[過去ログ]
【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 (1002レス)
【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/
上
下
前
次
1-
新
通常表示
512バイト分割
レス栞
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索
歴削→次スレ
栞削→次スレ
過去ログメニュー
378: ヴェール=カタストルフ [saga sage] 2015/03/13(金) 19:11:22.77 ID:OELWWZ5Jo >>372 【男の足が少年の頭を捉える】 【しかし当たってすこしグラつく程度で決定打にはならない】 【そんな事は男は百も承知だ】 ちったぁ効くそぶり見せろよ、流石に傷つくぜ 【体重を乗せた蹴りを多少は防御姿勢はとったであろうがグラつく程度で怯みはしない、そんな少年の方を見て言動ではそんなことを言っているが男の顔は言動とは裏腹に笑っている】 【足を少年の頭に乗せてそのまま体重の乗せて押しつぶさんとしていると少年がなにやらそのまま手を伸ばして男の足を掴もうとしている】 【その行動に男は避けるわけでもなく声を荒げた】 くっは…!読めてんだよ!クソガキィ!! ────銃殺!── 【銃を具現化、そのまま足を乗せている少年の頭に向かって銃口を向ける】 【急所以外は向かってくるイカれ野郎だ、自分の攻撃も防いで攻撃に転じてくる事くらいは男の頭の中では容易に想像できた。もっとも頭で受けるとは思わなかったが】 【加えて触れたら発動する能力、そんな能力ならわざわざ近ずいてきたカモを逃しはしないだろう】 【そう思い男はあえて生身で攻撃した、受けさせるために】 いい加減死んどけイカれ野郎! 【足に力を入れ更に少年を押しつぶそうとする、避け難くするために】 【そして少年の頭に目掛け二発立て続けに発砲】 【この至近距離だ、どうにかして避けなければ頭に弾丸は必中するだろう】 /ただいま戻りました!遅くなり申し訳ないです http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/378
379: 柳小猿+小狐 ◆5CR8PxLmeE [sage saga] 2015/03/13(金) 19:24:24.86 ID:2+lj2K090 >>377 はあっと荒い呼吸を一つ。 散々喚き散らしていたおかげで、ようやく落ち着いてきたのだろうか。 息を整えようとした時、女の口から出てきた言葉に訝しげな表情を浮かべる。 「わたしがわたしの殺意を肯定せず、に?……何を言って―――…、」 相手の言うことがよく分からない。そう言おうとした途端、振り上げられた手に、ぎくりと身体を強張らせる。 無意識にぎゅっと目を閉じた。何故だかぶたれたらどうしようなんて考えが頭をよぎった。 …しかし、そんな痛みは幾ら待ってもやって来ない。 「……あ、」 寧ろ暖かな腕が小猿の身体を包んでくれていた。 思わず吐息が漏れ出る。その温もりには覚えがあった。 いつの頃からか忘れてしまっていた。母に抱かれている時の、まるで温水に浸かっているかのような。 クリシュティナが放つ声色も何処と無く柔らかいものに変わっている気がした。暫くそうして、茫然としたまま相手に抱かれていて、気付く。 この人の、優しさに。 「……っ!」 そう脳が感じ取れば突如小猿は思い切り息を吸い込んだ。 そのまま後ろへと下がれば相手からの抱擁からは解放される。 顔は未だに伏せたまま、紅色の袖で何やら顔の何かを拭っているような素振りを見せる。 数秒の時を経て相手へと向けて見上げた顔は、相も変わらず仏頂面で無愛想ではあったのだが。 「………ほんとう、変ですよ。あなた。」 そう言った小猿の声音は少し。ほんの少しだけだけれども何処か吹っ切れたようでもあった。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/379
