[過去ログ] 【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 (1002レス)
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425: 天野ソラ◆81It1xIT0A [sage saga] 2015/03/14(土)02:38 ID:3JT5C0NSo(3/8) AAS
AA省
426(1): ノア◆CQH94LWMlU [sage saga] 2015/03/14(土)02:38 ID:0Bcvlaw/o(1/9) AAS
【深夜の公園――中心街に位置しながらも、深夜と言う時間帯の所為か人は皆無だった】
【唯一、ベンチに倒れこんで項垂れている……少年を除いては】
…………すぴー。
【闇に溶けそうな、黒一式で固められた出で立ち。黒スーツに黒手袋の、黒い短髪】
【年齢にして12歳……まだ本当に、子供だろう。それがこの時間帯にベンチで爆睡しているとは世も末である】
う〜ん……むり、むりだってば……それは……。
【彼は明らかに歳相応ではない雰囲気を醸し出していた】
【例えば、服装であるとか、深夜に公園で睡眠だとか――――あと、脇に置かれた少年の身の丈程の”大斧”だとか】
【無骨ながらも、装飾が施された”それ”の持ち主が少年だとすれば、一体彼はなんだろうか】
省3
427(1): サフィア・エレファリス ◆rrHt9B4adXq4 [sage saga] 2015/03/14(土)02:50 ID:0Qm7o5wlO携(2/2) AAS
>>423
【困ったような顔になってしまった神父を見て少女は唇をぎゅっと噛む】
【相手の溜め息に心がちくりと痛む】
【慎重に選ばれる言葉】
【同意は得られないが気をつかわれているのだ、と少女は感じた】
────いよ……
……良いよ、気をつかわないで
その気持ちだけで十分だ
【サフィアはぎこちない笑みを浮かべる】
省9
428(1): [sage saga] 2015/03/14(土)03:15 ID:oo7Ud2O30(1/10) AAS
>>426
【――――時間も時間だ。まともな者ならばまず出歩く事も無い】
【まともな者ならば、だが。傭兵だとか殺人鬼だとかはまた別。そして其処を訪れた男もまた平凡とは大きく異なる出で立ちで】
【一言で表すならば“軍人”の言葉がピッタリであろう。左目に走る傷跡は眼球も傷付けているのか、瞼が開かれる事は無く】
【歳にして恐らくは二十代の後半、或いは三十代の前半】
【腰に提げた剣は使い込まれているのが、所々錆び付いた部分も見えるのだが】
【……それは兎も角として。公園で眠りこける件の少年を見つけたならば、暫しの間考え込む様にしてその光景を眺める事だろう】
「――――野宿ばかりはもう沢山、だが……公園ならば多少はマシか
幸いにして態々寒さを凌ぐほどでも無いが――――問題はあの坊主だな」
【公園に備え付けられたベンチをベッド代わりにすれば腰が痛いだの何だのに悩まされる事は無くなる】
省7
429(1): ノア◆CQH94LWMlU [sage saga] 2015/03/14(土)03:35 ID:0Bcvlaw/o(2/9) AAS
>>428
【―――――― 一歩、二歩】
【微睡みの中、耳奥に伝わる砂利を踏みしめる音。未だ脳は覚醒せずとも、察知する気配】
【更に足音は近づくが、少年はやはり寝息を立てるばかりで】
――――すぴー。
【直ぐ側に立ち止まった気配にぴくり、と身体が反応する】
【眠りは浅いが――――少年の身体に染み付いた、”経験”は急速に意識を覚醒に導き】
【「…………坊主、敵襲だぞ。さっさと飛び起きて準備しないと寝首を掻かれてお終いだ」】
省6
430(1): [sage saga] 2015/03/14(土)03:55 ID:oo7Ud2O30(2/10) AAS
>>429
【喉元に突きつけられたそれに対しては、意外そうに眉を上げて見せるのだろう】
【余る片手。その掌で刃の腹を押し下げれば酒を一度呷り】
【――――悪びれるよりも先に空いた場所へと腰を降ろすのだから、何とも図々しいもので】
「おじさん、ってのも中々心外な台詞だな。俺はまだ三十路の少し手前ぐらいだぜ?
