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【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 (1002レス)
【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/
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327: 柳小猿+小狐 ◆5CR8PxLmeE [sage] 2015/03/12(木) 22:59:54.17 ID:Om7F0pYV0 />>325の最後に付けたし!途中で送信してしまいましたごめんなさい! 腹立たしいことにいつの間にか自分より前方にきていた相手にそう問いかける。 その声の響きには初対面時と同じく少女の緊張感が滲んでいるようだった。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/327
328: クリシュティナ・レールモントフ ◆ItbpQ6xKnU [sage] 2015/03/12(木) 23:05:20.69 ID:BJAUvQSio >>325 あぁ、私は無学だから、多分知らないだろう。行ったところの事は忘れないが。 で、「泥の街」か。──行ったことはあるが、余り好きな街ではないな。 ……いや、好きなヤツの方が少ないんだろうけど。悪人には生きやすい街だよ。 【オススメはしない、と総括的な評価を一言】 【それから、歩みながらも少しだけ考えこむような表情を見せ──軽く、振り返り】 アトラヴェル旧市街に、泥の街……何だ、リウは随分、おかしな場所に興味があるな。 齢10と少しの少女がぶらつくには、適正年齢にダブルスコアは開いていると思うが。……まぁ、 【「どうでもいいか」】 【──これは、クリシュの口癖らしい。小猿が、そのような場所に興味を持つ理由を話したくなければ、話さなくてもいい、ということだろう】 【女は声音も表情も変えず、すたすたと、変わらぬ歩調で歩んでいく】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/328
329: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage saga] 2015/03/12(木) 23:05:29.84 ID:M3tjOb1bo >>326 「……あ、僕の事? ふふ、気にしなくていいから、続けて」 いや放置したくないっスけど!? つーかアンタのせいで何か色々流れが壊れたじゃないっスか!! あー、全く……えーっと、仕事仲間? っつーか。間違ってもおホモだちとかじゃ無いんで 【一転、釈明に追われるスターダストを他所に、青年は実にいい笑顔で腕を絡ませていたのだが】 【先程までの少女とスターダストの空気を何となく察していたのか、柔らかい笑みのまま相手の方を向き口を開いた】 「僕は理人、聞いての通り仕事仲間なんだ。彼が苛立った様子で傘も差さず帰っていったから、気になってね 彼が──スターダストが何かしたなら謝るよ、ごめんね。僕達見ての通りの仲だから、彼、女の子には冷たいみた」 ああもうだから違うっスよ!? つーかアンタの本命別っスよね!? マジでキモい……、──あーっと、その。さっきはスンマセンっした 【理人の登場で、スターダストの苛立った気配は幾分か落ち着いた(壊された)ようだった。少女を見れば、素直に謝りもした】 【相手が許すかどうか兎も角、奇しくも「仕事」というワードが出ている。もっとも、面子がコレではあまり期待出来そうもないが】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/329
330: 霧崎 ◆8R7odKA9zA [sage] 2015/03/12(木) 23:20:11.45 ID:hGlpC4E5o >>324 【男はナイフをあっちへこっちへと2者の間で行ったり来たりさせてパニック状態】 [うっせぇ!!ガキはすっこんでろ!!] 【見た目に似合わずに大きな声をあげる。窮鼠猫を噛むなんて事もある。自暴自棄になったら厄介だ】 【彼女はチラッとその宗教家を見たら、面倒臭そうに溜息。大事になってきた。やってらんない。そんな溜息】 [テメエ、近づくと……この…このアマぶっ刺すからな?!なめんじゃねえぞ?!] …刺すなら刺すでさっさとしてもらえると助かるんですけど。 [何だとこのっっ!!] 【彼女は注意を逸らすどころか、煽り立てて相手の痺れを切らした。真っ直ぐ馬鹿正直に突っ込んできたので】 【ささっとかわして足払い。すっ転んだ男のナイフを握る手を踏みつけた。男の叫びが聞こえる。ギリギリと地面に擦り付ける】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/330
