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【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 (1002レス)
【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/
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298: アーグ ◆SYLP4psCi. [sage saga] 2015/03/12(木) 04:04:32.22 ID:QH7AGMIso >>297 【――カツン、と杖が床を打つ。――カツン、と異形の大司教が一歩を踏み出す】 【倒れ伏す少年を見ているのか、或いは居ないのか。視線は鉄の仮面で見えないが】 【アーグは少年の傷を舐め回すように所々へ瞳を走らせていた】 【憎悪はきっと強まるだろう。近付く大司教へ、きっとなけなしの力を叩き付けようとするだろう】 【そんな予測でもしているのか――アーグの姿は悠然として、しかしまったく隙が無かった】 【老獪。200以上の年月を重ねた怪異は、徹底的に己に迫る危険を認識出来ていて】 ……このまま死にたくは無かろうなあ。自身の全てを容易く奪い去った相手を前に 己の未熟と弱小故に呆気無く、まさに虫けらの如く死にたくは……なあ…――? ク、ハッ……。小僧…――お主に、ひとつの選択肢を呉れてやろうではないか。 単純明快なる選択肢だ。この場で死ぬか、我が術を受け入れ機を探るか。 ……私は貴様の傷を癒やすことが出来る。その身に、更なる力を与えることが出来る。 そして何より、私は貴様の生殺与奪を握っておる。……殺すのも、生かして再び戦わせるのも掌の上。 どうだな、小僧よ…――しばし我が軍門に降って、力を蓄えるというのは? もし貴様が私のために働くというのなら……そう、能力者を一人殺す事に、機会をやろう。 その都度証拠を持って参れ。殺して来れば、その度に私と戦う権利をやろう。 其処で殺せれば良し。殺せなければ、殺せるようになるまで能力者を狩る毎日よ。 …――難しいか?『私が、私を殺すための力と機会を、貴様に与える』と言っているのだ 小僧、貴様の力と執念は実に惜しい…――不死≠ニいう物を、呉れてやっても良いぞ……? 【まるで、悪魔の様な甘言だった。それに何より、恐ろしく矛盾した駆け引きだった】 【頭を垂れれば、傷を癒して不死の力を彼に与え、その上で能力者を殺せば再戦しても良いと言い】 【加えてそれに失敗しても、何度でも機会を与えようと言うのだ。――少し考えれば、蹴って当然の提案だろう】 【――だが、アーグには言葉を裏付けるに十分過ぎるまでの"力"があった。そして、それは何より少年に突き立てられたもの。】 【大司教は、巨大な宝杖を少年に向ける。無言の静寂は、言うまでもなく選択を迫るものだった】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1425741001/298
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