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【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 (1002レス)
【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/
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425: 天野ソラ ◆81It1xIT0A [sage saga] 2015/03/14(土) 02:38:02.75 ID:3JT5C0NSo >>422 【この攻撃は、明確に女を狙い、殺す気の物では無かった、寧ろ誰かを狙うよりもっと凶悪で】 【その場全て、目の前にいる何物をも全部を歯牙にかけんとする大虐殺、喚き散らす叫びと同じ、相手のいない攻撃だ】 【しかして、その攻撃が女を殺すまでにはいかず、倒れた少年は今度こそ力を使い果たしたようだった】 【呼吸は蚊の羽音にも負けそうな程に弱く、目は何処を見ているのかわからない。ただ累々と流れる血涙が地面を濡らして】 【女が首筋に歯を立てた時だって、まるで人形の様に抵抗の無い、抜け殻のような状態だ】 【十分な程の血を吸えるだろうが、しかし、この少年の血はきっと只管に不味いだろう。赤黒く粘つく血液は、まるで腐った死体の血液のようだ】 ──────………… 【復讐に、甘美な所など無い───血に塗れた世界を裸足で歩く事を強いられ、何かを棄てる度にその時だけ前に進める、それが復讐鬼の道】 【それを歩くには、彼にはまだ、『何か』が足りない───】 /お疲れ様でしたー! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/425
426: ノア ◆CQH94LWMlU [sage saga] 2015/03/14(土) 02:38:14.09 ID:0Bcvlaw/o 【深夜の公園――中心街に位置しながらも、深夜と言う時間帯の所為か人は皆無だった】 【唯一、ベンチに倒れこんで項垂れている……少年を除いては】 …………すぴー。 【闇に溶けそうな、黒一式で固められた出で立ち。黒スーツに黒手袋の、黒い短髪】 【年齢にして12歳……まだ本当に、子供だろう。それがこの時間帯にベンチで爆睡しているとは世も末である】 う〜ん……むり、むりだってば……それは……。 【彼は明らかに歳相応ではない雰囲気を醸し出していた】 【例えば、服装であるとか、深夜に公園で睡眠だとか――――あと、脇に置かれた少年の身の丈程の”大斧”だとか】 【無骨ながらも、装飾が施された”それ”の持ち主が少年だとすれば、一体彼はなんだろうか】 ――――――だから……毒は無理だってば!? 【がばっ、と起き上がって釣り目を薄めて辺りを見回した。なんだ、悪夢か……と独り言を呟いて、再び倒れこむ】 【不穏な寝言が聞こえて来たが―――少年は惰眠を貪るばかり】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/426
427: サフィア・エレファリス ◆rrHt9B4adXq4 [sage saga] 2015/03/14(土) 02:50:55.43 ID:0Qm7o5wlO >>423 【困ったような顔になってしまった神父を見て少女は唇をぎゅっと噛む】 【相手の溜め息に心がちくりと痛む】 【慎重に選ばれる言葉】 【同意は得られないが気をつかわれているのだ、と少女は感じた】 ────いよ…… ……良いよ、気をつかわないで その気持ちだけで十分だ 【サフィアはぎこちない笑みを浮かべる】 ……それに、聖職者でもゼン=カイマを好ましく思ってない人がいるんだって分かっただけでも収穫だよ? 【それに、ね……と少女は続ける】 もう彼奴等に好き勝手言わせたりはしない ……私がゼン=カイマを潰すもの 【サフィアは決意したように言うなり歩き出す】 もう貴方には場所を訊かないよ、もう少し自分で調べるから 【じゃあね、と言い少女はその場を去るのだった】 /では此処で別れたって事で /絡みありがとうございました! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/427