331: 柳小猿+小狐 ◆5CR8PxLmeE [sage] 2015/03/12(木) 23:22:46.60 ID:Om7F0pYV0 >>328 「…で……ません。」 女性の言葉を無言で聞いていた少女…もとい小猿。 何かをぼそりと呟いたかと思えば、その場で立ち止まってしまう。 女性との距離が空こうがお構いなしだ。少しの間直立したまま動かず、小狐が何かに気付いて小猿の顔を覗きこんだ瞬間、 「―――どうでもよくなんか、ない!」 僅かに声を荒んだ叫び。それはまるで、大きな怪我を負ったような、傷付いたような小さな叫び。 小さくても恐らく彼女の耳には届いただろう。 だってパートナーの小狐が目を丸くして驚く位、怒気を込めた声だったから。 冷たい口調から垣間見る感情ではなく純度100%の彼女の心中を表現したものだったから。 「……無学なあなたに聞いても無駄でしょうけど、わたしはある男を探しています。 どうしようもない屑野郎です。銀髪に褐色、隻眼の…金色の目を持った男。知りませんか?」 「わたしがこの手で[ピーーー]と決めた相手ですが。」 さらりと小猿は最後にとんでもない台詞を叩き出す。 つらつらと喋った言動は嘘ではない。本当のことである。 幼い子供から放たれた本気の殺意を含んだ言葉。相手の女性はどんな反応をするのだろうか? http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/331
332: ディック ◆r0cnuegjy. [saga] 2015/03/12(木) 23:31:42.78 ID:nGxIg5EIo >>330 【男のナイフが女に向き、神父に向き、また女に向き────】 【どうやら作戦は失敗したようだった。注意を片方に向けられればよかったものの、こうなると対処もし辛くなる】 【どうしたものかと神父が思ったとき、暴漢からある言葉が飛び出してきた】 【『うっせぇ!!ガキはすっこんでろ!!』】 【──────プツン】 てっめぇええええええええ!!!! 誰がガキだコラァアアアアアアア!!!! 【既に暴漢は女に踏みつけられているところに神父が爆走】 【そんなに長くない足を振り上げると、それはもうメッタメタに踏みつける。踏んで踏んで踏みまくる】 【恩を売ってどっちかに金をせびろうとか、神父としてそれらしいことをして周囲にアッピルとか、そういう打算が全部吹っ飛んだ】 【とにかく踏む。手を、足を、背中を、頭を、ひたすら踏む。まるで子供の地団駄のように】 ぜぇ……ぜぇ……ざまぁみやがれ……人のことガキ扱いしやがって、天罰だぜ……! おい、あれだ、あれ……金だ……危ないところをだな、助けたんだからな……! 【息を切らせながら神父が、いや、ガキが親指を下に向けて振る】 【しかも彼は無言のまま女に片手を差し出した。まるで何かをせびるように】 【彼としては事態収拾に貢献したので金を寄越せ、と言いたいのだが息が切れていて言葉がバラバラだ】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/332
333: クローフィ・チャイカ [sagesaga] 2015/03/12(木) 23:37:13.62 ID:F+5cAmx0o >>329 あ、はははは……まぁなんというか、苦労されてますね…… 【どちらにいったともとれない形で言ったのは、これ以上ゴタゴタする気力を失ったからだろう】 【少女にとっては違う意味で疲れる展開である】 あぁいえ、別に大したことじゃないですし…… こちらこそ、意固地になってすいません──ん? 【雰囲気を壊されたのはこちらも同様、素直にペコリと頭を下げ……そして、落ち着いた相手の様子を見てどこか記憶に引っ掛かるものを感じる】 【どこかで会ったことのある相手だったか……記憶の引き出しを探っていくこと数秒】 ……あっ、あなたもしかしてこの前車でユ○クロまで送ってくれた人じゃないですか! 【数日前の十分にも満たないドライビングのことを思い出したのだった】 //……合ってますよね?違ってたら下部分は無視でお願いします http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/333
