[過去ログ] 【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 (1002レス)
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(1): [sage saga] 2015/03/08(日)15:25:21.11 ID:PPzdF5OR0(3/12) AAS
>>25

【こちらもこちらで考え事などしていたからだろう、なんともぼんやりと――気の抜けた顔をして】
【座ろうとして、ぶつかりかけて、それでやっと気付く。驚いたように肩がびくりと跳ね上がって、】
【ただでさえ丸い目をもっと丸くして――相手のことを見つめれば、】

あ――えっと、その、ごめんなさい、見てなかった、――の。

【なんて慌てた声。それからぺこぺこと頭を下げれば、そのたびに長い髪がふわふわと揺れて】
【そうやって何度か謝ったあと、彼女はちらりと相手のことを伺い――派手な娘(こ)だなあ、なんて、少し思い】
【別に自分も服装だけなら似たようなものだけど、なんとも。色味が派手というか、――少し、萎縮する】

あっと……、良かったら、そっち側、どうぞ。
わたし、あの子に鯉も鴨も取られちゃって――、でも、取り合いするの、格好悪いし……。
省7
78
(1): クローフィ・チャイカ [sagesaga] 2015/03/08(日)20:34:53.11 ID:vyoYemmlo(7/12) AAS
>>74
そうだったんですか?いいなぁ……お金のあった時代なんて一度もないです
すごいですねぇその社長さん……いかにも、って感じですね

【こんな世間話で見栄を張る必要もないだろうし、本当のことなのだろうと思う】
【身なりと話の中身、車の中の書類を勘案すると、ヤミ金とかその手のものだろうか──考えてみると、中々自分が危ない状況にあるのではないかと気づくが、今さらな話だ】

飛ぶっていうのも中々怖いことだったりするみたいですけどねぇ
飛んでる間に攻撃されたら、落っこちて死ぬだけですし

【自身の話をまるで他人事のように言うのは、無駄に情報を晒したくないからだ】
【この少女、見かけの白さによらず中身は腹黒い】

【そんな風に10分弱の歓談をしていると、いつの間にか車は止まっていた】
省5
220
(1): ダグラス◆SYLP4psCi. [sage saga] 2015/03/11(水)13:49:08.11 ID:yJZe+BOXo(1/8) AAS
【ドラクレア島】

【水の国からの転移ゲートで容易に訪れる事が出来るこの島は】
【別名"記憶の集う島"と言われ、ジャングルには様々な怪異や怪物が犇めいている】
【の、だが――ゲートからすぐの砂浜は別。危険は無く、南国の日差しが青い海を照らしていて】

いやぁ、良い天気だね……僕が運動の出来る人間なら迷わず海に飛び込むだろう、ってくらいだ。
"この身体"でも生憎、そう上手くは行かないけれど…――うん、良い日だ。

【その平和さを体現するような、一人の若い男が砂浜に腰を下ろしていた】

【格好は白のシャツにジーンズ。胸元や袖は開けていて、靴は履いておらず】
【ふわりとした金髪と、微笑を湛えた面立ちはどこか貴公子然としている】
【周囲には何もなく――故に、一人で海を眺める姿は目立って見えた】
284
(1): リリルカ・メリフルアス◆CQH94LWMlU [sage saga] 2015/03/12(木)02:12:04.11 ID:AbzjfeUxo(1/7) AAS
―――――ん〜……。

【華やかな街の陰には闇がある。繁華街には人が多くいるが、街の外れには人がいない】
【即ち闇が集まり、悪事の坩堝となる事が多く―――大抵、そういう場所は廃れている】

【人気の少ない街の外れ、廃墟では”白い”と形容するのに相当な女性が歩き回っていた】
【うーん、と首をひねったり、立ち止まり辺りを見回したり……少女という歳ではないが、物騒にも程がある】

中心街から1時間以内……周りには森、川……勿体ないですわね〜……。

【崩れた瓦礫跡の中に幾分か綺麗な椅子を見つけて、彼女は少し休憩する様に腰掛ける】
【かぱっ、と手にしていたアタッシュケースを開いて―――取り出した紙にすらすらと書き記していく】
省4
286: エクレア◆GBHFWL/yB. [saga sage ] 2015/03/12(木)02:23:58.11 ID:lUcxguYGO携(1) AAS
>>285

……っ…はぁ!…はぁ…

【バタンと】
【既に一人だけの公園に倒れこむ】
【盛大に息を吐き出し、吸い込む】

…はぁ……はぁ…

【自分が自分では無くなる感覚と】
【今さらながら戻ってくる本来の感情】
【戦いを乗り越えた彼女には】
省7
475: (山形県) 2015/03/14(土)22:28:14.11 ID:wCDqxbfho(1) AAS
【魔海近くの泉――そのほとり】

【そこに居たのは黒い外套を羽織っている、コワモテで奥二重でエルフ耳の、男にみえる者だった】
【身長は約2mの、筋肉質な細身で、黒い白目と血の様に真っ赤な虹彩を持ち、ボサボサとしている長い黒髪だ】
【上下共に長袖黒ジャージを身に着けていて、首に紫色の毛のマフラーを巻いており、手袋や靴下も紫色だ、靴は黒】

「俺様が出ェ入りしィていたせェいか、こォの泉の水質がどォォんどん改善されているなァ」

【足を水に入れ、軽く動かして波を作るその者――】
【なお、魔界表層に住む者からは「あの泉の水を飲むと凶暴化する」とか噂されており】
【噂とは伝わる過程で変質していくものとはいえ……この者が只者で無いことは確かだ】

