[過去ログ] 【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 (1002レス)
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(1): アイン◆r0cnuegjy. [saga] 2015/03/15(日)01:09 ID:80do5KT/o(1/8) AAS
>>485

【瓦礫の山、廃墟と化した首都には他にも訪問者がいた】
【女の視界の片隅に映るのは赤黒い人影。外套を身にまとった長身の男。かつて、聖都で相対した魔術師だ】
【女とは違い、瓦礫を漁るわけでもなく彼は周囲を見渡していた】

 ────…………俺もたいがいだが、こりゃひどいな

 ベクター・ザ・“フォビドゥン”だったか…………ジジイといい六罪王といい、どうして文明を壊したがるのか……
 もったいないったらありゃしねえ。首都じゃ蔵書量も中々だっただろうに…………

【廃墟の惨状に大きなため息をつくと、アインは瓦礫の中を歩き始めた】
【その先に女の姿を見つけた。聖都で戦った相手だと、すぐに思い出した】
省6
489
(1): [saga] 2015/03/15(日)01:14 ID:CHSWx9HX0(2/4) AAS
//エルヴェツィオさんの方へ
//すみません、そろそろ眠気が限界に近く……今日の21時か置きレスに持ち越しをお願いします!
//其方のお返事を待たずに落ちる事になって申し訳ないです……
490
(1): (不明なsoftbank) [sage saga] 2015/03/15(日)01:18 ID:fjuoyO0J0(1/3) AAS
>>482

…………まあ、簡単に言えばその通りだ。
だが、その術だけじゃない…………それ以降とは言うが……っ………………
……い、いや…………やっぱりこの先はお前には………………

【術を掛けられて以降という部分を訂正しかける、だが結局言い出せず】
【唇をきゅっと噛んで、これ以上のことを彼女に話してしまわぬように耐えているようだった】
【今の彼の心はまるで苦しみで膨らんだ水風船、落としてしまえば割れてしまいそうな程に脆かった】

【しかしマリアはそれでも彼を救おうとしてくれている、エルヴェツィオもそれを少しでも感じたのか、彼女が尋ねたなら……静かに息を吐いてから話し始めてくれるだろう】

…………正直なことを言って、お前を傷付けてしまうかもしれない……それでもなら…………話そう。
省19
491
(1): (チベット自治区) 2015/03/15(日)01:26 ID:Y9u76Ndso(2/15) AAS
>>488

――――――――ち、忌々しいヤツまで居るなんてホントついてない

【その声色には覚えがある、勿論彼女がこういう態度を取るからには良くない想い出として】
【声が聴こえるや否やカズネは魔翌力の流動を早くシフトさせ構える、かの男は魔術師にとって敵とカテゴライズされている】
【アインという男が今は戦う気が無くとも、彼女の中では別……】

ちょっと、気安く近づかないでいただけるかしら?
あと数歩でも近づいたなら一斉射で吹っ飛ばすわよ……まったく……
火事場泥棒がしたいなら私の見えないところでして欲しい物ね……

【ノーマルからアクティブに、掌を向けて相手の動向を伺う】
【戦場で一度でも相対したならば敵、そんな彼女の考え方はこのご時世別段シビアという訳でもあるまい】
省4
492
(1): 2015/03/15(日)01:36 ID:DmvB5MoMo(3/6) AAS
>>487

え………あ、ええと……――

【青年の質問に、ジョシュアは少しばかり言葉を濁らせた】
【言いづらい事なのか……いや、表情を確認したならば"恥ずかしがっている"ようにも見えようか】
【ちょっと顔を俯けて、微かな間を開けた後……】

――……その、"全て"……です。
拙作ばかりでお恥ずかしいのですけれど……ちゃんとギルドの方から審査を受けているので
不良品だったり……料金に見合わない欠陥品だったりはしませんから、そこは安心して下さいね?