334: クリシュティナ・レールモントフ ◆ItbpQ6xKnU [sage] 2015/03/12(木) 23:46:29.78 ID:BJAUvQSio >>331 【少女の叫びが耳に届くと、クリシュは足を止めて、しっかりと振り返った】 【薄い色の睫毛を微かに揺らし、続く彼女の言葉を蝸牛で受け止める。──そして、小猿に歩み寄る】 その程度の特徴を持った男なら、この空の下には幾人でも居るさ。 顔写真でもあれば別だが、少なくとも、記憶の中には無いな。……それにしても。 【先ほどまでの、ともすれば少女のような喜色は吹き飛び、蒼い瞳に狐が、少女が映る】 【表情には玲瓏。その下を通る赤い血が余計なほどに、感情を排したものだった】 【──かん。杖の音が止み、クリシュは少女の眼前を、阻むように立ち止まった】 [ピーーー]=@、か。 ……知っているのか、君は、人の殺し方を。 膵臓が捻り潰されてから、何分で人が死ぬのか。 首を絞められ、糞を漏らして死ぬ大人を。 君の、復讐か何か知らないが──「それ」の終着点は、英雄譚に綴られている大仰な死ではなく、極めて現実的で無教養な死だ。 君には、それを見届け、背負う覚悟はあるか? 悪いが私には、君が、それ程の覚悟を持っているとは思えない。 【並べられた言葉には、氷の冷たさ。詰るわけでも、誂う訳でもない、単なる質問でしか無い】 【子供扱いしているわけでもなく、単に一人の人間として、「現実的な死」を成し遂げる覚悟はあるか、と、クリシュは問うた】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/334
335: スターダスト ◆vrv2g2Oz1g [sage saga] 2015/03/12(木) 23:48:08.34 ID:M3tjOb1bo >>333 ……ああああッ!? あの時の上着無くした子!? あっちゃー、よりによってキミに絡んじゃったとか…… また会ったら遊ぼうって言ってたのに、ほんとスンマセンッした!! 【確かに、落ち着いて相手を良く見れば──数日前に海岸で拾って送っていった、あの少女だった】 【あの時の会話でかなり打ち解けられたと思っていただけに、よりによってこんな状態の時に会った事が残念でならない】 【(勿論、中身が気が付かなかったとかそう言う事ではない、よ!!)】 「……え、何、知り合いだったの? ふぅん……彼にナンパされた、とか?」 【一方、今度は状況を把握出来ていない理人が首を傾げる番だった。思い当たる節を相手に尋ね】 【それからじとりと相手を上から下まで眺める。……妙な敵対心を感じるのは、きっと気のせいだ】 /その通りです間違いないです、コテ付けてなくて申し訳ない……! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/335
336: 霧崎 ◆8R7odKA9zA [sage] 2015/03/13(金) 00:09:37.05 ID:98UQPPWco >>332 【彼女は神父が蹴っ飛ばしている間に、道に転がったナイフを拾い上げた。良くあるジャックナイフ】 【軽く眺めたあとパチンと閉じてポケットへ。没収である。逆上してまたやられても面倒だし】 ……はあ? 【勝手にやってきて何もしてないのにカネをせびるとか何たることか。鋭角から請求がぶっ飛んできて】 【狐につままれたような表情。どうしようかと困っている間にさっき倒した2名が起き上がった】 …ったく、余計なこと言って、もたもたさせるから 【彼女はポケットを漁って、何かをスーツの襟に付けた】 『ゴラァ!!クソども!!ぶっ殺してやっかr』 …あら、バッチでわかるってことは元マフィアくずれってとこ? 【彼女の襟には四つ割菱の金バッチ。世界最大級のマフィア組織『富嶽会』のアイコン。代紋である】 【しかも金は直参幹部の証。チンピラどころか警察も地方のぐらいだったら黙らせられる。それが目の前に】 『…あの…その………すっ……すいません…でした…』 10秒でワビ代置いてさっさと散れ。 【土下座からの財布を投げ捨てて蜘蛛の子ちらすように2名は消える。倒れたヤツは暫くは起きそうにない】 …これでお布施は足りるかしら?神父さん http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/336