428: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga] 2015/03/14(土) 03:15:45.10 ID:oo7Ud2O30 >>426 【――――時間も時間だ。まともな者ならばまず出歩く事も無い】 【まともな者ならば、だが。傭兵だとか殺人鬼だとかはまた別。そして其処を訪れた男もまた平凡とは大きく異なる出で立ちで】 【一言で表すならば“軍人”の言葉がピッタリであろう。左目に走る傷跡は眼球も傷付けているのか、瞼が開かれる事は無く】 【歳にして恐らくは二十代の後半、或いは三十代の前半】 【腰に提げた剣は使い込まれているのが、所々錆び付いた部分も見えるのだが】 【……それは兎も角として。公園で眠りこける件の少年を見つけたならば、暫しの間考え込む様にしてその光景を眺める事だろう】 「――――野宿ばかりはもう沢山、だが……公園ならば多少はマシか 幸いにして態々寒さを凌ぐほどでも無いが――――問題はあの坊主だな」 【公園に備え付けられたベンチをベッド代わりにすれば腰が痛いだの何だのに悩まされる事は無くなる】 【だが、その前に問題が一つ。其れは先客が居る事であり】 【ならばどうにかしてどかしてあの場所を奪わねばなるまい。考えた末に取りだしたのは、酒の注がれた瓶】 【其れを片手に忍び寄り、ある程度まで距離を縮めたならば蓋を外して】 「…………坊主、敵襲だぞ。さっさと飛び起きて準備しないと寝首を掻かれてお終いだ」 【あろう事か、それを鼻に注ぐこととなる。――尤も、一滴二滴であり溺れる程では無いのだが】 【其れでも寝耳に水なんて物よりも遙かに驚かせる事が出来るだろうし――――……仮に飛び起きたならば、その空いたスペースにどっかりと座り混んでしまい再度寝そべる事を許さない】 【とは言え。これは少年が近づく気配に気付かずに眠ったままの場合の話であり、途中で目が覚めたならば何らかの方法で回避する事も出来ようが】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/428
429: ノア ◆CQH94LWMlU [sage saga] 2015/03/14(土) 03:35:29.98 ID:0Bcvlaw/o >>428 【―――――― 一歩、二歩】 【微睡みの中、耳奥に伝わる砂利を踏みしめる音。未だ脳は覚醒せずとも、察知する気配】 【更に足音は近づくが、少年はやはり寝息を立てるばかりで】 ――――すぴー。 【直ぐ側に立ち止まった気配にぴくり、と身体が反応する】 【眠りは浅いが――――少年の身体に染み付いた、”経験”は急速に意識を覚醒に導き】 【「…………坊主、敵襲だぞ。さっさと飛び起きて準備しないと寝首を掻かれてお終いだ」】 【男の声のあと、一滴、二滴が鼻先へと落下する刹那。少年の眼が見開かれて】 【水滴を払いのけながら、起き上がった彼は脇に置いた”大斧”の柄を確りと握りしめて】 【明らかに超重量のそれを軽々と片手で振るい上げる――――突きつけるは男の首元】 ………おじさん、人が寝てるのに起こしちゃいけないでしょ。 【少し眠たげな表情のあと、漆黒の眼で男を見つめながら……少年はベンチに腰掛けたまま”獲物”を突きつけて】 /気づくのに遅れましたごめんなさいっ http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/429
430: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga] 2015/03/14(土) 03:55:28.92 ID:oo7Ud2O30 >>429 【喉元に突きつけられたそれに対しては、意外そうに眉を上げて見せるのだろう】 【余る片手。その掌で刃の腹を押し下げれば酒を一度呷り】 【――――悪びれるよりも先に空いた場所へと腰を降ろすのだから、何とも図々しいもので】 「おじさん、ってのも中々心外な台詞だな。俺はまだ三十路の少し手前ぐらいだぜ? ま、女でも無いから歳程度でギャーギャー騒がないけどよ」 【言葉の訂正をしつつ、再び酒を呷る。――――アルコールの度数もそれなりに高いのか、或いは辺りに匂いを発する物が無い故か多少離れていようとも僅かに香り】 【布袋から干し肉を取り出せば、一囓り。得物を向けられて居た、でなければ向けられて居ると言うのに何ともマイペース】 「反応の早さといい、腕に覚えはあるみたいだな? 何にせよ……だ。俺がお前さんを起こしたのには幾つか理由がある 一つはこんな場所に居ないでさっさと親元に帰れ。一つは坊主一人で寝てれば娼婦にでも騙されるぞ。最後の一つは……次は俺が此処に寝る 何分宿賃も無くてな。