ま、女でも無いから歳程度でギャーギャー騒がないけどよ」
【言葉の訂正をしつつ、再び酒を呷る。――――アルコールの度数もそれなりに高いのか、或いは辺りに匂いを発する物が無い故か多少離れていようとも僅かに香り】
【布袋から干し肉を取り出せば、一囓り。得物を向けられて居た、でなければ向けられて居ると言うのに何ともマイペース】
「反応の早さといい、腕に覚えはあるみたいだな?
何にせよ……だ。俺がお前さんを起こしたのには幾つか理由がある
省8
431(1): ノア◆CQH94LWMlU [sage saga] 2015/03/14(土)04:15 ID:0Bcvlaw/o(3/9) AAS
>>430
………なんだ、拍子抜け。
【突きつけた大斧”アヴェンジャー”には驚いた表情をしたものの、軽く酒を煽り席へ着かれてしまう】
【少年はつまらなさそうに、隣へと許可もなく腰を下ろす男にため息をついて】
僕は12歳だし、30近い人なんて、おじさんにおばさん、だよ。
まあ、年齢に触れるとヒス起こす感じのおじさんじゃなくて……本当に良かったよ。
【じゃきん、と片手で易々と振りかぶっていた大斧を脇に置きながら、生意気な口調で言葉を返す】
【ふわぁ、と大きく伸びをした後、年齢について触れると大いにキレる主人を思い出してため息をついた】
省13
432(1): [sage saga] 2015/03/14(土)04:37 ID:oo7Ud2O30(3/10) AAS
>>431
「召使いだか奴隷だか知らないが、ご主人様とやらが居るならソッチに行けよ
アレか、このベンチよりも酷いベッドでも提供されてんのか。ならストライキしても俺は問題無いと思うぞ?
金と事情次第では加勢もしてやるよ。――――……おい。爺の説教話聞いてる様な顔すんなよ。オニーさんが傷付くだろうが」
【煙草を吸わないだけまだマシか。然れどその仕草は何処かうらぶれたサラリーマンにも近く】
【簡単に譲らない、と分かれば空を仰ぎ。溜息混じりに背をベンチに預けたならばだらしなく脚を伸ばすのだろう】
「それともアレか。コレに拘りでも持ってるのか
子供が縫いぐるみ抱かなきゃ眠れない様にお前さんもこのベンチで横にならなきゃ眠れない、とかよ
……後な。仕事なんてそう簡単にゴロゴロ転がって無いんだよ
遺跡の探索を手伝ったりするが、殆どボランティアみたいなモンだ。実際独り立ちしてみれば分かるさ」
省8
433(1): ノア◆CQH94LWMlU [sage saga] 2015/03/14(土)05:01 ID:0Bcvlaw/o(4/9) AAS
>>432
………年取ると、そういう風になっちゃうんだねえ。
奴隷待遇に近い、使用人だよ。まあ無茶ぶりがすごいだけで、生きるのには苦労しないさ。
別にストライキしてるわけでもない――――ああ、いや、ストライキなのかもね。
【説教というか、なんというか……ジジ臭い、とまだまだ若々しさ全開の少年は慰める様な視線を送っていた】
【その後、ストライキという言葉には当てはまるのかもしれない、と考えこむ。事実、それが大体6割を占めている気がする】
【…………少し、どきんとした。確かに自宅のベッドで寝る時はヌイグルミを抱きまくらとしている。それは言うまい、絶対に】
おじさん、結構やりそうじゃん。じゃあ傭兵とか、用心棒とか……色々あるでしょ。
それでお金がないってのも、どうかと思うけど。ちなみに独り立ち、してますから―――貯金、すごいよ?