337: 柳小猿+小狐 ◆5CR8PxLmeE [sage] 2015/03/13(金) 00:17:49.30 ID:H3UHVmVP0 >>334 冷たい目だった。 「……なん、ですか。」 振り返ったクリシュティナの目は驚くほど冷たいものだった。 思わず声を掛けるのに戸惑う。それでも辛うじて声を出す。あくまでも負けじと意固地になって。 だけど相手はそんなこと気にしない。気にしないでこっちに来るのだ。 甲高い杖の音がやけに耳の中を反響し続ける。 真正面に経った彼女の姿がなぜか恐ろしく感じられて一歩後ずさる。ひやりと背中に冷たい汗が落ちた気がした。 殺せるかだって?できるに決まっている。 彼が犯したことを忘れる訳はできない。許すことは論外だ。 国を抜け出してここまで来たのはどうしてだ?復讐をするためじゃないか。 出来ないなら最初からここにいない。そう言ってやればいい。そう言ってやれば―――、 「………っ!」 そう思っているのに声は出なかった。 茫然と、そして泣きそうな顔で首を横に振るのは相手の言う覚悟がなかったのか、それとも[ピーーー]方法すら知らなかったのか。 ぺたりとその場に座り込んでしまう小猿はうつむいたまま、何も、言い返せなかった。 『………』 顔をあげているのは小猿の前方…クリシュティナと小猿の間に入るかのように地面に降り立った小狐だけだ。 彼女のパートナーである彼だけが小猿へと問答をしたクリシュティナをじっと見据えていた。 黒色の瞳の中に僅かに滲んだ赤が、彼女に見えたとしたらそれは気のせいではない。 彼女の言葉一つで小猿よりも、余程冷静で―――決意しているような目は。 /すみません。今日はここで落ちたいと思います。 /締めていただくなり明日に持つ越すなりそちらにお任せします! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/337
338: クローフィ・チャイカ [sagesaga] 2015/03/13(金) 00:19:28.21 ID:QiGPtcR9o >>335 こちらこそですよ、恩を仇で返す形になってしまいましたね……重ね重ねごめんなさい! 【スターダストと同様、少女も完全に平謝りだ】 【何故こんな親切にしてくれた人に喧嘩を売るようなことをしたのか……後悔しか出てこない】 【(中の人なんていませんよ、いないんですよ)】 いや、そういうんじゃなくて…… 海辺でお話しして、意気投合したんで少し先のユニ○ロまで送ってもらった……うん? 【スターダストとの蟠りが解消されたと思いきや思いもよらない方から敵意を感じ、慌てて釈明しようとして気づく】 (あれ、これって客観的にはナンパって言うんじゃ……) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/338
339: クリシュティナ・レールモントフ ◆ItbpQ6xKnU [sage] 2015/03/13(金) 00:22:01.73 ID:EiEzZfzEo >>337 /承知しました。折角なので、もう少しキリの良い所まで続けさせて頂きたいと思います。 /続きを返しておきますので、どうぞお休みください。再開については都合のいい時間を、雑談の方で教えて頂けると有難いです。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/339
340: ディック ◆r0cnuegjy. [saga] 2015/03/13(金) 00:26:13.24 ID:myFaRJ4to >>336 【倒れていた男が起き上がり神父は咄嗟に身構えたが、戦えることがバレるのを避けるためにすぐに構えは解いた】 【可能な限り人前では不必要に自分の情報を出したくないという、詐欺師としての考えがあったが】 【同時に、鍛錬を受けた人間としての反応がそれより早く出てしまった】 【女が何かをスーツにつけて、悪漢どもが恐れおののく。何事かと思って神父も女のつけたものに目を向ける】 【二人の間抜けヅラに神父の間抜けヅラも加わった】 げぇっ、お前、富嶽会か! 【思わず口に出したあと、間抜けにも慌てて神父は自分の口を押さえた。富嶽会。その界隈ではかなりの力を持つ裏組織】 【この神父もまた、裏社会に関わりを持つ人間の一人だった。マフィアに所属してはいないが、情報が耳に入る立場だった】 【当然そんなことがバレては商売にならない。神父の格好で出てきた以上は、そういったものとは関わっていないことにしたかったが──】 ……なんで、そんな組織の幹部がこんなところでうろついてんだ? 【財布を拾いつつ、神父はその場を立ち去らないことを選んだ】 【相手は強大な権力を持つ人間。下手をすれば自分など簡単に消えるだろう。だがここで出会ったことを彼は商機にしたかった】 【賭けのような気もしたが、上手くコネを作れれば今後の自分の活動に多大な利益をもたらす。そういう打算だ】 【とはいえ、マズいことをやろうとしてる自覚もあって、神父の顔色は芳しくなかった。緊張もかなりのものだ】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/340