ここ最近は地ベタの上だとかで寝てて腰がキツイんだ」 【少年が“おじさん”と言った様に、男から見れば少年も子供だ】 【故に親の所に帰れだとか紡ぐのだが――――……最後の言葉で、全てを台無しにする】 【要は貧乏だから野宿の連続。今日位はベッドとは言わずとも多少腰に優しい場所で眠りたいと】 【ボリボリと頭を掻きながら言うその台詞は軍人らしくも無いのだが。――――少年が数多くの死線を乗り越えたならば感じ取れるだろう】 【この男もまた一介の其れでは無い、と】 /いえいえ、お気に為さらずともっ! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/430
431: ノア ◆CQH94LWMlU [sage saga] 2015/03/14(土) 04:15:54.64 ID:0Bcvlaw/o >>430 ………なんだ、拍子抜け。 【突きつけた大斧”アヴェンジャー”には驚いた表情をしたものの、軽く酒を煽り席へ着かれてしまう】 【少年はつまらなさそうに、隣へと許可もなく腰を下ろす男にため息をついて】 僕は12歳だし、30近い人なんて、おじさんにおばさん、だよ。 まあ、年齢に触れるとヒス起こす感じのおじさんじゃなくて……本当に良かったよ。 【じゃきん、と片手で易々と振りかぶっていた大斧を脇に置きながら、生意気な口調で言葉を返す】 【ふわぁ、と大きく伸びをした後、年齢について触れると大いにキレる主人を思い出してため息をついた】 ふーん………? まあ腕に覚えがなきゃ、僕みたいな子供がこんなとこ、いないさ。 【それにしても、この男の余裕は得体が知れない――――強者の風格か】 【少年は獲物を突きつけた時、間違いなく殺気を放っただろうし、この男が自分を見かけで判断していると思い難く】 【つまりはきっと実力の程は底知れないのだろう……酒臭いし、言っている事はアレだが】 【男の言葉を退屈そうに聞きながら、アルコールの匂いに顔を顰めつつ】 一つ、親はいない。ご主人様はいるけど。 一つ、僕は子供だから色恋なんてわからないね。 一つ、僕も家に帰りたくないから此処で寝たい。 以上から、このベンチを譲る気は毛頭ないね―――ていうか、その日の宿代くらい、働きなよ。 【多少の同情心は沸くが、先にこのベンチで寝ていたのは自分なのだから、後から来た人間に譲るなんてとんでもない】 【とはいえそこまで拘る事もなく、家路に着けばいいだけなのだが―――無理に起こされ、多少機嫌が悪い模様】 【少年はスーツの内ポケットからチョコレートスティックを取り出して、包装を剥いて齧り付く。まるで男の干し肉に対抗するかの様に】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/431
432: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga] 2015/03/14(土) 04:37:16.40 ID:oo7Ud2O30 >>431 「召使いだか奴隷だか知らないが、ご主人様とやらが居るならソッチに行けよ アレか、このベンチよりも酷いベッドでも提供されてんのか。ならストライキしても俺は問題無いと思うぞ? 金と事情次第では加勢もしてやるよ。――――……おい。爺の説教話聞いてる様な顔すんなよ。オニーさんが傷付くだろうが」 【煙草を吸わないだけまだマシか。然れどその仕草は何処かうらぶれたサラリーマンにも近く】 【簡単に譲らない、と分かれば空を仰ぎ。溜息混じりに背をベンチに預けたならばだらしなく脚を伸ばすのだろう】 「それともアレか。コレに拘りでも持ってるのか 子供が縫いぐるみ抱かなきゃ眠れない様にお前さんもこのベンチで横にならなきゃ眠れない、とかよ ……後な。仕事なんてそう簡単にゴロゴロ転がって無いんだよ 遺跡の探索を手伝ったりするが、殆どボランティアみたいなモンだ。実際独り立ちしてみれば分かるさ」 【――――軽口。子供相手にも特に煽てる所が無いのがまたフランク】 【その日の宿代ぐらい、との言葉には渋い表情を浮かべたのだが…………“理由”を告げて】 【其れが本当の話ならば、傭兵稼業をしていながらも然程金を取っていない様にも思えるか】 【それでいて金が無い、と言うのだから何とも呆れた話だけれど】 「所でお前さん……ご主人が何だかんだとか言ってたな。飼われてるなら帰っとかないと後が怖いんじゃ無いか?」 【紡ぐのは、純粋な疑問。主が居ながらも帰りたくない、となればそれはそれで中々に問題の様な気がして】 【――――家に入れて貰えないのか、何か問題があって帰りたくないのか】 【「食えよ」なんて短い言葉と共に干し肉を差し出す……のでは無く、チョコレートの上に乗せたならば何故帰りたくないのかと問うて】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/432