「……しィかし、……悪魔が住む泉か、ククッ、"住ゥむとは違う"んだがなァ」
省4
523
(1): 2015/03/15(日)17:45:51.11 ID:DmvB5MoMo(6/6) AAS
>>510

僕が………………――――

【続く言葉はなく、しばしの間沈黙してしまう】
【思う事がないわけではない。青年が薄っぺらな世辞を述べている人間でない事も理解している】
【しかし、本気の賞賛であるが故に――咄嗟にどう受け取るべきか判らず】
【目を逸らして黙り込むしか無かった】

【この年齢で店を持つ――立派ではないか?】
【研鑽を欠かさず様々な魔道具を生み出すことが出来る――誇るべきではないか?】
【否、だって自分は一番大切な――――を……】
【あの日からずっと前に進んでなんて――】
省29
668
(1): [saga] 2015/03/19(木)19:34:39.11 ID:lmTFFEkc0(1/3) AAS
>>666

【才媛なんて言われると、皐月は照れたように笑う。本当は自分は大した者ではないんだよ、って】
【皐月の学力も、実は学生当時そんなに高いとは言えなかった。むしろ平均以下である教科もちらほらあった……ただ一つ、生物を除けば。】
【生物以外の知識は、それこそ大学に入学できる最低限のものだけだった。大好きな生物の成績だけは学生時代常にトップだったらしいが……】

えへへ……才媛なんて大げさですよ。私なんてただのしがない研究者の端くれです。
勉強だって出来た訳では無いんですよ。学生の頃は数学が特に苦手で……本当に、生き物について以外の事はからきしダメでした。
好きな生き物や自然の事だと幾らでも頭に入るんですが、興味の湧かないものはてんで頭に入らなくて……
だからこそ、好きな事・自分が一番やりたい事を突き詰める研究が私には合っていたのかもしれませんね。

貴女もそうでしょう?自分が志した、一番やりたい事―――誰かを護る人になるという目標を突き詰める。私と同じですよ。
それで努力の末に精鋭部隊にまで配属されたのですから大したものです。
省16
687
(1): エクレア◆GBHFWL/yB. [sage saga ] 2015/03/20(金)00:47:48.11 ID:BeUi7YLDO携(2/7) AAS
>>685

……………………ん……?

【ベンチに座って、モグモグモグモグと】
【ひたすら肉まんを食べていたのだが】 
【ふと、気配を感じて目線を上げると】

………………んー……

【なんだか何処かで見た人物が、空から降りてくるのを眺めながら】
【モグモグモグモグと口を動かして】
【記憶を探り、思い出していく】
省4
744
(1): ヒライ◆8R7odKA9zA 2015/03/21(土)02:20:02.11 ID:9PeSqOTto(3/5) AAS
>>742

【男は目当てのクルマの横にしゃがんで手持ちのマルチツールナイフを使ってガチャガチャと】
【鍵開けに取り組んでいた。アイツらの銃撃戦からは完全に蚊帳の外だ。今のうちにさっさと脱出】
【したかったのだが急に降って湧いた激しい爆発に彼は身をかがめた。車が爆風と飛んできた】
【何かがぶつかった衝撃で盗難ベルがビヨビヨけたたましくなる。まあ他所でもなってて銃撃戦】
【と混じってノイズとノイズの混声大合唱と化したわけで、彼はそのノイズのストレスにやられて】
【軽くキレて、真面目にこじ開けるのはやめて、少し離れて持っていたリボルバーを構える】

【ズガン、とガラスを打ち破る。目覚まし時計には十分な音量だ。彼は腕を突っ込んで鍵を開けて】
【乗り込んでハンドルの下のカバーを引っ剥がして、コード類を露わにするとスタータセルをいじる】
【その間もビヨビヨ鳴り続けてライトが点滅する。悪目立ちしてる。狙われちゃ厄介だ】
省4
783
(1): Dr.◆f3bMeM2SOI [sage saga] 2015/03/22(日)21:13:19.11 ID:Id9yJZtTO携(4/6) AAS
>>782
「ふむ、力不足ねぇ。キミの目指す力がどんなモノかは知らないが、常識的な方法で強くなるには大別して3つ方法がある」

【そんな事を言いながら、選択肢を突き付ける】


一つ、自身を強くする。
二つ、能力を強くする。
三つ、武器を強くする。


【問題を噛み砕き、表面化する】

「特殊な方法ならば悪魔に魂を売るだとか、組織的な力を得るだとか、連携を強めるだとか、いろいろあるがね。」
省5
847
(1): イナ 2015/03/23(月)21:08:10.11 ID:fq/4efS20(1/3) AAS
>>844
【同じく路地裏で、何かを探しているのか、辺りを見回しながら歩く女がいた】
【夜に映える真っ白な肌に、夜に溶け込むような黒いダッフルコートを来ている】
【身長は190cm余り。暗い路地裏を歩くその姿は、怪人のような雰囲気を放っていた】

ないな、面白いことが何一つない

【ひどくがっかかりしたように女は呟き、空っぽな目で月を見上げた】
【彼女は、一言で言うなれば『喧騒マニア』。常に騒ぎを求めているのだ】
【もし町中で喧嘩が有れば駆けつけ、遠い国で戦争か反乱があったら飛び込む】
【今居るような路地裏でも、大抵は死体や喧嘩などの『騒ぎの素』があった】
【が、今日は珍しく何もなかった。常人にはありがたい平穏しかなかったのだ】
省7
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