省11
434(1): [sage saga] 2015/03/14(土)05:29 ID:oo7Ud2O30(4/10) AAS
>>433
「こう見えても俺だって国に帰れば金はあるんだぜ?
頭に任務を与えられた上に大した額も持てずに来たから――――この通りだ
お前さんが使い切れないなら俺が使ってやるよ。返済は数年待て
――おう、殺しに盗みに何でも御座れだがポリシーってモンがある。求人の大半が女を攫え子供を殺せで俺に合ったモンじゃ無いのさ
子供も女も殺すのは好きじゃねェ。理由があって痛めつけるのは別だけどな
相手が同じ雇われ傭兵なら考える必要も無いが――――……」
【実際に今持っても居ないのに、国に帰れば沢山あるだとか。果たして強がりかも分からない言葉】
【そして色々ある、との言葉には素直に頷くもどれも“自分の仕事では無い”と】
【実際、人身売買だとかの単価は高いのは間違い在るまい。加えて好みの女を強引に自分の物にしたがる富豪の連中だとかも少なくは無い】
省15
435(1): ノア◆CQH94LWMlU [sage saga] 2015/03/14(土)05:53 ID:0Bcvlaw/o(5/9) AAS
>>434
おじさんも任務背負ってる感じなんだね。あと、他人に寄越すお金は持ちあわせてないよ。
それにしてもポリシーか、流行らない言葉だね……好きにすればいいと、思うけどさ。
僕なら、やらなくちゃならない事があるなら、手段なんて選ばないけどね。
【生を受けて十数年そこらの自分にはポリシーってものが分からなかった】
【理解はしているし、存在も知っているけど―――あれは嫌だ、これは嫌だ、なんて選択できる事がやはり不可解だった】
【生まれてこの方、支配下に置かれて育った彼にはポリシーというモノがなかった。在るのは服従しかなくて】
【だから、自分に置き換えたなら……任務達成の為に金が必要なら、あらゆる手段を使って金を稼ぐけどな、と思ったり】
…………ざまあ。
省10
436(1): [sage saga] 2015/03/14(土)06:18 ID:oo7Ud2O30(5/10) AAS
>>435
「生きてるならただ生きるだけじゃ無く何かを決めて行きてみろ
手段を選ばないのも確かに一つの道だ。だけどな――――其処で自分を無くしちゃ意味が無い
偶には近道だけで無く遠回りしてみれば別な発見も出来るだろうよ」
【拘り。譲れないモノ。ただ自分に酔う、とは異なり】
【男だからこそ固持しなければいけないモノの一つを持ってみろ――――と】
【其れは子供にはまだ分からぬ言葉だろう。何れ分かる時が来るのかも不明だ】
【だが、生き方の一つ。何かを成した結果では無く、その過程を見ている者も居るのだから】
「主の為に命を投げ出すとは随分な主従関係だな?