433: ノア ◆CQH94LWMlU [sage saga] 2015/03/14(土) 05:01:04.25 ID:0Bcvlaw/o >>432 ………年取ると、そういう風になっちゃうんだねえ。 奴隷待遇に近い、使用人だよ。まあ無茶ぶりがすごいだけで、生きるのには苦労しないさ。 別にストライキしてるわけでもない――――ああ、いや、ストライキなのかもね。 【説教というか、なんというか……ジジ臭い、とまだまだ若々しさ全開の少年は慰める様な視線を送っていた】 【その後、ストライキという言葉には当てはまるのかもしれない、と考えこむ。事実、それが大体6割を占めている気がする】 【…………少し、どきんとした。確かに自宅のベッドで寝る時はヌイグルミを抱きまくらとしている。それは言うまい、絶対に】 おじさん、結構やりそうじゃん。じゃあ傭兵とか、用心棒とか……色々あるでしょ。 それでお金がないってのも、どうかと思うけど。ちなみに独り立ち、してますから―――貯金、すごいよ? 【独り立ち、というのなら少年は独立している。ご主人様、と呼ぶがきちんと”雇用関係”を結んでいる】 【つまり雇い主の身の回りを世話する仕事であり、護衛職でもある―――故に、きちんと給金を頂いているわけだ】 【ちなみに少年の貯金は12歳が手にする額ではない。誇らしげに金に困るおじさんに向かって、「これくらいかな」と指を三本立てた。桁は秘密だ】 あ〜………飼われてるって言い方は癪だな。まあ、いいけど。 確かに後が怖いんだよなあ、あの人……いやでもさ、最近無茶ぶりすごいしさー。 今日だって無理難題言われて、達成できなかったからね〜……ちょっと、帰りづらいんだよね。 【家に帰れば怒り心頭の様子が頭に浮かぶ。多分、半殺しくらいにはされる予感もある】 (…………限定五品のケーキ、朝イチで食べたいから今すぐ買って来いって深夜に言うか、普通) 【無理難題ミッションその一。店が開いていないのにそれを今すぐ買って来いって言われる】 【ちなみに開店時間よりも早くご主人様は起床するので、完全に死亡フラグだぜっ】 【チョコレートの上に干し肉が乗せられて、多少イラッとした様子で―――干し肉をがぶっと口に頬張り、チョコレートを男の口へ突っ込もうとする。負けず嫌い】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/433
434: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga] 2015/03/14(土) 05:29:09.53 ID:oo7Ud2O30 >>433 「こう見えても俺だって国に帰れば金はあるんだぜ? 頭に任務を与えられた上に大した額も持てずに来たから――――この通りだ お前さんが使い切れないなら俺が使ってやるよ。返済は数年待て ――おう、殺しに盗みに何でも御座れだがポリシーってモンがある。求人の大半が女を攫え子供を殺せで俺に合ったモンじゃ無いのさ 子供も女も殺すのは好きじゃねェ。理由があって痛めつけるのは別だけどな 相手が同じ雇われ傭兵なら考える必要も無いが――――……」 【実際に今持っても居ないのに、国に帰れば沢山あるだとか。果たして強がりかも分からない言葉】 【そして色々ある、との言葉には素直に頷くもどれも“自分の仕事では無い”と】 【実際、人身売買だとかの単価は高いのは間違い在るまい。加えて好みの女を強引に自分の物にしたがる富豪の連中だとかも少なくは無い】 【――――が。其れ等は全て自分がすべき事では無いし、好きな仕事でも無い】 「何を言われたんだかしらねェが帰る場所があるなら帰っとけ お前さんが死んでもお前さんの飼い主が死んでもその時に悔やんだって遅いんだ そんなに嫌だったら仕事を断っちまえば良い。自慢げに貯金を指で表せるなら数年ブラブラしてた所で困らないだろ? あのな、坊主。辛いだとか苦しいだとか感じる事が出来るのも生きてるからだ。今の世の中何時殺されても可笑しく無いんだから大人しく帰っtモゴォ――――!!」 【――――恐らくは、多くの別れを見て来たのだろう。家族、友人、恋人……其れ等全ての不本意な別れ】 【有り難みなんてのは後で分かる事なのだ。