380: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage] 2015/03/13(金) 19:40:37.36 ID:EiEzZfzEo >>379 【──その小猿の声が、クリシュに届いたのかどうか、分からない】 【顔を上げた時、女の姿は既に、消え去っていたからだ。ほんの数秒だというのに、姿も形も見えなかった】 【ただ、柑橘系の香水の名残が、女の存在が幻想ではなかったことを、物語る。それもすぐ、町の風に吹かれて消える】 【確かなのは──風向きが、小猿と小狐にとって、順風だった事と】 ……分かってる。夕飯の時間だろう。すぐに帰る。 声が疲れてる?……あぁ。全く、慣れないことはする物じゃないね。 随分甘くなったことだよ、この私が。──お前の馬鹿に当てられたかな。腹が立つから、今日はハンバーグで頼む。 【杖を突き、腕の端末に話しかけながら路地を進む女も、その風に吹かれていたことぐらい】 /ちょっと落ちることになりましたので、キリもいいですし、この辺りで〆させて貰います! /お疲れ様でした! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/380
381: 柳小猿+小狐 ◆5CR8PxLmeE [sage saga] 2015/03/13(金) 20:06:12.03 ID:2+lj2K090 >>380 「……え?」 そこで漸く異変に気付いた。 なんと、いなかったのだ。あの女性が…クリシュティナが。それも忽然と。 ぽかんと目を丸くなった状態で口から出てきたのはなんとも間抜けで年相応な声。 慌てて周囲を見回すがあの目立つ風貌の女性の姿は何処にも見当たらない。大人一人が隠れられるようなスペースも、なかった。 ただ、微かな甘酸っぱいような香りと未だに残っている抱擁の際の人肌の温もりしか彼女の痕跡はなかった。 「……小狐、あの人は。」 『きゅ?』 恐る恐る足許にいる小狐にクリシュティナの所在を確かめてみるが小狐が簡単に教える訳もない。 首をゆるく捻って少し楽しげに鳴くだけだ。尤も、反応からして彼が造り出した幻覚ではないことは分かったが。 予想しえない別れに思わず溜め息。なんというか、脱力してしまう。呆れて笑いが込み上げてくるくらいだ。 「……ほんとに、いやな人ですね。こんな顔を小狐以外に見られるならあなたの幻覚だったらよかったんですけど。 旅の目的もなんだか潰されてしまった気がします――…ほんとうに、いやな人。」 そう誰が聞くでもない憎まれ口を叩けば小狐をそっと抱き抱える。 そして先程までとは逆方向――即ち宿をとった街へと戻る道へと進み始めた。 これからどうするだの、宿への近道はどこだの、宿での食事は何がいいだの…そんなくだらないことを一人と一匹で話しながら。 少女は再び前を見据える。彼女の言葉の何かを、ひとつでも知ることが出来るように。 /お疲れ様です!こちらこそありがとうございました!とても楽しかったです! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/381
382: 天野ソラ ◆81It1xIT0A [sage saga] 2015/03/13(金) 20:07:10.19 ID:OELWWZ5Jo />>374で再募集します http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/382
383: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage] 2015/03/13(金) 20:20:34.34 ID:S/5OpzEZo >>376 //横から失礼します //連絡スレの方確認した方がよろしいかと http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/383
384: ワザワイ・エスパス [sage] 2015/03/13(金) 21:29:38.34 ID:GnKstlJy0 >>378 【自分の背骨をしならせてやっとの事で衝撃をいなす】 「キズツク?おにぃちゃんどこかいたいの?」 【銃口を目の前につきつけられ、あまりの至近距離故に寄り目になりつつトリガーにかかる指の動きを見つつ】 「…………………………あひゃ♪」 【見ると地面がまるでスケートリンクの様にツルツルに凍っている】 【押し付けられる足の力を利用してツルリと青年の背後に逃げ、地面に刺さった戟を引き抜いて左半身を庇って体を捻りながら横腹につきたてようとする】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/384
