たちの戦列に加わるのが賢明だと言う、仄めかしなのだろう】
【敵対する行動を取らないと言うのなら構わないが、単に野辺にいるのも考えものだと、そう言いたいのだろう】
……確かにそうね。自分の目的を機関に重ね合わせて……そんなのは珍しくないんじゃない?
……わざわざ言うつもりはないけど、私だってそうだしね……その為に、人間を捨てた様なものだし?
【――――鋼鉄の腕をひらひらさせながら、肩をすくめてみせる東洋系の少女】
【その肉体は、生のままではなく、人の手が入っている。それは、少女自身が望んだ事なのだろう】
【自ら望んで機関に居るのなら、機関の目的とはまた別な、個人としての目的があると言うのは、東洋系の少女としても頷ける話だった】
省14
766: (関西地方) 2013/10/01(火)22:22 ID:4WW6kPgw0(1/4) AAS
2chスレ:net
767: (関西地方) 2013/10/01(火)22:22 ID:4WW6kPgw0(2/4) AAS
175 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2013/10/01(火) 19:44:27.99 ID:BZ4T83fpi
院長は違う意味で面白いがな
雑談のID:X2r9.HAQ0がいちいち嫌味で腹立つわ
新手の荒らしか?あやベンみたいな物言いだな
768: (関西地方) 2013/10/01(火)22:23 ID:4WW6kPgw0(3/4) AAS
152 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2013/10/01(火) 02:25:58.24 ID:kGbNZzEL0
ラギと個人は似ているものがある
気持ち悪さと自分語り
769: (関西地方) 2013/10/01(火)22:23 ID:4WW6kPgw0(4/4) AAS
155 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2013/10/01(火) 07:45:35.13 ID:VQsJhwwe0
【】の代わりに()使ってる奴何なの
770(1): 以下、新鯖からお送りいたします [sage saga] 2013/10/01(火)22:24 ID:S3h54s4V0(3/4) AAS
>>763
【傍に寄れば当然のように身長の差にも気がつく、けれどそれで態度を変えたりするということもない】
【先の彼らへ向けた視線を思えばまるで別人のようだった、向ける丸さは、きっとひとらしい情めいた温度を持って、】
病人でも、……怪我人でも一緒でしょう、大人しく家で寝てればいいのに、――。
【ふらつくようなら手でも貸すだろうか。玩具みたいにか細いのはひどく不安を誘う見た目でも、脆く崩れるよなことも当然ない】
【あんまりに重さを掛けてやれば当然潰れてしまうように揺らぐけれど。そうでもないなら、店まで誘う程度なら容易く出来るはず】
【――受け入れないというならば無理強いするでもない。ただ、転んでしまわないようにと気を向けているような気配が、確かにあった】
【(言葉のお仕舞が少しだけ呆れるような色合いだった、それでいて、安らぐ場のないことも考えにあるような、不思議な抑揚)】
【(ついと伏せた瞳が確かに左腕を捉えて、ただ、今は適期でないと思ったかのように見過ごす。大丈夫かと尋ねるように、首を傾げて)】
省10
771: [sage saga] 2013/10/01(火)22:33 ID:cLOjULyD0(5/5) AAS
【人気の無い山中――――その、更に少し奥】
【ゴツゴツとした岩に囲まれた其処だけれど、もくもくと白い煙が立ち上っていて】
【謂わば、秘湯。普段ならば動物達しか浸かる事の無いであろう場所だが、今宵は珍しく煙に浮かぶ人影があって】
【――――途切れ途切れに見えるのは、女性の体型であろうか】
「…………久しぶりのお休み……ですね……
でも、本当に…………大丈夫なのでしょうか…………他の妖怪さん達が…………本家を襲っていたら…………」
【ゆっくりと、湯に浸かるのは一人の少女。几帳面に畳まれた巫女装束が岩に置かれている事から、その職を察せ様】
【純粋な人間では無い様で、頭部に生えているのは狐の耳。水面から覗くのは、狐の尾】
【――――そして、漂うのは妖狐の気であって】