だから……珍しくも大人らしく諭した。否、諭そうとしていた】 【だが無情にもチョコレートバーによる一突きが言葉を途中で止めて。喉の奥が押し込まれる寸前、噛み千切れば咀嚼し】 「……お前さんは斧を持つよりソッチを得物にした方が良いんじゃないか? 後な。人が話してる途中に物を無理矢理突っ込むのはそのご主人様とやらの教えかオイ はぁ――……これだから“酒も飲めない子供”は苦手なんだよな…………」 【危うく酒を戻すところだったが――――其処は気合いだ。喉が焼ける様な感覚がしたが、失態を見せなかっただけ良しとしよう】 【さて、此処で分かり易い“挑発”が交えられて】 【酒も飲めない子供――――無論、成人前だからと理に適った言葉を返す事も出来よう。何処か小馬鹿にした様子で見遣るその視線を流す事が出来れば、だが】 【無論酒は少し離れた所でも臭う位には強いのだ。奪い取って飲むとしても……酒に慣れていなければキツイ物である事は間違い無く】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/434
435: ノア ◆CQH94LWMlU [sage saga] 2015/03/14(土) 05:53:34.31 ID:0Bcvlaw/o >>434 おじさんも任務背負ってる感じなんだね。あと、他人に寄越すお金は持ちあわせてないよ。 それにしてもポリシーか、流行らない言葉だね……好きにすればいいと、思うけどさ。 僕なら、やらなくちゃならない事があるなら、手段なんて選ばないけどね。 【生を受けて十数年そこらの自分にはポリシーってものが分からなかった】 【理解はしているし、存在も知っているけど―――あれは嫌だ、これは嫌だ、なんて選択できる事がやはり不可解だった】 【生まれてこの方、支配下に置かれて育った彼にはポリシーというモノがなかった。在るのは服従しかなくて】 【だから、自分に置き換えたなら……任務達成の為に金が必要なら、あらゆる手段を使って金を稼ぐけどな、と思ったり】 …………ざまあ。 【べらべら、と子供に説教を垂れる様に講釈を―――嗚呼、自分は子供だったと認識を改めつつ】 【長々とその類の説教を聞く気はないので、チョコをぶちこんだ少年は始めて”歳相応”に笑みを受けべていた】 おじさんに言われなくても、分かってるよ。そのうち帰るさ、心の準備ができたら、うん。 後ね、別に仕事をしたくないわけじゃないし、ご主人様を尊敬してないわけじゃないしね―――あの人の為なら、死んでもいいし。 【けらけら、と屈託なく笑う姿は快活で―――何処か危うげな、思想が見え隠れする】 【年齢の割に成熟している様に見受けられる。それはやはり彼にも色々あった、ということで】 ――――――むっ。 【酒も飲めない子供、とはこれ如何に。未成年だから酒が飲めないとは決めつけないでもらおう―――飲んだこと、ないけど】 【小馬鹿にした様な、その視線を流す事ができるほど……やはり、大人ではない。子供は子供だ。少年は男の酒を奪い取ろうとするだろう】 【男が遮れず、取り上げられたのなら―――ごくん、ごくん、と少年は一気に飲み干してしまう。酒の恐ろしさを、知らないとは怖いもので】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/435
436: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga] 2015/03/14(土) 06:18:41.10 ID:oo7Ud2O30 >>435 「生きてるならただ生きるだけじゃ無く何かを決めて行きてみろ 手段を選ばないのも確かに一つの道だ。だけどな――――其処で自分を無くしちゃ意味が無い 偶には近道だけで無く遠回りしてみれば別な発見も出来るだろうよ」 【拘り。譲れないモノ。ただ自分に酔う、とは異なり】 【男だからこそ固持しなければいけないモノの一つを持ってみろ――――と】 【其れは子供にはまだ分からぬ言葉だろう。何れ分かる時が来るのかも不明だ】 【だが、生き方の一つ。何かを成した結果では無く、その過程を見ている者も居るのだから】 「主の為に命を投げ出すとは随分な主従関係だな? 其処等辺りはお前さん達の事だし俺は口出しする気も無いけどよ ――――ま、良い様に使われないようにだけ気を付けるんだな。お前さんのご主人様とやらがどんな人物かも分からないが そんな大事に思ってるなら明るくなる前に帰ってやれ」 【死んでも良い。気安くそんな言葉を言うな――――なんて言う筈も無く】 【それならば其れで良い。