385: ロゼッタ ◆my2He3rcPs [saga] 2015/03/13(金) 21:43:44.65 ID:kttN4/cDO >>374 【ざ、と土を踏む音がした。何者かが、苦痛の叫びに引き寄せられてきたのだろうか】 【ざ、ざ、と音は近付いてきていた。時折不規則になる靴音──少年の撒き散らす焔を、避けているのだ】 【──ざ。音が、止まる。少年が手を伸ばしてぎりぎりで届かない位置に、「彼女」は佇んでいた】 ……ふふ、ふ──酷い光景だわ この場所も……今の、あなたも たまにはこんな場所にわざわざ出向いた甲斐があったというものね 【くつくつと、囁くような笑い声がした】 【少年の前に立っていたのは、女だった。背の高い、女】 【艶やかな黒髪に、紅い瞳。身に纏う高価なドレスは、この場所には些か不釣り合いかもしれない】 【──女は少年の前に、出ているだけだった。立って、少年の様子を愉快そうに見ていた】 【彼が女に危害を加えないのであれば、女もまた彼を害することなく、ただただ彼を嗤って見ているはずだ】 /まだいらっしゃいますか? http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/385
386: ヴェール=カタストルフ [saga sage] 2015/03/13(金) 22:06:35.22 ID:FeqFv7IgO >>384 【地面を滑りながら男の撃つ銃弾を避ける少年を見ると男は小さく笑う】 ハッ!以外と抜け目のねぇガキだな 【男は銃を投げ捨て地に足を下ろし状態を立て直す】 【不意打ちもダメ、燃やすのもダメ、機動力もそれほど落ちないときた】 【次の手を考えていると少年が戟で男をつきたてようとしているのを確認できた】 【ふと自分に向かってくるイカれた少年の顔が目に入る】 くっは…!ははは…! 【男は急に笑い出す】 【横腹に向かってくる戟を体の向きを反転させ先程氷柱で空いた傷口に向かわせる】 【そのまま男の傷口に戟の先端が入り込み肉を突き抜けていく】 はーははは…!あーははは…! (勘違いしてたぜ、このガキは『正常』だ) 考えるのはもう止めだ 【自分の傷口に突き立てられた戟を片手で掴み空いた方ので拳を振り抜き少年の顔面を殴りかかる】 確かに戦いに正気なんていらねぇよな、クソガキィィ! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/386
387: ヒライ ◆8R7odKA9zA [sage] 2015/03/13(金) 22:10:18.99 ID:98UQPPWco 【酒場】 【開発から取り残された旧市街は古くから住む古い住人と人目を避けて『堕ちて』きた良からぬ住人】 【で構成されている。自警団と地元のギャングの小競り合いは毎日毎日飽きるぐらいだが他所の】 【場所にはない手に入らないものもあって地下に住まう市場の規模は新市街と同じ程だ】 【そんな街の片隅。古い酒場で常連の客達とカードゲームに興じる1人の男。周りと違って】 【ダークグリーンのレンズのサングラスを掛け、細身の三つ揃えのスーツを着こなし、腰のベルトに】 【2丁のリボルバー式拳銃を差した姿は少し浮いている。馬鹿高い身長もあり良くも悪くも目立つ男だ】 『どうした、兄ちゃん。今日も調子が悪いな』 俺は誰かがイカサマした時にしか勝てないんだよ…ったく。辞めだ辞めだ 【カードをテーブルに投げ捨てて、席を立つ。カウンタへ移動して適当に座って。ビールをオーダー】 【負けても勝っても飲み直す。バツの悪い顔をしながら、ポケットから煙草を取り出した】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/387
388: 天野ソラ ◆81It1xIT0A [sage saga] 2015/03/13(金) 22:14:43.67 ID:OELWWZ5Jo >>385 【暫しの間───いや、きっとずっと長い間こうしていたのかもしれない、そして、彼女が来なければこれからも】 【だがそこに他者の介入があった時から動きは変わる、仰向けになって自分の胸をめちゃくちゃに引っ掻きながらも、視点の合わない目が音の方向を見た】 【見えたのは、ドレスを着た紅眼の女、この様子を目の当たりにしても尚平然としている佇まいは、死神かと錯覚させるような冷たさがある】 【だがそれをどうとか言う事は無い、否、言う程正気ではない】 【少年は女を認めると、体を転がしてうつ伏せになり、苦しそうに右手を伸ばす……が、女の足にも届かない】 【しかも少年の右手にもその焔は───生物から生命力だけを奪う鉄紺色の焔は燃えている───触れられれば、女にだって燃え移ってしまうだろう】 【もし燃え移ってしまえばその焔は、真冬の夜中のような寒気と苦しみを与えながら生命力だけを奪っていく。しかし消化は普通の火と同じく可能で、こと水においてはすぐに消火できてしまう】 ───……ぁ……ぐ……! 【女を睨む眼に込められた感情は、憎しみか怒りか、または懇願しているのか、揺れ動く瞳と枯れた声はその意味をわからなくしてしまっている】 /いますよー http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/388
