[過去ログ] 光文社古典新訳文庫14 (986レス)
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962: マグナ ◆vI4NRkhGyA 2012/12/12(水)12:54 AAS
「赤い橋の殺人」読了。ちょっと解説がお喋り過ぎな感じはしたが面白い。何か妙な現代性がある作家だな。なぜそういう風に感じたのか謎だが。
19世紀にこう言う作風はちょっとオーパーツ入ってるかも。勿論話の筋だけ見たら19世紀的なのだが。
最後の辺りマンディアルグやシュペルヴィエルを連想させるような部分があった。
「彼方には海が拡がり、その表面には暗い菱形と輝く菱形の波が交互に限りなく続いていた。
 単調で錯雑した波のさざめきが彼の心を悲嘆で満たしていた。
 凍てつくような冷たい風、そして西の方角では赤色の数条の帯に貫かれた灰色の空が、
 この場所を最もおぞましく、最も悲しい場所の一つにしてしまっていた」p218
訳者はブルトンの自動筆記を上げてたが、俺なんかはこういうところからマンディアルグを連想したものだ。
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