きっと、少年にとってはそうするに値する人物なのだろうから】 【良い様に使われないように、なんて言葉だって実際は不必要なモノなのだろう。だけれども、あくまで忠告】 【酒に関しては敢えて止める事をしなかった、というのもある】 【同時に――――分かり易い、扱いやすいとでも考えたのだろう】 【そんな話は兎も角、流石に空になるまで飲まれるとは予想外だった様で】 「おい、坊主…………酒ってのは味わって飲むモンだぜ? 何よりも其れはアルコールも高いし一気に飲むような物じゃ――――……遅かったか……頼むから吐くとしてもコッチ向いて吐くなよ?」 【アルコール度数10パーセントは越えている。初めて飲むにしては中々辛い品で有り】 【――――当然、酒に強い者ならば問題は無かろう。だけれども仮に酒に弱い者が一気をするば……生じる弊害は個々で異なり】 【酔うか、吐くか、倒れるか。その他諸々の合併症状。泣き上戸怒り上戸とまあ並べるだけ疲れる位の数はある】 【……何でも良いから吐くな。それは俺の寝床を汚すな、とも取れるが】 /申し訳無いですがそろそろ出掛けなければいけない故に一時凍結か〆でお願いしたくですね…… /凍結の場合、再開は午後の2時辺り。或いは午後の10時半辺りからならば可能かと! /申し訳無いですが一足先に失礼します……お疲れ様でありましたっ! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/436
437: ノア ◆CQH94LWMlU [sage saga] 2015/03/14(土) 06:37:18.87 ID:0Bcvlaw/o >>436 ………結局、説教臭いね。歳は取りたくないね。 【先達者の言葉は偉大、というのも分かるが……どうしても、大抵は受け入れ難いものだ】 【結局、この年代の少年には何を言っても無駄―――か、どうかは分からないが】 【とにかく、この場では少年は悪態をつくに留まった。否定も、肯定もせず】 僕はあの人の”モノ”だからね―――ま、良い様に使われるのも、仕方ない。 大事に思っているとはまた別なんだけどね……帰れって、おじさんベンチで寝たいだけじゃんか。 【少年と主の関係性は歪だろうか。だが、成り立っている。それに他人が口出しするのは、無粋かもしれないが】 【モノとは言ったが本質的な意味であり、実際は少年だって主に反抗したりする。今がまさにそれだ】 【だから少年が言ったのは本当に、本質的なお話で―――子供は飾る言葉を、知らない】 ――――――げふっ。 【飲み干した、飲み干してやった。そして脳裏に浮かんだ言葉は”マズイ”だった】 【喉の奥がかーっと熱くなり、胃の中でぐるぐると熱風が渦巻いている感覚がする……なんだこれ】 【途端に身体が重くなる。否、前のめりに倒れようとしている―――身体の自由が、効かない】 …………おじひゃん、これ、何が、良くて飲むのさ? 【若干呂律が回っていない。飲まれてなるか、と自尊心の高そうな顔は耐える様に歪む】 【ご主人様はガバガバ飲んでも別に様子が変わる事はないのに、たかだか一本で―――基準点がおかしいのだ、少年よ】 くっ、くふっ……あはは、不味いなあ、これ……ノア、ジュースのほうが好きだよ。 【さて、アルコールの耐性はなかった様だが嘔吐や転倒はギリギリ大丈夫な模様。代わりに、人が変わりそうだが】 【一人称が僕から自分の自己紹介へと変わったし、子供らしさが全開で……生意気な素振りが、鳴りを潜める】 【ふーら、ふーら、とリズミカルに右に左に揺れる少年―――まるでメトロノームのように、そして時折男の肩に頭をぶつけそうになっていて】 /ではでは、またお昼頃に!こちらは特に予定なしなので終日オールオッケーです! /それでは凍結ということで〜……お疲れ様ですっ http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/437