其処等辺りはお前さん達の事だし俺は口出しする気も無いけどよ
省17
437(1): ノア◆CQH94LWMlU [sage saga] 2015/03/14(土)06:37 ID:0Bcvlaw/o(6/9) AAS
>>436
………結局、説教臭いね。歳は取りたくないね。
【先達者の言葉は偉大、というのも分かるが……どうしても、大抵は受け入れ難いものだ】
【結局、この年代の少年には何を言っても無駄―――か、どうかは分からないが】
【とにかく、この場では少年は悪態をつくに留まった。否定も、肯定もせず】
僕はあの人の”モノ”だからね―――ま、良い様に使われるのも、仕方ない。
大事に思っているとはまた別なんだけどね……帰れって、おじさんベンチで寝たいだけじゃんか。
【少年と主の関係性は歪だろうか。だが、成り立っている。それに他人が口出しするのは、無粋かもしれないが】
【モノとは言ったが本質的な意味であり、実際は少年だって主に反抗したりする。今がまさにそれだ】
【だから少年が言ったのは本当に、本質的なお話で―――子供は飾る言葉を、知らない】
省13
438(2): ワザワイ・エスパス 2015/03/14(土)07:22 ID:vWSLiuHF0(1/4) AAS
>>410
「………あ」
【読まれた…否、お互いが思考を狂気に染めている今、同じ結論に至ったとしてなんらおかしくない】
「………ひっかかった…♪」
【『派手に攻撃して真の目的を隠す』普通ならそんな格好の餌に飛び付かないやつは居ない】
ジャラララララララララ
省13
439(1): ヴェール=カタストルフ [saga sage] 2015/03/14(土)13:50 ID:/be8VE58O携(1) AAS
>>438
【落下していくギロチンに氷塊がぶつかり起動が逸れる】
【男は軌道が逸れたギロチンにあわせ手に持っている鎖を動かしギロチンで鎖を両断する】
【大きく音を立てギロチンが落下し暫くしてからギロチンが消える】
【視界を遮るものがなくなり少年の方がよく見える】
【男がやったように能力を使い後ろに回避したことを理解すると男は手に張り付いた氷の鎖を乱暴に引っぺがす】
いちいち芸達者だな、モノマネ野郎が
【ベリベリと手の皮が破ける音、だが気にせず氷の鎖を投げ捨てる。氷の冷たさのせいか手からはまだ血は出ない】
省14
440: 2015/03/14(土)13:51 ID:oo7Ud2O30(6/10) AAS
>>438
/申し訳ないですが所用で30分から1時間程遅れてしまうかと……すみません……
441(1): [sage saga] 2015/03/14(土)14:11 ID:oo7Ud2O30(7/10) AAS
>>437
「旨いから飲むんだよ。それが分からないなら無理は――――……いや、今更言った所で遅いよな
ったく。お気に入りの酒は一本無くなっちまうし寝床は無いしで散々な一日だ…………」
【立っていたならばきっと見事な千鳥足でも見せてくれただろう、と思うほどにはユラユラと】
【初めての一気にして吐かないだけまだマシ――――と褒めたい所だが、滑舌が怪しくなっていたりする所からして危ういし】
【何より褒めて助長させてしまえば癪でもある。深い深い溜息を吐く男といっていの位置に定まる事が出来ない少年とが座るベンチは……なんともまあ異様で】
「そんなフラフラになって本当に帰れるのかよ……
おい……坊主。シャキっとしろとは言わないがもっとこう…………落ち着いて座ってられないのか?
それとだな。酒ってのはもっとこう――――嗚呼、これは面倒だから良いか。兎も角、不味いと分かったなら次から背伸びしようとするな
――――この事だって覚えてるのかも分からないけどよ」
省12
442(1): 鳩ヶ谷 廉◆eKWCneGadk [ ] 2015/03/14(土)14:14 ID:zLDwawUYO携(1/6) AAS
AA省
443(1): ワザワイ・エスパス 2015/03/14(土)14:17 ID:vWSLiuHF0(2/4) AAS
>>439
【自らの生皮をひっぺがしながらも笑う青年を前に此方の少年も笑う】
【一瞬、死際の恐怖と激痛に発狂したかと考えたがそうではないと気づく】
「あひゃ……あーっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃあぁーっ!!!!!」
「そうだよね!」
省8
444: レヴィ◆vrv2g2Oz1g 2015/03/14(土)14:24 ID:T9iepiOWo(1) AAS
【裏路地の酒場】
【真昼間、人気の無い店内では、店主が奥で見ている昔の映画の音だけが流れていた】
【客はただ一人。神父然とした黒衣に逆十字のロザリオを付けた、大柄な中年の男だ】
【適当に伸ばしたような銀髪は背の中程まであり、双眸は前髪で隠れて見えない】
おぅい、ウイスキー……あいよ、勝手にやっとくよい
【酒が切れ店主に声を掛ける男だったが、丁度良い所だったのか店主の反応は無い】
【男は呆れた様に肩を上げれば、カウンターの棚から適当なボトルを引っ張り出す】
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