僕ももっと勉強して……もっともっと凄い作品を手掛けていきたいのですが――
省16
493
(1): アイン◆r0cnuegjy. [saga] 2015/03/15(日)01:38 ID:80do5KT/o(2/8) AAS
>>491

【警告されればアインは大人しく従って近寄るのを一旦はやめた】
【魔力の変化を感じ取りはするものの、苦笑するだけで自分からは何もしない。戦闘態勢を取ることさえも】

 ははっ、冗談言え
 火事場泥棒をしようにも、こうも瓦礫まみれじゃ盗るものもないだろ
 戦うにしたってお前はそんな状態だ。こんな場所でやったところで意味もあるまい

【両手を挙げてひらひらと振り、戦う気がないことをアインはおどけながら示した】

 そうだな…………まぁ、聞きたいことがあるところだが
 まずお前がこんなところで何をしているのか、気になるところだな
 何かを探しているように見えたが、落し物でもしたのか?
省2
494
(2): [saga sage] 2015/03/15(日)01:57 ID:f9JFw42O0(3/5) AAS
>>492

…………ん?

【いささか力を込めた質問だと言う事は理解している。だが、ジョシュアがここまで言葉を詰まらせるのは少し意外だった】
【自分の言葉の押しが強すぎたかと、青年は続く言葉をただ待つ】

――――素晴らしいよ、最高じゃあないか……!

【全てが自作。そう聞かされて青年は、どこか嬉しそうに声を弾ませ、その表情にも笑顔が映る】
【良い話を聞けた――――そう言いたげに、青年はうんうんと頷いて、真っすぐにジョシュアを見つめる】
省24
495
(1): 2015/03/15(日)01:59 ID:DmvB5MoMo(4/6) AAS
>>494
/大丈夫ですよ〜
/自分明日は休みですので、好きな時間にお返ししてください!
496: [saga sage] 2015/03/15(日)02:03 ID:f9JFw42O0(4/5) AAS
>>495
/では、今日はお先に失礼しますー
497
(1): (チベット自治区) 2015/03/15(日)02:05 ID:Y9u76Ndso(3/15) AAS
>>493

あら、随分と見くびられたものね……私はいつどこでどんな状況でも構わないけど?
その時の体調次第で結果が出せないなんて子供の言い訳、魔術師にそんな弱さは要らないでしょう
だから……そっちがその気ならいつでも相手してあげるわよ

【かの男に一流の魔術師が何たるかは語る必要もないだろうが、カズネはどこか下に見られたように感じ声を若干ながら荒らげる】
【古く魔術師というのは理知的な人間が成る傾向にあるあしいが彼女は直情型らしく、それは彼女の戦い方からも理解るだろう】

ふん……やる気がないなら別にいいのだけど、そうよ捜し物……
ついでに言わせて貰うならアンタには関係無いからすっこんでいて欲しいものね、からかうなら他所でお願い

【敵意が無いならばそれでいい、だが流れる魔翌力を止める事はしない】
【それはカズネとアインが敵同士であるという線引を明確に示す為の物、自分はこっちで貴方はあっち】
省1
498
(1): アイン◆r0cnuegjy. [saga] 2015/03/15(日)02:20 ID:80do5KT/o(3/8) AAS
>>497

 あーはいはい、わかったわかった。お言葉に甘えて、その気になったら挑ませてもらうよ……
 …………いやしかし、実際のところ、体調が悪けりゃ魔術も鈍るだろ、そりゃ
 俺だって、風邪引いてるときは寝てたいぞ…………

【微かに憤るカズネに対してアインは呆れるというか、苦笑していた。言い分がわかるようなわからないような、そんな感じだ】
【この男も理知的な部分とそうでない部分が共存しているという、魔術師にしては感情的な方だったが、カズネ程ではないかもしれない】
【もっとも、長い魔術師人生の中でカズネと似たような台詞を吐いたこともあるので、なんともいえない顔になっているのだが】

 ふぅん、そうか…………
 手こずっているようだから手伝ってやろうかとも思ったが、それはお前のプライドが許すまい
 まったく、正義を名乗る連中はどうしてこう頭が固いのやら。俺がお前と同い年のころでさえ、もっとこう…………
省6
499
(1): (チベット自治区) 2015/03/15(日)02:40 ID:Y9u76Ndso(4/15) AAS
>>498