438: ワザワイ・エスパス [sage] 2015/03/14(土) 07:22:31.19 ID:vWSLiuHF0 >>410 「………あ」 【読まれた…否、お互いが思考を狂気に染めている今、同じ結論に至ったとしてなんらおかしくない】 「………ひっかかった…♪」 【『派手に攻撃して真の目的を隠す』普通ならそんな格好の餌に飛び付かないやつは居ない】 ジャラララララララララ 【少年の背中から先端に楔のついた氷の鎖が大量に出現する】 【それが地面に、倉庫の壁に、次々と突き刺さる】 【先程、青年か縄を出現させて行った事をすぐさま理解して戦闘に生かすバトルセンス】 「えい!」 【落下してくる絶頭の刃を『側面』から氷塊を叩き付けて軌道をずらす】 【所詮は重力に従って直線的に落ちる物体、止めるのは至難の技でもそらすのは容易い】 「たぁ!」 【そして氷の上に降ってくるギロチンにも氷塊を投げようとする】 【今彼の思考を読める者がみたら綺麗に三等分されているのに驚くだろう】 【1つ、おねぇちゃん 2つ、なんで僕は迷子になっただけでこの人と遊んでるんだろう? そして3つ!これは釣りなのか綱引きなのか…】 //すいません、今日は私が寝ちゃってました… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/438
439: ヴェール=カタストルフ [saga sage] 2015/03/14(土) 13:50:48.88 ID:/be8VE58O >>438 【落下していくギロチンに氷塊がぶつかり起動が逸れる】 【男は軌道が逸れたギロチンにあわせ手に持っている鎖を動かしギロチンで鎖を両断する】 【大きく音を立てギロチンが落下し暫くしてからギロチンが消える】 【視界を遮るものがなくなり少年の方がよく見える】 【男がやったように能力を使い後ろに回避したことを理解すると男は手に張り付いた氷の鎖を乱暴に引っぺがす】 いちいち芸達者だな、モノマネ野郎が 【ベリベリと手の皮が破ける音、だが気にせず氷の鎖を投げ捨てる。氷の冷たさのせいか手からはまだ血は出ない】 【男の体からは依然として血が流れている】 【男は体を手で触り、血がベッタリとついた手を口元に持っていき自分の血を舐めとる】 【これ以上血を流してしまうと絶対的に血が足りない】 【そんなことは男も承知の上だ。だがこれで良い。これが良い】 【戦いの高揚感、痛み、死の直線上。全てが男に生を感じさせてくれる】 くは…!ははは…!あーははは…! 【このままではまるで埒が明かないと男は笑い出し足を踏み出す】 【能力は発動させずそのまま走り込む】 【一歩、また一歩と踏み込む度に血が吹き出してくる】 【だが血が吹き出そうとも御構いなしに少年の元に駆け出してくる、およそ正気の沙汰ではない】 【少年が様々なことを考えているのと裏腹に男の考えていることはたった一つ───】 良いぜぇ!楽しいじゃねぇかクソガキィィ! 【──敵は殺す、それだけだ】 /いえいえお構いなく、自分こそ発見が遅れて申し訳ありません http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/439
440: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage] 2015/03/14(土) 13:51:28.84 ID:oo7Ud2O30 >>438 /申し訳ないですが所用で30分から1時間程遅れてしまうかと……すみません…… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/440
441: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga] 2015/03/14(土) 14:11:55.61 ID:oo7Ud2O30 >>437 「旨いから飲むんだよ。それが分からないなら無理は――――……いや、今更言った所で遅いよな ったく。お気に入りの酒は一本無くなっちまうし寝床は無いしで散々な一日だ…………」 【立っていたならばきっと見事な千鳥足でも見せてくれただろう、と思うほどにはユラユラと】 【初めての一気にして吐かないだけまだマシ――――と褒めたい所だが、滑舌が怪しくなっていたりする所からして危ういし】 【何より褒めて助長させてしまえば癪でもある。深い深い溜息を吐く男といっていの位置に定まる事が出来ない少年とが座るベンチは……なんともまあ異様で】 「そんなフラフラになって本当に帰れるのかよ…… おい……坊主。シャキっとしろとは言わないがもっとこう…………落ち着いて座ってられないのか? それとだな。酒ってのはもっとこう――――嗚呼、これは面倒だから良いか。兎も角、不味いと分かったなら次から背伸びしようとするな ――――この事だって覚えてるのかも分からないけどよ」 【果たして朝を迎えるまでに少年の酔いが醒めるのか。それは神のみぞ知る】 【ぶつかりそうになる度に掌でその頭を受け、反対に押し返して。