389: ロゼッタ ◆my2He3rcPs [saga] 2015/03/13(金) 22:29:39.66 ID:kttN4/cDO >>388 【周囲の様子から、焔の特性を悟ったか。女は少年の手から延ばされる焔に触れようとは、しなかった】 【だが──ほんのそれは、気紛れだった。女の影がゆらりと泡立ち、ぬぅと形になる】 【そのまま少年の手に影が伸び、焔を消そうと覆い被さろうとしていた】 【影魔術。女が使役する、異能とも似た魔術であったが……今の少年に、それを理解する余裕があるのかどうか】 ……ふふ。素敵な目 誰をそんなに憎んでいるのかしら──そんな歳で、可哀想なこと 【口では可哀想と言ってはいたものの、女の口元は明らかに愉悦で歪められていた】 【前述する影で焔を消すことが出来るのであれば、女は影を操って緩やかに彼の焔を消そうとするはずだ】 【それは単純な正義や慈しみの精神からではなく──】 【眼前の相手が獣のように呻くだけではつまらないという、酷く自分勝手な理由からの行動だった】 /ではよろしくお願いします! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/389
390: サフィア・エレファリス ◆rrHt9B4adXq4 [saga sage] 2015/03/13(金) 22:50:12.69 ID:hunoc+GgO 【とある街の広場】 【人も疎らなその場の片隅、ベンチに腰掛けて足をぷらぷらと揺らすのは一人の少女】 【ハニーブロンドのセミロングに赤紫色のパーカー、赤茶色のショートブーツの十五歳程の彼女は中空を軽く睨みながら何かを考えているようで】 ……ゼン=カイマ……其処が彼奴等の総本山、かあ…… でもどう行けば良いんだろう……? 【誰か知ってる人この場にいないのかな……いる訳ないか、とぼやきながら少女は深い溜め息】 ……だーっ! さっさと乗り込んで彼奴等ぶっ潰したいのにー!!! 【かと思えば苛ついたように大声で叫ぶものだから通りがかる人がビクッとして此方を見たりなどして】 【あ、何でもないんですぅなどと笑いながら人を追い払ってそれからまた溜め息を一つ】 ……私に出来る事、これくらいだけだからなあ 早く場所が分かれば良いのに…… 【少女はまたまた深い溜め息を吐く】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/390
391: ワザワイ・エスパス [sage] 2015/03/13(金) 22:53:53.89 ID:GnKstlJy0 >>396 【ズグリ___と確かに肉を切り裂く感覚、と同時に戟を引き抜こうとするが『抜けない』】 「あれれ?」 【クルンと体を戻すと共に顔面を捉える拳】 「んむぅっ!!!」 【瞬間、拳にヘットバットを叩きつけるがそれでも彼の軽い体は宙に浮き、地面に背中から叩きつけられる】 「___________カハッ!!!」 【左半身の負傷により受け身が取れずに身体中の酸素を全てはきだしてしまう】 「あはは、すごいね!」 「でもさ」 「僕が『そう』するのは『これ』が出来るからなんだよ!」 【そうすると左肩と左足の傷口が最先端医療宜しく損傷した組織が凍り付き更なる流血を防ぐ】 【そして体を庇いながら上半身を起こし、いい放つ】 「おにぃちゃん、そのままだと『ボー』ってなって直ぐに『動かなくなっちゃう』よ?」 「それともさっきの火でジューって焼くのかな?」 「無理だよね………そんなに奥まで怪我しちゃったら……あひゃひゃ」 【そして、とろけるような極上の笑顔で】 「えと、お疲れ様!おにぃちゃん……」 【声だけは元気一杯に『労う』】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/391