そも風邪を引く時点で体調管理がなっていないのよ
魔術師を志すからじゃなくて自己管理くらい大人なら出来てあたりまえなの

【体調管理も仕事の内、要するにそう言いたいのだろう】
【カズネのその考え方は常在戦場という訳ではないが人生の全ては魔術に捧げていることの証左でもあろう】

アンタの手なんか、い・ら・な・い……全部自分一人でやってみせるわ
アンタみたいな愉快犯に手を貸したら絶対後で後悔するのは目に見えてるし、あー……もう一々うっさいわよオッサン

【カズネのそれはどうしようもないくらいに自己完結型の生き方】
【頼る事は弱さと捨てて常に人間として強くあろうという精神性、それはしかし極まってしまえば人と外れる事を意味する】
【アインとてその姿を見ただろう、魔女としてのカズネの赤い赤い姿を】
省5
500
(1): アイン◆r0cnuegjy. [saga] 2015/03/15(日)02:58 ID:80do5KT/o(4/8) AAS
>>499

 オッサン…………!?

【その一言が引き締めたアインの気を一発で落としてしまった。おっさんはがっくとうな垂れた。中年だって中年とは言われたくないのだ】

 いちいち頭の固いやつめ……!
 二十歳そこそこのやつが人の手を借りずに生きられるわけがないだろうが!
 腕はそれなりだが、あまり背伸びしすぎると後で悔やむことになるぞ!

【おっさん呼ばわりされたのが堪えたのか、アインはまさしくおっさん的な説教をたれてしまった】
【人から外れることの意味は、彼もよくわかっていた。まさしく今の自分の立場は、人から外れている】
【アインにとってさえ、それは良い要素ばかりではなかった。それ故に強くあろうとしすぎるカズネは危うく見えた】
省10
501
(1): 2015/03/15(日)03:04 ID:DmvB5MoMo(5/6) AAS
>>494

え、えぇ…………!?

そ、そんな……僕なんて、先輩の職人さん達に比べたら大したことありませんし……
目標は……確かに、ありますけれど……別に世界一の職人さんになりたいとかじゃなくて
もっとちっちゃくて…………――う、うぅん…………

【今までも相手から褒められたことはあったが】
【青年から受けた賞賛はその中でも特に大きく、ジョシュアは反応に困ってしまう】
【嬉しくない、迷惑――などということはないのだが】
【どうしても自分がそこまで立派な人間だとは思えなくて】
【恥ずかしいような、恐れ多いような……だから上手く言葉が紡げず】
省21
502
(1): (チベット自治区) 2015/03/15(日)03:12 ID:Y9u76Ndso(5/15) AAS
>>500

悔やまないように今を生きてるだけよオッサン、若者の事は若者の好きなようにさせなさい
大体、そこまで長く生きてるなら「自己責任」って言葉くらいは知ってるでしょ、私はそれにそれに殉じるってだけ
それで結局斃れても私が私であるがままに[ピーーー]たならそれでいいの、今はそれ以外は要らないから

【さらりと流れる水のようにその言葉に淀みはない】
【いっそ清々しいまでの潔い死に方、好きなように生きてそして好きなように死ぬ】
【喩え他人から見てどんなに無残な最期だったとしても、カズネが満足して逝けたならば実りある人生なのだろう】

ふっるい理念の魔術師に最新が負けるかどうか試してみようかしら?……ま、今日は退いてあげるけど

ふうん……ならアンタは自殺志願者じゃないんだ、てっきりそういう側の人種かと思っていたけど
だったらアンタの主義信条とやらは一体どんな物なのかしら、戦いを起こして……それでその先に何を求めてるのか
省4
503
(1): アイン◆r0cnuegjy. [saga] 2015/03/15(日)03:40 ID:80do5KT/o(5/8) AAS
>>502

【カズネの更なる問いかけにアインは重々しく息を吐いた。それは今までと違い呆れを表すものではなく、疲労の表れだった】
【彼の人生の中で、この問いかけは何度も行われてきた。その度に彼は答え、そして大半は否定されてきた】
【当然だ、と彼自身も思っていたが、それと気分は別問題だった。わかっていることでも、何度も繰り返されれば嫌にもなる】