341: ヴェール=カタストルフ [saga sage] 2015/03/13(金) 00:30:12.31 ID:4DP7hLdvO 【何処かの倉庫】 【例え昼まであっても人で賑わいはしないであろう寂れた倉庫群、すっかり夜も更けてきて灯りもまばらにつき始めている】 【所々に潮風に当てられた錆が目立ちおおよそ廃墟と呼ぶにふさわしい】 【その倉庫群の奥からカツカツと靴の音を響かせて男が闊歩してくる】 【男の風貌は黒いローブで全身を包み込みフードで口元近くまで顔を隠している】 【緑色の髪がフードから溢れて見え、両耳には逆十字のピアスをしている】 今日の寝床はここでいいか。ま、昨日よりは上等だろう 【欠伸を一つしながら倉庫群を品定めするかのように見渡しながら歩いている】 【男は荷物などは特になく、言動や風貌からどこかの浮浪者のように見える】 /予約です!遅くなりました http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/341
342: スターダスト ◆vrv2g2Oz1g [sage saga] 2015/03/13(金) 00:35:47.89 ID:XgH/u4zYo >>338 「……それってさ、ナンパって言うんじゃないの? へぇ……僕というものがありながら、」 あー、だからッ!! アンタはッッ!! ただの仕事仲間ッスからッッ!!! 【理人のジト目が一層深くなる。何だかややこしくなって来たと、スターダストは頭を掻いて】 【徐ろに腕を振り解けば、傘の外へと出て溜息一つ。自分のなりを確認すればもう一つ溜息を零した】 えっと、今回は俺が荒んでたり、コイツが来たりしたっスけど……次会う時こそは、どっかでお茶でも。 今はずぶ濡れだし金もねーし、あと邪魔者もいるし。んじゃまた今度、ッス!! 【そう言い残せば、スターダストは雨の中を駆けて去って行く。取り敢えず立ち去る、という収集の付け方を選んだらしい】 【その場に残された理人は暫く呆然とその姿を見送っていたが、不意にぼそりと口を開く】 「……やっぱり、ナンパじゃんか。まあいいや──バイバイ」 【そう言うと、彼もまたゆっくりとした足取りでスターダストの消えた方へと向かって行った】 【結局、スターダストが荒れた原因や、理人という男、仕事の事──それらについては、またの邂逅へと延ばされるのだった】 /申し訳ないですがこの辺りで落ちます、お疲れ様でしたー http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/342
343: 霧崎 ◆8R7odKA9zA [sage] 2015/03/13(金) 00:41:19.46 ID:98UQPPWco >>340 【彼女はまた溜息を付いて、バッチを外す。不用意にヤクザの代紋なんぞ振りかざすものではない】 【こうやって使うべきところで使えば良い抑止力になるが、普段は余計な緊張を生む。剣や銃と一緒だ】 貴方も、その筋にはご精通のようで。…まあ、一般人でも5人に1人は知ってるでしょうけどね。 …こんなつまらないタカリみたいな真似させないでいただきたいですね。富嶽会の名が汚れます。 【切れ長の目は睨むように。眼鏡のレンズが光って見えた。視線で射抜くというよりスパッと斬るような視線】 【その態度たるや礼儀正しく清廉であるが動きもありヤクザという身分の武器もあってとても強大にみえる】 あら?組織の幹部がディナーを食べにレストランへ行っちゃいけませんか? 【表情から相手の様子を伺うなんてことは辞めた方がいいだろう。まるで鉄仮面、マネキンという感じであれほどの】 【大立ち回りをしても汗ひとつかかない。ともあれ、苛ついてるぐらいはわかるか。時計を何度も確認していた】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/343
