[過去ログ] 【叶わぬならば、】能力者スレ【全てを零へ―。】 (1002レス)
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775(1): [saga sage] 2013/10/01(火)22:55 ID:OUfPHryH0(4/5) AAS
>>772
…………?
【自分をじっと見ている月彗の視線に気づいたのだろう。東洋系の少女は訝しげに腕を下げて月彗を見つめ返す】
【何か、今までの話の流れとは違う何かに、月彗が興味を抱いているらしいと言う事は分かった】
【だが、それは何なのか――――流石に人の心を読む事など出来ない少女には、断定しかねた】
……何を考え込んでるのか知らないけど、まぁ、精々気をつける事ね……
何か、途方もない何かがあるらしいって事を、小耳にはさんだ事もあるから、ね……
【――――六罪王レギンが、何かの計画を進めていた夜の国】
【その断片しか、東洋系の少女は知らなかったが――――無論、その上に立つ上司も然り――――しかし、それが想像を絶するものであると言う事は分かる】
【流石にそれについてまで、滔々と明かすつもりはなく。軽く触れながら警句を告げておくに止めた】
…………?
……それが、どうしたっての?
【――――何か、調子を乱していたのはその事が絡んでいるのか】
【それが分かってなお、東洋系の少女は月彗の唐突な、抑えきれないといった風な問いに、戸惑いを見せた】
【先ほどの話とは、全く途絶したない様にも関わらず――――むしろ、先ほどよりも重視している様な印象が、そこには感じ取れた】
…………そんな機関内部の重要事、それこそあんたに話す理由なんてないわよ
組織の技術構造の流れでも、突き止めようとしてる様にも取れるわよ、その言葉……
――――まぁ、言うなら……私たちは『勝つ』ためにこう『在る』って事ね……
人間をチューンするのもデチューンするのも、全部機関の勝利のためよ……
<……エヘヘ>
【流石にこの問いに対しては、明確な答えを用意する訳にもいかない。機関の中――――と言うより、自分たちにとっては、非常に重要な情報なのだから】
【それを、敵とも味方とも言えない月彗に、むざむざ話してしまうのは、危険度が高すぎるのだ】
【それでも、東洋系の少女はわずかに答えの一端を、言葉の中に滲ませる】
【――――「『勝つ』ためにこう『在る』」。それはポジティブに、意識的・能動的に改造を受けた事を匂わせて】
【同時に、側に立っていた赤髪の少女の頭を、その鋼鉄の手で撫でてみせた】
【明らかに、東洋系の少女よりも赤髪の少女の方が、体格も年齢も上なのだが。しかし撫でられた赤髪の少女は、はにかんだような笑みを浮かべて】
【――――その中にあって、赤髪の少女の口元は、まるで獲物に食らいつかんとする獣の様に歪んでいた】
【理性の働いていない様子が、そこから見てとれるだろう。それこそが、人間の『デチューン』にあたる存在】
【様々な形で、少女たちの背後の存在は、人間の形をいじくりまわしている事。それだけはハッキリと分かるだろう】
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