 …………後輩、と言われれば答えんわけにはいかんし、少し答えを変えねばならんな

【そうだとしても、今回もまたアインは答えねばならなかった】
【カズネがどう思っているかは別として、後輩という言葉は老魔術師に効果的だった】
【彼もまた、自分の何かを残す意欲を持つ人間なのだ】

 まず、順序が逆だ。俺は戦いの先には何も求めていない
 大半の戦いは魔術のためだ。禁書を奪うため、作った魔術を試すため、己の力量を常に保つため…………
省11
504
(1): (チベット自治区) 2015/03/15(日)04:03 ID:Y9u76Ndso(6/15) AAS
>>503

正直なところ、どうせ何も考えていないんだろうと思っていたのだけど意外だったわ
最低限の魔術師の使命は在ったんだ、ふーん……

【魔術を極めこの世界を理解する、その言葉の意味するところは彼の表情によるところなのだろうか】
【彼のその生き方は永遠と続く片思いのようだとカズネは感じた、なんせ世界という巨大な存在はきっと一個人などに興味はない】
【惑星という枠組みでさえ人間など他愛もない存在でしかないのだ、だからこそ彼は……いや、あらゆる魔術師は報われない】

人の死に節操が無いのはどうかとは思うけど、そうね限度を守って欲しいものね
―――――――尤も、きっと私も偉そうには言えないのだろうけど

【カズネとて同じ魔術師、故に報われない】
【肩を落とす仕草は仕方ない事だと言わんばかりに、されど止まるのかと問われれば】
省6
505
(1): アイン◆r0cnuegjy. [saga] 2015/03/15(日)04:20 ID:80do5KT/o(6/8) AAS
>>504

【カズネの反応はアインにとって意外だった。てっきり強烈な否定の言葉が叩きつけられるものと思っていたのだ】
【僅かに呆気にとられたような顔をしたが、後輩に見せる顔ではないと思い、彼はすぐに表情を戻した】

 当然だ。そもそも、何も考えずに生きることなど不可能だ
 子供でさえ、考えて生きている。老人ならば尚更だ

【魔術師の使命。それを持つのはアインにとって当然だった。それどころか、人が何かしらの使命を持つことも、また当然だった】
【生きていれば必ずそれを意識する。何事かを成すことを考えるようになる。彼にとってそれは常識だった】

 …………ふん
省6
506
(1): (チベット自治区) 2015/03/15(日)04:41 ID:Y9u76Ndso(7/15) AAS
>>505

情報ね……?あれ、いつから取引になったのかしら……まあ今さらどうでもいいけど

【人に歴史あり、このアインという人間とてそれに変わりはない】

情報って言ったってもうその辺りで噂になっているでしょうに
なんでもソイツは吸血鬼の真祖と狼男が交じって生まれた最強種のー……なんだっけかしら
ああ、そうそう「クリムゾン」とかいう生き物らしいわよ、本人曰く人工的に生まれたって事だけど真実はアイツしか知らないしね

そういえば……ソイツの血液は特殊で、無機物に掛けると進化するらしいわ
こう……なんて言えばいいのかしら普通の椅子がマッサージ椅子になる感じ?なんであれ厄介なのは変わりないわ
省13
507
(1): アイン◆r0cnuegjy. [saga] 2015/03/15(日)05:02 ID:80do5KT/o(7/8) AAS
>>506

【カズネが語り始めれば、アインはただの一言も発さずにその言葉の一つ一つに耳を傾けた】
【相手の強大さは自分の周囲を見れば簡単に理解できる。アインにとってさえ、油断ができるようなものではない】
【一通り終わったところでアインの口が開かれた】

 …………『クリムゾン』だな、後で調べよう

 血に効力があるのは厄介だ、何かと見落としがちだしな。後ろから強襲されないようにしなくてはなるまい

 肉体的に強固、となると接近戦は避けたいところだな。地盤を割るようなやつと殴り合いはしたくない
省8
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