344: ワザワイ・エスペス [sage] 2015/03/13(金) 00:45:01.59 ID:GnKstlJy0 >>341 【沢山の倉庫群の中、小柄な男の娘が一人ふらついていた】 【その紫色の長髪に銀のメッシュが入った髪が潮風に揺れる】 【少年は背も低く、幼い印象を受ける血色の良い可愛らしい顔立ちをしていた】 【ノースリーブのパーカー、切り刻まれたタンクトップ、ブカブカのハーフパンツ】 【金属であるヘッドギアやベルトの代わりに巻いている鎖を除いた衣類はちゃんと毎日洗濯されているらしくこざっぱりとしている】 【背中にややボロボロになった戟を背負いながら何をしているかと言うと】 「ぐすん、道わかんない…」 【迷子である、しかもこの少年、午前中からずっと同じところをグルグルと回っているのである】 【いつもならとっくに家で愛しの姉と就寝ている時間である、故に少年はあらかさまに怪しい人物にトテトテと近づいていく】 「えと、すいませーん……リーベおねぇちゃんのお家しりませんか?」 【そして頭の中が姉でいっぱいの彼の質問がこれである】 //いえいえ、お気遣いなく http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/344
345: ディック ◆r0cnuegjy. [saga] 2015/03/13(金) 00:58:31.33 ID:myFaRJ4to >>343 【視線に射抜かれる、いや斬られる。どっちだろうと神父が身を強張らせるのに変わりはない】 【なんといっても相手はこの神父が最も恐れる相手。単に力が強いとか有名とかは彼にとってはどうだっていい】 【だが権力者だけは別だ。現実社会で生きて行く以上、権力者に睨まれてはすぐにでもそのへんの海に浮かぶことになる】 そう、睨んでくれるなよな……人の厚意は無下にするもんじゃねえぜ、特に聖職者のはな そりゃあ、別に不要だったかもしれねえが気持ちってのはそういうことじゃねえだろ? もっとこう、寛容な心を持ってだな…… 【つらつらと神父的なことを言うことで青年は相手をなだめる方向に出た】 【はっきり言って自分がお節介を焼いた上に金をせびったせいで彼は窮地に陥っていた。なんとか機嫌を取らねばならない】 【とはいえ説得の方法なぞない。となれば自分が聖職者であることを利用してそれっぽいことを続けるしかなかったが……】 【女性が時計を確認する。ただそれだけの動作で青年はげ、という顔をした】 【商機かと思って仕掛けてみれば予約か何かが迫ってて急いでいる、のだとすれば最悪だ。機嫌を取るどころではない】 【どうする、と神父は考えた、考えた、考えた、何も思い浮かばなかった】 あー……もしかして、お急ぎ? 【間の抜けた声で女の状況を確認する言葉が、彼の口から勝手に出てきた。冷や汗だらだらだ】 【そもそも騒ぎに乱入したこと、そのあと金をせびったこと、さらに話を続けたこと。この数分間で致命的なミスが三つ】 【神父の顔色は真っ青になっていた】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/345
346: ヴェール=カタストルフ [saga sage] 2015/03/13(金) 01:10:35.99 ID:4DP7hLdvO >>344 あぁ?んだこのクソガキは… 【此方側にトテトテ近ずいてくる子供を見て男は顔をしかめる】 【背丈や服装は良くいる子供と同じようなものだがヘッドギアや鎖、そして何より一際目立つ背中の戟が違和感を感じさせた】 【何にせよまともではない、と男は男の頭の中で自己完結。分からないことを考えても時間の無駄だと感じたのだろう】 チッ、昨日といい今日といい最近のガキは夜遊びがブームなのかぁ?良い時代にもんだなぁおい 【舌打ちをした後小さくぼやき少年を吟味するように見る】 【涙を浮かべながら男に訴えている姿は見た目のまんまといえる】 【少年を暫く見つめた後男は口を開き──】 知らねぇ他当たれ 【──それだけ言い再び歩いて行く】 【女子供と戦うのは趣味じゃないにしても面倒ごとに巻き込まれるのは御免、そう思い少年の横を素通りして今日の寝床を探すのを再開しようとした】 【このガキはダメだ、昨日のガキとは違って暇潰しの相手にもなりゃしない】 【男はそう思い少年に脇目もふらず歩き出す】 【しかしまだ歩き始め、通行を妨害したり追いかけることは容易だろう】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/346
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