【ただっ広い温泉に、一人だけ。何とも贅沢な時】
省19
772(2): [saga] 2013/10/01(火)22:36 ID:vsicEpJ6o(3/5) AAS
>>765
――…………
【すうと静寂になる間があった――確かに今の立場は寄る辺も無く、脆弱性を抱えたままだ】
【身の振り方を賢く考えるのであれば。結局黙りこくったまま、月彗は何をも答える事はなかった】
【鋼の腕を見遣る視線は、その造形をなぞる様に(或いは少女に対して不適切な、)観察をしていく】
【人間を捨てているとの発言が無ければ、一見すれば気が付かなかったその体の機構を知ろうとするように】
【情欲とは明らかに違う、“改造された人体”であるらしいその存在。ならば背後にそれを叶えうる技術者がいて、】
【――求めていた事を彼女が吐露した事にさえ、反応を返すまで明らかなラグがあった】
省8
773: [saga] 2013/10/01(火)22:38 ID:vsicEpJ6o(4/5) AAS
/>>772の【情欲とは明らかに違う、〜 を【情欲とは明らかに違う視線、〜 と訂正します
774(1): (埼玉県) [sage saga] 2013/10/01(火)22:42 ID:IMSH1caeo(3/4) AAS
>>770
それはまあ、そうなのだけれど……、…あ、はは……っ。
【乾いた笑い――ソレは嘘を隠すのが下手な、傷病で気の弱った女性の本音】
【まさに『安らぐ場所がない』という言葉を示していて、ソレがまた奇妙】
【高級な、それこそ仕立てたばかりにも思える毛皮のコートを着こみ】
【救われたとはいえ初めてであった少女になんでもというようにお礼をする余裕もあり】
【しかし、安らぐ場所はない。追われているのでもないだろうが――凡俗の身分でもないのだろう】
【そんな奇妙さを抱えているからこそ、俄に沸き立った少女との小さな縁がありがたい】
【幼さに潜む意外な狂気に、見かけとは吊り合わない指輪のような痣も然り】
【落ち着いたにしても、余程重傷なのだろう――ふらりと揺れた折、少しだけ身を預ける場面もあった】
省14
775(1): [saga sage] 2013/10/01(火)22:55 ID:OUfPHryH0(4/5) AAS
>>772
…………?
【自分をじっと見ている月彗の視線に気づいたのだろう。東洋系の少女は訝しげに腕を下げて月彗を見つめ返す】
【何か、今までの話の流れとは違う何かに、月彗が興味を抱いているらしいと言う事は分かった】
【だが、それは何なのか――――流石に人の心を読む事など出来ない少女には、断定しかねた】
……何を考え込んでるのか知らないけど、まぁ、精々気をつける事ね……
何か、途方もない何かがあるらしいって事を、小耳にはさんだ事もあるから、ね……
【――――六罪王レギンが、何かの計画を進めていた夜の国】
【その断片しか、東洋系の少女は知らなかったが――――無論、その上に立つ上司も然り――――しかし、それが想像を絶するものであると言う事は分かる】
【流石にそれについてまで、滔々と明かすつもりはなく。軽く触れながら警句を告げておくに止めた】
省19
776(1): 以下、新鯖からお送りいたします [sage saga] 2013/10/01(火)23:14 ID:S3h54s4V0(4/4) AAS
>>774
【ひどい傷や重い病を背負えば誰だって大なり小なり気弱にもなるだろう、元を知らなくたって、きっと】
【また細めた瞳に浮かべる感情が曖昧にぼやける、何か考えているようにも何にも考えていないようにも、見えたのかも】
【(どこにも帰れない、どこにも帰る場所のない、辛さとか、苦しさとか、寂しさとか、全部、知っているつもりなら)】
【(薄れはすれど消えない記憶が刹那に過ぎって、――ふと浮かんでしまうのは同情めいたもの。そっと、隠したつもりだった)】
【三十六度五分の体温。低くも高くもないのは、今この場にある危うくも思える様々な生温さのなか、きっとこれも含まれた】
【――口中を冷たい水で冷やす、からり氷の回ってぶつかる音と、遠くにレモンの潜む気配と、ことんと机へコップを戻して】
【きっと視線を辿られたのだとその言葉に気付けば今更ながら気まずげに逸れた、くるりと巻かれた紙ナプキンを無意味に眺め】
省13
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