またぶつかりそうになれば掌で受け、反対に押し返して――――……】 【果たしてこんな状態になった今、醒めた時に何をしていたか覚えて居るだろうか】 【其処で浮かぶのは、帰れるのか否か。何も少年の帰宅を手助けする義理は無いし介抱する責任も無い】 【……否、煽った手前少しは介抱する責任があるのかもしれないが】 【何であれ寝床を確保しようにも先ずは少年をどうにかしなければいけない訳で有り】 「確か水か何か――――ほら。お前さんの好きなジュースは無いが水ならある コレでも飲んどけば多少は違うだろ」 【差し出したのは小瓶に入った水だ。酔いを醒ますには至らないだろうが、多少軽くするには良い】 【――――果たして今の少年が其れを受け入れてくれるかは分からないが】 /とか思ってたら大分早く片付いたのでお返ししますっ /宜しくお願いしますですよ! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/441
442: 鳩ヶ谷 廉 ◆eKWCneGadk [ ] 2015/03/14(土) 14:14:28.87 ID:zLDwawUYO 【ドラクレア島にて──】 【ぎゃあぎゃあと甲高い鳥(?)の鳴き声が響き渡る。】 【森林抜けた草原地帯、そこに巣食うのは小型の翼竜……】 【ディモルフォドン≠フ大群である。】 くッそ! 修行のつもりか道にまよ ッ……て‥‥こん ッな── 【黒い帽子に自警団の刺繍がついたインバネス、】 【白い革の手袋を填めた中肉中背の青年は、鞘に納めた両手剣を構え、】 【一斉に襲いかかるディモルフォドンを迎撃していた。】 【──大剣だけあって破壊力は抜群、ただ鞘に納めているから、】 【薙ぎ払う程度のことしかできない──】 【青年は迎撃の最中、大剣を振るうと同時、遠心力で鞘を投げ飛ばした。】 【鞘から解放された特殊な@シ手剣は──】 うおるああああああああああッ!!!!! 【青年が振り回すと、刃を無数に分離さす。分離した刃の中央を繋ぐワイヤーが伸び──】 【無数の刃は連なって青年の周囲を無差別不規則にめぐる。】 【青年に比較的至近距離にいた翼竜を一斉に切り落とされ、遠くにいた連中は】 【次いで起こる、無数の鞭のような雷撃に焼き落とされる──。】 ──────………手があがんねー…。 【落ち着いた青年は、無数の死体の中央で座り込んだ。】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/442
443: ワザワイ・エスパス [sage] 2015/03/14(土) 14:17:38.25 ID:vWSLiuHF0 >>439 【自らの生皮をひっぺがしながらも笑う青年を前に此方の少年も笑う】 【一瞬、死際の恐怖と激痛に発狂したかと考えたがそうではないと気づく】 「あひゃ……あーっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃあぁーっ!!!!!」 「そうだよね!」 「アそびナんだかラたのシまなイとね!」 【相手の出血も著しいが此方も発達途中の体が体力のゲージがつきかけている事を少年に教える】 「でも……そろそろ終わりかもね………」 「僕は……僕の名前は!」 「ワザワイ……ワザワイ・エスパスだよ!」 【膝が笑った状態でなんとか立ち上がり、氷の鎖を引き抜いて刺を纏わせその全ての鎖を青年に放つ】 【更に目くらましに自らのパーカーを脱いで投げつけ、おまけにとヘッドギアも投げつける】 【この戦い、終演は近い】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/443
444: レヴィ ◆vrv2g2Oz1g [sage] 2015/03/14(土) 14:24:04.00 ID:T9iepiOWo 【裏路地の酒場】 【真昼間、人気の無い店内では、店主が奥で見ている昔の映画の音だけが流れていた】 【客はただ一人。神父然とした黒衣に逆十字のロザリオを付けた、大柄な中年の男だ】 【適当に伸ばしたような銀髪は背の中程まであり、双眸は前髪で隠れて見えない】 おぅい、ウイスキー……あいよ、勝手にやっとくよい 【酒が切れ店主に声を掛ける男だったが、丁度良い所だったのか店主の反応は無い】 【男は呆れた様に肩を上げれば、カウンターの棚から適当なボトルを引っ張り出す】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/444
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