[過去ログ] 【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】 (1002レス)
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703(1): (チベット自治区) 2015/03/20(金)02:18 ID:SypAun70o(1/6) AAS
【夜も深い森の中、草木は眠り生き物さえも深い微睡みに落ちる頃】
【音さえ無い筈の其処で響くものがあった、それは人の息遣いと刃が鋭く空を裂く音】
【意せずして苦悶の声が漏れる程の鍛錬の声】
――――――――……っ!ひとつ!!
【銀の一閃は夜を別けそして融かすように】
【声の主の掌で踊るそのナイフは己の鋭さを誇らしげに表す】
【腕、そして掌から溢れる汗はやがて刀身に伝わる、雫が伝わり切先から落ちるその瞬間】
ふたつ、―――――――
【怒号と等しい声が重なるその瞬間に刃は眩いばかりの輝きを放ちその姿を変える】
【短刀、櫻の地方に多く伝わる冷たい刃を持つ剣は本来宿す「退魔」の気質をより強く受け】
省14
710(1): 2015/03/20(金)03:01 ID:UohHO+Lu0(3/8) AAS
>>703
【其処を訪れるのは一人の童。腰に提げた剣はその道に携わる者ならば一目で“名刀”と知れようか】
【――――この時間。子供が出歩くなんて可笑しな話なのだけれど】
【その歩みは何処か隙を見出せ無いモノであり、何よりも童本人から“妖気”を感じ取れるのだから只の子供でも無いと理解出来よう】
【問い掛けに対しては、クスリと一度笑んで見せ。やがては月光の下に現れたのは、着物を纏い銀の髪を持った少女】
【櫻の者である事は、その纏う衣類から知れよう。そして、同時に妖気が“妖”なるものだとも告げていて】
「――――我とて妖怪。やはり夜に出歩いた方が様になるじゃろう?
何よりも今宵は落ち着いて封魔城の外から出られる日じゃからの。例え九十九であっても時には気分転換とやらも必要であろう」
【然れど害意は無い。再び鍛錬を始めるならば邪魔をする事も無いだろうし】
【ただ少し離れた位置に丁度良い岩でも見つければ腰でも落ち着かせる筈で】
省8
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