392: 天野ソラ ◆81It1xIT0A [sage saga] 2015/03/13(金) 22:59:19.26 ID:OELWWZ5Jo >>389 【手を伸ばす、その理由は何であろうか……助けを求めているというのが有りがちだが、もしかすれば引き込もうとしているのかもしれなかった】 【故に手を差し伸べればどうなったものかわかった話じゃない、そう思うのが普通だ】 【だが、代わりに影が、その手に伸ばされる。影が這った後は焔が揉み消されるように消えていく。影は生物ではないから故に焔の効果はないのだろう】 【そのまま体の上を這う影によって少年を覆う鉄紺色の焔は消されていく。とはいえ全てが完全に消火されている訳ではなく、少年の体の内から僅かずつ燃える焔が残っていた】 【だが、全身の焔が少なくなればその分負担も減っていったのだろう、いつの間にか少年は落ち着いて息を整え出していて、その眼を真っ直ぐ女に向ける】 ……アンタ…は……!何だ……! その……眼を……ッ!! 【理由はどうあれ、魂胆はどうあれ、助けられた形になるのだろうが、感謝より前に疑問と、憎悪の感情が出た】 【何故、自分を助けたのか。お前は何者か。そして、その愉悦の笑みが憎む者の口元を嫌なくらいに思い出して、八つ当たりに憎悪が向く】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/392
393: ディック ◆r0cnuegjy. [saga] 2015/03/13(金) 23:06:28.23 ID:rwMZDKSso >>390 ゼン=カイマなら行き方知ってるぜ! 【何やらお悩み中のサフィアに声がかかる。若い男の声だ】 【その方向にいたのは薄いブロンドの青年。十字架にカソックという神父姿がサフィアへと歩いていく】 【やたらと小さく見えるのは遠近法のせいではない。そもそもそんなに離れていない。彼の、年の割に低い身長のせいだ】 頭空っぽにして「神様万歳」って斉唱できるようになりゃ、真っ白か真っ黒な使者がやってきて連れていってくれるだろうよ 一日につき五回ぐらい、ゼン=カイマの方角に向かって土下座してても連れていってくれるかもな その間、周囲の連中には白い目を向けられるかもだが気にするな。宗教都市に行くためだからな! 【ぺらぺらぺらぺら…………】 【流れるように真っ赤な嘘をつく神父。神様万歳と言っても土下座しても使者はやってきてくれない。警官か医者ならくるかもしれないが】 【もちろん神父の顔には『嘘です』とでかでかと書いてある。おちょくる気満々だ】 …………久しぶりだな、ロリコン女ぁ もう、女の子は追いかけてねえだろうな? ん? 【サフィアの隣まで来て最後の一言も前回のことを持ち出す。ディックの顔はにやついていた】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/393
394: 金梨 厄介 ◆IjMn4A7nco [sage] 2015/03/13(金) 23:11:14.87 ID:qBhkIUJOo >>387 【ギギギ、と音を立てながら開く扉。どうやら来客のようだった。】 【周囲の喧騒に掻き消された扉の音の後、入ってくるサラリーマン風の男。】 【一見場違いで、本人もそう思っているのか少し居心地が悪そうだった。】 【そのままカウンターへと足を進めるのだが、途中金梨に気が付いたギャングや自警団の目の色が変わる。】 【男の通った後には、先程の喧騒が嘘のように静まり返り、緊張が張り詰めていた。】 【それもそのはず、実のところ金梨はあらゆる組織から多額の負債を抱えており、】 【裏では通称カネクイムシと呼ばれているプチ有名人だったのだ。もっとも有名になってもロクな事はないが。】 【そしてカウンターへ辿りつく頃には、BGMが一番自己主張をしている。つまり静か。】 【嫌な雰囲気だなぁ、敵しかいないのかなぁ。なんて思いチラリと周囲を見ると、周りと異質な男を発見する。ヒライだ。】 えーっと……あなたもこういう所には不慣れなんでしょうか……? 【一人でこんな静かな空間にいるのは堪えられないと、ヒライに話し掛けてみることに。】 【まあヒライが浮いてるからギャングでも自警団でもないに違いない、と短絡的に思考。安全な人物だと判断しているようだが。】 /いらっしゃればっ http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/394
395: ロゼッタ ◆my2He3rcPs [saga] 2015/03/13(金) 23:17:48.84 ID:kttN4/cDO >>392 【ゆるゆると、焔が消されていく。少年の呼吸が、整っていく】 【それを確認すると、女の影は蛇のような軌跡を描き失せていった】 【──すべてを消すことも、彼の体内から漏れ出る焔を消す努力はしない】 【苦痛を完全に無くさせてしまうことも、彼女にとっては面白くないことだった】 あら……私のことが気になるのかしら。 ふふ……何かと言われれば、ただの女よ。それとも、娼婦と答えた方がよくって? それにしても、酷い表情……誰かが憎くて憎くて堪らない──そんな、感じね ……どうして助けた、って言いたそうね。ふふ……それはあなたが、醜かったから 反吐が出るぐらい綺麗な場所を、ため息が出るぐらいの醜い場所にして……その中心に、あなたがいたんだもの ふふ、ふ……あぁ──素敵ね、あなた。何を……そんなに、憎んでいるのかしら──── 【くつくつと、また女は嗤った。そして一歩少年へと近付くと、その場に座り込む】 【──何かが起これば、咄嗟には動けない距離に、体勢。なんの、つもりなのか】 【ふ、ふ、ふ。また、嗤う。女は嗤って……少年に手を伸ばす】 【ひび割れひとつない、白い女の指先。彼女はその指先を、そっと、彼の頬に這わせようとしていた】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/395
396: サフィア・エレファリス ◆rrHt9B4adXq4 [saga sage] 2015/03/13(金) 23:38:39.00 ID:hunoc+GgO >>393 【ゼン=カイマへの行き方を知っている、という声を聞いた瞬間、ぱっと顔を輝かせ其方を見るサフィア】 【しかしその目にカソックが映った瞬間その表情は険しくなり辺りにはひやりとした空気が漂いはじめる】 【そんな空気を知ってか知らずかぺらぺらと嘘を語り出す神父】 【明らかにおちょくっていると分かる言動。サフィアの表情は嫌悪感丸出しのものへと変わっていく】 【……勿論以前の聖職者だという事は覚えている、覚えているのだが彼と別れてから再会するまでの間にあった出来事が如何せん聖職者ヘイトを煽るものだったためか今や「助けられた事」より「変なレッテルを貼られた事」の方が強い記憶になっており】 【とどめとばかりに以前貼られたレッテルで呼んだものだから】 ……煩い去れこっち来んなレッテル貼るな消えろ聖職者 【こんなの出せるのかと驚かんばかりに低く冷たい声で返す】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/396
397: ヴェール=カタストルフ [saga sage] 2015/03/13(金) 23:45:37.78 ID:JO7rvGgMO >>391 【殴った感触はあった、その瞬間初めてまともに攻撃を入れた気がした】 【まぁもっとも殴ぐる直前にヘッドバッドを拳に当ていくらか衝撃は軽減させたのだろうが、それでも通った】 【少年がなにやら言いながら傷口を凍らせるのを見せてくる、男の耳には届かない】 【別に傷のせいで耳が遠くなっているわけではなく、むしろ痛みにより男は生を実感していた】 【まぁでも大体言ってることはわかる、大方『お前は出来ないが僕の能力は凄いんだぞ』くらいのことだろう】 【ほとんど耳には入らなかったかが辛うじて『お疲れ様」と一言だけは反応できた】 【男は体に突き刺さる戟を強引に引き抜く】 【ズブズブと肉が裂ける音がし、やがては抜けその戟を男は乱雑に投げ捨てる】 【軽快な金属音と共に戟が地面に落ち、やがて金属音も止む】 ──はーははは!!あーははは…!! 【少年の労いに男は高らかな笑い声で応える】 【体に空いた穴のような傷口から血が噴き出してくる】 お疲れ様だぁ!?バカ言ってんじゃねぇよ、まだまだこれからじゃねぇか!! 血が止まるからなんだってんだ!それでなんか面白いことが起きんのか! 【大声で笑いながら男は少年にまくしたてる。男の足元にはすでに血だまりができているがそれでも男は二つの足でしっかり立っている】 ──斬首・乙─── 【不意に風が吹き男のフードがとれる】 【男の鋭い目は明らかに血走っていて正気ではない。むしろ狂気ともいえよう】 ──オラ御託はいいからさっさとこいよ、遊んでやんよクソガキ 【両手斧を模したギロチンを構え少年を誘う】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/397
上
下
前
次
1-
新
書
関
写
板
覧
索
設
栞
歴
あと 605 レスあります
スレ情報
赤レス抽出
画像レス抽出
歴の未読スレ
AAサムネイル
Google検索
Wikipedia
ぬこの手
ぬこTOP
0.037s